| 1 |
売却金額の相場感が分からなかった |
17.0% |
| 2 |
買い手がなかなか見つからなかった |
14.9% |
| 3 |
何から始めればよいか分からなかった |
12.0% |
| 4 |
法律に関する知識が足りなかった |
10.3% |
| 5 |
何をすればよいか分からなかった |
9.7% |
| 6 |
分からないことをどこに相談すればよいか分からなかった |
9.3% |
| 7 |
信頼できる相談先がなかった |
8.0% |
| 8 |
信頼できる不動産会社が分からなかった |
7.5% |
| 9 |
売却損が出た |
6.9% |
| 10 |
不動産会社とのやり取りが面倒だった |
6.6% |
| 11 |
不動産会社の担当者が信頼できなかった |
6.0% |
| 12 |
お金に関する知識が足りなかった |
5.9% |
| 13 |
買い手がなかなか見つからなかった際の不動産会社の対応が悪かった |
5.3% |
| 14 |
不動産会社からの営業電話がかかってきた |
4.9% |
| 15 |
ローンの残債を売却資金で埋められなかった |
3.9% |
| 16 |
買い先行で購入資金不足が起きた |
3.8% |
| 17 |
買い替えローンなどが受けにくかった |
3.5% |
|
その他 |
2.1% |
「売却金額の相場感が分からなかった」の17.0%が最多で、次に「買い手がなかなか見つからなかった」の14.9%と続きます。一定期間内に買い手が見つからないときの要因としては、市場のニーズと売値がかけ離れていることが考えられます。これらの点は、売却までに複数社の価格査定の結果から適正価格を見極められていれば、解消できる可能性が高いといえるでしょう。
なぜ「複数社」に価格査定を依頼しないと適正価格が見極められないのかというと、各社の査定額は「予測」の範疇を出ないためです。1社のみへの査定依頼で算出された査定額「3,000万円」より、複数社の中で最も査定の根拠に納得できる1社がいう「3,000万円」のほうが、予測とはいえ信憑性は高いはずです。また複数社の査定額やその見解から、独自に相場額を予測することもできます。参考値は1つではなく、複数あったほうがいいのは当たり前のこと。相場感を養い、より買い手のニーズを満たせる価格を予測するために、複数社への査定依頼が必要なのです。
また、「何から始めればよいか分からなかった」という漠然とした困りごとも、12.0%と少なくありません。結論からいえば、共有名義の不動産売却で最初に取りかかるべきは、すべての共有者の売却の意思確認です。ご夫婦や親子の共有ではなく、相続をきっかけに共有状態となった不動産はとくにこの意思確認で揉めるケースが多いので、スケジュールに余裕を持って取りかかるようにしましょう。