投稿日:2019/05/07
引越し用のダンボールを安く入手する方法と梱包のコツについてご紹介します。
引越しの荷造りで必須になる資材、ダンボール。必要な枚数は目安として一人暮らしだと10~15枚、2人~3人暮らしだと30枚~50枚、4人なら50枚~が目安です。
ダンボールの準備をする時期は、引越し日から2週間前が目安。荷造りをしているとゴミや不用品が出てくるため2、3回は処分・ゴミ収集に出す時間を確保するためです。
ダンボールを手に入れるには『有料で買う』『無料でもらう』の2つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。ダンボールを準備する際のポイントは、
メリットは、『必要なサイズを揃えることができる』『きれい』『ネットなどを使えば、購入手続きをした後は自宅まで届けてくれるので手間いらず』なこと。
デメリットは『お金がかかる』です。一方の無料でもらうメリットはなんといってもお金がかからない。デメリットは『サイズが揃わない』『汚れている場合もある』『店舗までもらいに行くなど手間がかかる』こと。
引越しまで時間がないので、多少のコストはかかっても手っ取り早く必要なサイズのダンボールを揃えたい場合は、ネットなどで買う。時間に余裕があるし、手間はかかってもできるだけお金をかけずにすませたい場合は無料でもらう。あるいはそのあわせワザで、というように状況に合わせてベストな方法を選びましょう。
有料で買う場合は以下の3つが主な方法です。
1の通販は、10枚、20枚といった単位で販売されていることが多く、1枚当たり100円前後が相場です。例えば20枚必要な場合は2,000円前後になります。
枚数が多くなるほど単価は低くなる傾向があります。ネットで申し込めば翌日~数日以内には届くことがほとんど。お店に行って買う時間がない場合は、通販がおすすめです。
2の引越し会社からは、ホームセンターなどよりは安く買えることがほとんど。引越し会社に依頼すると、ある程度までは無料でダンボールをもらえるケースが多いですが、それでも足りない場合などはここで買うのもひとつの方法ですね。
3のホームセンターは、通販や引越し会社に比べると割高になる傾向が。ただ、きれいで希望どおりのサイズのものがすぐに手に入るので便利です。
多くの引越し業者では、引越しの申し込み者に対してダンボールを無料でプレゼントするサービスを行っています。
枚数やサイズは業者やプランによって異なりますが、単身なら10枚程度、ファミリーなら30枚程度が目安。それ以上にダンボールが必要で、無料で手に入れたい場合は、依頼した引越し業者に追加で注文(有料の場合も)か、ショッピングセンターやホームセンター、ドラッグストア、コンビニ、家電量販店などで調達することができます。
まずはお店に行って、「余っているダンボールがあれば譲ってください」とお願いしてみましょう。お願いする時間は、お店が忙しい時間帯は避けるのが基本。「今日すぐにほしい」というよりも、日にちに余裕を持たせて早めにはやめに店員さんに相談してみるのがおすすめです。
できればいつごろなら引越しに使えそうなダンボールが多く残っているか、時間帯や曜日などを教えてもらえると、効率よく調達することができますね。
ダンボールにもいろいろな種類がありますが、ドラッグストアや家電量販店でもらえるダンボールは丈夫で大きさも適度なものが多いのでおすすめ。家電量販店では梱包用のプチプチがついていたりするので、割れ物を入れるのに重宝します。
食料品店やコンビニでは、飲料が入っていたダンボール、ドラッグストアではドッグフードが入っていたダンボールが丈夫で使い勝手も良好です。保管が雨で濡れてしまうような場所だったり、長期間倉庫に置かれていたダンボール、生鮮食品が入っていたダンボールなどは、虫やカビがついていることがあるので注意が必要です。『どこに保管されていたか』『何が入っていたか』には注意を。
買う場合も、無料でもらう場合も、引越しが決まったらなるべく早い段階で用意するようにしましょう。
引越しの契約をすると、業者がサービスしてくれる無料のダンボールやガムテープ。でも、契約をしてダンボール等を受け取った後にキャンセルした場合、そのダンボールは返却、あるいは見積書に書いてある料金で買取る必要が出てきます。
キャンセルした会社が資材を無料で回収してくれるケースもなくはありませんが、自費で返却を求められることもあるので注意が必要です。自分で車を運転して営業所まで返却に行くか、宅急便などを使って(送料は自分で負担になります)返却しなくてはいけないので、コストや手間がかかります。
ダンボールは重いし、かさばるので何十枚を送るとなると送料も相当なものに。返却をするための労力やコストは、資材の代金に見合わないものになってしまうのです。また、ダンボール無料サービスは『成約時』のものなので、キャンセルをすると『成約』ではなくなり、買取りを求められることになります。
返却したくても、一部でも使ってしまっていたら、買取りの対象になります。無料ダンボールは、引越し業者にとってキャンセル防止の意味合いもあるようです。
ダンボールをもらったあとで上手にキャンセルするには、新たに決めた引越し業者に、キャンセルした引越し業者のダンボールを渡して返却してもらう方法です。
新たな業者の見積り時に、『キャンセルした業者のダンボールを預かって返却する』という条件を付け加えて、処理を依頼しましょう。多くの引越し営業マンは、前の業者が置いていったダンボールの返却した経験があるといわれるほど、引越し業界ではよくあること。
