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マンション売却ブログでよく見る失敗事例は?体験記からポイントを学ぶ

マンション売却は、適切な知識と準備が成功に大きく影響します。売却経験者の中には、情報収集不足や不動産会社選びの失敗などにより後悔している人もいます。

こうした失敗を避け、スムーズに売却を進めるためには、成功例や失敗例から学ぶことが非常に重要です。

この記事では、マンション売却について書かれたブログでよく見られる失敗事例や体験をもとに、成功に向けたアドバイスを詳しく紹介します。

この記事で分かること

  • マンション売却ブログでよく見る失敗事例
  • LIFULL HOME'Sが掲載しているマンション売却ブログ
  • マンション売却に関するその他のおすすめブログ

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▶︎マンション売却の注意点は?売却方法や流れ・費用についても解説

もくじ

マンション売却ブログでよく見る失敗事例

ここでは、マンション売却ブログでよく見られる失敗事例を取り上げます。なお、ここで紹介する失敗事例は一般的な情報であり、実際の体験記を指すものではありません。

  • 情報収集せずに売却活動を進めてしまった
  • 1社のみに査定依頼してしまった
  • 査定額の高さだけで不動産会社を決めてしまった
  • 住宅ローン残債が売却金額を上回ってしまった
  • 内覧前の掃除・整理整頓を怠ってしまった
  • 早く売りたい目的だけで「不動産買取」を選択してしまった
  • 売却後の確定申告を忘れてしまった

【あわせて読みたい】
▶︎マンション売却で後悔した失敗事例14選!経験者の体験談や対策も紹介

情報収集せずに売却活動を進めてしまった

よくある失敗事例として、十分な情報収集を行わずに不動産会社から提示された価格で売却活動を開始してしまうケースが挙げられます。

具体的には、周辺のマンション相場や市場動向を把握していなかったため、価格が高すぎて購入希望者が現れず、数ヶ月間売れ残ってしまう事例などがあります。この場合、最終的に価格を大幅に下げることになり、予定よりも低い価格での売却になってしまうでしょう。

不動産市場は常に変動しており、適切な知識と情報がなければ売却が思うように進まない可能性が高まります。

例えば、売却価格を決定するためには物件の立地や状態、市場動向などを総合的に考慮しなければなりません。知識不足や相場感を知らないまま売却活動を始めると、適正価格を設定できなかったり、売却までの期間が長引いたりすることがあります。

1社のみに査定依頼してしまった

マンションの査定を1社のみに依頼してしまうと、提示された査定額が適正かどうかを判断できません。不動産会社ごとによって査定方法や得意な物件種別、エリアなどが異なるため、複数社に査定依頼をしたほうが売却を有利に進めやすくなります。

また、査定額は不動産会社が「◯ヶ月以内に成約できるだろう」と予測する価格であり、その金額で確実に売れるわけではありません。契約を取りたいがために、高めの査定額を提示されることもあるため、複数社に査定を依頼し、比較検討することが重要です。

査定額の高さだけで不動産会社を決めてしまった

不動産会社が、自社と媒介契約を結んでもらうために市場価格よりも高い価格を提示する場合があります。相場より高い査定額を提示されたとしても、その価格で売却できる保証はなく、結果として売却に時間がかかり、最終的には値下げを余儀なくされることもあります。

例えば、A社からの査定額がB社よりも数百万円高かったため、その査定額に惹かれて契約したとします。しかし、数ヶ月経っても購入希望者が現れず何度も値下げを行い、最終的には最初にB社が提示していた金額よりも安く売却することになってしまうケースがあります。

住宅ローン残債が売却金額を上回ってしまった

市場価格が下がっている場合や、マンション購入時に高額なローンを組んでいた場合、残債が売却価格を上回ることがあります。これを『オーバーローン』と呼び、売却代金だけではローンを完済できず、残りを自己資金で補わなければなりません。

例えば、急な転勤でマンションを売却することになり、不動産会社に仲介での売却を依頼したとします。こうした場合に、ローン残高が売却価格を上回り、差額を一括で返済しなければならない状況に陥ってしまうというケースが考えられます。貯蓄が十分でなかった売主は、最終的に別のローンを組んで返済することになり、結果として住み替え後の生活が厳しくなるという失敗事例も見受けられます。

内覧前の掃除・整理整頓を怠ってしまった

内覧前の掃除・整理整頓を怠ると物件の魅力が伝わりにくく、売却に不利な状況が生まれます。

マンションの購入を検討している人にとって、内覧は実際に物件を確認する重要な機会です。内覧時に部屋が乱雑だったり汚れていたりすると第一印象が悪くなり、物件の魅力が十分に伝わりません。

特に、部屋の広さや採光、間取りの良さなど、物件のポテンシャルを正しく評価してもらうためには整理整頓された空間が不可欠です。

例えば、内覧者が玄関に入った瞬間に靴や傘が散乱していると、それだけで物件全体の印象がマイナスになってしまいます。また、キッチンに食器が積み上げられたままでは清潔感が欠けていると判断され、購入意欲が下がるおそれもあるでしょう。

