不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S不動産査定住まいの売却データファイル築20年以上と築30年以上のマンション売却比較 | 築年別に売却のポイントを考察

築20年以上と築30年以上のマンション売却比較 | 築年別に売却のポイントを考察

東日本レインズによると、2020年6月の首都圏の中古マンション成約物件の平均築年数は「築22年」で、築30年くらいからマンションの価格は大きく下落するといわれています。築30年以上のマンションは需要がないのでしょうか? しかし、築20年以上~築30年未満と築30年以上~築40年未満のマンション売却経験者のアンケートでは、「築30年以上のマンションのほうが早く売れた」という結果が。この傾向が表わすことは何か、築年別の売却傾向を分析し、それぞれの築年数のマンションを売る人が取るべき行動を考察します。

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更新日:2021年5月20日

築20年以上と築30年以上で早く売れたのはどちら?

半年以内で売れた割合は、圧倒的に築30年以上の方が多かった

3ヶ月未満
23.3%
36.8%
3ヶ月以上~6ヶ月未満
26.1%
26.5%
6ヶ月以上~9ヶ月未満
23.8%
20.7%
9ヶ月以上~1年未満
10.9%
7.5%
1年以上~2年未満
14.1%
5.7%
2年以上
1.8%
2.8%
築20年以上(n=219)
築30年以上(n=106)
  • 横軸の最大値は50%

「3ヶ月未満」で売買契約まで完了した割合を見てみると、築20年以上~築30年未満のマンションが23.3%、築30年以上~築40年未満のマンションが36.8%という結果でした。築30年以上のマンションのほうが+13.5ポイント多くなっています。「3ヶ月以上~6ヶ月未満」の割合については同程度ですが、それでも0.4ポイント築30年以上のマンションのほうが多く、半年以内に売れた割合は圧倒的に築30年以上のマンションのほうが多いことが分かりました。築20年以上のマンションは、「1年以上~2年未満」の割合が14.1%と多く、築30年以上のマンションと比較して2倍以上。「築年数が浅いマンションのほうが早く売れる」わけではなく、むしろ築20年以上のマンションのほうが売却に時間がかかったようです。

ではなぜ、築年数が浅く、資産価値も高い築20年以上のマンションのほうが売却に時間がかかってしまったのでしょうか? アンケート結果から、検証していきましょう。

築20年以上と築30年以上で売却のきっかけに違いはあった?

いずれも「今が売り時と考えた」が最多

築20年以上(n=233) 築30年以上(n=107)
1 今が売り時だと考えた 29.6% 34.1%
2 維持費が高いと思った 16.7% 21.9%
3 生活に便利なところに住みたいと思った 12.4% 9.6%
4 資金が必要になった 9.9% 9.7%
5 住宅・不動産の老朽化 8.2% 13.9%
6 住宅・不動産の維持・管理が大変になった 7.7% 11.1%
7 住宅ローンの支払いが厳しくなった 7.3% 1.8%
8 ご自身の高齢化・病気 6.0% 9.6%
9 投資目的で入手した不動産の価格が上昇した 5.6% 3.7%
9 転勤・転職 5.6% 0.6%
9 ご自身や子どもの通勤・通学を考えて 5.6% 1.5%
12 同居人数の減少(子どもの独立など) 5.2% 8.5%
12 家族や親族の高齢化 5.2% 8.0%
14 家族(親や子どもなど)との同居 4.7% 2.4%
15 結婚・出産 4.3% 0.4%
16 居住者・名義人の死亡 3.9% 5.8%
17 住宅・不動産の相続 3.0% 11.8%
18 税金対策・節税 2.6% 2.0%
18 住宅・不動産の近隣トラブル 2.6% 2.5%
18 離婚 2.6% 0.0%
その他 9.4% 10.4%
  • 複数回答

どちらの築年も「今が売り時だと考えた」が最も多い結果となりました。築30年以上~築40年未満のマンションのほうがその割合は多く34.1%。築20年以上~築30年未満は29.6%という結果でした。金融緩和政策の実施や東京オリンピック開催決定などにより、2013年ころから中古マンションの相場価格は上昇傾向にあります。築30年以上の築古マンションも例外ではなく、以前より高く売れる見込みのあるときに売ってしまおうと考える人は多いものと考えられます。

しかし、今後、新型コロナウィルス感染症の影響による経済悪化が進めば、マンションをはじめ不動産価格が下落する可能性も否めません。影響が出るエリア、出ないエリアもあるでしょうし、築年数による値下がり率が変わってくる可能性もあります。今後、一定期間は、従来以上に売り時を見定めることが難しくなるはずです。売り時を逃さないためには、売却スケジュールに余裕を持ち、早めに不動産会社に査定依頼することをおすすめします。

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築20年以上と築30年以上でマンション売却方法に違いはあった?

