投稿日:2019/08/13
信頼できる業者に最初からお願いて取り外し、取り付けまでお願いできるのがベストです。頼める業者がいない場合には引越し業者に相談してみましょう。
引越しの際に見積もりを確認すると、意外と高いのがエアコン(クーラー)の取り付け・取り外しにかかる料金です。また、エアコンをどうするのかというのは意外と最後まで忘れがちな問題です。
引越しでエアコンを持っていく場合は料金の相場として2万円前後が必要となります。また、取付け・取外しをする住宅の状況により、配管や壁に穴を開ける必要が出てくるなど、別途料金がかかる場合もあります。
そういったことを考えると、2万円に少しプラスして、新しいエアコンを購入するのも良いかもしれません。また、エアコンのフィルタ掃除やメンテナンスを長期間していない場合、引越しの際に故障に気づき処分に困るケースもあります。
ここではエアコンの引越しで、『引越し業者に依頼』『エアコン取付・取外専門業者に依頼』『新しく購入』の3つの方法と料金についてご紹介します。
引越し業者に依頼する場合は、エアコンの移動もあることを伝えましょう。エアコンの取り外し、取り付け作業自体は外部業者への委託、運搬は他の荷物と一緒に引越し業者が行います。
引越し業者とは別の外部業者に依頼をするため、引越し作業時間と前後したり、住居の状況により当初の見積もり金額より高くなる場合もあるようです。
メリットとしては、引越し作業の依頼に含めてエアコンも引っ越せるので、専門業者に依頼するより手間がなく、一般的に料金もそこまで高くなることはありません。
近場の引越しに限られますが、専門業者に別途お願いする場合は、忙しい引越し当日を避け、別のスケジュールで行うこともできます。取り外しと取り付けは同じ業者が行うほうが安心ですし、割引も効き、安価に上がります。
ただし、遠方への引越しの場合は、取り外しだけ専門業者に依頼し、運搬は引越し業者が、そして引越し先の取り付けは引越し業者提携の業者にお願いすることになるでしょう。
最初から備え付けられている場合はともかく、自分で購入して引越し先まで運びたい場合、エアコンの荷造りは専門業者にお願いしましょう。 自分で行うのは危険な上、空気が冷えないなどの不具合が起こる場合があります。
エアコンは室内機と室外機とに分かれていますが、この室内機と室外機を繋ぐ管の中には空気を冷やすための特殊なガスが入っています。
このため、 間違った取り外し方をするとガスが漏れてしまい大変危険な上、うまく取り外せたとしても、引越し先での取り付け後、ガスがないために空気が温まらなかった り冷えなかったりする不具合が起こりえます。
専門の業者にお願いすれば、エアコンの取り外しから梱包、取り付けまでプロが行ってくれますので安心です。ガスの補充やパイプの交換が必要な場合も別途費用がかかりますが対応してもらえます。
今取り付けてあるエアコンも古くなってきたので置いておき、新居で新しく購入を考えていらっしゃる人も多いのではないでしょうか。
ある程度使い古したエアコンなら、これを機に買い替えてしまおうという気にもなってきます。エアコンの安売り時期は、夏を終える8月下旬から、新商品が出る10月頃になります。新商品が出ると、必然以前の型のものは安くなります。
エアコンの安売り時期に引越しをする場合は検討してみるのもよいでしょう。小型のもの(木造6畳、鉄筋9畳用)ならその金額は4万円程度からあります。エアコンは新しい商品ほど電気使用量などが抑えられ、結果的に節約につながることもあります。
なお、新居にはすでにエアコンが事前設置済みで、旧居のエアコンは不要な場合、エアコンは家電リサイクル法により、通常のごみとは異なり家電リサイクル料金を払って処分しなければなりません。
処分の金額を抑えるためにエアコンを残していきたい場合は、まずは大家さんか管理会社にお願いしてみましょう。買取りはしてくれなくても、置いていくことに応じてくれる場合もあります。ウォシュレットや照明器具に関しても同様です。
引越し業者に取付け・取外しを依頼する場合は、エアコン1台あたり20,000円程度が相場です。
引越し見積り確認後に買い替えてしまう方が多数いらっしゃいます。20,000円にいくらか足すと、新しい最新型のエアコンが手に入るので買い替えたほうがお得と感じる方が多いようです。