早く売りたい目的だけで「不動産買取」を選択してしまった

早急にマンションを売りたい一心で「不動産買取」を選択してしまうと、相場よりも低い価格で売却する結果となり、後悔することがあります。

不動産買取は、仲介での売却に比べてスピーディーに進む一方、買取価格が市場価格の7〜8割程度に下がってしまう傾向があります。急な資金が必要な場合や、売却を急ぐ事情がある場合には便利ですが、損失を出す可能性も高まります。

売却を急いでいたため買取を選択したものの、後から同じマンションが仲介売却でより高い価格で成約したのを知り、後悔するといったケースもあります。

不動産買取を検討する際には、価格面でのデメリットを十分に理解したうえで、他の選択肢と比較することが大切です。

売却後の確定申告を忘れてしまった

不動産を売却して利益が生じた場合、翌年の2月中旬から3月中旬までの間に確定申告を行う必要があります。この申告を怠ると、加算税や延滞税といったペナルティが課される可能性があります。

さらに、売却に伴う経費などを適切に申告することで納める税金を減らすことができる可能性もあるため、確定申告は非常に重要です。

特に、会社が年末調整を行っている会社員や、パートタイムで働いている人によく見られる失敗事例となっています。

マンション売却ブログ1.倉持由香さんが語る「住み替え体験記」

www.homes.co.jp

将来子どもができたら売却することを見据えて、資産性が高いマンションを購入した倉持由香さん。子どもが生まれてから買い替え先として選んだのは、中古一戸建ての注文住宅でした。

「マンション信者」だと自ら語る倉持さんは、とくにタワーマンションが好きで、当初はタワーマンションを中心に探していたそうです。

しかし、夫がプロゲーマーのため、仕事柄ネット回線の良さを重視したいと考えるようになり、徐々に戸建てへシフトしました。そして、SNSフォロワーからの「中古の注文住宅は結構狙い目」というアドバイスを参考にして、最終的には築3年の中古注文住宅に辿り着きました。

子どもがまだ小さかったので、そろえなければならない書類を準備するのに苦労したと語る倉持さんですが「お気に入りのマイホームは気持ちも安らぐ」と新居に大変満足しているそうです。

【ポイント】
1. 価格相場をこまめにチェックする
2. 担当者との相性を見極める

ポイント1.価格相場をこまめにチェックする

査定額の妥当性を見極めるためには、価格相場をこまめにチェックすることが重要です。

倉持さんは、不動産ポータルサイトを見るのが好きで、売却に向けて実際に動き出す前から住んでいるマンション内の別の部屋や、周辺の物件価格は常にチェックしていたそうです。

だからこそ、タワーマンションが購入したときよりも値上がりしていることに気付き、「諸経費を割り引いてもプラスが出る」「売るなら今だ」と、迷うことなく売却に向けて動き出せたのでしょう。

当初は高めに価格設定していましたが、買いたい物件が見つかった時点で値下げをし、3日後には購入検討者が現れたためスムーズに売却、無事に新居を購入しています。

不動産会社には得手不得手や、注力しているエリアがあります。そのため、マンションの査定額が異なることは多いものの、あらかじめ相場を把握しておくことで、査定額が妥当なのかを判断しやすくなります。

なお、LIFULL HOME'Sでは、会員登録不要&無料で利用できるプライスマップというサービスを用意しています。駅名やマンション名を入力するだけで、そのマンションや周辺のマンションの参考価格を調べることができます。

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▶︎【2024年版】中古マンションの売却相場はいくら?主要都市の相場や調べ方を紹介

ポイント2.担当者との相性を見極める

不動産会社へ依頼する際には、担当者との相性を見極めることが重要です。

倉持さんは「この方から買いたい」「この方に売って欲しい」と思えるような第一印象を大事にしたそうです。また、やる気がない、レスポンスが遅い、身だしなみに気を遣っていないなどの人に対しては「この方に任せて大丈夫かな?」と不安に感じたと語っています。

確かに、不動産会社の担当者との相性は重要です。マンション売却では、担当者とのコミュニケーションに齟齬が生じた結果、トラブルに発展することもあります。担当者と相性が悪いと意思疎通がうまくいかず、不安に感じることもあるでしょう。

相性の良し悪しは、複数社に相談して比較することで判断しやすくなります。「何だかしっくりこない」と感じる場合は、相性が良くないのかもしれません。物件は気に入ったけれど担当者に不安を感じる場合は、担当を変えてもらえるか相談するのも1つの方法です。