築が古くても「買取」の割合は変わらない

専任媒介契約(仲介)
32.4%
28.6%
専属専任媒介契約(仲介)
11.5%
17.1%
一般媒介契約(仲介)
25.1%
22.9%
不動産会社の買取
20.5%
21.9%
個人売買
2.3%
1.9%
その他
8.2%
7.6%
築20年以上(n=233)
築30年以上(n=107)
  • 横軸の最大値は35%

「築30年以上のマンションのほうが早く売れた」という事実から「買取」の比率が多い可能性も考えられますが、アンケート結果を見てみると「不動産会社の買取」は築20年以上~築30年未満で20.5%、築30年以上~築40年未満で21.9%とほとんど差はありません。

「買取」とは、不動産会社による「仲介」ではなく、直接買い取ってもらう売却方法です。早ければ1週間~数週間以内での成約が見込めますが、買取価格は仲介による売却の7~8割ほどになるのが一般的です。買取による売却の割合がほとんど変わらないということは、「仲介」による売却のスピードが、築30年以上のマンションのほうが早かったということになります。

築20年以上と築30年以上で不動産会社の探し方に違いは?

築30年以上はネット利用率が低い

築20年以上(n=233) 築30年以上(n=107)
1 不動産会社が運営しているWebサイト 25.8% 19.1%
2 不動産・住宅情報Webサイト 18.0% 14.6%
3 付き合いのあった不動産会社を利用した 14.6% 27.3%
4 不動産会社からの営業 9.9% 11.8%
5 折込やポストインのチラシ、ダイレクトメール 7.7% 7.3%
6 その他Webサイト 6.4% 3.6%
7 テレビ番組やCM 3.9% 2.0%
8 街で見かけた 3.4% 3.5%
9 新聞記事・広告 2.1% 1.9%
9 雑誌・住宅情報誌・フリーペーパー 2.1% 1.3%
11 屋外広告(看板や電車内広告など) 1.7% 1.3%
その他 4.3% 6.3%
  • 単数回答

不動産会社探しにおいて最も影響のあったものを聞いたところ、築20年以上~築30年未満のマンション売却経験者は、「不動産会社が運営しているWebサイト」が25.8%、「不動産・住宅情報Webサイト」が18.0%と、大部分がネットで不動産会社を探したようです。一方、築30年以上~築40年未満のマンション売却経験者は、「付き合いのあった不動産会社を利用した」の27.3%が最も多く、ネット利用率は比較的低くなっています。

「付き合いのあった不動産会社」を選択肢の1つとすることは問題ありませんが、その際にも、不動産会社の比較は必要です。ネットを活用すれば、大きな手間をかけずに、不動産会社の情報を得られます。不動産会社による自社サイトだけでは、その不動産会社の「いいところ」にしか触れられていませんが、住宅情報サイトなども併用すれば、各社の特徴も見えてくるはずです。

築30年以上のマンションを好条件で売るためには、売却前にリフォームやリノベーションなどを検討する必要性も出てくるかもしれません。ホームインスペクション(建物検査)を実施し、買主に安心を与えるのも効果的でしょう。築年数が古いマンションは、どうしても買主が不安になってしまうもの。とくに築30年以上のマンションを売却する不動産会社を探すうえでは、ネットを駆使し、「リフォームやリノベーションの提案もしてくれそうか?」「インスペクション会社との提携はあるか?」といった点も考慮しながら情報を集めてみるといいでしょう。

築年により不動産会社を選ぶ決め手に違いはあった?

