投稿日:2021/10/22
皆さんは引っ越し先を選ぶとき、どんなポイントを重視していますか?家賃や部屋の広さのほか、勤務先までの距離、病院や学校などへのアクセスがいいか、買い物に不便さがないかなど住環境がいいかという点も重視するのではないでしょうか。できるだけ暮らしやすい場所を選びたいという方に検討してほしいのがコンパクトシティと呼ばれる街です。
「コンパクトシティって聞いたことがあるけど具体的にどんなものなのか知らない」
「コンパクトシティという言葉をはじめて聞いた」
という方のために、ここでは引っ越し先として候補にあげたいコンパクトシティについて詳しく説明していきます。 住みやすい街を探している方、必見です!
コンパクトシティとは、駅周辺のような中心市街地にショッピングモールなどの商業施設や、学校・病院といった公共施設を集約し、その中心市街地と居住区域を含む郊外を公共交通機関で行き来できるように考えられた街づくりの方法です。
コンパクトシティの目的は、人口減少や高齢化が進むなかでも地域として持続的に成長しながら、生活の質を維持していくこと。商業施設や公共施設を集約させることで、自治体の財政負担の抑制や地域経済の持続的成長などが実現できるとされています。
また、中心地の人口が減少し郊外の人口が増えるドーナツ化現象の抑制、郊外に施設や建物が無秩序に作られて街としての機能が低下するといった問題の防止などもコンパクトシティづくりの重要な目的です。
コンパクトシティのメリットとデメリットを見てみましょう。
コンパクトシティでは、車がなくても商業施設や公共施設に行けます。高齢者の方でも公共交通機関や徒歩で外出できるというのは大きなメリットとなるでしょう。健康増進にもつながりそうですね。車がほぼ、必要ないため一人暮らしの人にとっても住みやすいと言えます。
公共交通機関が整備されているため、移動時間が短くなります。通勤の負担が減って生産性の向上にもつながります。
人口密度が高い中心地の商業施設には来店者数が多く、経済的に成功しやすいと言えます。
多くの店が出店することで、地域が活気づくと同時に労働の機会も増えることに。これにより地域全体の経済が活性化します。
公共施設が集約されると、人件費や運営費が削減されます。これによって自治体の公共サービスの質が向上します。
居住区域と集約された公共施設や商業施設を結ぶため、バスの本数増え、住宅地までバスが通るなど、交通の便が良くなります。道路や下水道の管理もしやすく、財政面の負担抑制にも有効です。
コンパクトシティでは、居住地域と環境保全地域が分けられます。車に依存しなくても公共交通機関で移動できるため、二酸化炭素の排出量が削減されます。大気汚染防止にもつながりますね。
居住地域が集約されることで、地価や賃貸物件の家賃が高くなる傾向にあります。商業施設においても出店料、賃料が高いため成功しない店は長続きしません。
利便性の良い場所に店が集中するため、他に買い物ができるところが少なくなりがちです。このことが中心地の物価上昇を招くことも。
コンパクトシティ化を図る際、もともとあった個人商店は商業施設に入るか元の場所で経営を続けるかの選択を迫られます。商業施設は賃料が高く、経営が立ち行かなくなるケースも。結果として、個人商店が減り、生き残るのは商業施設にある大手フランチャイズのみということも起こり得ます。
居住地域が集約されることで、人口が密集し騒音やプライバシーの問題が発生することがあります。
利便性が高く、快適な生活が送れそうなコンパクトシティ。具体的にはどんな人におすすめと言えるでしょうか。
学校や公共施設が集約されている、環境保全に配慮されているといった点から、子育てをしているファミリー世代におすすめです。 福祉や医療、教育機関も充実しているので安心して子育てができるでしょう。
車がなくても移動できるという点は高齢者の方にとって大きなメリットとなります。徒歩と公共交通機関での外出は健康増進や住民同士の交流促進につながるため、充実した生活を送ることができそうです。
定年後、地方に移住したいと考える人は少なくありませんが、実際に住んでみると車での移動が必須で意外に生活費が高くつくこともあるので、注意が必要です。
移動の時間が短い、買い物が一か所で済むなど生活する上での利便性はかなり高いです。短時間で用事を済ませることができるので、仕事に忙しい一人暮らしの方でも無理なく生活できそうですね。
子育て世代や高齢者世帯が安心して暮らせるコンパクトシティ。利便性の高さを重視する方だけではなく、長期的な目で見て発展し続ける活気のある街で暮らしたい……という方にも適しています。新しく住む街を探している方選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。なお、コンパクトシティとひとことでいっても街によって特色があるため、どんな点に力を入れているのか、自治体のホームページなどで調べてみるのがおすすめです!
投稿日:2021/10/22
引越しの際、最も大変な作業の一つに荷造りがあります。特に家具や家電などの大型のものには注意が必要です。一筋縄でいかない要注意の家具・家電の引越しポイントについてご紹介いたします。
【LIFULL引越し】引越しの見積もり・予約ならLIFULL引越しにお任せ!!全国100社以上の引越し業者が提供するサービスをネットで簡単に料金比較でき無料一括見積もりや1社予約ができます。
引越業者を地域から探す