投稿日:2019/08/02
引っ越しで失敗するのは避けたい!と思っていても、新居となる賃貸物件を大量にチェックしていると「数が多すぎてどれがいいのか分からない」「何を基準に選ぶべきなの?」とうんざりしてしまうことも多いですよね。初めて一人暮らしをするときはなおさらでしょう。ここでは引っ越しの具体的な失敗例をあげながら、新居選びのコツについて説明していきます。引っ越しで失敗したと思ったことがある人や初めて一人暮らしをする人、必見ですよ!
家に引っ越してから「失敗した…」と後悔したことのある人のエピソードを元に、具体的な例を紹介していきます。
●隣の家の騒音がひどい!
少しの失敗例で最も多いのが「騒音に気づかなかった」というもの。鉄筋コンクリート造りのマンションなのに隣の家の普通の会話が丸聞こえだったり、携帯電話のバイブレーション音が聞こえたりするという極端なケースも。こちらの会話や音も隣に聞こえているかと思うと、ちょっと怖いですよね。
また、人気の『テラスハウス』での騒音トラブルもよくあります。テラスハウスというと友達同士で同居するシェアハウスをイメージする人が多いのですが、 本来は『2階建ての長屋』のこと。メゾネットとも呼ばれている物件で、2層構造の一戸建ての家同士がくっついているような建物を指しています。
テラスハウスは『鉄筋コンクリート造』となっていても、鉄筋が入っているのは屋根部分だけで各戸は壁一枚で区切られているだけという物件も。 うるさい住民がいるならともかく、普通の会話まで聞こえてしまうようでは問題です。
また、上階や両隣の住民が四六時中ドタバタしている、毎日のように人を頼んで大騒ぎするなどの深刻な人的騒音トラブルも起きています。近所にどんな人が住んでいるかは実際に引っ越してからでないと分からないため、引っ越してから後悔している人が圧倒的に多いようです。
●外からの騒音がひどい!
便利さを考えて大通りや幹線道路沿いの物件を選ぶと、思っていたより交通量が多く昼夜を問わず騒音に悩まされる…ということも。
また、住宅地の静かな環境でも近くに運送会社や工事会社などがあって、早朝からダンプカーやトラックが出入りしていて騒音に悩まされることになったという場合も。早朝や深夜の騒音は内見したときにはなかなか気づけないので要注意です。
日当たりに関する失敗も少なくありません。家賃の安さを重視して日当たりの悪い部屋を選んでしまうと洗濯物が全く乾かない、洋服にカビが生える、壁の結露やカビに悩まされるということも。
共働きや男性の一人暮らしで、日中あまり家にいないからと日当たりの悪さを問題視せず入居したところ、カビが大発生。こうなるとなんらかの対策をとらなくてはならない場合もあるでしょう。アレルギーやぜんそくといった持病のある人にとっては重大な問題になるので妥協してはいけません!
実際に住んでみないと分からないのは立地条件や周辺環境も同様。「バス10分」とあったので許容範囲かなと思ったら、バスの本数が少なかったり、近所に有名な渋滞スポットがあったりして所要時間が読めず困るケースも。
また、近所に買い物できるスーパーや安いドラッグストアがないなど買い物の利便性の悪さも長く住むとストレスになる上、経済的な負担も大きくなるので注意が必要です。
家賃の目安は月収の1/3程度がベスト。駅から近い、オートロック、バストイレ別、築浅など全ての条件を満たす物件はどうしても家賃が高くなります。毎月支払う家賃が高いと他の部分で生活を切り詰めなくてはいけなくなってしまうのでときには諦めることも大切です。
また、家賃の他に毎月支払う管理費も要チェック。駐車場代、敷金、礼金、仲介手数料、保険料などの初期費用も合計いくらになるのか必、ず物件を決める前に計算してみましょう。
あまり考えたくない例ですが、心霊現象が起こる物件も実際にあるようです。霊感の強い人だと内見の時に気がつくということもあるそう。 入居してから近所の人に事故物件であることを聞いて、怖くなってすぐに引っ越ししたという人もいます。
不動産会社には、事故や事件があった物件について「心理的瑕疵(しんりてきかし)」がある旨、入居者に告知する義務があります。「告知事項あり」と書かれている物件が該当しますが、告知義務があるのは次に入居する一人目の入居者に対してのみ。次の次に入居する人には説明義務すらないため、簡単に見極めることはできないでしょう。
また、心理的瑕疵は事故物件だけではなく周辺に「嫌悪施設」と呼ばれる変な人から嫌われる施設がある物件も該当します 。
引っ越しで失敗しないようにするためには内見時のチェックや情報収集が重要になります。最後に引っ越しで失敗&後悔しないためのチェックポイントをまとめてみました。「更新が迫っていて、急いで次の家を探さなくてはならない」という人も内見の際、ココだけはチェックしてくださいね!
部屋の防音性は必ずチェックしましょう。近隣の住民による騒音や周辺道路の騒音は時間を変えて2度以上、内見に訪れるのがベストです。昼だけではなく夜も行ってみたり、実際に生活することを想像して確認しましょう。隣の部屋の音が聞こえるかどうかは、壁に耳を当てて聞いてみるとよく分かります。
部屋の湿気をチェックするポイントは窓枠やサッシ部分。変色や塗り直しがある場合、結露しやすい環境であることが考えられます。 壁紙が一部だけ張り替えられていたり不自然に浮いたりしていないかも要チェックです。
通勤や通学に使う通りにどんな施設があるかも確認しましょう。コンビニやスーパー、ドラッグストアなどがあると便利。病院や公共施設があるかどうかも見ておきましょう。また、周辺に下水処理場や火葬場、刑務所などのいわゆる嫌悪施設がないかも調べておいてくださいね。
不動産屋で色々な物件を見ていると「これくらいの家賃なら何とかやっていけるかも」と考えて、ついつい家賃の高い物件に手を出してしまうことがあります。冷静な目で物件を選ぶためにも、不動産会社に行く際には、一人暮らしの経験がある友人や家族に一緒に行ってもらうことをお勧めします。
「告知事項あり」と書かれていない場合、事故物件であることを事前に知ることは難しいのですが、オーナーや管理会社が何度も変わっている物件やマンションの名前自体が変わっているような物件は要注意と言えます。
また、不動産会側も告知義務はなくても、質問されれば正直に答えざるを得ないはず。周囲の物件と比較して家賃が極端に安い場合など、「おかしいな」と思ったらどんどん積極的に質問しましょう。以前、心霊現象のある部屋に住んだ経験があるなど、どうしても気になるなら、内見の際に霊感の強い友達に一緒に来てもらうという手もアリです。
快適で条件がよく、お手頃な家賃の部屋はなかなか空きが出ず、空室でもすぐに借り手がついてしまいます。更新時期が迫っているなど引越しすることが確実な場合、早め早めに物件探しに着手するのがポイント。また、不動産会社の担当者にはどんどん質問するのが吉です。時間を変えて何度か内見することも多くの場合、快く受け入れてもらえるはず。嫌な顔をされた場合、別の不動産会社にあたってみることも検討してくださいね。
投稿日:2019/08/02
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