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見積もり外!?引越し時の物品破損と個人保険加入手続き

投稿日:2018/11/02

引越し時によくあるトラブルに物品の破損があります。破損したものは補償されるかどうかと個人で引越し保険に加入する手続きをご紹介します。

INDEX


  1. 引越し時の保険は既存約款と個人で任意加入の2種類

    1. その1・国土交通省が定めた標準引越運送約款に基づくもの
    2. その2・引越荷物運送保険で補償されるもの


  2. 保険の適用範囲、適用とならないものを把握しておこう

    1. 標準引越運送約款で補償されない内容
    2. 引越荷物運送保険で補償される内容
    3. 引越荷物運送保険で補償されない内容


  3. 業者毎の個人の任意保険有無と破損時の手続き・対応方法

    1. 各引越し業者の補償内容
    2. トラブルが起きたときはどうすればいい?


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引越し時の保険は既存約款と個人で任意加入の2種類

引越し見積もりと保険

引越しのトラブルとして起こりやすいのが荷物の破損や紛失です。引越し業者では万全の注意を払って荷物の運搬を行っていますが、人間が作業している以上、大きな家具が傷ついたり、段ボールの中の食器が破損していたりというトラブルを完全に防ぐことはできません。では、こうした荷物の破損や紛失はどこまで補償されるのでしょうか。

引越しに関する保険には2種類あります。引っ越しの際に起こる荷物の破損や紛失に対する補償の内容は大きく分けて以下の2種類があります。まずこの2つの違いを理解しておきましょう。

 

その1・国土交通省が定めた標準引越運送約款に基づくもの

標準引越運送約款とは引越し業者と依頼主の間のトラブルを防ぐために作られたルールのこと。引越し業者は見積もり時にこの約款を依頼主に提示しなければなりません。標準引越運送約款では、荷物の一部の紛失または破損については荷物を引き渡した日から3ヵ月以内に通知すれば補償されることになっています。

引越し業者では「運送業者貨物賠償責任保険」という損害保険に加入しており、引越し業者に責任が合った場合、損害はこの保険から賠償されます。

ただし、自動車事故を起こすと、自動車保険の保険料が上がるのと同じように、引越し業者が損害保険会社に保険金の請求を行えば、それだけ引越し業者が支払う保険料が上がることになります。そのため、はっきりと引越し業者の責任と認められない場合、この補償が受けらないこともあるので、荷物の引き渡しが行われたらできるだけ早く紛失や破損がないか確認し、作業員に確認してもらうようにしてください。後で紛失や破損に気づいた場合も、すみやかに引越し業者に連絡するようにしましょう。

 

その2・引越荷物運送保険で補償されるもの

もうひとつが引越荷物運送保険という損害保険での補償です。引越し業者によっては単身パックやプランにこの保険が付帯されている場合もありますが、引っ越しを依頼する側が保険料を負担して任意で加入する場合が多いようです。

引越荷物運送保険では誤って荷物を落としてしまった、引っ越し中に盗難にあったなど引越し業者に過失がない損害でも補償されることが多いので、契約したプランに付帯されていなければ、自身で保険料を負担して加入しておくことをお勧めします。

引越荷物運送保険の保険料は1,000円から2,000円程度が相場となっており、加入の有無については引越し業者が見積書に記載しなければなりません。見積時に必ず確認するようにしましょう。

 

保険の適用範囲、適用とならないものを把握しておこう

原則として「引越荷物運送保険は標準引越運送約款でカバーされない内容を補償するもの」と考えられていますが、荷物の種類や損害の状況によっては保険が適用されないものもあります。事前に確認しておきましょう。

 

標準引越運送約款で補償されない内容

  • 荷物の欠陥や自然に消耗したもの
  • カビやサビ、変色など荷物の性質によるもの
  • 地震や津波、洪水、暴風雨など天災によるもの
  • 壊れやすいものや高価なものを申告しなかった場合
  • 依頼主が梱包中、あるいは輸送中に破損・紛失したもの
  • 引越し業者の過失以外で起きたもらい事故による破損
  • 依頼主が梱包した荷物の中身が壊れている場合(段ボールに外傷がある場合は補償対象となることも)

引越荷物運送保険で補償される内容

  • 依頼主が誤って荷物を落とした場合
  • 引っ越し中の盗難
  • もらい事故にあった場合

引越荷物運送保険で補償されない内容

  • パソコンデータが失われた場合
  • 遅延による損害費用
  • 地震や暴動などによる損害

 

この他にも、標準引越運送約款には現金や有価証券などの貴重品、動物や植物など引き受けそのものができない荷物についての記載や免責事項についての記載もありますので、必ずチェックしましょう。例えば、有価証券を荷物の中に入れておいて、紛失してしまったというようなケースは補償されません。

業者毎の個人の任意保険有無と破損時の手続き・対応方法

引っ越し荷物の破損や紛失に関する補償内容は引越し業者ごとに異なります。見積もり時に確認し、対応が明確でない引越し業者とは契約しないようにしましょう。ここで各引越し業者の補償内容とトラブル時にすべきことについて説明します。

 

各引越し業者の補償内容

多くの引越し業者が標準貨物自動車運送約款で定めた補償内容を運送業者貨物賠償責任保険で補償し、カバーされない荷物については顧客が引越し業者を通して、引越荷物運送保険に加入するというスタイルをとっています。代表的な対応を見てみましょう。

 

日本通運

フルプラン・ハーフプラン・セルフプラン、単身パック当日便・単身パックXは、標準引越運送約款を適用、単身パックS・Lは、標準貨物自動車運送約款を適用し、補償している。また引越し商品すべてに 引越荷物運送保険が付帯されており、補償内容・補償金額ともに万全の備えが用意されている

サカイ引越センター

標準引越運送約款に基づいて賠償。引越荷物運送保険は顧客が保険料を負担し、加入するよう推奨している

 

サカイ引越センターのように公式サイトや見積時に引越荷物運送保険への加入を勧めているところもありますが、それ以外のほとんどの引越し業者では、引越荷物運送保険への加入は任意としており、特に加入を勧められないこともあります。

保険をかけたい荷物がある場合は見積もり時に保険について営業担当に確認するようにしてください。 また破損や紛失による賠償費用が少額の場合、いずれの保険も使用せずに引越し業者が現金で費用を支払うことが多いようです。

トラブルが起きたときはどうすればいい?

荷物の破損や紛失は引っ越しから3ヵ月以上経過すると、補償してもらえなくなってしまいます。万が一のトラブルを防ぐために、以下の点に注意しましょう。

 

  • 作業員がいる当日中に段ボールはすべて開け、破損や紛失がないか確認する
  • 当日の責任者の氏名を確認しておく
  • 後日、破損に気がついた場合はすぐに引越し業者に連絡する

 

通常は作業の責任者や営業担当が訪問して確認しますが、最近は撮影した画像をメールで送ることで対応する引越し業者もあるので、破損が分かった時点で写真を撮っておくとよいでしょう。

引越し作業は繁忙期になると作業になれないアルバイトの作業員が担当することも少なくありません。自分で梱包する荷物は多少、手荒に扱われても壊れないようしっかりと梱包する、壊れやすい荷物は作業員にていねいに扱ってもらえるよう声をかけたり、自分が手伝ったりするなど引越し業者にまかせきりにしないことも大切です。

 

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