不動産会社を選ぶ際は、会社の規模や付加サービスだけでなく、担当者との相性も見極めて選択すると良いでしょう。

マンション売却ブログ2.夫の転勤に伴い売却した体験談

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対象者 ● Nさん(46歳・主婦)
該当物件 ● 夫の転勤のため、住んでいたマンションを売却
家族構成 ● 4人暮らし(夫50歳、長女18歳、次女15歳)
エリア ● 大阪市阿倍野区
立地 ● 最寄駅から徒歩7分
間取り・総面積 ● 2LDK・71㎡
築年数 ● 37年
Nさんの居住年数 ● 約20年
売却までにかかった期間 ● 約3週間
売却年月 ● 2016年4月

夫の転勤をきっかけに、約20年住んだマンションを売却したいと考えるNさんと、愛着があるマンションを「手放さずに貸したい」という夫で意見が分かれた、Nさん夫婦の体験談です。

長女(高2)と次女(中2)の「卒業まで転校したくない」という希望を優先し、夫が先に転勤先の東京へ引越すことになりました。

無事姉妹の進学先や進路が決まり、家族そろって住むための都内の賃貸マンションの契約は済ませたものの、引越し日の1ヶ月前になっても旧居を売却・賃貸どちらにするか決着がつかないままだったそうです。

結論が出ないまま、以前お世話になったことがある大手のA社と、「このエリアに強い不動産会社」としてA社が情報提供してくれたC社の2社に、売却と賃貸の両方で査定を依頼。

結局借りたい人は現れませんでしたが、Ⅽ社の媒介で無事売却することができたそうです。A社の査定額よりも700万円高い金額で売り出しましたが、最終的に300万円の値下げで成約できました。つまりA社の査定額よりも400万円高く売ることに成功したケースです。

【ポイント】
1. スケジュールに余裕を持たせる
2. 賃貸か売却かはそれぞれのメリット・デメリットを見極める

ポイント1.スケジュールに余裕を持たせる

結果的には高値での売却に成功した事例ですが、Nさんは「スケジュールに余裕を持たせればよかった」と反省しています。

以前お世話になったA社、たまたま見つけた地元のB社、A社が紹介してくれたC社に査定を依頼し、結局A社とC社に売却を依頼しましたが、時間的に余裕があれば各社の強みを比較して選べたと感じているそうです。

確かにB社は、A社のアドバイスで依頼しませんでしたが、もしかしたらさらに高値での売却が実現できたかもしれません。

また、賃貸も想定してマンションを修繕しましたが、時間的に余裕がなかったために、希望日に工事ができる工務店を探すのに苦労したそうです。

たとえば、売却したい時期が決まっている場合は、結果として売り急ぐことになり、値下げせざるを得なくなることがあります。

なるべく早く情報収集し、余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。また自宅マンションの相場を事前に把握しておくことで、資金計画が立てやすくなります。

複数社に相談したいときは、一度に査定依頼できるLIFULL HOME'Sの不動産一括査定サービスが便利です。物件情報の入力後、不動産会社の社員画像や店舗画像、強みなど、物件の査定を依頼できる不動産会社の詳細情報を一覧で見て選ぶことができます。

LIFULL HOME'Sで不動産の一括査定を依頼する

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ポイント2.賃貸か売却かはそれぞれのメリット・デメリットを見極める

賃貸もしくは売却を選ぶかは、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら自分にあった方法を見極めることが重要です。

Nさん夫婦は、最後まで売却と賃貸どちらにするか決められず、結局並行して購入検討者もしくは入居希望者を探していました。そのため、賃貸することも想定して最低限のリフォームを実施しています。

賃貸物件として入居者を募集する場合、ある程度リフォームや設備の修理が必要です。リフォーム費用をかけたくない場合や、管理する手間をかけたくない人は、売却が有力な選択肢になります。

一方、資産を手放したくない人や、将来家族が住む可能性がある場合は賃貸がおすすめです。入居者が住み続けてくれれば、毎月家賃収入を得ることができます。

ちなみに、マンションの売却価格によっては譲渡所得が発生し、譲渡所得税がかかる場合があります。自宅を売却する際には、一定の条件を満たす場合は譲渡所得から最大3,000万円控除できる特例があるので積極的に活用しましょう。

また、年間家賃収入が年間20万円以上ある場合は、確定申告する必要があるので、忘れないように注意しましょう。

マンション売却ブログ3.価格を見直すことで売却に成功した体験談

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対象者 ● Kさん(会社員)
該当物件 ● 売却時:当時の勤務地に近いマンション
● 購入時:非公開
家族構成 ● 非公開
エリア ● 売却時:東京都稲城市
● 購入時:非公開
立地 ● 非公開
間取り・総面積 ● 売却時:70㎡
● 購入時:非公開
築年数 ● 売却時:築10年
● 購入時:非公開
Kさんの居住年数 ● 非公開
売却までにかかった期間 ● 半年以内
売却年月 ● 非公開

