不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S不動産査定住まいの売却データファイル「投資用不動産」の売却で後悔しないためにすべきこととは?

「投資用不動産」の売却で後悔しないためにすべきこととは?

投資用不動産(投資用区分マンション・一棟マンション/アパート等)の売却経験者287人に、どうやって不動産会社を探した?後悔したことは?など、投資用物件の売却実態をアンケート。そこから、後悔しない売却のためにすべきことを考察します。投資用物件の売却経験者から聞いた「失敗しない売却のコツ」も掲載。

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更新日:2020年5月28日

投資用物件の売却後に後悔したことは?

不動産会社や価格に後悔した人が多い

投資用物件を売却 それ以外を売却
1 価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する 31.8% 26.1%
2 不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする 28.7% 23.9%
3 売れないからといって安易に価格を下げない 28.4% 23.4%
4 余裕のあるスケジュールを立てる 27.1% 28.7%
5 不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する 26.3% 23.0%
6 査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない 21.3% 18.4%
7 売り出し価格を高くしすぎない 19.9% 20.1%
8 不動産会社について詳しく情報収集する 19.7% 15.6%
9 多少の損を覚悟しておく 14.2% 20.1%
10 買う人がどんな経済状態か、どんな人なのかを確認する 13.9% 12.3%
11 設備の不具合などを正直に申告する 12.5% 15.4%
12 内覧時に良い印象を与えられるようにする 8.2% 15.7%
  • 複数回答

投資用不動産を売却した人が「こうすれば良かった」と思っていることは、「価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する」が31.8%と最多となりました。次いで、「不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする」が28.7%、「売れないからといって安易に価格を下げない」28.4%と続きます。相対的に見ると、不動産会社や価格に後悔している人が多いことがうかがえます。

投資用不動産はマイホームと違い、家族や自分の都合や意向によって売る時期を決めるものではありません。売却する目的は、単純に利益確定や利益を増やすため。「いくらで売れるか」が最も大事である以上、複数の不動産会社の査定額や収益物件の知識について、徹底的に比較するべきでしょう。

投資用不動産の売却を検討したきっかけは?

今が売り時だと判断が41.9%

投資用物件を売却 それ以外を売却
1 今が売り時だと考えた 41.9% 20.4%
2 維持費が高いと思った 19.9% 15.5%
3 投資目的で入手した不動産の価格が上昇した 18.9% 3.5%
4 住宅・不動産の維持・管理が大変になった 15.4% 16.9%
5 資金が必要になった 12.1% 9.5%
6 住宅・不動産の老朽化 11.4% 14.0%
7 税金対策・節税 8.9% 7.9%
8 住宅ローンの支払いが厳しくなった 5.7% 4.1%
9 ご自身の高齢化・病気 5.1% 7.1%
10 住宅・不動産の相続 4.2% 13.1%
11 生活に便利なところに住みたいと思った 3.7% 10.3%
11 家族や親族の高齢化 3.7% 10.3%
13 転勤・転職 2.3% 5.4%
14 ご自身や子どもの通勤・通学を考えて 2.1% 5.1%
15 家族(親や子どもなど)との同居 1.9% 4.9%
16 住宅・不動産の近隣トラブル 1.7% 3.4%
17 同居人数の減少(子どもの独立など) 1.3% 5.3%
18 離婚 1.0% 2.0%
19 居住者・名義人の死亡 0.6% 10.3%
20 結婚・出産 0.4% 2.8%
その他 4.9% 6.4%
  • 複数回答

売却を検討したきっかけは、「今が売り時だと考えた」との回答が41.9%と最多。さらに「投資目的で入手した不動産の価格が上昇した」についても18.9%と、投資物件以外の不動産売却経験者のおよそ5倍にのぼっています。

やはり投資物件を所有している人は、常にアンテナを張って、売り時を見定めているのでしょう。とはいえ、不動産価格は常に変動しているため、売り時の判断は容易ではありません。また、不動産は売りたいときにすぐに売れるものでもありません。売り時を逃さないためには、不動産の価値を常に把握しておくことが重要だといえるでしょう。ネット査定なら、どこからでも簡単にプロによる査定額を知ることができるので、定期的に利用してみることもおすすめです。

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売却した投資用物件の築年数は?