また、取り付け取り外しの外に、エアコンの設置状況により別途配管の手入れやガスの充てんに作業料がかかる場合があります。あらかじめ依頼をする業者に、旧居と新居のエアコンの状況を伝えておくと『後で見積もりより料金が高くなる』ことを防ぐことができます。
料金の内訳は以下の3つの作業毎に料金がかかっています。
【取外し】
エアコンは通常、天井近くの壁に設置しており、引越し時に運搬する際はそれを取り外す必要があります。この取り外し作業は、素人が行うのは非常に困難ですので、基本的には業者に依頼した方が安全です。
【運搬】
エアコンには、室内機、室外機という2つのユニットが存在し、当然2つないと動かないので、両方を運搬する必要があります。
室外機は、冷却用のコンプレッサーが内蔵されているため、非常に重たいです。また、冷媒となる温暖化ガスが蓄えられているため、強い衝撃を与えてしまうとガス漏れの可能性があります。
室内機については、夏の使用後は、熱交換器部分に水がついており、運搬時に水が落ちる可能性があります。引越し先で設置する前に水浸しとならないように、雑巾等でくるんでおくことをお勧めいたします。
取り付けも取り外しも設置場所や設置方法によって金額の違いが出てきます。取り付け時には
等の消耗品代、また壁に穴をあける必要があればその料金などが別途かかってきますので、ご注意ください。
なお、新居において室外機を設置する際に、壁に新たに穴をあけなければならない場合は事前に大家さんに許可をとっておく必要が出てきます。設置日以前にその旨、確認しておく必要がありそうです。
エアコンの引越しは、ガスが噴き出さないように配管を扱ったり、管の長さを調整してテープでまとめたり、専門的な技術が必要です。ですので、多少お金が掛かっても、自身で対応して事故やエアコンが効かず不便に過ごすよりも、業者に依頼することをオススメします。
新居で新しいエアコンを買う場合、基本的に旧居にエアコンを置いていけません。自身で不用品として処分しなければなりません。
一見すると、エアコンを置いておくと次に旧居に入居する人はエアコンを買わずに済むし、大家さんや管理会社にとっても物件の価値が上がるので、いいことずくめだと思うかもしれません。
しかし、管理会社や大家さんはこれを敬遠します。なぜなら、入居したときに既にあるエアコンは賃貸物件の設備になってしまうからです。万一故障した場合に管理会社や大家さんはこれを修理する義務が発生するからです。これは、ウォシュレットや照明器具などにも言えることです。
一般に物件の賃貸借契約には、入居者は契約終了時に『原状に回復』して物件を返さなければならないと規定されています。
『原状に回復』とは物件を破損や汚損した場合に修繕するだけでなく、入居後に設備したり造作したりしたものについても撤去しなければいけないことを意味します。
つまり、入居時にエアコンが付いていなければ、引越して出て行くときもそれらが付いていない状態にして明け渡さなければならないのです。このことも管理会社や大家さんが懸念する場合が多いです。
ただし、次の二つの条件を満たしている場合はエアコンを部屋に残し、賃貸人に買取をしてもらえる場合もあるようです。
借地借家法第33条は造作買取請求権を定めており、『建物の賃貸人の同意を得て建物に付加した畳、建具その他の造作がある場合には、建物の賃借人は、建物の賃貸借が期間の満了又は解約の申入れによって終了するときに、建物の賃貸人に対し、その造作を時価で買い取るべきことを請求することができる』としています。
この規定は任意規定なので、特約で排除することができます。ですから賃貸借契約において『造作買取請求権を行使できない』とする特約があれば、賃貸人がエアコンの取り付けに同意しても買取は請求できません。
引越しの際に、スムーズにトラブルなく進めるために規定や特約はあるものの、管理会社や大家さんと直接相談して決めることをオススメします。
エアコンを処分する場合、リサイクル料金+取外し+処分場への運搬が必要となります。
リサイクル料金は相場が1500円前後のようです。取外しは専門的な技術が必要なので、業者にお願いした方が良いでしょう。
リサイクル料金の金額や手続きの詳細が知りたい方は、お住まいの自治体の指定引取所や、市区町村に直接連絡すると教えてもらいます。
投稿日:2019/08/13
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