LIFULL HOME’S(株式会社LIFULL) に勤務しているKさんの体験談です。

勤務地が変わったタイミングでマンションの売却を検討し、一番高い査定額を提案してくれたA社を信じて専任媒介契約を締結し、売却活動をスタートさせました。

「想定を上回る価格で売却できるかもしれない」と最初は期待したものの、実際には販売開始から3ヶ月経っても手ごたえがなく、価格の見直しをすることになりました。

その後、専任媒介が切れて価格を下げるタイミングで一般媒介契約に切り替え、仲介会社を1社追加したところ比較的早い段階で買主が見つかり、無事売却できました。

少しでも高く売りたいと思うのは売主の心理ですが、やはり売り出し価格は相場に合わせることが重要だと再認識したそうです。

【ポイント】
1. 一括査定で複数社に依頼する
2. 不動産会社の言うことを鵜呑みにしすぎない

ポイント1.一括査定で複数社に依頼する

売却を検討する際には、一括査定サービスなどを利用し複数の不動産会社に依頼することが重要です。

Kさんは今回のマンション売却で、査定は3社以上にすることが重要だと感じたそうです。KさんはLIFULL HOME'Sの不動産一括査定サイトを利用して4社に査定依頼しましたが、残念ながら頼りなさを感じる担当者や、自分と相性があわないと感じる人がいたそうです。

ネームバリューがある不動産会社や、地元で評判の会社であれば、自分とあわないと感じても、そのまま依頼してしまう可能性もあります。不動産会社の担当者との相性を比較するためにも、少なくとも3社以上に問合せをして、実際に会ってみることをおすすめします。

また不動産会社によっては、媒介の種類に応じてサービスを用意していることがあります。相性以外にもオプションサービスの有無なども考慮して、依頼先を決めるようにしましょう。

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LIFULL HOME'Sで不動産の一括査定を依頼する

ポイント2.不動産会社の言うことを鵜呑みにしすぎない

売却活動をプロに任せているとはいえ、不動産会社の言うことを鵜呑みにしすぎないことも重要です。

Kさんは相場よりも高い価格であることを認識しながらも、一番高い査定額を提案してくれた担当者に後押しされて、相場よりも高値で売却をスタートしています。

しかし、結局その価格では売却できず、一般媒介契約に切り替えて値下げした後に、無事成約となりました。もし、最初から相場価格にあわせて価格を設定していれば、もっと早く成約していたかもしれません。

不動産会社は、もちろん高値で売却できるように活動してくれますが、その価格で購入検討者が現れない場合は、売却までに時間がかかってしまうリスクもあります。

そのため、不動産会社の言うことを鵜呑みにしすぎず、自分でも売却価格について判断の軸を持つことが大切です。不動産会社に査定を依頼する前には、不動産ポータルサイトが掲載する参考価格などを確認しておきましょう。

プライスマップでマンションの参考価格を確認する

マンション売却ブログ4.30年以上住んだ家を売り新築一戸建てへ住み替えた体験談

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対象者 ● Sさん(45歳・会社員)
該当物件 ● 売却時:築35年の一戸建て
● 購入時:新築の建売一戸建て
家族構成 ● 4人暮らし(妻38歳、長女11歳、次女9歳)
エリア ● 売却時:千葉県柏市
● 購入時:千葉県柏市
立地 ● 売却時:最寄駅から自転車で約20分
● 購入時:最寄駅から自転車で約5分
間取り・総面積 ● 売却時:3LDK・建物面積約60㎡・土地面積約90㎡
● 購入時:4LDK・建物面積約80㎡・土地面積約100㎡
築年数 ● 売却時:築35年
● 購入時:新築
Sさんの居住年数 ● 35年
売却までにかかった期間 ● 約1年
売却年月 ● 2014年4月

結婚したのを機に8歳から住んでいる実家を生前贈与で譲り受けたSさん。子どもに対して、「それぞれの部屋を用意してあげたい」と考えて、住み替えを決意した体験談です。

また、東日本大震災で大きな損害はなかったものの、煉瓦の塀にヒビが入ったことで住まいの耐震性が気になり、「新築に住み替えたい」と考えるようになったそうです。

住宅ローンを組むことで新居を先に購入することも可能でしたが、自宅が売れない状態が続くと固定資産税を二重に払わなくてはならないため、売却を先行させながら住み替え先を検討しました。

内覧の前日はSさんも協力して掃除したものの、成約には結びつかず売出し後の半年で内覧者はたった1組。焦る気持ちとは裏腹に、不動産会社を変えることはありませんでした。

その後、100万円の値下げに応じて無事売却。新居候補も見つけていたため、仮住まいすることなくスムーズに住み替え先に転居できました。

自宅売却・新居購入を同じ不動産会社の同じ担当者に任せていたことで、「うまくいった」と語っています。生活圏を変えることなく、広くてアクセスのよい新築一戸建てへの引越しを、次女の入学前に間に合わせることができました。

