投稿日:2020/09/18
with コロナがもたらす感染症対策を含む新しい生活様式が定着しつつある今。1日に何度も手を洗ったり、手が触れるところをアルコールで拭いたりする習慣が身についたという方がほとんどでしょう。では、このコロナ禍において引越しをしなければならない場合、新居の掃除にはどこまでこだわればいいのでしょうか。
ここでは賃貸物件の例を中心に特に気をつけるべき掃除箇所や正しい掃除の仕方について詳しく説明していきます。正しい掃除の仕方は引越し時だけではなく、withコロナの生活を送る上でも役に立つので是非、チェックしてみてください!
賃貸物件などを管理する不動産会社には各自治体の保健所から「入居者のなかから感染者が出た場合」の対応について以下のような指導が出ています。
・各部屋や共有部の手を触れるところを消毒用アルコールや次亜塩素酸溶液でふき取る
・テレビなどで見かける広範囲に消毒液をスプレー噴射は最高レベルの消毒作業であり、賃貸物件などではそこまで必要ない
・感染者が出た部屋に残存しているウイルスは時間の経過とともに死滅する。本人がホテル療養、入院している間に死滅すると考えられるため、そのままにしておいてよい
新しく賃貸物件の契約をする際には管理会社に「どのくらいのレベルの清掃をどこまでの範囲で行っているか」確認してみるといいでしょう。
貸物件の所有者の中に感染者がいた場合、 感染者のプライバシーに配慮するため、他の入居者への通知は行わないことになっています。ただし、物件のオーナーには連絡がいき、管理している不動産会社と調整の上、適切な清掃作業が行われることになっているため、必要以上に心配することはないでしょう。
家具や荷物を入れる前に除菌作業を含めて清掃を行いましょう。必要なものは以下の通りです。
・消毒用エタノール・使い捨てクロス(ぞうきん)や不織布など
・ペーパータオル
・マスクやフェイスカバー
・エプロン(できれば使い捨て)
・ハンドソープ
・ゴミ袋
感染症対策には使い捨て掃除用品が便利です。消毒用エタノールの代わりに漂白剤など次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも除菌は可能ですが、拭いた箇所が傷んでしまうことがあるので注意しましょう。水で薄めた塩素系漂白剤を使うときは、作り置きせず作った分は使い切るか捨てるようにします。
なお、漂白剤を薄めたものをスプレーすると、噴射したときに吸い込んでしまい呼吸器に異常をきたす場合があるので絶対にやめましょう。
感染症対策としての掃除は「清掃」を行なった後、「除菌」するというプロセスで行います。ホコリや油がついた部分をやみくもに消毒しても殺菌効果は半減してしまいます。
居室内であれば、まず換気からスタートです。窓やドアをあけて通気をよくしておきましょう。掃除の前にはまず20秒以上かけて石けんで手を洗います。その後、手袋をはめるようにします。清掃中は手袋をはめていても、はずしているときも顔には触れないようにしてください。手袋をはずしたら、すぐに手を洗い、一度外した手袋は捨てるようにします。
清掃は高いところから低いところに向けて進めていきます。住宅用洗剤で汚れや不純物を除去。乾いたクロスを使って目に見える汚れをふき取っていきます。ひどい汚れがあるときは住宅用洗剤をクロスにつけて拭き掃除。この際、何度も表面を往復させず、一方通行でふき取るようにします。モップを使用するときも同様に一文字を描くようにそっと拭いていきます。
消毒用エタノールを乾いたクロスにスプレーしてから拭いていきます。これによって病原菌や細菌を減らす「除菌」ができます。清掃をしてから除菌することで感染リスクをより低減させることが可能です。
使い捨てクロス、ペーパータオル、手袋などはまとめてゴミ袋にいれてしっかり口を結んで密封、廃棄します。掃除が終わったらゴミは外に出しておきましょう。ぞうきんやエプロンなど繰り返し使うものは、80度の熱水で洗うと除菌できます。なお、掃除機を使う場合、使用後は内部のゴミを捨て毎回、空にするのを忘れないようにしてください。最後に手を石けんで洗って終了です。
では、新居に引越してきたらどこを清掃、除菌したらいいのでしょうか。共有部と居室内に分けてみていきましょう。
まずは管理会社にどのくらいの頻度で共用部の消毒を行なっているか確認してみましょう。気になる場合、自分の手が触れる部分だけでもアルコールなどで消毒しておくと安心です。
・ドアノブ
・照明スイッチボタン
・ポスト
・階段の手すり
・インターフォン
・エレベーターのボタン
・ゴミ置き場の手が触れる部分
・共用傘立て
居室内を掃除するときは、必ず窓を開けます。はじめに20分程度、換気をしてから掃除をスタートさせましょう。ドアも開けて通気を良くしておきます。
部屋全体
・床、ドアノブ、ドアのチェーン、照明のスイッチ、窓、窓枠、カギ、蛇口、卓上、リモコンなど
トイレ、お風呂場
・浴槽、洗面台シンク、蛇口、ドア、ドアノブ、シャワー部分、トイレの流水レバー、便器のフタ、洗浄機付き便器のボタンなど
お風呂場やトイレに関しては適宜、除菌効果のあるカビ取り、漂白効果のある薬剤を使用してもいいでしょう。
賃貸物件の場合、通常は前の入居者が退去したあと管理会社が適切な清掃・除菌を行っているはずです。不安な方はどのくらいのレベルの清掃をしているか確認してしてみましょう。
入居したらすぐに通り自分が使う共用部や居室内を掃除することはもちろんですが、ドアノブなどは1日に何度も手が触れる部分については、日々こまめに清掃・除菌すること習慣をつけると安心です。
投稿日:2020/09/18
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