| 関東(n=1,095) | 東海(n=277) | ||
|---|---|---|---|
| 1 | 余裕のあるスケジュールを立てる | 29.6% | 28.4% |
| 2 | 価格や担当者を複数の不動産会社でしっかり比較する | 28.0% | 23.7% |
| 3 | 不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする | 25.2% | 20.2% |
| 4 | 不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する | 23.9% | 21.5% |
| 4 | 売れないからといって安易に価格を下げない | 23.9% | 18.0% |
| 6 | 査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない | 19.4% | 17.9% |
| 7 | 売り出し価格を高くしすぎない | 19.1% | 19.5% |
| 8 | 多少の損を覚悟しておく | 18.9% | 26.3% |
| 9 | 内覧時に良い印象を与えられるようにする | 15.8% | 16.9% |
| 10 | 不動産会社について詳しく情報収集する | 15.6% | 13.8% |
| 11 | 設備の不具合などを正直に申告する | 14.5% | 14.0% |
| 12 | 買う人がどんな経済状態か、どんな人なのかを確認する | 12.5% | 11.8% |
- 複数回答
関東、東海いずれも「余裕のあるスケジュールを立てる」が最多です。関東で29.6%、東海で28.4%と、いずれの地域でも3割近い売却経験者がスケジュールに余裕をもてば良かったと感じていました。スケジュールに余裕を持たせることは、心理的な余裕を持つため、そしてなにより不動産をより好条件で売るためにも重要なことです。これは、どの地域の不動産売却にもいえることです。
不動産売却にかかる期間は、平均して半年前後。売らなければならない期日が決まっていて、それまでに2~3ヶ月しかなかったとすれば、価格よりも期日内に売ることを優先させなければならないこともあります。つまり、売却に焦ると、価格で妥協する必要が出てくる恐れがあるのです。満足のいく価格で売却するためには、最低でも半年ほどの期間は確保し、できるだけ早く不動産会社に売却相談するようにしましょう。
そのほかの点で注目なのは、「多少の損を覚悟しておく」「売れないからといって安易に価格を下げない」という両極端ともいえる回答の割合が、関東と東海で分かれたことです。関東では、「売れないからといって安易に価格を下げない」が23.9%で、東海と比較して+5.9ポイント。一方で、「多少の損を覚悟しておく」は、東海が26.3%で関東との差分が+7.4ポイントとなっています。
この結果から、関東では高めの価格での売却にこだわりが見られ、東海では比較的、価格へのこだわりは低く、それよりも売れる価格をより厳しめに想定して計画をたてれば良かったと感じた人が多かったことが見て取れます。
では、関東と東海で「価格へのこだわり」が違う理由はどこにあるのでしょうか? 続いてのアンケートから、ひも解いていきましょう。