【ポイント】
1. 内覧の準備をしっかりする
2. マイナスになりそうな点もしっかりと伝える

ポイント1.内覧の準備をしっかりする

内覧は購入検討者の購買意欲に大きな影響を与えるため、しっかりとした準備が必要です。

普段、掃除は奥様に任せっきりだそうですが、内覧の前日はSさんも念入りに清掃し、部屋を広く見せるために余計なものは納戸に収納するなど、工夫したそうです。

買主がリフォームするとしても、内覧時の第一印象は重要です。特に汚れが目立つ水回りは念入りに清掃し、必要に応じてプロのハウスクリーニングを利用しましょう。

また、室内に家財道具が多いとどうしても狭い印象を与えてしまいます。内覧前に不要なものは処分し、すっきりとしたイメージを持ってもらえるように工夫することをおすすめします。

Sさんは、自分たちの生活の利便性を向上するために、ウォシュレット付きのトイレにしたり、ユニットバスやシステムキッチンに入れ替えたりなどのリフォームを実施していました。しかし、「壁やリビングも手を加えておけばよかった」と反省しています。

リフォームにかけた費用は、売却価格に上乗せできるとは限りません。もし、リフォームを検討するのであれば、必要性について不動産会社の担当者にしっかりと相談しましょう。

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ポイント2.マイナスになりそうな点もしっかりと伝える

購入検討者にとってマイナスになりそうな点であっても、しっかりと伝えることも重要です。

Sさんが気になっていた、東日本大震災の影響でできた煉瓦の塀のヒビは、隠せるものではないため内覧者に正直に伝えたそうです。

売主はできるだけ高く、早く売却したいと思うのが一般的であり、購入検討者にとってマイナス要素になりそうなことは隠したいと考えるかもしれません。しかし、引渡し後のトラブルを防ぐためにも目立つ傷や汚れ、設備に故障などあれば正直に説明するようにしましょう。

売買契約において、契約で定めた内容と異なる状態のまま引渡した場合、売主は契約不適合責任が発生します。程度にもよりますが、修理して引渡すことを要求されたり、減額請求や損害賠償請求、契約の解除をもとめられることもあります。

そのため、マイナスな点を隠して契約しないようにくれぐれも注意する必要があります。

もし築年数が古い場合は、買主と相談のうえ契約不適合責任を免責とすることも可能です。建物の構造や設備の状態に不安がある場合は、不動産会社に相談してみましょう。

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マンション売却ブログ5.住宅ローン残債が残っている家の売却体験談

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対象者 ● Tさん(51歳)
該当物件 ● 売却時:主寝室以外独立した個室のないマンション
● 購入時:独立した子ども部屋があるマンション
家族構成 ● 4人暮らし(妻49歳、長女13歳、次女12歳)
エリア ● 売却時:千葉県千葉市
● 購入時:千葉県千葉市
立地 ● 同じニュータウン内での住み替え
間取り・総面積 ● 売却時:3LDK・82㎡
● 購入時:3LDK・76㎡
築年数 ● 売却時:築約20年
● 購入時:築約20年
Tさんの居住年数 ● 13年
売却までにかかった期間 ● 1年
売却年月 ● 2016年3月

住宅ローンの残債が1,000万円ほど残っていたマンションを売却して、新たに住宅ローンを借り入れてマンションの買い替えを成功させたTさんの体験談です。

その背景には、高学年になった子どもの「自分の部屋が欲しい」という願いをかなえたいといった意図がありました。

残債が残っていることに加えて、年齢的に新たな住宅ローンを借りられるか、また返済できるのかなどの不安が頭をよぎったそうです。

売出し直後は、毎週のように内覧者を迎えていましたが、途中内覧者が激減したことで不安になることも。そこで、Tさんが住むニュータウンエリアで扱う物件数が多い不動産会社に依頼することで、最終的には100万円の値引きで売却しています。

新居も同じ不動産会社へ依頼し、2,000万円の住宅ローンを組み、3LDKのマンションを購入できました。

約1年2ヶ月で売却と住み替えを果たしたTさんですが、担当者に任せきりにせず、もっと早く売却できるように強くいえばよかったと語っています。

【ポイント】
1. 住み替え時は資金計画をしっかりと立てる
2. 不動産会社に任せきりにしない

ポイント1.住み替え時は資金計画をしっかりと立てる

住み替え時は、資金計画をしっかりと立てることが重要です。

Tさんは、50歳という年齢に対して「住宅ローンを借りられるのか」と心配していたそうです。

そんな中、最大2,800万円借入可能であるとの仮審査が下りたので、「気持ちにはずみがついた」と話しています。

住み替えは、新居購入代金以外に売却時と購入時の諸費用がかかります。また、仮住まいが必要であれば、家賃や引越し費用も用意しておかなければなりません。

また、子どもがいる場合は学区内で仮住まいする物件を見つける必要があります。Tさんは同じ会社の賃貸担当者に相談できたので、比較的スムーズに進められたようです。

住み替えは超えなければならないハードルがいくつもあるため、経験豊富な担当者に相談することをおすすめします。

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ポイント2.不動産会社に任せきりにしない

マンション売却は重要な選択を伴う場面が多いため、すべてを不動産会社に任せきりにしないことが重要です。

TさんはA社の営業担当者に、「もっと強い態度で接すればよかった」と振り返っています。そして、値下げの提案は受けず他社に変更することなく、一貫してA社に売却・購入・賃貸を依頼しました。Tさんのケースでは、A社のニュータウンエリアでの実績を評価した経緯もあり、不動産会社を変えなかったのは正解だったといえるでしょう。

