| 専任媒介契約(仲介) | 19.0% |
| 専属専任媒介契約(仲介) | 9.2% |
| 一般媒介契約(仲介) | 27.6% |
| 不動産会社による買取 | 28.1% |
| 個人売買 | 4.7% |
| その他 | 11.4% |
家や土地が高く売れて、価格に満足した人の売却方法は、「不動産会社の仲介」による売却が55.8%と半数以上に及んでいます。「仲介」とは、不動産会社と一般媒介や専任媒介、専属専任媒介などの媒介契約を締結して販促活動してもらい、見つかった買主と売買契約を締結する、いわゆる“主流”の不動産売却方法です。一方、「買取」とは、仲介してもらうのではなく、不動産会社に直接、不動産を買い取ってもらうこと。仲介より早く売ることができますが、買取価格は相場価格の7~8割ほどになってしまうのが一般的です。つまり、不動産売却で価格にこだわりたい場合には、「仲介」によって売るのが適切だといえるでしょう。
また、「仲介」の中では、「一般媒介」が27.6%と最多。しかし、「高く売るには一般媒介」かというと、そうとは限らず、物件の特徴に合わせた媒介契約選びが重要です。不動産会社と締結する媒介契約は、他社とも契約ができる一般媒介と1社のみとしかできない専任媒介・専属専任媒介に分かれます。一般媒介の“複数社と契約できる”というメリットが活きるのは、需要の高さが期待できる物件。
具体的には、「土地の立地が良い」「築年数が浅い」「人気のブランドマンション」など、不動産会社からすると「売りやすい物件」です。売りやすい物件には客引き効果があるため、たとえ一般媒介だとしても、各社、販促物の目立つところに掲載したがるため、早く、高く売れることが期待できます。
一方で「売りにくい物件」は、一般媒介には不向きです。たとえば、「立地が悪い」「築古の一戸建て」「旗竿地」などの物件ですね。売りにくい物件は、不動産会社からすれば、客引き効果がなく、“頑張らないと売れない”物件です。そのため、“売らなければならない環境”をつくるために、1社専任にする必要があります。他社と競合する一般媒介では、“わざわざうちで売る必要はない”との心理が生じてしまい、販促活動に力を入れてもらいにくいことが考えられるからです。そういった意味では、「一般媒介だから高く売れた」というよりは、「一般媒介に適した物件には高額売却を狙える物件が多い」ために、今回のアンケートでは一般媒介の割合が高かったとも考えられます。