投稿日:2020/04/14
「ワンルームの限られた空間を有効に使える」
「布団を敷きっぱなしでも大丈夫」
「隠れ家みたいでワクワクする」
このような理由で人気が高いロフト付き物件。一人暮らしの人を中心に人気が高い物件ですが、メリットだけではなくデメリットもあります。ここでは引っ越しをする前に知っておきたいロフト付き物件のメリットとデメリット、さらにロフト付き物件に引越しするときに注意したいポイントについて詳しくまとめています。
ロフトは建築法上で、『小屋裏物置等』という扱いになり物置としてみなされます。「ロフトの高さがもっと高ければいいのに」「はしごは不安定で怖いから階段にしてくれればいいのに」など不満を感じたことのある方もいると思いますが、実はロフトの条件は細かく定められており、それを超えると建物が2階建て扱いとなってしまうのです。
・三角状の空間であること
・広さが床面積の2分の1未満であること
・ロフトの高さが1.4m以下であること
・用途は物入れ限定すること
・はしごは固定式でないこと
(参考:建築基準法 小屋裏物置等の取扱い http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000170285.pdf)
本来、物置であるロフトですが、実際には色々な使い方をしている方がいます。まずはロフトのメリットから見ていきましょう。
ロフトにベッドを置くことでスペースを節約できます。 特にワンルームのマンションやアパートでは、ベッドを置くだけで部屋が狭くなってしまいますが、ロフトがあれば部屋を広々と使うことができます。
また、ベッドだけではなく布団で寝起きしている人は布団を敷きっぱなしにしておいても目につかないというメリットも。さらに天窓のあるロフトなら、布団をおいておくだけで日光にあてることができ快適です。
普段、使わないものを保管する物置として使用することもできます。はしごを使って登る必要があるロフト内部は来客の目にも止まりにくいため、不要なものはとりあえずロフトに置いておくという使い方をしている人も多いです。
一人暮らしの場合、洗濯物をなかなか外に干すことができずストレスを感じることがありますよね。天窓があるロフトなら、部屋の中なのに外干ししたかのようにしっかり乾かすことができます。
ロフトの高さは1.4mと決して高くありませんが、折り畳み式の物干し台やハンガーラックなどを置けば、かなりの量の洗濯物を干すことができます。ただし天窓がない場合、夏場は高温多湿となり、雑菌がわきやすいので注意してくださいね。
と内部の高さは1.4mまでと制限がありますが部屋全体としてはロフトがある分、天井が高めに作られているため、通常の部屋より天井が高く開放感があります。
暖かい空気は上部に集まりやすいため冬場は暖かく過ごすことができます。
部屋が広々と使えておしゃれなイメージのあるロフト付き物件ですが、実はデメリットも結構あります。ロフト付きを引っ越し先の新居として決める前に必ずデメリットも理解しておきましょう。
初めはおしゃれでいいと思っていたけれど次第に上り下りが面倒になってオフと部分を使わなくなったという声もあります。夜中にトイレにいきたくなってもついつい我慢してしまうという人も。これでは体に良くありませんよね。
また、元気なときは問題なく上り下りできても、体調が悪いときや怪我をしているときなどは上り下りができず、ロフト部分が全く使えなくなる可能性があります。ロフト付き物件は健康な若い人向けと言えるかもしれません。
ちょっとした荷物でもはしごを使って上げ下ろしをするのは手間がかかります。そもそも はしごは両手でつかまっていないと危ないので、一人で両手がふさがるような荷物の上げ下ろしは危険。ロフト部分に布団を敷いて寝起きしている人のなかには「布団を干さなくなってしまった」という人も。
ロフトのハシゴは固定式ではないため不安定です。寝起きやお酒に酔っているときに、ロフトから危うく落ちそうになったという経験のある人もいます。また、枕元に置いておいたスマホを落として壊してしまったという笑えない例も。
掃除機を持って上り下りすることができないため、ロフト部分はついつい掃除がおろそかになりがちです。ワイパー式のおそうじシートなどを用意しておくことをおすすめします。
ロフトの高さは1.4 m までと制限があります。そのため、背の高い人ほど頭をぶつけやすいというデメリットが。洗濯物干しや物置として使用する際も、常に頭上注意、中腰で動かなければならず快適に使えるとは言い切れません。
ロフト付き物件は通常の物件よりも天井が高いこともあり、照明が切れたときの交換作業が大変です。特に女性の一人暮らしの場合、大家さんや管理会社に連絡しないと照明が交換できないということもあるでしょう。
ロフトの最大のデメリットといえるのがこちら。暖かい空気は部屋の上部に集まりやすいため、夏場は蒸し風呂のような暑さになります。特に天窓があると夏の室温は50°近くになることも。この温度では部屋として使うことはできませんね。
● 冷暖房費がかかる
高い位置にあるロフト部分には空調が届きにくく、冷暖房費がかさむというデメリットもあります。夏場は扇風機を置くという方法もありますが、コンセントがないロフトもあります。ロフト部分にコンセントがあるかどうかは必ずチェックしてくださいね。
引っ越しでロフト部分に荷物を運び入れる予定がある場合、必ず事前に引越し業者に使えるようにしましょう。当日になって突然、依頼すると「階段作業」とみなされ、追加料金が発生する恐れがあります。特に中小規模の引越し業者に依頼する際は、必ず事前に確認しましょう。
脚付きのベッドやタンスなど重量のある家具をロフト部分に上げる場合、吊り上げ作業が必要になることもあります。作業員も最低3人必要となり、その分引っ越し料金がアップすることも。家具によっては吊り上げ作業をでも運べないことがあります。
また、ロフトに上げた荷物は部屋を退去する際、再度吊り上げ作業でおろす必要があります。その都度料金が発生してしまうため、大きな家具や重量のある家具はロフトに置かない方が賢明と言えそうですね。
反対にロフト付き物件から退去する場合、注意したい点があります。それは、ロフト部分に荷物を置き忘れないようにするということ。ロフトの奥の方にある荷物は目に付きにくく、気がつかずに置き忘れてきてしまうことが多いです。退去する前には必ずロフト内部に物が残っていないか確認するようにしましょう。
投稿日:2020/04/14
引越しの際、最も大変な作業の一つに荷造りがあります。特に家具や家電などの大型のものには注意が必要です。一筋縄でいかない要注意の家具・家電の引越しポイントについてご紹介いたします。
【LIFULL引越し】引越しの見積もり・予約ならLIFULL引越しにお任せ!!全国100社以上の引越し業者が提供するサービスをネットで簡単に料金比較でき無料一括見積もりや1社予約ができます。
引越業者を地域から探す