他社へ新たに依頼することで、調査や広告宣伝活動の準備期間などが発生し、売却活動がなかなか進まないケースもあります。

もちろん、状況に応じて媒介契約の種類を変更したり、依頼する不動産会社を見直したりなどすることも大切です。売却に対して不安を感じた場合は、そのまま放置せずに売却活動の状況や、近隣の成約状況などを確認しましょう。

マンション売却ブログ6.体験談から「儲かった人」がやったことを知る

ここまで紹介した体験談のように、マンションをスムーズかつ少しでも高値で売却するためには、さまざまな場面で注意すべきポイントがあります。

ここでは、LIFULL HOME'Sが独自に実施したアンケート「住まいの売却データファイル」のデータを参考に、売却価格に満足した人が「高く売るために選んだ行動」を紹介します。

まず、不動産会社へ売却を依頼する場合は媒介契約を締結しますが、3種類のうち一般媒介契約を選んでいる方が最も多く27.6%でした。次に多いのが専任媒介契約で19.0%、専属専任媒介契約は契約方法の中では最も少なく、9.2%となっています。

また、一般媒介契約(仲介)による売却とほぼ同じ割合だったのが「不動産会社による買取」です。住み替えは、売却のタイミングを合わせるのが難しい、資金計画が重要になるといった要素があるため状況によっては買取も視野に入れておくという選択肢もあります。始めは仲介による売却を目指し、一定期間で売却できなかったときは買取に切り替えるという方法もあります。

なお、不動産会社に依頼しない個人売買は4.7%と最も低く、売却の知識がない売主にとってはあまりおすすめできない手段といえます。

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▶︎マンションを高くで売るには? 買取と仲介の違いと高く売るためのポイント

次に、高く売れた不動産の売却期間を紹介します。

高く売れた不動産の売却期間は、9ヶ月から1年未満が一番多く24.5%でした。このことからも、スケジュールに余裕を持つことの重要性がわかります。3ヶ月未満から9ヶ月未満はほぼ同じ割合で18%前後です。3ヶ月が経過しても内覧者が少ないときは、価格を見直し1年未満での売却を目指しましょう。

次に、高く売った人が不動産売却のために調べた情報の上位5つを見ていきましょう。

順位 項目 割合
1位 売却金額の相場などの価格情報 33.9%
2位 仲介手数料に関する情報 27.4%
3位 売却までに必要な手続き・手順 27.2%
4位 売却時にかかる税金などの費用 26.5%
5位 信頼できる不動産会社に関する情報 24.0%

※6位以降は割愛

体験談でも相場を把握することの重要性が指摘されていますが、高く不動産を売却できた人の約34%が売却金額の相場などを調べています。

最後に、不動産を高く売った人に聞いた「失敗しない売却のコツ」をいくつか抜粋しました。

不動産を高く売った人に聞いた「心配しない売却のコツ」
● 地域の状況を見て査定額よりも高く売り出し、焦って売却しない
● 不動産会社によって査定額が異なるため、なるべく多くの不動産会社に査定依頼する
● 不動産会社によって得手不得手があるので、多くの不動産会社と面談して選択する
● 急いでいなかったので値引きには応じなかった。結果として希望価格で売却できた
● 不動産会社とは長い付き合いになるので、何社もまわって納得できる会社を選んだ

※参考:不動産を高く売った人から、その“行動”と“選択”を学ぶ(住まいの売却データファイル)|LIFULL HOME'S

マンション売却ブログ7.売却と購入を同時並行した体験談

該当物件 家づくりに満足したため、住んでいたマンションを売却
家族構成 1人暮らし
立地 東急東横線 多摩川駅 徒歩8分
間取り・総面積 売却時:1LDK・45㎡
築年数 売却時:52年
居住年数 約7年
売却までにかかった期間 約1年
売却年月 2023年9月

会社勤めのかたわら、趣味の一つとして「家づくり」にも熱中している沙東すずさんの住み替え体験談です。

沙東さんは、2016年に中古マンションをフルリノベーションし、通称「メレヤマンション」での生活を始めました。その後、ローンを完済したことや家づくりが好き過ぎることを理由に、愛着のあった物件を手放す覚悟を決めたと語っています。

