実家を出て初めて一人暮らしを始める、転勤や住み替え、就職のため新しいアパートに単身引越しする…。このような単身引越しの場合、単身パックや赤帽のプラン、カーゴ便などを選べば、上手に引越し費用を抑えることができます。
ただ、実際に引越し見積りを依頼してみると「このくらいの金額なら、自力で引越しした方が安いかも?」と悩んでしまう人もいるかもしれません。
単身(一人暮らし)の引越しについて料金を安く、上手に引越しをするためのポイントは以下です。
ここでは単身(一人暮らし)の引越し料金相場と、費用を安くするコツとして引越し業者に頼むか?自力で行うか?それぞれの引越し方法のメリット、デメリット、そして単身(一人暮らし)の引越を安く抑えるためのテクニックについて詳しく説明していきます。
単身(一人暮らし)の引越しにかかる実際の料金相場を見てみましょう。料金相場を知ることで、引越し業者に見積もりを取る際に、目安をあらかじめ理解した上で交渉ができます。
月 | 同都道府県内 | 同都道府県外 |
---|---|---|
平均 | 45,149円 | 67,178円 |
5月 | 55,940円 | 72,321円 |
6月 | 42,480円 | 66,357円 |
7月 | 41,080円 | 80,896円 |
8月 | 42,718円 | 61,904円 |
9月 | 51,327円 | 61,473円 |
10月 | 47,865円 | 66,959円 |
11月 | 54,537円 | 57,385円 |
12月 | 34,315円 | 63,807円 |
1月 | 36,082円 | 73,500円 |
月 | 同都道府県内 | 同都道府県外 |
---|---|---|
平均 | 53,526円 | 69,449円 |
2月 | 36,736円 | 52,354円 |
3月 | 63,047円 | 80,844円 |
4月 | 60,796円 | 75,149円 |
引越しの料金相場は、同都道府県の引越しの場合は5万円前後、同都道府県外の場合は7万円弱が全体の平均費用となります。
細かく見ていくと、同都道府県内の引越しでは、通常期の料金相場の平均は45,149円。繁忙期の場合は53,526円でした。時期により約8,000円の差があります。
同都道府県外の場合、通常期の料金相場の平均は67,178円。繁忙期の場合は69,449円なので約2,800円の差があります。
それでは実際に引越し料金を安くするコツについてご紹介します。大きく分けると『安くなる時期を選ぶ』『自力で引越しをする』『単身向けサービスを利用する』の3つがポイントです。
例えば通常期の同都道府県内の引っ越しでも12月の場合、費用の相場平均は34,315円、繁忙期の3月になると63,047円。安い時期を選べば約5割も安く引越しができます。進学や卒業、入学、転勤の時期に当たる3・4・9月は特に料金が高くなります。
また、引越が集中する月末は引越し業者に空きがないこともあるかもしれません。どうしても繁忙期の真っただ中に引っ越さなければならない場合は自力で引越しすることも考えて、どちらが安くなるか検討してみるといいでしょう。
家族や友人に頼んで自力で引っ越しをするケースについて考えてみましょう。自力で引越しする場合の相場は、軽トラックを借りると1日のレンタル料金は7,000~8,000円程度。それにプラス、距離に応じた燃料代が必要です。
荷物を一人で運びきれない場合、家族や友人、知人に手伝いを依頼しなければならないこともあるでしょう。手伝ってくれた人へのお礼や交通費なども考えると、無料にはならず、1万円~は費用が必要となりそうです。
自力引越しのメリットは、引越し業者に依頼した場合にかかる平均相場5万円前後の料金が半額程度に節約できます。また自分の好きな時間に作業ができ、家族や友人、知人に頼むことで、気兼ねなく作業ができます。
