引越したいと思ったら – 間取り図との付き合い方

「上手な情報収集で上手なお部屋探し」シリーズのSTEP1【引越ししたいと思ったら】の「間取り図との付き合い方」です。
前回は情報収集の仕方をお伝えしましたが、色々な物件情報を見ていく内になかなかきめられないじたいに迷いが大きくなっていませんか?よりはっきりと新居での生活をイメージし、物件を絞り込む上で欠かせないのが間取り図です。
間取り図を見ると、いろいろイメージが湧いてくるでしょう。眺めているうちに、「ここにあれを置いて、カーテンは何色にして、週末には友達(彼氏)を呼んで …」などと空想も膨らむというものです。
でも、ちょっと待ってください!引越しの予定がある訳ではなく、漠然と楽しむ場合ならそれでもいいのですが、実際に具体的に考えているあなたなら、もう少し突っ込んだ「空想」をしてみましょう。
POINT1 --- 部屋の広さは面積で考える。

例えば、同じ1Kの間取りだったとしても、 面積が20㎡の物件もあれば、15㎡しかない物件もあります。間取りだけでなく、面積も注意して見るようにしましょう。
また、部屋の形などにも(特に洋室の場合は)注意が必要です。部屋の形によっては、家具が置きづらかったり、生活がしづらい可能性もありますので注意しましょう。
極端な話、「壁が斜めで家具を並べるとデッドスペースができまくり」などという事態にもなりかねません。結果、実際に生活するスペースは4.5畳と変わらない、などという笑えないケースも。
こういう差を、まずは間取り図である程度チェックしていきたいものです。
POINT2 --- 建物全体の図面もあれば尚良し。

不動産屋さんでコピーしてもらえるのは、借りる部屋の間取り図のみという場合が多いでしょう。しかし、ここは出来たらその建物全体の図面も手に入れておくと、より生活のイメージがしやすくなるでしょう。
特にアパートなどの場合、隣接する部屋との接し方は重要となってきます。騒音・防犯など重要なポイントですので注意が必要です。
ベストなのは居室同士が隣接するのではなく、間に収納スペースなどを互いにはさんであるような間取り。また水周り等の配置も使い勝手がよさそうか、しっかりチェックしておきましょう。
POINT3 --- とにかく間取り図は最初から最後まで大活用!
情報誌・インターネット等で物件をチェックした時点で間取り図がついてない場合は、掲載している不動産会社へ問い合わせてみましょう。この間取り図とは、以後部屋を決めるまで、長いお付き合いになるものです。徹底的に活用していきましょう。 できれば1枚コピー(小さい場合には拡大したもの)をとっておくといいでしょう。
詳しくは「3.下見へGO!」でも触れますが、間取り図はにはたくさんの情報が書かれています。気になることや現地内見でチェックしたいこと、内見で気づいたことなど自由に書き込んで、お部屋選びの資料として活用しましょう。
POINT4 --- 自分の持ち物を把握する
そして 間取り図を見ながら、当然「ここにタンスを」「ここにベッドを」と配置も考えていくことになります。
その時にオススメしたいのが、自分の家具などのミニチュア版を作るという方法。大きいものだけでも構いません。大変そうに見えますが、これをやっている人は実は結構多いようです。簡単なものでいいですから縮尺を間取り図に合わせて、紙などで作っておきましょう。実際に下見にいった際に計った、部屋の壁の内のりに合わせた図面を用意出来れば、もう完璧です。
情報収集の段階から行う必要はありませんが、物件を決めた後の引越しまで大変重宝します。
また家具などは、新婚などで部屋に合わせて買い揃える、ということでなければ、最初に一度わかりやすい縮尺で作ってしまえば、大変便利です。ひと手間かけることで、「横に並べられると思ったタンスとテレビ台、引越し当日に入らなかった!」などという事態も避けられます。
「上手な情報収集で上手なお部屋探し」シリーズ
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更新日: / 公開日:2016.03.23









