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賃貸物件の家賃は安くなる?家賃交渉のポイントとは

家賃交渉のポイント

毎月の固定費として負担が大きい賃貸物件の家賃。誰もが少しでも安くできたら……と思うものですが、そもそも家賃とは安くできるものなのでしょうか。ここでは家賃を少しでも安くするための交渉方法とそのポイントについて詳しく説明します。これから賃貸物件を探す予定の方や契約中の賃貸物件の家賃を安くしたい方は是非、参考にしてみてくださいね。

家賃の価格交渉は可能!ただし必ず安くなるわけではない

家賃の価格交渉は不可能ではありません。ただし、賃貸物件の家賃額は家主さんのローンの負担額をはじめ、メンテナンス、リフォーム費用といった賃貸経営を行う上で必要な経費がカバーできるように設定されているもの。そのため交渉をしても必ず安くなるというわけではないということを理解しておきましょう。

家賃の価格交渉は不動産会社?家主?

家賃の価格交渉は原則として不動産会社を通して行います。すでに何年か住んでいる物件で家主さんとも顔見知りで関係が良好、という場合、直接交渉することもできますが、新規入居の場合、まず不動産会社に相談するのがルールです。

家賃の価格交渉をしやすい時期は7~8月!

引っ越しには繁忙期(オンシーズン)と閑散期(オフシーズン)があります。家賃の価格交渉がしやすいのは5月中旬から8月いっぱいまでの閑散期。なかでも梅雨明けから本格的な夏に差しかかる7月から8月は引っ越しをする人が少なくなり、価格交渉が成功しやすい時期であると言えます。

逆に 4月の転勤や新入学を控えた1~3月、 また人事異動が増える9~10月は高めの家賃でも借り手が見つかりやすく価格交渉は難しくなりがちです。

家賃の価格交渉をしやすい物件

賃貸物件の中には家賃交渉がしやすい物件があります。いくつか特徴をあげてみましょう。

  • ・築年数が古い(間取りや設備が古い)
  • ・空き部屋が複数ある
  • ・駅から遠い
  • ・階数が低い
  • ・環境が変わって住みやすさが低下した
  • ・近隣の物件より家賃が高め

築年数が古くエレベーターがない、お風呂に追い炊き機能がない、間取りが古いといった物件は一度、空室になると借り手が見つかりにくく家賃が安くなる可能性が高いと言えます。

また、すでに住んでいる物件で「近所にあったスーパーが撤退して生活が不便になった」「遅くまで開いている飲食店が新しくできて、騒音が気になるようになった」など環境が変わって以前より住みにくくなったという場合も価格交渉をするのに適したタイミングです。

一方、駅から徒歩圏内で築浅など人気の物件は高い家賃でも借り手が見つかりやすいので家賃交渉は難しいと言えます。

家賃の価格交渉をするときのコツ

家賃の価格交渉を成功させるにはいくつかコツがあります。具体的にみていきましょう。

閑散期を選ぶ

繰り返しになりますが価格交渉がしやすいのは閑散期。家賃交渉が成功するかどうかは時期によって決まるといっても過言ではありません。

あくまで『値下げをお願いする姿勢』で!

不動産会社にとっては借り手と同様、家主さんも大切なお客さんです。そのため借り手の言い分を一方的に飲み込むわけにはいきません。下げてもらって当たり前という態度で接するのではなく、お願いする姿勢を忘れないようにしましょう。

どうしても住みたい!という熱意を伝える

冷やかしではなく、ココに住みたい!という熱意を伝えると好印象です。「とても気に入っているけれど、〇〇円予算をオーバーしている」「△△円ならすぐに契約します!」など具体的な金額を伝えるのも◎。

すでに住んでいる物件の契約を更新するタイミングなら「今後も長く住み続けたい」と不動産会社に伝えるようにしましょう。

不動産会社の担当者と良好な関係を築く

不動産会社が間に入っている物件のなかには、家主とほとんど接点がないというケースも少なくありません。こうした物件では不動産会社の担当者と良好な関係を築くのがポイント。家賃そのものを下げてもらうのが難しくても、仲介手数料や管理費などを安くしてもらえるかもしれません。

部屋の実状と契約書の内容に相違がないか細かくチェック

『賃貸借契約書』『重要事項説明書』をよく読んで、物件の実状が事前に知らされていた内容と違うときは価格交渉をするべきタイミングです。

入居時?契約中?家賃交渉をするタイミング

家賃交渉をするベストなタイミングはあるのでしょうか。閑散期であれば入居時でも価格交渉がしやすいでしょう。不動産会社の担当者も時間的に余裕があるため、こちらの話に耳を傾けてくれやすいかもしれません。

入居後に家賃交渉するなら、契約を更新するタイミングがベスト。契約更新のタイミングまでに自分が住んでいる部屋の家賃が周辺の物件よりも割高ではないか調べる、住環境に変化があった点など交渉に必要な条件をまとめておくのがポイントです。

例えば「隣にマンションが建って日当たりが悪くなった」「近所のスーパーが閉店して買い物ができなくなった」といった変化があれば家賃の値下げに応じてもらえるかもしれません。

なお、「更新した後にアパートの別の部屋が自分が払っている家賃より安い金額で入居者募集していた」ということになると、家賃交渉をするタイミングをみすみす逃してしまうことになります。更新の前には自分が住んでいる物件に空き部屋がないか、空き部屋があればいくらで入居者募集されているかなども下調べしておくといいでしょう。

引越し時期をずらせるなら5月中旬から8月までのオフシーズンがねらい目

引っ越しのオフシーズンは家賃や初期費用が抑えられた物件が増える傾向にあるだけではなく、引越し業者に支払う引越し料金も安く抑えられる可能性があります。

転勤や入学など自分でタイミングを決められない引っ越しもありますが、引っ越し時期をずらせるなら5月中旬から8月までのオフシーズンを狙ってみてはいかがでしょうか。オフシーズンに引越しをするメリットとデメリットを踏まえて物件探しをすれば、より満足のいく引越しができるはずですよ!

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