投稿日:2022/02/22
新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない今。ワクチンの3回目接種が医療関係者や高齢者の方から徐々にはじまっています。2回目のワクチン接種からおおむね8か月以上経過している人が対象となっていることから、接種を希望している人の中には2回目の接種後、 他の市町村に引っ越しをしたという方もいるかもしれません。
ここでは引っ越し後や海外からの帰国後などにワクチン接種を受けるときの注意点について詳しく説明していきます。
2回目のワクチンを接種した後、住民票の移動を伴う引っ越しをした場合、原則として追加接種(3回目の接種)を受けるためには接種券取得の申請が必要になります。
もともとワクチンの接種券は国が導入している『ワクチン接種記録システム』のデータを使用して自治体がその都度、対象者を抽出して発送しているもの。接種記録はマイナンバーと紐づけされており、そのデータは自治体ごとに管理をしています。
現在、マイナンバーに紐づけされたデータは本人の同意なしに参照することはできません。そのため、居住する自治体が変わってしまうと転出先の自治体では、対象者が何回接種を受けているのか把握することができないのです。
自治体によっては転入届を出しておけば申請なしで送付されるところもありますが、2回目接種から8か月が経過しても接種券が送られてこない方は追加接種の接種券を申請しましょう。その際、引越し前の居住地で接種を受けたときの控えを用意しておくとスムーズです。
申請は引っ越し後の住所がある市町村に直接問い合わせるか、 厚生労働省の『コロナワクチンナビ』のサイトを通して申請することができます。なおコロナワクチンナビで申請ができない地域の方は直接、市町村の窓口に連絡してみましょう。
2回目接種後に引っ越しをした人以外でも、以下のようなケースでは3回目接種券が届かないことがあります。海外からの引っ越し(帰国後)をした方なども申請が必要になるので注意しましょう。
・海外在住の日本人で成田空港または羽田空港で2回目接種を受けた方
・海外で2回の接種を受けた方
(ファイザー社、武田/モデルナ社、アストラゼネカ社のワクチン)
・在日米軍従業員接種で2回接種を受けたか
・製薬会社の臨床試験で2回目の接種を受けた方
こうしたケースに該当する方は、自治体の窓口に直接連絡をしてご自身がどこで2回の接種を受けたか伝え、どのように申請すればいいのが教えてもらいましょう。
ヨーロッパなどではファイザー社やモデルナ社の他にアストラゼネカ社製のワクチン接種を行っている国があります。海外で1~2回、アストラゼネカのワクチンの接種を済ませているの場合はどうしたらいいのでしょうか。
2022年1月31日現在、薬事法で未承認となっているため、3回目の追加接種用のワクチンとしてアストラゼネカ社製のワクチンを接種することはできません。日本で3回目の接種を受ける場合、現時点では他社製のワクチンを使用する『交互接種』を選ぶことになるので、ご自身でよく検討してみてください。
ただし、アストラゼネカのワクチンで1回目接種が済んでいる場合、2回目の摂取は自治体で受けられることが多いようです。アストラゼネカのワクチンを1回接種した場合は原則として2回目も同社のワクチンを接種することになっています。
いずれの場合も、まずはお住いの自治体窓口で相談してみることをお勧めします。
海外から日本への引越しを予定している方は帰国時に成田空港または羽田空港で1~2回目の接種を受けることが可能です。申請の手順については以下のサイトをご確認ください。ただし、3回目の接種を空港で受けることはできません。3回目の接種を希望する場合は帰国後、転入予定の自治体に相談するようにしましょう。
ワクチンの接種は感染症予防の効果と副反応などのリスクを十分に考慮した上で、本人の同意に基づいて行われます。引っ越し後、転居先でワクチンの接種を受けたいという方は早めに自治体の窓口に相談することをおすすめします。また、手洗い、マスクの着用、消毒、3密の回避といった基本的な感染症対策の継続も忘れないようにしたいですね。
投稿日:2022/02/22
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