投稿日:2017/08/18
引越し準備で重要な住居のハウスクリーニングですが、手間がかかりやりたくないと思っている方も多いようです。 ハウスクリーニングをきちんと行わないと退去の際に修理・修繕費を敷金から引かれ、部屋の状態が悪ければ悪いほど敷金返還の額が減ってしまいます。
また、次に住む方が気持ちよく新生活を始められるよう、退去前にきちんとゴミの処分や掃除をしておくことをオススメします。
各掃除場所における注意点やポイントをご紹介します。
フローリングの場合は溝に沿って掃除機をかけ、拭き掃除を行います。
水拭きは固く絞った雑巾で短時間で終わらせるのがポイントです。 絞り方があまく、床が湿ってしまった場合は乾いた布で水分を拭き取りましょう。
畳の場合は掃除機で畳の目に沿って埃を吸い取ります。その後、熱めのお湯で布を絞り、目に沿って拭き掃除を行います。お湯は畳に付着している油分を溶かしますのできれいに仕上がります。
壁や天井の掃除は素材によって注意が必要です。一般的な壁素材であるビニールクロスの場合、掃除機で埃等を吸い取ります。 その後、水で5%程度に薄めた家庭用中性洗剤を固く絞った雑巾で軽く叩くように拭き、きれいな布で中性洗剤を拭き取ります。 壁紙の素材によっては水分で変色・破損してしまう場合もあるので、事前に確認が必要です。
また、砂壁は粘着テープを使用すると埃がうまく取れますが、粘着力の強いものや強く擦ると砂がはがれてしまいますので注意してください。
窓ガラスは濡らした新聞紙で拭くときれいになります。窓の外側は排ガスや埃、内側は手垢や煙草のヤニなどで汚れていますが、新聞紙のインクが油を落としやすくします。 新聞紙をぬるま湯などで濡らし、窓を拭くだけできれいになります。汚れが落ちにくい場合は窓拭き専用のクレンザーなどを使用するときれいになりますが、擦りすぎて窓に傷がつかないよう注意しましょう。
キッチンには埃、油、水垢、カビ、ゴミ周りなど汚れの原因が様々に存在します。埃や油汚れはキッチン掃除用の洗剤を利用して拭き取ればきれいになります。 水垢やカビは金属などに付着している場合はお酢などの酸性の液体を付けたブラシで擦るときれいになります。ゴミ周りの汚れは消毒用のアルコールなどで除菌を行いましょう。
お風呂場の汚れには石けんカス、水垢、カビ、錆などがあります。石けんカスや水垢、カビについては市販の洗剤とブラシでの掃除で落とすことができます。 錆を落とすには、鉄分の汚れに強い漂白剤などを40度程度のお湯で薄め、錆汚れに付着させ15〜30分程時間を置いた後ブラシなどで軽く擦ると取ることができます。
トイレでは水垢汚れ、壁・床、便器のふた・便器の中の掃除が必要です。貯水タンクについた水垢はキッチン同様の方法や専用の洗剤などで拭き取ることができます。 壁や床は尿飛びなどで意外と汚れているため、壁は腰より低い部分はトイレ掃除用のウェットシートできれいに拭き取りましょう。便器のふたもトイレ用のウェットシートで拭けばきれいになります。 便器の中の黒ずみはトイレ掃除用の洗剤と専用のブラシで擦ってきれいに落としましょう。
排水溝のつまりが無いかを確認し、水を撒いてブラシで擦りましょう。排水溝が詰まってしまっている場合は取り除ける限り取り除きましょう。
水を撒くことが難しい場合は掃き掃除などで極力ゴミを取り除きましょう。
建物によっては敷金からハウスクリーニング費用が必ず引かれる契約になっている場合もありますので事前に確認するようにしましょう。 ハウスクリーニングをしたからといって壁や床についた傷が消えるわけではないのですが、ピカピカの状態ですと大家さんの心象もよくなり多少の傷は目を瞑ってくれる場合があります。
退出時に余計なトラブルを招かないためにも、引越し前にはきれいにしてしまいましょう。掃除が苦手な方は引越し業者が提供しているハウスクリーニングサービスの見積もりを取ってみましょう。
ハウスクリーニングの際に、便利なものとして、歯ブラシ、新聞紙、ストッキングが挙げられます。
なんといっても細かいところを掃除する時に便利です。住んでいた部屋の隅々やサッシの細かい部分などは日常のハウスクリーニングでは見落としがちで汚れも溜まっています。 細かいところは雑巾では拭き取れないので歯ブラシが大活躍します。
窓の掃除には新聞紙が役に立ちます。濡れた新聞紙で窓を拭くと固まっていた水垢が取れ、窓がピカピカになります。擦りすぎると窓が傷つく可能性があるので気をつけましょう。
床掃除にはストッキングが大活躍します。細かい繊維が埃や髪の毛などを絡め取り、床が本当にきれいになります。使用しないストッキングがあれば一度利用してみてください。
どれも消耗品で不要になれば捨ててしまうものですが、引越しの際は非常に役に立ちます。自分でも用意できない場合は手伝いに来てくれる方にお願いしてなるべく多く用意しておきましょう。
賃貸マンションなどにおける引越しの際、最後に不動産業者が来て退去の立会いを行い、修繕にかかる費用を差し引いて敷金返還がなされます。 ここでは敷金返還のポイントをご紹介致します。
敷金返還は、「賃借人が、賃貸人から借りたときの状態に回復する」原状回復義務より、借りる前の状態と異なる部分において自然にそのようになったのか、 それとも賃借人もしくは賃貸人によってその状態になったのかを確認し、修繕にかかる費用がどちらの負担となるべきかを確認した後行われます。
キズや傷みがなく最低限の掃除で、ほとんどの金額が敷金返還により戻ってくると思っている方が多いようですが、現実問題はそう簡単に行くものではありません。 負担内容について貸主と言い合いになる場合も多く、敷金返還トラブルが絶えないため、国土交通省から「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」というトラブル防止用のガイドラインが出ています。 困ったときはこちらに則り、敷金返還の際の金額が妥当かどうかを確認することをお勧めします。
ガイドラインを確認しながら部屋のなかで変わってしまった部分がある場合はどのように説明するかをシミュレーションし、 破損してしまったり汚してしまった部分についてはきちんと負担し、生活する中で自然と変わってしまった部分についてはその旨貸主に伝えるようにしましょう。
投稿日:2017/08/18
引越しの際、最も大変な作業の一つに荷造りがあります。特に家具や家電などの大型のものには注意が必要です。一筋縄でいかない要注意の家具・家電の引越しポイントについてご紹介いたします。
引越しの掃除・ハウスクリーニングについてご紹介します。【LIFULL引越し(旧HOME'S引越し)】敷金返還にも大きく関わるハウスクリーニングについて、掃除場所や便利グッズをご紹介。引越し時の敷金返還における注意点など便利な情報が満載。【LIFULL引越し】引越しの見積もり・予約ならLIFULL引越しにお任せ!!全国100社以上の引越し業者が提供するサービスをネットで簡単に料金比較でき無料一括見積もりや1社予約ができます。
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