投稿日:2022/02/08
引っ越しをするときは、引越し業者に支払う代金のほか、新しい家具や家電の購入費用、不動産会社に支払う初期費用などなにかと出費がかさむもの。特に不動産会社に支払う手数料や敷金、礼金などのいわゆる初期費用が思っていたよりも高くなる例が少なくありません。
引越しに備えて計画的に貯金をしていれば問題はありませんが、まとまったお金が足りない場合、カードローンなどを利用して引っ越し費用を支払うことはできるのでしょうか。
まず引っ越しの初期費用がどのくらいかかるのかをおさらいしておきましょう。引越しの初期費用総額の目安は『家賃の4~6か月分程度』。家賃が6万円の物件であれば、24万円から36万円程度が相場ということになります。内訳は以下の通りです。
敷金
賃貸契約が終了して部屋を退去する際、原状回復費用として使用されます。目安は家賃の1か月分で実際にかかった原状回復費用より多い場合は返金されます。
礼金
賃貸物件を所有している大家さんへお礼の意味で支払われる費用です。こちらも家賃の一か月分が目安となりますが、最近では礼金なしの物件が増えています。引越しの初期費用を少しでも抑えたいなら、礼金なしの物件を探してみてはいかがでしょうか。
仲介手数料
不動産会社に支払う手数料です。契約手続きや物件探しのサポート、内覧の案内などにかかる費用と考えればいいでしょう。金額は不動産会社によって異なりますが、家賃の半分から1ヶ月分が目安となります。
注意したいのが仲介手数料には消費税がかかるということ。家賃6万円の物件であれば不動産手数料は33,000~66,000円になるということです。仲介手数料が無料という物件もあるので、チェックしてみましょう。
前家賃
契約後に翌月分の家賃を前払いします。月の途中で入居する場合には家賃を日割り計算し、前家賃と合わせて支払います。例えば家賃6万円の物件に前月の20日から入居する場合、60,000÷31×11=21,285円(日割り家賃)と翌月の家賃で81,285円が目安です。
火災保険料
火災や水漏れ、その他のトラブルで生じた損害に対して支払われる保険に加入します。不動産会社が指定した損害保険会社の保険に加入するのが一般的で、一人暮らしの物件であれば1.5万円程度が相場です。
保証料
連帯保証人を付けられない場合に使用する保証会社に支払う費用です。家賃の3割~1か月分程度が相場となります。
引っ越し会社に支払う費用
一人暮らしの場合、3~5万円程度が目安となりますが、3~4月の繁忙期に引っ越しをする場合、費用が倍になることもあります。早めに見積もりを依頼して少しでも安い引越し業者を押さえておきましょう。
新しい家具や家電の購入費用
洗濯機や冷蔵庫なども大きな家電はすでに使用しているものを運んでもらうより、新居で新しいものを買った方が安いことも多いです。どちらが得になるか十分に検討して決めましょう。
消費者金融会社や銀行のカードローンは利用目的が自由なので、引っ越し費用の支払いに使用することができます。引っ越し費用にカードローンを使うメリットとデメリットを紹介しましょう。
・最短で即日融資が可能
・30日間は利息が発生しない業者もある
・限度額内であれば、追加の借り入れもOK
・契約がWEBで完結するところも
・フリーローンに比べると金利が高い
カードローンを使う最大のメリットは、すぐに融資が受けられるという点でしょう。「明日までに初期費用を用意しなくてはならない」というときには役に立つはずです。
また「次の給料が入れば、すぐに返済できる」という人は30日間無利息という消費者金融を利用すれば、銀行のフリーローンよりも安く融資を受けられます。短期間で返済できる人にはおすすめです。
カードローンはフリーローンに比べると金利が高いため、必要以上の金額を借りないようにすることが大切です。また、限度額内であれば追加の借り入れができるため、家電や家具が足りなくなった」など、都度利用していると気がついたときには借入額が大きくなっていた……ということも考えられます。
銀行などの金融機関が取り扱う個人向けのローンが『フリーローン』です。住宅購入やマイカーの購入にローンを組むと同様、融資を受ける際に「引っ越しに使用する」という目的を申告します。使用目的は自由なので、引っ越し費用に使うことももちろん可能です。
・カードローンに比べて金利が安い
・追加融資不可なので返済計画が立てやすい
・審査に一週間程度時間がかかる
・追加融資は受けられない
フリーローンはカードローンに比べると金利が安くなっています。追加融資は受けられないので、借り過ぎを防ぐことができ、返済計画が立てやすいのがメリットです。ただし、フリーローンは融資を受けるまでに一週間程度の審査期間が必要です。急いで引越し費用を用意しなければならないという場合は不向きでしょう。
引っ越し費用が足りないとき、安易にローンを使用することはおすすめできません。まずは引っ越しの初期費用を抑えることができないか検討してみましょう。
・引っ越し時期をずらして引っ越し費用を安くする
・不要な荷物を減らして引っ越し費用を安くする
・引っ越し業者を使わずに引っ越しする
・敷金、礼金、仲介手数料がかからないor安い物件を選ぶ
・初期費用の分割払いに対応している不動産会社を探す
・家賃が安い物件を探す
・引越し時期をずらして貯金を増やす
・自治体で引っ越し費用や家賃の助成が受けられないか調べてみる
これらのポイントを抑えて引っ越しの時期や借りる物件、不動産会社を選べば引っ越しの初期費用を抑えることができます。そのうえで『足りない金額のみをローンで補填する』ことを前提にローンの使用を考えてみましょう。消費者金融のサイトでは返済シミュレーションができるところもあるので、是非利用してみてください。
投稿日:2022/02/08
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