不動産会社に査定を依頼した際、提示された金額は3,680万円でした。古い物件であることを考慮しながらも、高めの評価を受けたそうです。

担当者によって、住み替えは主に「売り先行」と「買い先行」があると伝えられ、次の家をフルローンで申し込むつもりだった沙東さんは「買い先行」を選択しました。

新しい家を余裕をもって探すと担当者に伝えていたものの、2軒目の内覧時には気になる物件が見つかり、購入手続きはスムーズに進んだようです。

売却過程では、空室状態になってからも内見希望者は少数です。物が多い部屋や狭さがネックとなり、なかなか成約には至らなかったと語っています。何度か価格交渉も行い、最終的には300万円値下げした3,380万円で成約が決まりました。

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【ポイント】
なるべく「売り先行」で売却活動を進める
サポート内容が充実した不動産会社を選ぶ

ポイント1.なるべく「売り先行」で売却活動を進める

マンション売却で住み替えをスムーズに行いたい場合は、なるべく「売り先行」で売却活動を進めることをおすすめします。

売り先行は、旧居の売却を先に行ったあとに新居を購入する方法です。売却代金を新居に充てられ、場合によっては住宅ローンを組まずに購入することも可能になります。

買い先行は売り先行の逆で、旧居がいくらで売却できるか分からない状態で新居を購入します。住宅ローン残債が残っている場合は二重ローンになるリスクがあり、そうなれば返済が苦しくなるのがデメリットです。

沙東さんの場合は旧居のローンを完済しており、新居をフルローンで購入する予定でした。 旧居の売却より約1年早く新居を購入していることで、固定費の支払いが重なっています。

このことから、買い先行は資金的に余裕がある人に向いている方法だといえます。

ポイント2.サポート内容が充実した不動産会社を選ぶ

マンション売却を成功させるためには、サポート内容が充実した不動産会社を選ぶことが重要です。

沙東さんの体験談によれば、売却・購入・リノベーションまでトータルでサポートしてくれる不動産会社を利用していたことが分かります。

住み替えだけでなく、沙東さんのように中古マンションを購入して自分好みにリノベーションしたい人にとっては、サポートしてくれる会社を選ぶのが有効な手段だといえます。

ほかにも、以下のようなサービスを提供している不動産会社を選ぶと、売却活動がスムーズに進められるでしょう。

  • 買取保証
  • ハウスクリーニング
  • 荷物の一時預かり
  • 設備保証

提供しているサポート内容は不動産会社によって異なります。事前に担当者に確認しておくことがおすすめです。

なお、LIFULL HOME'Sの一括査定では、提携している不動産会社の特徴や強みなどの情報が充実しています。サポート内容も確認できるので、より自分にあった不動産会社と出会いやすいと言えるでしょう。

マンション売却ブログ8.価格よりもスピード優先で売却した体験談

該当物件 駅直結のタワーマンション
家族構成 本人と元奥さん(当時)
立地 駅直結で、周囲にスーパーや医療機関などの生活利便施設が多い
間取り・総面積 非公開
築年数 新築
居住年数 約2年
売却までにかかった期間 1ヶ月
売却年月 2022年9月

離婚に伴い、売却価格よりもスピードを優先したお笑いコンビ『からし蓮根』の伊織さんのマンション売却体験談です。

伊織さんは2020年に結婚し、7,600万円で駅直結の資産性の高いマンションを購入しました。ローンは伊織さんが2,600万円、前妻が5,000万円のペアローン。しかし、2020年の離婚に伴い、マンションを売却することになったそうです。

売却活動を始めた際、同じマンションの下の階の部屋が7,500万円で売りに出されていたため、担当者から「同時期に売り出すと売れにくい」とアドバイスされていました。タイミングをずらせば8,000万円で売れる可能性もあるといわれていたものの、前妻の希望で早急に売却することになり、最終的に7,500万円で売却に至ったそうです。

売却活動は1ヶ月ほどで完了し、無事にローンも完済できています。伊織さんはこの経験を通じて、ペアローンのリスクや売却タイミングの重要性を痛感したと語っています。

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【ポイント】
同じマンションの別の部屋と売却タイミングをずらす

ポイント1.同じマンションの別の部屋と売却タイミングをずらす

マンション売却で少しでも高値での売却を狙うなら、同じマンションの別の部屋と売却タイミングをずらすことが重要です。

伊織さんがマンション売却を検討していた際、偶然にも同じマンションの下の階にある同じ間取りの部屋が同時期に売り出されていました。

不動産会社の担当者からは「同じタイミングで売り出すと売れづらいですよ。下の部屋が売れてから売り出せば8,000万ぐらいで売れる可能性があります。そうすれば売却で利益が出ますよ」とアドバイスを受けていましたが、事情により売却タイミングをずらしませんでした。

同じマンション内で類似物件が同時に売り出されると、購入希望者が価格や条件を比較しやすくなり、競合によって価格交渉が厳しくなる可能性があります。

売却価格が期待よりも低くなったり、売却までの期間が延びたりするリスクが高まるため、より有利な条件で売却したい場合は、他の売却物件とタイミングをずらすことが大切です。

