少子化が急速に進む中、廃校も増え続けている

学校の校舎は、多くの人の思い出の場所。廃校になっても、愛着をもって地域で活用されることが理想だが…学校の校舎は、多くの人の思い出の場所。廃校になっても、愛着をもって地域で活用されることが理想だが…

厚生労働省の人口動態統計(※平成28年 人口動態統計:確定数によると、2016年の出生数は97万6978人で、1899年の統計調査開始以来、初の100万人割れとなったという。少子化は急速に進み、今後は出産適齢女性の減少問題も含め、社会全体の課題となっている。

少子化により必然的に児童生徒数の減少を続けており、また市町村合併などが進んだことで、各地域に多くの廃校が発生している。年間約500校もの新たな廃校が増え続けているという状況だ(※文部科学省 「みんなの廃校プロジェクト」資料より)。
文部科学省は、廃校施設の有効活用を促進しようと、『~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクト』を立ち上げ、各地方公共団体で、活用方法や利用者を募集している廃校施設等の情報を一覧にして公表している。現在(※2017年10月20日更新版)利用活用用途を募集している廃校施設の数は、全国で250となっている。

廃校の利活用は、既存施設を活かすことで初期費用が抑えられる利点や、地域に愛されてきた施設だからこその地域密着性が期待でき、校舎や運動場のような広々とした場所は様々な用途に使えるというメリットがあるようだ。一方で、最初の廃校利用企画もそうだが、運用などを含めた継続的な活用と再生など、まだまだ課題も多くある。先駆的な事例などについても、今後の経過が注目される。

LIFULL HOME'S PRESSで取り上げた「各地の廃校利活用事例」をまとめて紹介したい。

2017年 10月30日 11時05分