投稿日:2016/05/20
IKEA(イケア)はスウェーデンの家具販売会社です。皆さんも一度は来店したり、購入したことがあるのではないでしょうか。
IKEAは1943年に17歳の少年が開いた雑貨店にその源流をもち、いまでは世界中で展開し、その規模は世界最大とも言われています。
日本には1974年に進出し、千葉県船橋市に第1店舗、兵庫県神戸市灘区に第2店舗を設けました。しかし1986年に一度は撤退し、その後2001年に再進出、現在は8店舗が稼働中です。2020年には14店舗までに増えることが予定されています。
IKEAはアイテム数の多さから、週末にファミリーが出かける人気スポットにもなっており、家具のデザインのよさ、充実したアフターサービス、そしてなによりリーズナブルな価格で、日本でも大人気のブランドとなっています。併設されたスウェーデン料理のレストランも、自社商品のショールームとしての役割を果たしながら、ヨーロッパのおしゃれな雰囲気を醸し出すのに一役かっています。
購入した家具は客自身が車に載せて運び、自分で組み立てるという仕様で、DIY(日曜大工)に関心を持つ層からも人気です。しかし、この『組み立て』前提という理由で、引越しにおいて引越し業者から運搬を拒否されたり、分解や組立てを断られるといった事例があるため、その理由や注意点をご紹介します。
IKEAの家具は基本、組立式です。ネジや金具、そして合板など、かなり多くのパーツからできあがっています。他の会社の組立家具とも異なり、板のレベルから組み上げていく仕様になっています。組み立てるときにはそれを解体して引越しをすることなど想定していません。ネジ山がつぶれたり、曲がって入っていたりして、分解しようとすれば壊れてしまい、再度組み立てができなくなることもあるのです。
さらにIKEAの家具は圧縮板という合板を使って作られています。そのため、合板を組み合わせる際には木ネジが多用されています。木ネジはナットなどを使わず、合板に直接差し込む形で固定する仕様のネジで大変便利なのですが、一度差し込めば、穴が広がってしまうため、分解してしまえばもう一度組み立てたところで同じ強度は維持できません。
なにより、そのまま運び出せればよいのですが、室内で組み立てたこれらの家具は、組み立て後にサイズが大きくなり、解体してからでないと持ち出せないということもしばしば。そこでIKEAの家具を敬遠する引越し業者が多く、仮に引き受けてもらえたとしても別料金がかかったり、補償の対象外となることもあるようです。
IKEAの家具を所有している場合、引越し時にトラブルとなる前に引越し業者へ相談することが重要です。このタンスとこのテーブルはIKEA製である等、見積もりの際に業者さんへ告げてください。そうすることで、お気に入りの家具を壊してしまう可能性、引越し当日に作業が滞ってしまう可能性を少なくしてくれます。
どこの業者もIKEA家具の取り扱いには苦慮しているようですが、解体せずに搬出できる商品については問題なく運んでくれるところが多いようです。どうしても解体しないと難しいものについては、事前に自身で分解しておけば、すんなり運んでもらえるはずです。ただし、再組立ては対応してもらえないケースが多いので、自身での対応となります。
もし再組立て時にパーツを破損させた場合は、IKEAにスペアパーツコーナーがあり、ネジや部品など交換が必要になったものについてはいつでも対応できるよう準備されています。
例えばクロネコヤマト引越しセンターは、家具の解体が可能であれば対応できますし、アート引越センターは、家具の解体や組立をする専門業者に依頼して対応しています。引越し業者によっては別料金となったり、破損しても補償対象外になる場合があるので、見積もり時にIKEAの家具があることを伝えて確認を取りましょう。
投稿日:2016/05/20
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