投稿日:2020/01/10
引っ越しの理由はいろいろありますが、なかには人知れず夜逃げするように引っ越ししたいという人もいるでしょう。一昔前まで夜逃げといえば、借金の返済から逃げるための手段というイメージがありましたが、現代ではやむなく行方をくらますような引越しをしなければならない人もいます。このようないわゆる「夜逃げ引っ越し」でも見積もりを依頼して引越し料金を安くすることはできるのでしょうか。
【LIFULL引越し編集部】この記事の作成・編集を担当。引越し業者の一括見積もりサービスを提供しているLIFULL引越し公式編集部です。引越しに役立つ情報をご紹介しています。
あなたのお引越しはいくら？
近年、増えているのが、ストーカーやDV被害から逃れるための夜逃げ引っ越しです。特に離婚を前提とした夜逃げ引っ越しが多く「パートナーがお金を渡してくれない」「外に働きに出られない」など経済的に余裕がない状態で引っ越しを余儀なくされる女性が多くなっています。
引越し料金をできるだけ安くするためには、訪問見積もりをしてもらうのが基本。でも、引越し業者の営業担当が訪問することで、引っ越しを計画していることが周囲にバレてしまう恐れがあるので注意しましょう。見積もりを依頼するなら、訪問見積もり以外の方法を検討する必要があります。
ワケありで引っ越しするケースでは実際に引越しするまで、あまり時間がないということがほとんどです。前もってどの位引っ越し料金がかかるか知りたい、できれば複数の引越し業者の料金を検討して少しでも安いところに頼みたい……という方は「引越しWeb予約サービス」の利用をおすすめします。
引越しWeb予約サービスは引越し人数、引越し希望日、現在の住所、引越先の住所、荷物の量などを入力するだけで対応可能な引越し業者が引越し料金を提示してくれるというサービス。Web上で予約までが完了するため、引っ越しを計画していることを周りに悟られることがありません。
引越しWeb予約サービスでも予約後は引越し業者から電話で連絡が入ります。自宅の固定電話ではなく自分の携帯番号にしておく、ワケあり引越しなので電話対応できる時間が限られていることなどを備考欄に記入しておくことを忘れないようにしましょう。
また、引越し業者の名前が入ったトラック（看板者と呼ばれることも）が来ると困る場合、「社名なしトラック希望」と 書いておきます。
訪問見積もりが難しいケースでは、写真を送って引越し料金の見積もりをしてもらうサービスを利用する方法もあります。
ヤマトホームコンビニエンスの「LINEで引越し見積もりサービス」はLINEの公式アカウントに登録し、荷物の画像を送るだけで見積もり料金を提示してくれるサービスです。
(画像出典：ヤマトホームコンビニエンス http://www.008008.jp/lp/line_moving-mitumori-service/index.html）
ただしパートナーを残して自分だけ引っ越しする場合、自分が持ち出す荷物だけを撮影するという点を忘れないようにしてくださいね。
近年、「DVから逃れる」「パートナーが離婚に応じてくれないので留守の間に引っ越ししたい」という要望が増えていることもあり、引越し業者でもこうした訳あり引っ越しに対応してくれるところが増えています。
ただし大きな引越し業者など、社名が入ったトラック以外用意できないという引越し業者もあることから、中小の引越し業者や運送会社の方が柔軟に対応してくれる傾向にあると言えそうです。
「夜逃げ」といっても実際にはパートナーが仕事で外出しているタイミングなど、平日の昼間に引っ越しをしたいというケースが多くなっています。
もし、実際に夜間に引越しするなら引越し料金は通常の3割増し程度になるということを覚えておきましょう。
また、夜の引っ越しは、騒音に注意しないとクレームになるケースがあります。特に集合住宅では配慮が必要です。
事前に荷造りできないときはできるだけ不用品を減らして、引越し業者が到着次第、スピーディーに梱包できるよう荷物をまとめておくようにします。
夜逃げ引っ越しなど、ワケありで引越しするときは見積もりを依頼する段階から注意が必要です。ストーカーやDV の被害にあっている場合、電話が盗聴されている恐れもあります。見積もりは電話以外で依頼するのがベスト。引越し業者が提供する「盗聴器探知サービス」を利用するのもおすすめです。
引っ越し後も気を抜いてはいけません。DVを受けていたパートナーからコンタクトがないからといって安心して住民票を移してしまうと、それが原因で住所が相手に分かってしまうケースがあります。
お子さんが学校に通うなど、何らかの理由で住民票を移さなければならないときは、役所に相談して「住民票の非開請求」を行い、第三者にあなたの住民票を開示させないようにしておきましょう。
「踏み倒す前提で借金をして夜逃げする」など不法な理由や反社会勢力と関りがあると考えられる場合の引越しなど、法律的に問題がある引越しの場合、引越し料金の見積もりや引っ越し作業の依頼をしても断られるケースがあります。不法な闇金融などと関わっているときは、引っ越しを考える前に警察や法律の専門家に相談するのがベストです。
【LIFULL引越し編集部】この記事の作成・編集を担当。引越し業者の一括見積もりサービスを提供しているLIFULL引越し公式編集部です。引越しに役立つ情報をご紹介しています。
あなたのお引越しはいくら？
投稿日:2020/01/10
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