自力引越しのデメリットとしては、時間と労力が必要となります。引越し業者へ依頼をする場合、荷物の新居への搬入は業者が対応してくれますが、自力では自身で対応する必要があります。また、レンタカーを手配し返却する手間がかかりますし、レンタル時間に制限もあります。普段運ばない荷物を積んでいるため、運転にも気を配らなくてはいけません。
荷物が少ないとはいえ、料金が抑えられれば引越し作業に慣れている業者に頼みたいのが皆さんの本音ではないでしょうか。引越し業者では単身引越し用のパックプランが充実しているところも多く、安心して引っ越ししたいという方や荷物が多い方にはオススメです。
料金の相場はワンルーム程度の荷物が少ない場合で東京・大阪間で約25,000円程度。同一都道府県内なら15,000円くらいから依頼することができる引越し業者もあるようです。
利用するメリットは、引越し作業になれた作業員が荷物を搬出してくれるため、安心感があります。また家電の設置や不用品の回収など、こちらの希望に合ったサービスを提供してくれるのもメリットでしょう。
また引越し業者によっては女性の作業員に依頼できるレディースプランや学割プランを用意しているところも。荷物の量によってさらに安いプランが適用されることもありますので、単身プランを利用する場合はまず、一括で複数の引越し会社に見積りを依頼するのが賢い選択と言えるでしょう。
荷物が少ない単身(一人暮らし)の引越しの場合、単身向けサービスとして『赤帽を利用する』『単身パックを利用する』2つの方法があります。
低価格で使いやすい赤帽の引越しサービスを利用します。貨物軽自動車運送業を営む個人事業主が集まった事業協同組合のことを赤帽と呼んでいます。軽トラックの最大積載量は350kg。ドライバーの重量を除くと実質の荷物は280kg程度まで積むことができます。
赤帽を利用するメリットは、赤帽を利用すると貸切で荷物を運ぶことができます。移動距離が短く、荷物が少なめという方、実家から初めての1人暮らしのために引っ越しするという方に人気があるサービスです。
距離20km以内・軽トラック1台、ドライバー1名、2時間以内の作業であれば、13,500円とコスパも抜群。荷物が多めの方でも軽トラ×2台、または1トントラック1台分であれば、27,000円からと大手引越し業者と比較してお得になっています。ただし、土日祝日は2割増しの料金となるので注意してくださいね。
また赤帽は個人事業主が経営しているので、大手の引越し業者より融通が利くという利点があります。
というような事態にも対応してくれるところがあるので、まずは相談してみましょう。
大型の家具・家電・荷物だけを依頼することもできます。「単身引越しなので、荷物の量は自力で引越しできる程度。でもベッドや冷蔵庫、ソファなどは自分で運べないものだけ運んでほしい……。赤帽はそんなニーズにもしっかり答えてくれます。例えば、冷蔵庫やベッド、タンス、テレビなど軽トラックに載せられる荷物であれば、時間指定なしで5,400円から運んでもらえます。時間指定ありの場合でも8,000円から対応してもらえるので安心です。
赤帽を利用するデメリットは、赤帽や軽トラックを使用したプランでは積載できる荷物量に限度があります。そのためドライバー以外の作業員は頼めない、養生や梱包の依頼もNGということが多くなっているようです。
引越し業者と異なり、ダンボールや衣装ケースなどの梱包材の提供もないので注意しましょう。ドライバーの方以外に助手を頼むとその分料金がかかってしまいます。荷物の運搬は『お客様のご協力があること』を前提としているところも多いので、ある程度自分で手伝うことが条件となります。
また、積める荷物の量が意外に少ないため、当日になって荷物が積み切れずに、宅急便で荷物を送らなければならなくなった…というケースも。軽トラックの場合、15kgの段ボール20個以下が目安ということを覚えておきましょう。
単身パックは『カーゴ便』や『混載便』、『らくらく家財宅急便』のサービスが代表的です。
『カーゴ便』に代表される単身パックは、例えばある運送業者では高さ145cm、幅100cm、奥行75cmのカーゴを使用して引越しの荷物を運んでもらい格安の料金で引越しができます。