【その他】マンション売却のおすすめブログ

ここでは、今まで紹介してきたもの以外のマンション売却のおすすめブログを紹介します。

  • 騒音トラブルに伴う売却、住み替え体験
  • 転勤に伴いマンションを貸し出し後に売却した体験談

騒音トラブルに伴う売却、住み替え体験

このブログは、騒音トラブルを背景に自身のマンション売却についてまとめた筆者の体験談です。タワーマンションには興味がなかったものの、手の届く価格帯や緑の多いイメージ画像、優雅な設備に魅了されて2015年春に入居しています。

しかし、そのタワマンは上階の騒音が酷く、管理会社に相談しても解決できなかったため、夫婦は穏やかな生活を求めて売却を決意しました。

最初に依頼した不動産会社では、物件を広く見せるために多くの写真を掲載し、内覧希望者が増えるよう売却戦略を立てました。

部屋の清潔さに好感触を得たものの、内覧者は具体的な購入意欲を示さず、9ヶ月間売れなかったようです。売却価格を下げても効果はなく、売却活動は失敗に終わりました。

次に依頼したのはマンションの販売会社で、実際に見に来る人の第一印象を重視するために写真を少なくし、物件の売却価格を下げない方針を取りました。この戦略が功を奏し、3組目の内覧者が購入を決定。2社目に売却を依頼してから販売活動は短期間で完了しました。

2社目の不動産会社でマンション売却が成功できた違いとして、物件の見せ方や価格設定の重要性が挙げられます。特に、物件をどのように見せるかが購買意欲に大きく影響することが分かりました。

このように、不動産会社の売却戦略は非常に重要であると考察でき、最初の不動産会社で媒介契約期間が満了する3ヶ月が経っても売れない場合は、他社に依頼するのも選択肢の1つです。

※参考:わが家のマンション売却ストーリー - いえブログ by peta|はてなブログ

転勤に伴いマンションを貸し出し後に売却した体験談

このブログは、2015年に人生初の中古マンションを購入し、2021年に売却したもくさん夫婦の体験談です。

もくさんは結婚後に1LDKの賃貸住宅に住んでいましたが、家賃と同額程度で広い持ち家が手に入ると考え、深く情報収集せずに約4,000万円の中古マンションを購入しました。

しかし、購入から半年後に夫の北海道転勤が決まり、マンションは3年間の定期借家として貸し出すことにしたそうです。

なかなか借主が見つからないまま夫婦の貯金は減り続け、やっと見つかった借主は家賃の「値下げ交渉や入居期間の延長などを要求する人だった」と語っています。

2年ほど経った2018年には東京に戻れたそうですが、転居後すぐに発覚したマンション前の道路工事によって、聴覚過敏者のもくさんは2021年にやむなくマンションを手放すことにしました。

コロナ禍でマンション価格が上昇していたため、売却価格は購入時よりも数百万円高くなり、結果的に利益を得ました。しかし、当初の想定とは異なり、満足に住むことができなかったことに対する悔しさを抱いています。

この経験から、もくさん夫妻は賃貸派に転向し、家の購入はしばらく考えていないとのことです。

この売却体験談は、家を購入する際や賃貸に出す際の長期的な計画やリスク管理の重要性を学ばせてくれます。転勤といった将来の変動に対応できるか、賃貸に出す際のリスクはどのようなものかを具体的に理解したうえでマンション購入を決めることが大切です。

※参考:人生ではじめて買った中古マンションを売った話(もくの日暮らし)|はてなブログ

ブログなどの体験記を参考にマンション売却を成功に導こう

マンション売却を成功させるためには、ブログなどの体験記を参考にすることも有効です。

実際の成功例や失敗例から学ぶことで、売却活動などの重要なポイントを把握し、自身の状況にあった対策を立てることができます。

この記事で紹介した体験記やアンケートデータからも、不動産会社への査定依頼が売却の最初のステップとして重要であることが分かります。多くの人が複数の不動産会社に査定を依頼し、その中から1社を選んで媒介契約を結んでいます。

不動産会社を選ぶ際には、実績が多い会社や以前に購入を手伝ってもらった会社を選ぶケースも見られますが、多くの人が担当者との相性も重視しています。また、価格相場を把握しておくことの重要性を指摘する声も多く見られました。

体験記を活用して、マンション売却の成功率を高めましょう。

LIFULL HOME'Sでは、複数の不動産会社に同時に査定を依頼できる不動産一括査定を提供しています。最大10社に査定を依頼できるので、紹介した体験談にあるような優良、かつ自分にあった不動産会社や担当者と出会える可能性が高まります。

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記事執筆・監修

新川 優香(あらかわ ゆうか)

大学卒業後、不動産仲介業務に従事し売買を経験。現在は不動産賃貸の事務職に従事。不動産売買仲介から賃貸仲介、物件管理に関わる執筆経験もあり。宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、FP2級の資格を保有。