投稿日:2020/07/21
新型コロナウイルスの感染対策を踏まえた『新しい生活様式』の実践が呼びかけられている現在。サラリーマンのなかにもリモートワーク(離れた場所あるいは遠くで働くこと)が中心になってきたという人が増えています。
さらに最近は居住地を問わず、遠隔での仕事を前提とした副業求人も増加傾向に。そこで改めて考えられているのが「本当に東京(首都圏)に住む必要があるのか?」という点です。
ここでは東京と地方、家賃差がどのくらいあるのかを紹介しながら、地方移住のメリットとデメリットについて詳しく説明していきます。東京を脱出して地方移住を考えている方、必見です!
「東京は家賃が高い」誰もが知っている事実ですが、実際にはどのくらい差があるものなのでしょうか。
例えば、都内でも家賃が高い新宿西口駅周辺の1LDKの家賃相場は21.29万円。これに対し、高松市や甲府市になると同じ1LDKの家賃相場は5万円以下となっています。年間の家賃にすると新宿西口駅周辺と甲府市では約150万円もの差が出ることに。
1DKの年間家賃
(参考:LIFULL HOMES https://www.homes.co.jp/chintai/price/?nx_id=cont_all_price_link0031)
新宿西口駅周辺では1Kの部屋しか借りられない家賃でも、横浜市神奈川区になると2DKの部屋が借りられます。都内から横浜に引っ越すだけで1部屋多い物件を借りることができるのです。
さらに高松市や甲府市になると同じ家賃で3LDK以上の物件が借りられることに。また地方の物件は駐車場代がかからない、ペットが飼えるといった物件が多いことも特徴です。
もちろん『首都圏に勤めている人の方が年収が高い』『地方在住者は家賃を払い続ける人より住宅を購入する人の方が多い』といった側面もありますが、単純に考えて地方に行くと東京の1/2から1/4程度の金額で都内より広い家が借りられるのです。
リモートで集中して仕事をしたり、オンライン会議に参加したりするためには仕事専用の部屋や書斎がほしいところ。リモートワーク期間中、「もう一部屋多い物件に引っ越したい!」と考えた方も多いのではないでしょうか。都内と地方ではこれだけ家賃差があるのですから、東京を脱出する!という方法もアリなのかもしれません。
メリットが多いように感じられる地方移住ですが、デメリットももちろんあります。 実際に住んでみないと気づかない地方移住の難しさもあるようです。ここで改めて移住のメリットとデメリットを挙げてみましょう。
リモートワークしながら転職をせずに仕事を続ける場合、通勤時間がほぼなくなります。移住先で仕事を探した場合でも、通勤時間が短くなることでストレスは大幅に減るでしょう。
また、家賃だけではなく食費、光熱費など生活にかかる費用全般が安く抑えられることが多いようです。さらに都会とは違い、自然に囲まれた生活ができることや人の目が行き届きやすい、遊ぶ場所が多いなど子育てに適した環境で生活できるのも地方のメリットといえるでしょう。
地方への移住促進!
具体的な取組みや移住のメリット・デメリットを解説
LIFULL HOME’S
地方は電車やバスの本数が圧倒的に少ないなど公共交通機関が不便というデメリットがあります。そのため大人は一人一台車を持たないと生活が成り立たないことも。車の購入費用だけではなく、保険料や税金、ガソリン代などのコストが年間を通してかかることも想定しておかなければなりません。
また、スーパーが車でないといけない場所にあり買い物をするのに時間がかかるというデメリットも。特に地方の小さな町になると都会ほど流通が行き届いていないため、少ない選択肢のなかから定価で物を買わざるを得ないこともあるようです。
そして移住してみるまで気づきにくいのが、近所づきあいや異なる地域性になじむことの難しさです。地方の人にとって東京から突然引っ越してきた人はよそ者扱いされることも。また、家族での移住は受け入れられやすくても、単身の移住では地元のコミュニティになじみにくいという声もあります。
地域によっては、地元の人と仲良くならないと節約のノウハウをはじめとしたさまざまな情報を得られないことも。快適に生活するためにはある程度のコミュニケーション能力が必要だと考えておくべきでしょう。
また、地方都市は住民税や国民健康保険税が首都圏よりも高いことが多いです。特にフリーランスの人は地方に移住することで、国民健康税が大幅に上がるケースも。
国民健康保険税はは自治体の人口、高齢者の割合、財政状況などによっても異なり、全国的に見ると最も高い自治体と最も安い自治体の国民健康保険税総額が3倍以上にもなります。
実際に「地方に移住して家賃は安くなったが、国民健康保険税が倍になって移住したことを後悔している」という人もいるので、事前の情報収集を忘れないようにしましょう。
これまで難しいとされていたリモートワークが可能になった今、憧れていた田舎暮らしを実現しようと考える方は多いでしょう。とはいえ地方移住はメリットばかりではありません。家族全員で、事前によく検討してから決めるのが得策です。
最近では移住せずに挑戦できる地方の副業求人も増えています。まずは副業で地方の仕事を経験してから本格的な移住を考えるという方法もアリではないでしょうか。
また、リモートワーク中心に切り替えられるのなら駅近物件にこだわらず、まずは近隣でもっと安くて広い物件に引っ越すという選択肢を検討してもいいかもしれませんね。
投稿日:2020/07/21
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