カーゴ便は他の荷物と一緒にトラックに積み込むため、料金を抑えることができます。料金は繁忙期外で神奈川県から東京23区の場合で約23,000円程度が相場。この大きさならテレビ、パソコン、ミニコンポ、掃除機、カラーボックスとローテーブル、段ボールが5箱程度まで運んでもらうことができます。ワンルーム程度の荷物量の引越しや実家に荷物を送る場合などはこの大きさでも十分でしょう。
カーゴ便は一人暮らしをする方はもちろんのこと、単身赴任のための引越しの他、高齢者の方がグループホームなどに入居する際にもよく利用されているようです。またwebから予約した場合のweb割引を用意しているところも多くなっています。
カーゴ便を依頼するときには、荷物の送付先までの距離によって料金や荷物が到着するまでの日数が異なるため、余裕をもって依頼する必要があります。荷物が到着するまでの日数はおよそ3~5日が一般的。引越しまでの期間が短い場合には適していません。
『混載便』とは、混載便とは長距離トラックの空いているスペースを利用して荷物を運ぶサービスです。例えば東京から大阪、名古屋、広島などの地方都市に進学・転勤するなどで移動距離の長い引越しをする場合、混載便を利用すると引越し料金を安く抑えることができます。
自分の荷物だけを運んでもらうチャーター便と違い、日数はかかるものの料金をぐんと安く抑えることができるのが特徴です。自分の都合ではなく、トラックの都合に合わせて荷物をピックアップしてもらうことで料金を安くできるのです。
引越し業者によって差はありますが、東京・大阪間の単身引っ越し(ワンルーム程度)の荷物なら約37,000円~というところも。大手引越し業者が提供するカーゴ便よりも多く荷物を積める場合もあり、大きな荷物に対応してもらえる場合もあるので、移動距離の長い単身引越しを予定している方は是非、混載便の見積もりも依頼してみましょう。
『らくらく家財宅急便』は、ヤマトホームコンビニエンスが提供する『家具や家電など大物家財だけを1点から運送依頼』ができるサービスです。
自身で運搬できない大物家財だけを引越し依頼ができるので、必要な分だけの引越し料金に抑えられます。料金相場は家財や距離により異なりますが、Aランク(一番軽量)料金の相場は1点1,400円~からあります。
家財の引越しが不要な場合は、宅配便を利用して料金を安くする方法があります。学生の方が実家に帰る、あるいは就職して職場の近くに新居を借りるといった場合、引越業者ではなく宅配便のみで引越しを済ませることも不可能ではありません。
もともと学生の単身(一人暮らし)の場合、大型の家具や家電は『学生の間だけ使えればいい』という基準で選んでいることが多いのではないでしょうか。実家に戻る場合も、こうした家具は必要なくなることが多いですよね。
大きな荷物を初めとする不用品を処分し、ダンボールに詰められる荷物だけを新居に運ぶようにすれば宅配便の料金だけで引越しをすることも可能になります。ベッドや冷蔵庫、ソファ、食器棚などがあると高くついてしまうので、事前に処分したり友人に譲ったりするなどしておきましょう。
ダンボールの3辺の合計が170cm、重さが30キロgまでなら『ゆうパック』を使用することが可能です。さらにゆうパックは郵便局への持ち込み割引、同じ宛先に2個以上の荷物を送ることでの割引があります。例えば、170cmサイズ、30キロまでの荷物を2つ同一県内での移動の場合、『持ち込み割引』と『複数口割引』が適用されて1個当たり1,890円、合計料金は2つで3,780円となります。無料で時間帯指定も可能です。
これに対して、クロネコヤマトでは160cm、25キロまでの荷物が同一県内で1個当たり1,836円(持ち込みは100円引き)。ゆうパックの方が5キロ多い分、お得と言えそうですね。大きな荷物がない方はこうした方法を検討してみてもいいのではないでしょうか。
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