『契約後の対応に不満が出てきたからキャンセルしたいけれど、ダンボールを受け取ってしまったからガマンする』必要はありません。
この方法は、新たな引越し業者に依頼したときに使える方法ですが、引越し自体をやめた場合や延期した場合は使えません。その場合は、ダンボールを提供した業者に相談をしてみましょう。次の引越しをその業者に依頼する約束をすれば、ほとんどの場合は買取りや返却を求められることなく、そのダンボールを使わせてもらえるはずです。
契約をしていない、見積り時にダンボールを置いていこうとする営業マンもいますが、こうした『返却』の手間を考えると、契約をするまでは受け取らないほうが安心ですね。
引越し後のダンボールは、業者によっては無料で回収するサービスを用意しています。業者によって無料回収サービスの期間や回数、枚数などの内容は変わるので、見積り時に確認して有効に活用しましょう。
引越し業者が用意してくれるダンボールのサイズは、S・M・Lの3種類、業者によってはS・Mの2種類が基本です。
Sサイズ | 幅32cm×奥行き43cm×高さ20cmくらい |
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Mサイズ | 幅35cm×奥行き50cm×高さ30cmくらい |
Lサイズ | 幅40cm×奥行き55cm×高さ27cmくらい |
それぞれ、幅・奥行き・高さの三辺の合計が、100cmがSサイズ、120cmがMサイズ、140cmがLサイズという目安です。
ダンボールの大きさが違うものを用意する理由は、『重い荷物』を入れるためのSサイズ、『軽い荷物』を入れるためのM・Lサイズと使い分けるため。
大きいダンボールに重たいものを梱包してしまうと重量的に一人では持てなくなって作業効率が悪くなりますし、運んでいる途中に底が抜けて中身が出てしまうことも。
こうしたトラブルを事前に防ぐためにも、『本や食器などの重たいもの』はSサイズ、『衣類などの軽くてかさばるものは』Mサイズ、というように物に合わせて使い分けましょう。
引越し業者のスタッフの運びやすさだけでなく、引越し準備で家の中を移動させる時のことも考えて、『自分で持てる範囲内の重さ』になるように梱包を心がけることもコツ。荷物を入れた後のダンボールの重量は、『無理なく持ち上げられる重さ』が目安です。
ダンボールの大きさは大小2種類程度に揃えるとよいでしょう。本など重いものを入れる場合は、重さでダンボールが破れてしまわないように小さなダンボールを使います。逆に軽いものは大きなダンボールを使いましょう。
スーパーなどで調達する場合、ダンボールが弱っていないか注意が必要です。ダンボールが波打っているようなものは、濡れた恐れがあり、強度が心配です。あまり薄いものも避けたほうがよいでしょう。
ダンボールを組み立てるとき、よく見かける例で、底の蓋を互い違いにして折る方法がありますが、実は強度が弱く、底が抜ける原因になりますのでやめましょう。
ダンボールの底の折り方は、箱の短片を先に折り込み、次に長辺を折り箱が歪まないように注意しながら強粘着テープを張ります。
そして必ず、長辺の両端は5cmほど出して箱の側面に貼り、箱の真ん中に十字になるように1本貼ります。十字に貼ることによって、底の強度が増します。
『ダンボールが重くなければいい』と判断して、大きな箱に新聞紙やタオルでくるんだ食器を入れたりするのもNG。引越し作業員は食器が入っているとは思わずに扱ってしまう可能性があるのでおすすめできません。
特に大切に扱ってほしい荷物や、新居に着いたらすぐに必要な荷物はそれも明記し、作業員に口頭で伝えることも忘れずに行いましょう。
【食器】
小さめ(Sサイズ)のダンボールを用意。底に緩衝材となるようにクシャクシャにした新聞紙などを敷き、そこに新聞紙などでくるんだ食器を『立てて』入れます。
これは、ダンボールを積み重ねた時に上から重量がかかることを考慮してのこと。食器と食器の間、食器とダンボールの間にもクシャクシャにした新聞紙をつめ、上にも新聞紙を入れて食器が動かないようにしてフタをします。
【本やCD】
小さめのダンボールを用意し、こちらも『立てて』詰めます。CDはジャケット側は衝撃に弱くヒビが入りやすいので注意が必要です。ダンボールに隙間ができたら、新聞紙などを詰めて中で動かないようにしましょう。
ダンボールには、中に入っているもの(本とか食器、衣類など)、新居のどの部屋に入れるかを明記しておくと作業もスムーズですし、新居での荷解きもラクになります。
衣類は、シーズンオフのものから箱へ入れていきますが、引越し業者によってはプラスティックの衣装ケースのまま、荷造りせずにOKなこともあります。引越し業者にあらかじめ確認しておきましょう。
衣装ケースに入れたままでOKな場合、ふたや中箱が開かないように弱粘着テープで留めておきましょう。底を貼るときに使う強粘着テープは、剥がしたあとにノリが残ることもありますので注意です。
引越しでは、だいたいのものはダンボール箱へ入れることになりますが、近頃は『エコ楽ボックス(アート引越センター)』『エコ資材(クロネコヤマト引越センター)』など、オリジナルの便利な梱包資材を開発・提供している引越し業者もあります。
ダンボールの組立て、パッキング、ふたを閉じる作業がなくなり、使用済みダンボールの片付けもありません。荷造りの時間を軽減できるものがたくさんあるので、上手に利用しましょう。見積もり時に種類や料金を確認しておきましょう。
投稿日:2019/05/07
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