不動産売却の傾向に関東と関西で違いはあるのか、関東（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県）1,095人、関西（大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県）476人のアンケートデータから傾向を分析。売却している年代や売却に関する情報を集め始める時期、重視するポイントなどに違いがありました。関東・関西それぞれで売却した方からのアドバイスもご紹介。
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更新日：2020年1月31日
このページの目次
「関東」は20代～30代、「関西」は60代が多い
| 25～39歳 | |
|---|---|
| 40～49歳 | |
| 50～59歳 | |
| 60～69歳 | |
| 70～84歳 |
| 関東(n=1,095) |
| 関西(n=476) |
不動産を売却する人の年代を関東と関西で比較したところ、20代～30代が関東では34.1%だったのに対し関西では26.3%と、関東の方が7.8%多い結果となりました。
関西の方が割合が多い年代は60代で、関西33.1%に対し関東は26.7%、関西が6.4%多いという結果でした。
関東は20代～30代の比較的若めの世代、関西では60代のシニア世代が多く売却しているということがこのデータから分かりました。
早めに始めるのは「関西」
| 次の住まいを決める前 | |
|---|---|
| 次の住まいを決めてから |
| 関東(n=387) |
| 関西(n=164) |
住み替えのために不動産を売却した方に、売却についての情報をいつ頃から集め始めたかを聞いたところ、関西では「次の住まいの情報収集をしているとき」に情報を集め始めていた方が26.7%いたのに対し、関東では18.1%しかいませんでした。逆に関東では「次の住まいを決めてから」「次の住まいを契約してから」情報を集め始めた方の割合が関西を上回っています。
関西は年代別に見ると60代のシニア層が多かったので時間的に余裕がある方が多いのかもしれませんが、不動産売却は自分自身も売却に関する知識をつけた方が満足いく結果につながるので、準備は早めに始めたいところです。
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「早さ」は関東の方が重視傾向、その他は大きな違いなし
| 不動産会社の対応の良さ | |
|---|---|
| 早く売却できること | |
| 納得価格での売却 |
| 関東(n=1,095) |
| 関西(n=476) |
関東と関西で不動産売却において重視した点で違いが出たのは「早く売却できること」でした。「重視する」と答えた方が関東では63%だったのに対し、関西では58%と関東と関西で5%の差があり、関東の方が早さを重視する方が多いということが分かりました。
その他の「納得できる価格で売却できること」「不動産会社の対応の良さ」は関東と関西で割合に違いは見られず、全体的に重視する方の割合が多かったのは「納得できる価格で売却できること」という結果になりました。
「対応の良さ」と「査定価格の納得感」が決め手
| 1 | 担当者の対応が良かったから | 28.6% |
|---|---|---|
| 2 | 査定価格が納得のいくものだったから | 26.7% |
| 3 | 会社が信頼できたから | 24.2% |
| 4 | 地元の不動産事情に詳しかったから | 21.5% |
| 5 | 物件の販売力がありそうだったから | 19.4% |
| 6 | 過去に付き合いがある会社だったから | 18.8% |
| 7 | 早く売却できそうだったから | 17.3% |
| 8 | 連絡が早かったから | 16.7% |
| 9 | 担当者の知識が豊富だったから | 15.6% |
| 10 | 取引実績が多いから | 15.5% |
| 11 | 有名な会社だから | 15.1% |
| 12 | 会社の規模が大きかったから | 13.9% |
| 13 | 近くに店舗があったから | 13.6% |
| 14 | 友人・知人だったから／友人・知人・家族の紹介だったから | 11.7% |
| 15 | 保証が充実していたから | 8.7% |
| 16 | サービスが充実していたから | 8.5% |
| 17 | 次の住まいを契約・購入した不動産会社だったから | 3.8% |
「不動産会社を選んだ理由」について、まずは関東の物件を売却した方の結果から。1位は「担当者の対応が良かったから」で28.6%、2位は「査定価格が納得のいくものだったから」で26.7%という結果になりました。
「担当者の対応が良かったから」は関西でも1位で、売却をお願いする不動産会社を選ぶ時は多くの方が担当者の対応を見ていることが分かります。
関西とくらべて関東で割合が多かったものとしては「査定価格が納得のいくものだったから」が関東では26.7%、関西では19.1%と関東の方が7.6%高い結果となりました。
「対応の良さ」と「地元の不動産事情に詳しいこと」が決め手
| 1 | 担当者の対応が良かったから | 31.8% |
|---|---|---|
| 2 | 地元の不動産事情に詳しかったから | 23.5% |
| 3 | 会社が信頼できたから | 22.7% |
| 4 | 査定価格が納得のいくものだったから | 19.1% |
