不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S不動産査定住まいの売却データファイル「築10年以上のマンション」は売り時?売却のポイント考察と売れない場合の対策

「築10年以上のマンション」は売り時?売却のポイント考察と売れない場合の対策

築浅とは言えないけれど築古でもない…そんな築10年以上~築20年未満のマンションを売る際には、どんなことに気をつければいいのでしょうか?実は、築10年以上~築20年未満のマンションの需要は高い傾向にあり、売却経験者の多くは「売り時」と判断して売却にいたっています。実際に築10年以上~築20年未満のマンションを売却した経験者の傾向を知って、売却時のポイントとなることを考察していきましょう。

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更新日:2021年9月9日

築10年以上のマンション売却を検討したきっかけは?

「今が売り時だと考えた」が35.9%と最多

1 今が売り時だと考えた 35.9%
2 維持費が高いと思った 15.7%
3 住宅・不動産の維持・管理が大変になった 11.9%
4 資金が必要になった 11.7%
5 生活に便利なところに住みたいと思った 11.3%
6 転勤・転職 11.2%
7 ご自身や子どもの通勤・通学を考えて 8.0%
8 住宅ローンの支払いが厳しくなった 6.6%
8 投資目的で入手した不動産の価格が上昇した 6.6%
10 住宅・不動産の相続 6.3%
11 住宅・不動産の老朽化 6.2%
12 税金対策・節税 5.8%
13 家族(親や子どもなど)との同居 5.2%
14 同居人数の減少(子どもの独立など) 4.9%
15 家族や親族の高齢化 3.9%
16 ご自身の高齢化・病気 3.2%
17 居住者・名義人の死亡 3.0%
18 住宅・不動産の近隣トラブル 2.5%
18 離婚 2.5%
20 結婚・出産 2.4%
  • 複数回答

この質問で唯一3割を超える人が選択した回答が、「今が売り時だと考えた」で35.9%でした。近年は、中古マンションが高額で取引されており、築10年以上~築20年未満の物件も好条件で売却できる可能性が高いといえます。東日本レインズの「築年数から見た 首都圏の不動産流通市場(2019年)」では、『築20年以下の中古マンションは、成約物件の構成比率が新規登録物件の構成比率を上回り、需要の高さ示す』と述べられています。
2000年代は、建築基準法の改正や「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が制定されるなど、マンション性能の転換期ともなった時期。よって、築10年以上~築20年未満のマンションは、床暖房や24時間換気システムなどの設備が備わっていることが多く、それまでのマンションよりも基本性能が高い傾向にあるので、需要の高さに期待できるといえるでしょう。

しかし、昨今のコロナショックの影響で、マンションに限らず不動産の価格が下落することも懸念されます。とはいえ、不景気の折には、新築よりお手頃に購入できる中古物件の需要が上がるものです。いずれにせよ、アフターコロナは不安定な時期であることに違いありません。売却を検討し始めたら、まずは複数社に売却相談をして、広く意見を聞くことをおすすめします。

築10年以上のマンションはどのくらいの期間で売れた?

「6ヶ月未満」が47.6%と半数近く

3ヶ月未満 22.4%
3ヶ月~6ヶ月未満 25.2%
6ヶ月~9ヶ月未満 20.3%
9ヶ月~1年未満 16.3%
1年~2年未満 12.2%
2年以上 3.7%
  • サンプル数 246

最初に不動産会社に連絡してから、売主との売買契約が完了するまでの期間を聞いたところ「3ヶ月~6ヶ月未満」が25.2%と最多。「3ヶ月未満」とスピード売却できた方も22.4%と多く、築10年以上~築20年未満のマンションは、47.6%と半数近くが6ヶ月未満で売却できています。とはいえ、1年以上かかったケースも15.9%あることから、どんなマンションでも早期売却が叶うというわけではありません。

不動産会社と結ぶ媒介契約の契約期間は3ヶ月以内と決まっており、最初の契約期間である3ヶ月で売却が決まらなければ次の3ヶ月は売り出し条件を変えて売ることが多いです。この6ヶ月でマンションが売れない場合は売却活動のどこかに見直すべき点があると考えてよいでしょう。

すべての不動産の売主は、「高く売りたい」と考えているでしょうが、同時に“早期売却”も目指したいところでしょう。とくにマンションは、固定資産税とは別に維持費として管理費や修繕積立金がかかりますから、早期売却のメリットは大きいと考えられます。マンションが売れないと感じたら、まずは売れない理由を探り、対策することから始めましょう。マンションが売れない理由は売り出し価格設定のほかにも「物件の見せ方が良くない」「広告の出し方が良くない」「競合物件と差別化できていない」など多くあります。そして、それらに対する改善策を迅速に実行に移すことが肝心です。

