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不動産の売却どうしたらいい?経験者3,000人のデータからわかる、リアルな売却傾向
家や土地を売りたいけれど、どれくらいの期間で売れるもの? 不動産会社を選ぶ基準は? 気を付けるべきことはある?
不動産売却のさまざまな疑問にお答えするべく不動産売却経験者3,000人のアンケートをデータ化。経験者がどんなことを考え、どんな活動をして、最終的に納得の売却にたどり着いたのか、この結果からわかります。
あなたがこれから、マンション、一戸建て、土地を売るときの参考にしてください。
不動産の売却完了までの期間は?
半年以内に売却できる人は3人に1人だけ
3ヶ月未満 |
16.7% |
3ヶ月~6ヶ月未満 |
18.5% |
6ヶ月~1年未満 |
33.3% |
1年~2年未満 |
16.4% |
2年以上 |
5.8% |
分からない |
5.0% |
不動産会社に連絡していない |
4.0% |
最初に不動産会社に連絡をしてから、実際に買主との売買契約が完了するまでにどのくらい時間がかかったかを聞きました。6ヶ月~1年未満かかったという方が一番多く33.3%、次に3ヶ月~半年未満の18.5%という結果になりました。
半年以内に売れた方は35.2%と3人に1人の割合なので、不動産を売るにはある程度の時間がかかっていた、という事実が見えました。
不動産売却の情報収集を始めた時期は?
次が決まってから始める人が6割。年代が上がると早めに準備。
次の住まいの契約をしてから |
31.4% |
次の住まいを決めてから(契約はまだの状態) |
28.8% |
次の住まいの情報収集をしているとき |
20.7% |
次の住まいの情報収集を始める前 |
19.0% |
- サンプル数 885
物件の売却検討時にその物件に住んでいた人
31.4%の方が次の住まいの契約をしてから、売却に関する情報を集め始めていました。次の住まいを決めてからの方も含めると60.2%になります。
約6割の方が、次の住まいが決まった後に売却についての情報を集め始めていましたが、年代別に見ると、年代が上がるにつれて、次の住まいが決まる前から情報収集を始めている方の割合が増える傾向がありました。年代が上がると売却を経験されている方も増えるのか、早めの情報収集が大切と考える様子がうかがえました。
売却依頼した不動産会社に決めた理由は?
担当者の対応や知識が決め手!
1 |
担当者の対応が良かったから |
29.7% |
2 |
地元の不動産事情に詳しかったから |
24.2% |
3 |
会社が信頼できたから |
24.0% |
4 |
査定価格が納得のいくものだったから |
22.2% |
5 |
過去に付き合いがある会社だったから |
17.6% |
6 |
物件の販売力がありそうだったから |
16.9% |
6 |
早く売却できそうだったから |
16.9% |
8 |
連絡が早かったから |
15.4% |
9 |
担当者の知識が豊富だったから |
13.9% |
10 |
近くに店舗があったから |
13.8% |
11 |
友人・知人だったから/友人・知人・家族の紹介だったから |
13.5% |
12 |
取引実績が多いから |
12.9% |
13 |
有名な会社だから |
12.5% |
14 |
会社の規模が大きかったから |
12.0% |
15 |
サービスが充実していたから |
8.0% |
16 |
保証が充実していたから |
7.2% |
17 |
次の住まいを契約した不動産会社だったから |
3.3% |
|
その他 |
2.1% |
- サンプル数 2,507
不動産会社の仲介/買取/任意売却で売却した方の回答を集計
複数回答
契約を結ぶ不動産会社を決めた理由として一番多かったのは「担当者の対応が良かったから」が29.7%、次に「地元の不動産事情に詳しかったから」が24.2%という結果になりました。
サービスや保証の充実や会社の規模が大きいという点で会社を決めている方は少数派の傾向があり、皆さん担当者やその不動産会社が「信頼できるかどうか」を重視して決めていたことがわかりました。
最終的に物件を売却した方法は?