「築10年以上~築30年未満」が46.3%と約半数

築3年未満 3.7%
築3年以上~築10年未満 18.8%
築10年以上~築20年未満 24.1%
築20年以上~築30年未満 22.2%
築20年以上~築40年未満 8.6%
築40年以上 9.4%
分からない・覚えていない 13.2%
  • サンプル数 257
    マンション、一戸建て、一棟アパートを売却した方の回答を集計

売却された投資用物件の築年数は、「築10年以上~築20年未満」が24.1%と最も多く、次いで「築20年以上~築30年未満」の22.2%、「築3年以上~築10年未満」の18.8%となっています。「築10年以上~築30年未満」の物件がおよそ半数を占めるこの結果を、意外だと感じる方も多いのではないでしょうか?

投資用不動産は、築浅物件が多いわけではありません。築年が古い物件でも、好立地であったり、地域のニーズを満たす間取りだったりすれば、長期的な需要にも期待できます。また、投資物件の価値は築年数だけで判断されるものではなく、「利回り」が重要な指標となります。そのため、「空室率が高くなってきたから」「家賃を引き下げて利益が出なくなってきたから」と売却の判断をするよりも、家賃収入と売却益とを相対的に考え、利益が最大化するときを狙って判断するようにしましょう。

売却を依頼した不動産会社の探し方は?

Webサイトと付き合いのあった不動産会社を利用の割合が同程度

不動産会社が運営しているWebサイト 25.5%
付き合いのあった不動産会社を利用した 22.1%
不動産会社からの営業 18.4%
不動産・住宅情報Webサイト 14.2%
その他Webサイト 7.6%
折込やポストインのチラシ、ダイレクトメール 2.5%
テレビ番組やCM 1.8%
テレビ番組やCM 0.8%
街で見かけた 0.8%
屋外広告(看板や電車内広告など) 0.3%
雑誌・住宅情報誌・フリーペーパー 0.3%
その他 5.7%

不動産会社の探し方として最も影響があったものは、「不動産会社が運営しているWebサイト」で25.5%となっています。これは、投資用物件以外の不動産を売却した人の回答と同じくらいの割合です。次いで多かったのは「付き合いのあった不動産会社を利用した」の22.1%、「不動産会社からの営業」の18.4%で、1つの不動産会社との付き合いや営業によって探したという人の割合がWebサイトを使って探した人と同程度の割合でいました。

不動産会社からの営業も、情報収集方法のひとつではあります。しかし、投資用物件の売却に際して、1つの不動産会社の査定額や見解のみを参考にするのはあまり好ましいこととはいえません。投資用物件の売却は、売主の意向のみならず、市況による判断が不可欠だからです。1社のみの見解で売却や価格の判断をしてしまうことは、その1社の独断で売却を決めてしまうようなもの。複数の不動産会社に相談することで、客観視でき、より適切な判断ができるようになります。

投資用不動産の売却に際して相談した人は?

「誰にも相談していない」が40.7%

投資用物件を売却 それ以外を売却
1 誰にも相談していない 40.7% 18.9%
2 配偶者 29.0% 39.4%
3 友人・知人 13.0% 12.9%
4 親・兄弟姉妹 12.7% 25.8%
5 売却物件の管理会社 8.2% 6.3%
6 ご自身の子ども 7.7% 10.3%
7 売却相談窓口(不動産会社以外) 6.7% 7.2%
8 売却物件を購入したときの不動産会社・営業担当者 5.7% 4.2%
9 上記以外の親族 4.5% 9.9%
10 売却物件を建てた工務店・ハウスメーカー 2.8% 5.0%
11 国や地方自治体の役所 2.7% 2.8%
その他 0.6% 1.7%
  • 複数回答

売却に際して不動産会社以外に相談した人を聞いたところ、「誰にも相談していない」と答えた投資用不動産の売却経験者は、40.7%にも及びました。「配偶者」や「親・兄弟姉妹」など、身近な人にさえ相談することは少ないようです

売却を依頼した不動産会社を決めた理由は?