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状況別で見るマンションが売れない理由とその対策

売り出してから一定期間売れないとき、値下げをすれば売れるのではと考えがちですが、価格を下げることだけが売れないときの対策ではありません。マンションが売れない理由により取るべき対策は変わります。まずは、現状から値下げ以外の売れない理由を分析し、それに効く対策をしていきましょう。

状況:内覧希望が来ない

<理由1:広告が効果的でない>

販売活動に使っているチラシやネットに掲載されている広告を、“自分ならこの物件を購入したいと思うか”という視点で確認してください。
購入したいと思わせるために、伝えきれていない情報があったら広告に掲載してもらうようにしましょう。築年が古いマンションなら過去のリフォーム歴、駅から遠いマンションならバス便の豊富さなどは購入者へのアピールポイントになります。
室内画像も部屋の雰囲気や設備内容が分かる画像をできるだけ多く掲載しましょう。新築マンションのように生活感を感じさせない整理整頓された明るい部屋の画像を掲載すると、購入者の目に留まりやすくなります。

<理由2:販売活動が適切でない>

営業活動報告書で不動産会社がどのような販売活動を行ったのか、それらが有効だったのかの確認をしましょう。
営業活動報告書は専任媒介契約を結んでいれば2週間に1回、専属専任媒介契約であれば1週間に1回の頻度で受け取れます。一般媒介契約であっても任意で報告を求めることができます。そのうえで、今後の広告活動の変更や範囲の拡大など、不動産会社に対策を依頼しましょう。

状況:内覧は来るが、その後につながらない

<理由1:内覧対応をしっかりしていない>

内覧希望者が来た時の対応は基本的に不動産会社に任せて大丈夫ですが、質問があった時には速やかに答えられるようにしておきましょう。
過度なアピールはマイナスな印象を与えることもありますが、事前に内覧希望者の情報を確認し、物件や周辺環境のアピールポイントをまとめておくと、質問された時にスムーズに答えることができ好印象です。

<理由2:部屋がきれいではない>

内覧にあたり、部屋はすみずみまで掃除をしましょう。日用品なども目につかないところにしまい、部屋がすっきりと見えるようにしてください。ハウスクリーニングなどプロの力を借りることもいいでしょう。
特に築年数が古いマンションの場合、内覧希望者は最初から“部屋が汚いのではないか”というネガティブイメージを持っていることも多いですが、きれいにしておくことで予想をくつがえし好印象に転じる可能性も高いので、力を入れましょう。

媒介契約中に、契約をほかの会社に変更することは可能?

マンションが売れないときこそ不動産会社の腕の見せ所です。しかし、販売活動の改善に積極的でなく連絡が遅すぎたり、改善策の提案が値下げばかりなど対応に不信感を覚えたら、不動産会社の変更を視野に入れ、ほかの不動産会社に売却相談をしてみることも考えましょう。

一般媒介契約は“複数社と契約できる”契約内容ですので、契約中にほかの会社とも契約を結ぶことができます。
専任媒介契約は“1社のみとしか契約ができない”ので、契約期間中は基本的に他社と契約を結ぶことはできません。契約期間は最長で3ヶ月です。契約期間更新のタイミングであれば、問題なくほかの会社に契約変更できます。
契約している不動産会社の対応に不安があるなら、契約期間更新のタイミングで別会社に契約変更できるよう、再度、数社に査定依頼を出して相談をしてみるのもいいでしょう。

ただし、契約期間終了前であっても、不動産会社側に以下のような落ち度があれば解除は可能です。

・レインズに登録していない
・売却活動の進捗報告がない
・売却に向けて積極的に動いていない

まずは不満を持っていることを不動産会社に話した上で、改善が見られないようであれば解除を申し出ましょう。
解除の場合は、理由を明確に伝え、内容証明郵便などで解除の旨を書面通知するようにすることをおすすめします。

築10年以上のマンション売却のため調べた情報は?