どちらの築年も「担当者の対応」を最も重視

築20年以上(n=233) 築30年以上(n=107)
1 担当者の対応が良かったから 30.7% 36.0%
2 会社が信頼できたから 24.5% 20.2%
3 物件の販売力がありそうだったから 22.2% 14.4%
4 査定価格が納得のいくものだったから 21.7% 27.9%
5 地元の不動産事情に詳しかったから 21.2% 17.0%
6 過去に付き合いがある会社だったから 18.4% 28.7%
7 早く売却できそうだったから 17.0% 16.4%
8 近くに店舗があったから 16.5% 10.7%
9 有名な会社だから 15.6% 17.6%
10 会社の規模が大きかったから 15.1% 14.0%
10 取引実績が多いから 15.1% 14.5%
12 連絡が早かったから 14.2% 19.4%
13 担当者の知識が豊富だったから 13.2% 17.6%
14 サービスが充実していたから 9.4% 1.9%
15 友人・知人だったから/友人・知人・家族の紹介だったから 8.0% 14.1%
16 保証が充実していたから 6.1% 4.8%
17 次の住まいを契約・購入した不動産会社だったから 2.4% 0.0%
  • 仲介/買取で物件を売却した方のみが回答
    複数回答

築20年以上~築30年未満のマンション売却経験者と築30年以上~築40年未満の売却経験者で割合の差分が多かったものを見ると、築20年以上のマンションの売却経験者では、「物件の販売力がありそうだったから」が+7.8ポイント、「サービスが充実していたから」が+7.5ポイントと、「不動産会社の印象」が決め手となった傾向が高いようです。

一方で、築30年以上のマンションの売却経験者は、「査定価格が納得のいくものだったから」が+6.2ポイント、「友人・知人だったから/友人・知人・家族の紹介だったから」が+6.1ポイントと、査定額や付き合い、紹介を重視した傾向が見て取れます。

先述のように、築年によりそれぞれ傾向に違いはありましたが、どちらの築年においても「担当者の対応が良かったから」が最も割合が多いという点は同じでした。不動産会社を決めるうえで、しっかり担当者を見ている点は非常にいいことです。というのも、不動産売却では、不動産会社の属性や実績以上に「担当者」の能力や人柄が重要だといえるからです。会社としての信頼もたしかに大事ですが、同じ不動産会社の中でも、担当者による販促力の差はどうしてもあります。いくら老舗の大手不動産会社だとしても、担当者がベテランで実績も豊富とは限りません。基本的に、物件引き渡しまで担当するのは、査定をしてくれた担当者。よって、査定依頼は単に査定額を教えてもらうためのものだとは思わず、担当者を見極めるためのものと位置付けるといいでしょう。

築20年以上と築30年以上で売却時に困ったことに違いはあった?

築30年以上のマンションを売った人の15.1%が「売却損が出た」と回答

築20年以上(n=233) 築30年以上(n=107)
1 買い手がなかなか見つからなかった 15.5% 15.6%
2 売却金額の相場感が分からなかった 12.0% 22.8%
3 不動産会社の担当者が信頼できなかった 7.3% 3.2%
4 買い手がなかなか見つからなかった際の不動産会社の対応が悪かった 6.9% 6.4%
4 何から始めればよいか分からなかった 6.9% 5.8%
6 不動産会社とのやり取りが面倒だった 6.4% 14.3%
6 信頼できる不動産会社が分からなかった 6.4% 11.3%
8 売却損が出た 6.0% 15.1%
8 不動産会社からの営業電話がかかってきた 6.0% 1.8%
10 お金に関する知識が足りなかった 5.6% 1.5%
10 分からないことをどこに相談すればよいか分からなかった 5.6% 5.3%
12 ローンの残債を売却資金で埋められなかった 5.2% 0.0%
13 何をすればよいか分からなかった 4.7% 4.8%
13 信頼できる相談先が無かった 4.7% 5.5%
15 法律に関する知識が足りなかった 4.3% 4.9%
16 買い替えローンなどが受けにくかった 3.9% 0.7%
17 買い先行で購入資金不足が起きた 2.1% 0.0%
  • 複数回答

築20年以上~築30年未満のマンション売却で困ったことは、「買い手がなかなか見つからなかった」の15.5%が最多でしたが、その割合は築30年以上のマンションとほぼ変わりません。一方で、築30年以上~築40年未満のマンションで最多だったのは、「売却金額の相場感が分からなかった」で22.8%。築20年以上との差も+10.8ポイントと最も多くなっています。また、「売却損が出た」と回答した人の割合も15.1%で、こちらの差も+6.0ポイントと多いです。築30年以上のマンションを売った人は相場が分からず、結果的に損をしたと感じた人が比較的多かったようです。
築30年以上のマンションも、売却にいたったきっかけの多くは「売り時と考えた」でした。それにもかかわらず、売却損が出て困った人が15%以上いたということは、売り時とされる時期においても、必ずしも希望額で売れるわけではないことを意味しています。

たとえ「売り時」と思っても、適正価格でなければマンションは売れません。上記アンケート結果からは、築20年以上のマンションを売った人は、価格で粘って買い手が見つからず時間がかかってしまった。築30年以上のマンションを売った人は「相場を見誤らなければ、もっと高く売れたのではないか?」といった後悔があるように見て取れます。「適正価格」を知るためには、4社以上への査定依頼が適正だといわれています。ネットによる査定を活用すれば、時間や手間をかけずに複数社に査定依頼することが可能ですので活用をしてみてはいかがでしょう。

築年によって売却時に後悔したことに違いはあった?