過去に付き合いがある不動産会社に依頼するケースが多い

投資用物件を売却 それ以外を売却
1 担当者の対応が良かったから 32.5% 29.4%
2 過去に付き合いがある会社だったから 29.9% 16.2%
3 査定価格が納得のいくものだったから 23.1% 22.1%
3 地元の不動産事情に詳しかったから 23.1% 24.3%
5 会社が信頼できたから 21.9% 24.3%
6 早く売却できそうだったから 20.8% 16.5%
7 連絡が早かったから 19.4% 15.0%
8 物件の販売力がありそうだったから 16.5% 17.0%
9 有名な会社だから 13.8% 12.3%
10 担当者の知識が豊富だったから 12.2% 14.1%
11 会社の規模が大きかったから 12.1% 12.0%
12 友人・知人だったから/友人・知人・家族の紹介だったから 11.7% 13.7%
13 保証が充実していたから 10.3% 6.9%
14 取引実績が多いから 9.6% 13.3%
15 サービスが充実していたから 8.8% 7.9%
16 近くに店舗があったから 7.6% 14.5%
17 次の住まいを契約・購入した不動産会社だったから 0.2% 3.7%
その他 0.9% 2.3%
  • 複数回答

不動産会社を決めた理由として最も回答が多かったのは、「担当者の対応が良かったから」の32.5%。また、投資物件以外の不動産売却経験者との差が最も大きかったのは「過去に付き合いがある会社だったから」で+13.7ポイントで、1.8倍以上の差がありました。

投資物件の売却経験者は「付き合いのあった不動産会社を利用した」り、「不動産会社からの営業」によって不動産会社を探した傾向があり、さらに「不動産会社以外に誰も相談していない」人も多いことから、当初から「過去に付き合いがある不動産会社」以外の選択肢を持たなかった人が多いことが推察されます。投資物件の売却目的は、利益を出すこと。そのため、市況を見ていつでも手放せるよう、あらかじめ不動産会社を決めている人が多いのでしょう。しかし、売り時を見極めることはいいとしても、売却時期や売り出し価格については、複数社の意見を取り入れて判断するべきです。

投資用物件の売却価格満足度は?

価格の満足度は高い傾向

投資用物件を売却
70.0%
30.0%
それ以外を売却
62.3%
37.7%
満足した
満足しなかった

相対的に見て、投資物件の売却価格に対する満足度は高い傾向にあります。投資物件以外の売却経験者と比較しても、「満足した」と答えた人は+7.7ポイントとなっています。とはいえ、冒頭の「投資用不動産の売却後に後悔したことは?」の問いに対して、不動産会社や価格に後悔している人が多かったことも事実。満足度を高めて売却するためには、付き合いのある不動産会社の見解だけを聞いて売却時期や価格を判断するのではなく、売却前に不動産会社や査定額を比較することが大切です。

投資用不動産の査定には、基本的に、物件の持つ収益力から価値を算出する「収益還元法」という査定方法が用いられます。しかし、単純な計算によって査定額が算出されるわけではありません。収益力のみならず、市況や現場の状況などあらゆることが査定に影響するので、多くの場合、不動産会社によって査定額には差が出るものです。したがって、売却前にはできるだけ多く、最低でも4社以上の不動産会社に査定を依頼し、複数社の見解を聞く必要があるのです。

投資用物件の売却経験者から聞いた「失敗しない売却のコツ」

  • 何社か見積りを依頼し、一番その地域に対して販売実績があり、担当者さんが熱心で、信頼できる人を選ぶべき。無理に売ろうとせず、こちらが納得できる妥協案を提案してくれたので、いい取引ができた。担当者さんとの相性は、気持ちのいい取り引きにおいて、とても重要(41歳/女性/東京都小金井市の1971年~1975年築のマンションを売却)
  • 売却にあたり何を重視するか、優先順位を付けること。価格か、スピードか、それ以外の事情か。(58歳/男性/福岡県久留米市の2007年築のマンションを売却)
  • マンションの場合は、立地や築年数以外にも何階か、どっち向きの部屋かなどによって価格がそれぞれ変わることが良く分かった。また、人気のエリアであっても、昔のバブル期のような買った時より値が上がることはほとんどないのだと実感した。(64歳/女性/埼玉県川越市の2004年築のマンションを売却)
  • 自身の資金繰りが焦っていない事を伝える。契約成立時期をせっつかない。最低2年位のスパンで売れれば良いの態度を示す(74歳/男性/茨城県日立市の1976年~1980年築の一戸建てを売却)
  • 支払う税金についてかなり調べた。空き家対策の特例にあてはまり所得税の計算方法など調べた。申告も自分で行った。(56歳/女性/山口県下関市の1970年以前築の一戸建てを売却)