「相場」と「仲介手数料」について調べた人が多い

1 売却金額の相場などの価格情報 37.8%
2 仲介手数料などに関する情報 37.6%
3 売却までに必要な手続き・手順 31.1%
4 売却時にかかる税金などの費用 28.7%
5 売却までにかかる時間 25.7%
6 信頼できる不動産会社に関する情報 23.1%
7 媒介契約に関する情報 21.8%
8 売却に適した時期・タイミング 21.3%
9 売却時に不動産会社に伝えるべき情報・伝えなくてよい情報 17.6%
10 信頼できる担当者に関する情報 14.0%
11 日本の経済動向 9.2%
  • 複数回答

「売却金額の相場などの価格情報」の37.8%、「仲介手数料などに関する情報」の37.6%の割合が多い結果となりました。売却を検討したきっかけが「今が売り時と考えた」が最多だったことから、「いくらで売れるか」を重視して相場情報を集めた人が多かったものと考えられます。また、マンションが売れないときは改めて適正価格を確認してみることも大切です。不動産会社によっても査定額には差があるので、1社ではなく、複数の不動産会社の見解を聞いてみましょう。

また「仲介手数料」は、マンション売却にかかる諸費用の大部分を占めます。「売却にかかる税金などの費用」も28.7%と回答の割合が多かったことから、「いくらで売れるか」のみならず「売却にいくらかかるか」そして「いくら手元に残るか」を気にかけていた人が一定数いたものと見られます。

築10年以上のマンション売却で不安だったことは?

「相場感が分からなかった」が16.8%と最多

1 売却金額の相場感が分からなかった 16.8%
2 法律に関する知識が足りなかった 15.4%
3 買い手がなかなか見つからなかった 14.8%
4 何から始めればよいか分からなかった 12.8%
5 信頼できる相談先が無かった 11.9%
6 何をすればよいか分からなかった 11.8%
7 売却損が出た 7.3%
8 お金に関する知識が足りなかった 7.2%
9 不動産会社とのやり取りが面倒だった 6.6%
10 信頼できる不動産会社が分からなかった 6.5%
11 不動産会社の担当者が信頼できなかった 5.7%
12 分からないことをどこに相談すればよいか分からなかった 5.4%
13 不動産会社からの営業電話がかかってきた 5.3%
14 ローンの残債を売却資金で埋められなかった 4.3%
15 買い先行で購入資金不足が起きた 3.9%
16 買い手がなかなか見つからなかった際の不動産会社の対応が悪かった 3.7%
17 買い換えローンなどが受けにくかった 3.0%
  • 複数回答

回答の割合が最も多かったのは、「売却金額の相場感が分からなかった」の16.8%でした。これは、売却のきっかけや売却に伴い集めた情報で、「相場」が最も多かったことと合致する結果となっています。続いて、「法律に関する知識が足りなかった」の15.4%、「買い手がなかなか見つからなかった」の14.8%が多い割合となりました。

売り時だと思って売り始めている人が多いのにも関わらず、「買い手がなかなか見つからなかった」ケースが多いということは、価格設定に失敗してしまった人が一定数いるものと考えられます。マンションを早く売るためには、適正価格で売り出すことが大切です。築10年以上~築20年未満のマンションの需要は比較的高いですが、相場を読み違えば売れない、もしくは「もっと高く売れたはずなのに」との後悔につながってしまうでしょう。築浅マンションが集まっていたりするエリアでは、周りの状況に合わせた価格設定が必要です。
適正価格の見極めには、複数の不動産会社の査定額の比較が不可欠です。できれば4社以上の不動産会社に売却査定を依頼しましょう。ネット査定を活用すれば、複数社への依頼もスムーズです。

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売却するにあたって査定を依頼した社数は?

「1社」の割合が比較的高い

1社
30.5%
25.2%
2~3社
36.2%
39.2%
4~5社
20.6%
19.1%
6社以上
7.0%
9.4%
0社(査定依頼はしていない)
5.8%
7.1%
築10年以上~築20年未満(n=243)
それ以外の築年(n=789)
  • 横軸の最大値は50%

査定依頼社数は、「2~3社」が36.2%と最多でした。ただ「1社」も30.5%と多く、築10年以上~築20年未満以外のマンション売却経験者の回答と比較すると、+5.3ポイントとなっています。築10年以上~築20年未満のマンション売却経験者は、価格重視の傾向が強かったようですが、実際に査定依頼した不動産会社は総体的に少なめ。売却査定は、査定額を知るためだけではなく、不動産会社や担当者を比較するためのものでもあります。1社のみへの依頼では、適正価格の見極めもできず、不動産会社の力量も測れません。
売れない状況に陥らないためにも、売却査定で大事なのは、“比較”することにあります。先述のとおり、できれば「4社以上」の不動産会社に査定依頼し、査定額や不動産会社を比較しましょう。

不動産会社を選ぶ決め手となったことは?