| 5 | 物件の販売力がありそうだったから | 18.1% |
| 6 | 過去に付き合いがある会社だったから | 17.0% |
| 7 | 早く売却できそうだったから | 16.9% |
| 8 | 近くに店舗があったから | 15.7% |
| 9 | 連絡が早かったから | 14.9% |
| 10 | 友人・知人だったから／友人・知人・家族の紹介だったから | 13.7% |
| 11 | 有名な会社だから | 13.3% |
| 12 | 担当者の知識が豊富だったから | 13.1% |
| 13 | 会社の規模が大きかったから | 12.0% |
| 14 | 取引実績が多いから | 11.8% |
| 15 | サービスが充実していたから | 9.4% |
| 16 | 保証が充実していたから | 6.8% |
| 17 | 次の住まいを契約・購入した不動産会社だったから | 4.3% |
続いて、「不動産会社の選び方」について、関西の不動産を売却した方の結果です。1位は「担当者の対応が良かったから」で31.8%、2位は「地元の不動産事情に詳しかったから」で23.5%という結果になりました。
「担当者の対応が良かったから」は関西では2位に8.3%の差をつけての1位でした。関西は担当者を決め手として考えている方がより多いということが分かります。
2位の「地元の不動産事情に詳しかったから」は関西では23.5%、関東では21.5%でした。エリアによって特徴が大きく変わるところが多い関西では、地元の不動産事情に詳しいことが特に大切かもしれませんが、関西に限らず不動産売却をする際は、物件の購入希望者を多く抱えているような、地元に詳しい不動産会社を選ぶことが大切です。
査定依頼する社数は「関東」の方が多い
| 1社 | |
|---|---|
| 2～3社 | |
| 4社～7社 | |
| 8社以上 | |
| 0社（査定は依頼していない） | |
| 分からない・覚えていない |
| 関東(n=1,095) |
| 関西(n=476) |
不動産を売るにあたって売却査定を何社に依頼したかを聞いたところ、「4～7社」と「8社以上」に依頼した割合の合計が関東では26.0%だったのに対して、関西では18.7%でした。4社以上に依頼した方の割合が関東は関西より多い傾向があります。
反対に関西では「0社(査定依頼していない)」と「1社」に依頼した方の割合が関東より多い傾向があります。関東の物件を売却する方は、関西の物件を売却する方より多くの会社に査定を依頼しているということが分かる結果となりました。
関東の不動産を売却した方から、これから売る方へのアドバイス
関西の不動産を売却した方から、これから売る方へのアドバイス
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売却物件の種別
| マンション | 46.5% |
| 一戸建て | 37.3% |
| 土地（宅地用） | 9.0% |
| 土地（宅地用以外） | 4.8% |
| 一棟アパート | 2.4% |
職業割合
| 会社員 | 39.5% |
| 経営者・役員 | 5.1% |
| 契約社員 | 3.8% |
| 派遣社員 | 1.5% |
| 公務員 | 3.8% |
| 自営業・自由業 | 8.7% |
| 専業主婦（主夫） | 15.6% |
| パート・アルバイト | 9.1% |
| 無職 | 12.6% |
| その他 | 0.3% |
世帯年収割合
| 400万円未満 | 15.1% |
| 400～600万円未満 | 16.4% |
| 600～800万円未満 | 17.9% |
| 800～1,000万円未満 | 14.1% |
| 1,000～1,500万円未満 | 14.2% |
| 1,500万円以上 | 7.3% |
| 未回答 | 15.0% |
売却の理由割合
| 資金関連 | 48.2% |
| トラブル関連 | 26.3% |
| 相続関連 | 17.5% |
| 家族環境関連 | 38.4% |
年代
物件種別
エリア
築年別
ランキング
売却理由
売却のコツ
調査概要
※上記調査のうち、関東（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県）および関西（大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県）の物件を売却した方のデータを抜粋して集計
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LIFULL HOME'S不動産査定提供の調査結果について、調査結果の引用・転載を希望される場合、 紙媒体や資料では「出典の明記」、ウェブ媒体では「出典の明記および、LIFULL HOME'S不動産査定と該当ページURLへのリンク」をお願いいたします。 その他ご要望等については、こちらより承ります。
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不動産売却の傾向に関東と関西で違いはあるのか、関東1,095人、関西476人のアンケートデータから傾向を分析。売却している年代や売却に関する情報を集め始める時期、重視するポイントなどに違いがありました。関東・関西それぞれのエリアで不動産を売却した方からのアドバイスもご紹介。【LIFULL HOME'S/ホームズ】
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