まとめ

投資用不動産の売却経験者は、付き合いのある不動産会社に売却を一任したケースが多いようようですが、結果として「価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較すればよかった」と後悔している人は3割を超えています。売却価格に対する満足度は比較的高い傾向にありますが、さらに満足度を高め、後悔しないためには、売却前にしっかりと情報を収集し、不動産会社や査定額を比較することが重要だといえるでしょう。

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アンケート対象者の内訳

  • 年代割合

    25~39歳 26.9%
    40~49歳 10.7%
    50~59歳 18.1%
    60~69歳 29.3%
    70~84歳 15.1%
  • 売却物件の種別割合

    マンション 64.9%
    一戸建て 18.8%
    宅地用の土地のみ 6.8%
    宅地以外の土地 3.6%
    一棟アパート 5.9%
  • 売却物件の所在地割合

    関東 44.9%
    関西 14.7%
    東海 4.8%
    北海道・東北 12.0%
    北陸・甲信越 4.7%
    中国・四国 6.7%
    九州・沖縄 12.2%
  • 職業割合

    会社員 40.4%
    経営者・役員 7.7%
    契約社員 4.2%
    派遣社員 1.4%
    公務員 4.9%
    自営業・自由業 12.2%
    専業主婦(主夫) 13.6%
    パート・アルバイト 5.2%
    無職 10.4%
  • 世帯年収割合

    400万円未満 14.6%
    400~600万円未満 10.5%
    600~800万円未満 15.7%
    800~1,000万円未満 13.6%
    1,000~1,500万円未満 18.5%
    1,500万円以上 12.5%
    未回答 14.6%

売却経験者のデータで見る傾向

調査概要

調査日
2019/9/19
調査対象者
過去2年以内に不動産の売却をした方
調査方法
インターネット調査
有効回答数
3,000票
調査主体
LIFULL HOME'S

※上記調査のうち、売却した物件の入手目的を投資用と回答したデータを抜粋して集計

LIFULL HOME'S不動産査定のデータ利用について

LIFULL HOME'S不動産査定提供の調査結果について、調査結果の引用・転載を希望される場合、 紙媒体や資料では「出典の明記」、ウェブ媒体では「出典の明記および、LIFULL HOME'S不動産査定と該当ページURLへのリンク」をお願いいたします。 その他ご要望等については、こちらより承ります。

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よくある質問

売却物件の築年はどのくらいが多い? 一番多かったのは「築10年以上~築20年未満」で24.1%でした。築浅の物件は割合的には多くなく、ある程度、築年が古い物件の方が多い傾向がありました。詳しいデータについては「売却した投資用物件の築年数は?」からご確認ください。
売却するときの不動産会社はどう決めた? 「担当者の対応が良かったから」と回答した人が最も多く32.5%でしたが、投資用でない物件と比べて多い傾向があったのは「過去に付き合いがある会社だったから」でした。どのくらいの割合の人が、過去に付き合いのある会社に売却を依頼したのかについては「売却を依頼した不動産会社を決めた理由は?」で確認できます。
売却後に後悔したことはどんなこと? 不動産会社や価格に後悔した人が多い傾向があり、「価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する」や「売れないからといって安易に価格を下げない」といったことについて、後悔している人が多かったです。「投資用物件の売却後に後悔したことは?」で後悔した内容がランキング形式で見られますので、ぜひ参考にしてください。
投資用物件の売却で失敗しないコツが知りたい。 「失敗しない売却のコツ」で投資用物件の売却経験者からの生の声を紹介しています。売却する物件は違っても、経験者からのアドバイスは自分の売却の参考になります。ぜひ一度、目を通してください。

投資用不動産(投資用区分マンション・一棟マンション/アパート等)の売却経験者287人に、どうやって不動産会社を探した?後悔したことは?など、投資用物件の売却実態をアンケート。そこから、後悔しない売却のためにすべきことを考察します。投資用物件の売却経験者から聞いた「失敗しない売却のコツ」も掲載【LIFULL HOME'S/ホームズ】