規模や実績など「不動産会社」の属性重視の傾向

築10年以上~築20年未満(n=229) それ以外の築年(n=732)
1 担当者の対応が良かったから 27.2% 30.0%
2 会社が信頼できたから 26.3% 20.5%
3 査定価格が納得のいくものだったから 23.0% 22.2%
4 過去に付き合いがある会社だったから 21.2% 17.7%
5 早く売却できそうだったから 20.2% 17.2%
6 取引実績が多いから 17.5% 12.3%
7 地元の不動産事情に詳しかったから 17.0% 20.7%
8 有名な会社だから 16.6% 13.8%
8 物件の販売力がありそうだったから 16.6% 16.8%
10 会社の規模が大きかったから 14.0% 12.6%
11 近くに店舗があったから 13.4% 11.7%
12 保証が充実していたから 11.3% 7.8%
13 友人・知人だったから/友人・知人・家族の紹介だったから 11.0% 11.6%
14 サービスが充実していたから 10.6% 9.2%
15 連絡が早かったから 10.0% 17.1%
16 担当者の知識が豊富だったから 8.4% 15.1%
17 次の住まいを契約・購入した不動産会社だったから 5.2% 4.7%
  • 仲介/買取で物件を売却した方のみが回答
    複数回答

「担当者の対応が良かったから」の27.2%が最も多くなっています。また、築10年以上~築20年未満以外のマンション売却経験者との差分で見てみると、「会社が信頼できたから」と「取引実績が多いから」の2つの回答の割合が5ポイント以上多いという結果になりました。「有名な会社だから」「会社の規模が大きかったから」の割合も多く、比較的、規模や実績などの属性を重視して不動産会社を決めた傾向が強いといえます。
査定依頼社数が「1社」という人が多かったことも考えれば、会社の規模やイメージだけで不動産会社を選び、比較せずに決めた人が一定数いることが推察されます。

築10年以上~築20年未満以外のマンション売却経験者との差分で見ると、「担当者の知識が豊富だったから」が、5ポイント以上低くなっていることにも注目です。不動産会社の決め手のひとつになる大事な要素は、「担当者」です。不動産売却の担当者は、売却活動から売買契約、引き渡しまでをほぼ1人でこなします。どんなに不動産会社の実績が豊富でも、担当者次第で満足のいく売却ができるかは大きく変わってきます。したがって、不動産会社を決めるうえでは担当者の素質もしっかりと見極め、判断基準の1つに加えるようにしましょう。

築10年以上のマンション売却で後悔したことは?

「価格や担当者を複数社で比較すればよかった」が最多

築10年以上~築20年未満(n=252) それ以外の築年(n=852)
1 価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する 33.2% 25.2%
2 売れないからといって安易に価格を下げない 32.8% 21.8%
3 余裕のあるスケジュールを立てる 30.0% 26.7%
4 不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する 25.8% 20.8%
5 不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする 24.8% 22.1%
6 内覧時に良い印象を与えられるようにする 21.7% 19.0%
7 査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない 21.4% 23.0%
8 売り出し価格を高くしすぎない 19.0% 21.0%
9 多少の損を覚悟しておく 18.8% 15.3%
10 不動産会社について詳しく情報収集する 16.0% 16.2%
11 設備の不具合などを正直に申告する 13.0% 17.2%
12 買う人がどんな経済状態か、どんな人なのかを確認する 12.4% 10.7%
  • 複数回答

売却後こうすれば良かったと思ったこととして「価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する」を挙げた人が33.2%と最も多い結果になりました。また、築10年以上~築20年未満以外のマンション売却経験者との差分を見ると、「売れないからといって安易に価格を下げない」32.8%が+11.0ポイントと最も差がある結果となりました。これらの後悔は、価格を重視する傾向が高いにも関わらず、査定依頼社数が少ないこと、そして不動産会社や担当者の比較が十分ではなかったことに起因するものと考えられます。

マンションが売れないときに、値下げばかり強要してくる不動産会社には注意が必要です。適正価格以上の金額で売り出しているときには値下げが効果的ですが、出している広告や販売活動の見直しなど値下げをする前に実行できる改善策は多くあります。値下げを最初に提案された場合は、ほかの改善策の検討結果についてまずは確認してみてください。

築10年以上のマンションを売った人に聞いた「失敗しない売却のコツ」

  • インターネットサイトの活用をすれば、良かった。決めた直後に高値のオファーが来て、悔しかった。(70歳/男性/京都府京都市下京区の2003年築のマンションを売却)
  • もう少し焦らずに気長に待っていればもう少し高値で売却できたかもしれない。(63歳/男性/兵庫県三田市の2002年築のマンションを売却)
  • 店舗によって得手不得手があるので様々な不動産会社と面談すること。(61歳/男性/東京都中央区の2007年築のマンションを売却)
  • 売れないときは、仲介業者を変える。経験豊富な年配の担当者の方が良いと思います。(45歳/女性/静岡県の2008年築のマンションを売却)
  • ある程度自分でも不動産知識を身につけてから相談すると良い。自分の意見をしっかり言えるしストレスにならないから。(47歳/女性/埼玉県春日部市の2008年築のマンションを売却)