どちらの築年も「スケジュール」「価格や担当者の比較」に後悔した人が多い

築20年以上(n=233) 築30年以上(n=107)
1 余裕のあるスケジュールを立てる 35.6% 30.1%
2 査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない 31.3% 24.4%
3 価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する 30.5% 32.9%
4 売れないからといって安易に価格を下げない 27.0% 27.3%
5 不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する 24.5% 22.8%
6 売り出し価格を高くしすぎない 24.0% 24.4%
7 多少の損を覚悟しておく 22.7% 18.8%
8 不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする 21.9% 30.9%
9 設備の不具合などを正直に申告する 20.6% 21.6%
10 内覧時に良い印象を与えられるようにする 19.3% 17.4%
11 不動産会社について詳しく情報収集する 16.3% 17.8%
12 買う人がどんな経済状態か、どんな人なのかを確認する 11.2% 4.6%
  • 複数回答

築20年以上~築30年未満のマンション売却経験者では、「余裕のあるスケジュールを立てる」の35.6%が最も割合が多く、次いで「査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない」の31.3%、「価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する」の30.5%と続きます。これら3つの後悔はそれぞれ3割以上の人が感じているところであり、築20年以上のマンションの売却に時間がかかったこと、そして「なかなか買い手が見つからなくて困った」ことの直接的な要因になったと考えられます。
また、築20年以上のマンションは近年とくに需要が高いため、「粘り」や「挑戦」が出た可能性もあるでしょう。「できる限り高く売りたい!」と、適正価格より高い金額で売り出す期間を長く保ちすぎたのかもしれません。売却に焦りは禁物ですが、限られた時間の中でも納得のいく売却をするためには、適正価格と担当者をしっかり見極めることを意識しましょう。

一方、築30年以上~築40年未満のマンション売却経験者においても、「価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する」が32.9%、「余裕のあるスケジュールを立てる」が30.1%と、築20年以上の売却経験者と同様に会社の比較やスケジュールについての後悔の割合が多い傾向がありました。築20年以上と比較して特に多かったのは「不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする」30.9%で、差は+9.0ポイント。築30年以上の売却経験者は、「過去の付き合い」や「紹介」で不動産会社を決めた人が多い傾向がありましたが、これも不動産会社の後悔につながったひとつの要因ではないでしょうか。

築20年以上、もしくは築30年以上のマンションを売った人に聞いた「失敗しない売却のコツ」

  • 同じ間取りの物件の情報や近隣のマンションの売却状況の把握を詳細に調べることが出来たらもうちょっと高値で売却できた。(62歳/男性/佐賀県佐賀市の1997年築のマンションを売却)
  • よほど都心か駅近でなければ、高く売却は出来ない。初めの売却額の提示の仕方で売却期間が決まってしまう事は有ると思う。(60歳/女性/神奈川県横浜市青葉区の1981年~1985年築のマンションを売却)
  • 売却までに最低でも1年はみて、早めに情報収集した方がいい。仲介業者は、2社以上検討して相見積もりを取った方がいい。(38歳/女性/愛知県豊田市の1997年築のマンションを売却)
  • 売却希望金額と査定額に大きな差があることがままあるので査定額の理由を十分に説明してもらい納得できることが大事だと思います。業者によっても査定額は相当に違いますので。(64歳/男性/岩手県盛岡市の1981年~1985年築のマンションを売却)
  • 住んでいるマンションや居住エリア不動産物件の売却実績が十分な不動産会社を委託候補先とし、実際の電話等での応対から担当者の対応力・アドバイス力・印象がどうかを把握して選んでいくことがポイントかと思う。(64歳/男性/神奈川県横浜市戸塚区の1986年~1990年築のマンションを売却)

