投稿日:2019/05/17
ベランダや庭で育てている観葉植物や植木。「それほど大きなものでもないし、引っ越しの際、問題なく運べるだろう」と思っていませんか。 でも、引越し業者の中には植物の運搬は受け付けていないところもあります。ここでは引っ越しの際に植物や植木を運びたいときの注意点や梱包の仕方、また引っ越し前に植物を処分する方法について詳しく説明しています。
引越し業者によって植木や観葉植物、盆栽などの運搬はしていないというところもあります。このことは引っ越し業者が引っ越し作業を受注するときのルールである「標準引越運送約款」にも以下のように明記されています。
「次の各号の一に該当する場合には、引越運送の引受けを拒絶することがあります。
・動植物、ピアノ、美術品、骨董品等運送に当たって特殊な管理を要するため、他の荷
物と同時に運送することに適さないもの」
例えば、サカイ引っ越しセンターでは植木の運搬は提携している造園会社が対応するためオプション料金が発生します。
自宅でインターネットの接続をする方法は以下の3つがあります。
Q. 植木や庭石なども運んでもらえますか?
A. 当社と提携している造園専門業者が対応いたします。
詳しくは専門業者と打ち合わせとなり、そのときにご説明させていただきます。
(出典:サカイ引越センターhttp://www.hikkoshi-sakai.co.jp/faq/entry3.html)
一般的な植物としての価格以上の価値がある盆栽や高価な観葉植物などは、美術品扱いとして運搬してもらう必要があります。この場合も別途オプション料金が発生するので事前に営業担当者に見積もりを依頼するようにしましょう。
ルール上、運搬を断ることができるといっても、ベランダに置いてある観葉植物のようなものであればほとんどの引っ越し会社が運搬をしてくれるようです。例えば、アート引っ越しセンターでは植物の取り扱いに関して以下のように明記しています。
「植木鉢につきましては、一般的な観葉植物程度なら他のご家財に支障のない範囲で輸送いたします。水や土がこぼれないように梱包して運ぶことになりますので、輸送中にしおれたりしないように工夫されることをおすすめいたします。(中略)また、梱包材は当社の通常当社でお取り扱いできるのは、お引越し時にご家財と一緒にトラックで輸送できる範囲でございますので、トラックでお運びできないサイズの植木や、しおれやすい種類のものにつきましては、造園業者様など専門業者にご相談ください」
(出典:アート引越センター https://www.the0123.com/concierge/faq/detail15.html )
運搬してもらえる場合でも植木の梱包は自分で行うことになります。引っ越し当日より前に梱包する場合、枯れないように配慮して梱包を行う必要がありますが、水を余分にやりすぎると水漏れして他の荷物をどうしてしまう場合もあるので注意しましょう。
また、背の高い観葉植物などは引っ越し業者のトラックの荷台に乗せられるかどうか事前に確認が必要です。もし、観葉植物の葉がトラックの荷台の天井に当たって折れると枯れてしまうこともあります。その場合、別の運搬方法を考えるか事前に葉を剪定しておく必要があります。
植物を梱包する際は以下の点に注意しましょう。
・引越しの2日くらい前から水やりの量を減らす.
・土がこぼれないよう、ビニール袋でプランターや植木鉢部分を覆う
・ダンボールに詰める際は丸めた新聞紙や緩衝材、発泡スチロールなどですき間をふさいで固定する
・中身が分かるようにダンボールのフタは開けておく
背の高い観葉植物は葉の部分をネットやビニールなどで覆います。植木は呼吸していますので、ビニールを巻くときはところどころに穴を開けておきましょう。葉の部分が見えにくくなる大きさのダンボールに入れる場合は「割れ物注意」や「天地無用」のシールを貼っておくといいでしょう。
土や砂利、庭石、ブロックなどを運ぶ場合は、引越し業者ではなく造園業者に依頼する必要があります。
また、庭に直接植えている木を運ぶ場合も同様です。樹木を新しい庭に植え替える場合は傷まないよう、根の部分を麻などで巻いて保護する「根巻き(ねまき)」をする必要があります。樹木の種類や大きさによっても費用が異なるため、できるだけ早めに造園業者に依頼するようにしてくださいね。
引っ越し先に植物を持っていくことができないというとき、どのように処分すればいいのでしょうか。
植物は鉢から抜いて、ゴミとして処分できます。事前に枯らす必要はありません。ただし、土や砂、石をゴミとして出すことができないので注意。大量の土や石を処分する際にはホームセンターなどで回収を行っているところもあるので、事前にチェックしておくといいでしょう。
(出典・参考:土はゴミとして出せない。ガーデニングで困る使用後の正しい土の処理方法
https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00619/)
大きな庭木の伐採は造園業者に依頼するのが無難です。費用は高さ3メートルくらいまでのに脇で3,000~5,000円程度、3~5メートルで15,000円~20,000円程度が一般的。また、伐採だけではなく、根っこまできちんと処理してもらいたい場合、「幹の回収」を依頼することになり、別途料金が発生します。
この伐採や幹の回収費用は業者によってかなり差があるようです。時間に余裕を持って造園業者に問い合わせ、納得のいく価格を提示してくれたところに依頼するようにしましょう。
古くから日本では樹齢の長い木には精霊、木霊が宿ると言われていました。確かに長年、庭に植えてあった木を伐採するのは、縁起が悪いのでは?と気になる人もいるのではないでしょうか。
造園業者に庭木の伐採を依頼すると、簡単な供養も一緒にしてくれるところがほとんどです。木の四隅に塩とお酒を巻いて手を合わせる簡単なものですが、供養をしてもらえば新居でも安心して過ごすことができるのではないでしょうか。
「それほど大きくない庭木で自分で伐採できそう」という場合は、近くの神社に供養を依頼してみてもいいでしょう。
投稿日:2019/05/17
引越しの際、最も大変な作業の一つに荷造りがあります。特に家具や家電などの大型のものには注意が必要です。一筋縄でいかない要注意の家具・家電の引越しポイントについてご紹介いたします。
【LIFULL引越し】引越しの見積もり・予約ならLIFULL引越しにお任せ!!全国100社以上の引越し業者が提供するサービスをネットで簡単に料金比較でき無料一括見積もりや1社予約ができます。
引越業者を地域から探す