まとめ

築10年以上~築20年未満のマンションを売った人は、売り時だと考えて売却にいたった人が多く、「いくらで売れるか」「いくら手元に残るか」を気にしていた傾向が見られました。しかし、価格を重視していたにも関わらず、買い手がなかなか見つからなかったケースや、「安易に価格を下げなければよかった」と後悔している人が多く見られます。したがって、いくら売り時を意識しても、いくら相場についての情報を収集しても、それが早期売却や高額売却には直結するわけではなく、売れない状況に陥ってしまうことも十分考えられます。
築10年以上~築20年未満のマンション売却経験者の売却傾向を見ると、不動産会社を選んだり、担当者を重視したりすることが少なかったようです。売り時と考えて焦ってしまったのか、査定依頼社数が少なく、結果として「価格や担当者を複数社で比較すればよかった」と後悔する人が3割以上に及んでいることから、満足のいく売却に必要なのは売却前の「比較」にあると考えられます。売却の方法や時期、相場のリサーチも大切ですが、売却を成功させるためには、実際に売却を依頼する不動産会社、そして担当者を見極めるための行動が必要です。

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アンケート対象者の内訳

  • 年代割合

    25~39歳 28.5%
    40~49歳 22.9%
    50~59歳 20.2%
    60~69歳 23.8%
    70~84歳 4.6%
  • 売却物件の所在地割合

    関東 47.4%
    関西 17.5%
    東海 5.7%
    北海道・東北 13.3%
    北陸・甲信越 2.3%
    中国・四国 7.3%
    九州・沖縄 6.5%
  • 職業割合

    会社員 51.8%
    経営者・役員 5.2%
    契約社員 6.0%
    派遣社員 1.6%
    公務員 3.2%
    自営業・自由業 3.6%
    専業主婦(主夫) 13.9%
    パート・アルバイト 4.8%
    無職 9.5%
    その他 0.4%
  • 世帯年収割合

    400万円未満 13.5%
    400~600万円未満 12.0%
    600~800万円未満 18.7%
    800~1,000万円未満 19.9%
    1,000~1,500万円未満 17.9%
    1,500万円以上 9.6%
    未回答 8.4%

売却経験者のデータで見る傾向

調査概要

調査日
2019/9/19
調査対象者
過去2年以内に不動産の売却をした方
調査方法
インターネット調査
有効回答数
3,000票
調査主体
LIFULL HOME'S

※上記調査のうち、売却した物件が2001年築~2010年築のマンションと回答したデータを抜粋して集計

LIFULL HOME'S不動産査定のデータ利用について

LIFULL HOME'S不動産査定提供の調査結果について、調査結果の引用・転載を希望される場合、 紙媒体や資料では「出典の明記」、ウェブ媒体では「出典の明記および、LIFULL HOME'S不動産査定と該当ページURLへのリンク」をお願いいたします。 その他ご要望等については、こちらより承ります。

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よくある質問

不動産会社に連絡してからどのくらいの期間で売れた? 半年以内に売却できた人の割合は46.4%と半数近くに及びました。「築10年以上のマンションはどのくらいの期間で売れた?」では、早期売却のために心がけたいポイントを解説しています。参考にしてください。
何を決め手にして不動産会社を選んだ? 築10年以上~築20年未満のマンションを売った人は規模や実績などを決め手として不動産会社を選んだ人が多い傾向がありました。ただ、それがいい方向に動いたかについては考察の余地があります。「不動産会社を選ぶ決め手となったことは?」では、決め手となったことのランキングのほか不動産会社の選び方についても解説しています。
売却時には何に気をつけるべき? 売却経験者が売却後、こうすれば良かった…と最も感じたことは「価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較すればよかった」でした。不動産会社は4社以上に売却相談をして、決めることをおすすめします。「築10年以上のマンションの売却で後悔したことは?」では、ランキング形式で後悔したことを紹介しています。
売却するにあたって調べた情報はなんですか? 相場と仲介手数料について調べた人が多い傾向がありました。「築10年以上のマンション売却のため調べた情報は?」では、築10年以上~築20年未満のマンションを売却した経験者が何を調べたのかについてランキング形式で紹介しています。

築10年以上~築20年未満のマンションの需要は高い傾向にあり、売却した人の多くは「売り時」と判断して売却にいたっています。実際に築10年以上のマンションを売った経験者のアンケートから売却時のポイントとなることを考察していきましょう。【LIFULL HOME'S/ホームズ】