まとめ

マンションは、「築年数が浅ければ早く売れる」ということはありません。実際に、成約にいたるマンションの築年数の平均は上昇傾向にあり、築30年、築40年でも、早期売却を目指すことは可能です。とはいえ、希望額で売れるかどうかはまた別問題。どんな築年数のマンションでも、適正価格でなければ売れるものも売れません。
今回のアンケートでは、「築30年~40年のマンションより、築20年~築30年のマンションのほうが売却に時間を要した」という興味深い結果が出ています。とはいえ、築30年以上のマンションの売却経験者は売却に成功したのか?といえば、そうとはいえません。「売却損が出た」という人は15%以上に及び、価格や担当者、不動産会社に対して後悔している人も一定数見られました。
いずれの築年数のマンションでも、納得のいく売却をするために重要なのは、売却前の不動産会社、担当者の比較です。査定額とともに、不動産会社の属性やサービス、担当者の能力や人間性を徹底的に比較し、早期売却、高額売却を目指しましょう。

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アンケート対象者の内訳

  • 年代割合

    25~39歳 21.0%
    40~49歳 13.1%
    50~59歳 17.2%
    60~69歳 36.7%
    70~84歳 12.0%
  • 売却物件の所在地割合

    関東 51.1%
    関西 17.2%
    東海 7.8%
    北海道・東北 9.3%
    北陸・甲信越 0.7%
    中国・四国 2.6%
    九州・沖縄 11.2%
  • 職業割合

    会社員 35.2%
    経営者・役員 4.1%
    契約社員 4.5%
    派遣社員 2.2%
    公務員 3.0%
    自営業・自由業 9.4%
    専業主婦(主夫) 23.6%
    パート・アルバイト 9.4%
    無職 8.6%
  • 世帯年収割合

    400万円未満 14.8%
    400~600万円未満 17.4%
    600~800万円未満 15.9%
    800~1,000万円未満 14.8%
    1,000~1,500万円未満 17.0%
    1,500万円以上 5.9%
    未回答 14.1%

売却経験者のデータで見る傾向

調査概要

調査日
2019/9/19
調査対象者
過去2年以内に不動産の売却をした方
調査方法
インターネット調査
有効回答数
3,000票
調査主体
LIFULL HOME'S

※上記調査のうち、売却した物件が1991年築~2000年築か、1981年築~1990年築のマンションと回答したデータを抜粋して集計

LIFULL HOME'S不動産査定のデータ利用について

LIFULL HOME'S不動産査定提供の調査結果について、調査結果の引用・転載を希望される場合、 紙媒体や資料では「出典の明記」、ウェブ媒体では「出典の明記および、LIFULL HOME'S不動産査定と該当ページURLへのリンク」をお願いいたします。 その他ご要望等については、こちらより承ります。

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よくある質問

築30年以上のマンションは売却までにどのくらいかかった? 築30年以上のマンションを3ヶ月未満で売却できた人の割合は36.8%にも及びました。これは築20年以上のマンションを売却した人よりもかなり多い割合です。売却までにかかった期間の全体の割合は「築20年以上と築30年以上で早く売れたのはどちら?」からご覧いただけます。
築年によって不動産会社の選び方は変えた方がいい? 築年により不動産会社選びの決め手としたことに違いはなく、どちらも「担当者の対応」を最も重視して会社を選んでいました。「築年により不動産会社を選ぶ決め手に違いはあった?」では、築年別の決め手ランキングにのほか、売却における担当者の重要性についても説明しています。
築が古いマンションのほうが買取の割合は多い? 築20年以上と築30年以上のマンションで、不動産会社の買取による売却が選択された割合に違いはほぼありませんでした。築30年以上であっても仲介で売却はできます。「築20年以上と築30年以上でマンション売却方法に違いはあった?」では、買取だけでなく媒介契約で何が選ばれたかも含めたデータをグラフで掲載しています。
築年により、売却時に気をつけておいた方がいい事に違いはある? 売却後に「こうすれば良かった」と後悔したことを聞いたところ、築年により特に大きな差はなく、どちらの築年も「余裕のあるスケジュールを立てる」ことや「価格や担当者を複数の不動産会社で比較する」ことをしっかりしておけば良かったという答えが多かったです。「築年によって売却時に後悔したことは違いはあった?」では、売却後、後悔したことを築年別にランキングで紹介しています。参考にしてください。

築20年以上~築30年未満と築30年以上~築40年未満のマンション売却経験者へのアンケートを築年別に比較検証したところ「築30年以上のマンションのほうが早く売れた」という驚きの結果が。売却傾向の違いを築年別に比較し、これからマンションを売る人が取るべき行動を考察します。【LIFULL HOME'S/ホームズ】