媒介契約を結んで売るのは約半数
専任媒介契約 |
20.3% |
専属専任媒介契約 |
8.5% |
一般媒介契約 |
23.3% |
買取 |
22.3% |
個人売買 |
6.1% |
その他 |
19.5% |
専任媒介契約での売却が20.3%、専属専任媒介契約での売却が8.5%、一般媒介契約での売却が23.3%と、不動産会社を仲介した売却を合計すると52.1%、約半数となりました。
それ以外では、不動産会社による買取が22.3%、不動産会社の仲介なしの個人売買が6.1%、それ以外が19.5%という結果になりました。
不動産売却で困ったことは?
「一つもない」が一番、次に多いのは「売却金額の相場感が分からなかった」
1 |
一つもない |
32.1% |
2 |
売却金額の相場感が分からなかった |
16.7% |
3 |
買い手がなかなか見つからなかった |
15.1% |
4 |
法律に関する知識が足りなかった |
12.0% |
5 |
何から始めればよいか分からなかった |
11.3% |
6 |
何をすればよいか分からなかった |
9.1% |
7 |
お金に関する知識が足りなかった |
8.7% |
8 |
不動産会社とのやり取りが面倒だった |
8.1% |
9 |
信頼できる相談先がなかった |
7.4% |
9 |
分からないことをどこに相談すればよいか分からなかった |
7.4% |
11 |
信頼できる不動産会社が分からなかった |
7.2% |
12 |
売却損が出た |
6.7% |
13 |
買い手がなかなか見つからなかった際の不動産会社の対応が悪かった |
6.5% |
14 |
不動産会社の担当者が信頼できなかった |
5.5% |
15 |
不動産会社からの営業電話が掛かってきた |
4.9% |
16 |
ローンの残債を売却資金で埋められなかった |
4.1% |
17 |
買い換えローンなどが受けにくかった |
3.5% |
18 |
買い先行で購入資金不足が起きた |
3.3% |
|
その他 |
1.8% |
売却を進める中で困ったことを聞いたところ、一番多かったのは「一つもない」で32.1%、次に多かったのは「売却金額の相場感が分からなかった」で16.7%という結果になりました。金額の相場感については、複数の不動産会社から査定金額をもらったり、周辺で売りに出されている物件の価格を見るなどして、自分でも相場感を持ことをおすすめします。
次に多かったのは「買い手がなかなか見つからなかった」で15.1%という結果でした。
特に困ったことはない方も多いという結果でしたが、自分の予想より売却に時間がかかって焦った方も一定数いる様子がデータからうかがえます。
ご自身の物件の売却の満足度は?
3人に2人が売却に満足
満足した |
23.3% |
やや満足した |
41.3% |
どちらとも言えない |
23.3% |
あまり満足しなかった |
7.7% |
満足しなかった |
4.4% |
「満足した」と「やや満足した」の合計が64.6%と、3人に2人の方が売却に満足したという結果になりました。
ご自身の売却に満足されている方が多数派でした。
売却後に思った「こうすれば良かった…」
スケジュールに余裕を持ち、知識を蓄えることが大切
1 |
余裕のあるスケジュールを立てる |
28.5% |
2 |
価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する |
26.6% |
3 |
不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする |
24.3% |
4 |
売れないからといって安易に価格を下げない |
23.9% |
5 |
不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する |
23.3% |
6 |
売り出し価格を高くしすぎない |
20.1% |
7 |
多少の損を覚悟しておく |
19.5% |
8 |
査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない |
18.7% |
9 |
不動産会社について詳しく情報収集する |
16.0% |
10 |
設備の不具合などを正直に申告する |
15.2% |
11 |
内覧時に良い印象を与えられるようにする |
15.0% |
12 |
この中にあてはまるものはない |
13.9% |
13 |
買う人がどんな経済状態か、どんな人なのかを確認する |
12.5% |
売却を振り返り、こうすれば良かったという点がありますか?と聞いたところ、一番多かったのは「余裕のあるスケジュールを立てる」で28.5%という結果でした。不動産が半年以内に売れた方は3人に1人という結果でしたので、売却には意外と時間がかかると感じられた方は多いです。
次に多かったのは「価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する」26.6%でした。
全体的に、会社の比較を自分でしたり、自分でも売却の知識を蓄えて、不動産会社の言いなりにならず主体的に売却をリードしていけば良かったと思っている方が多いという傾向が見られました。