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空き家の無料査定はどこに頼む?方法や流れ・注意点も解説

空き家の活用や売却を検討する際、最初のステップとして有効な選択肢の一つに「無料査定」の活用があります。無料査定を通じて物件のおおよその市場価格を把握することができれば、今後の方向性を判断する材料になるでしょう。

また、査定には複数の方法があり、依頼先によって価格の精度や対応の丁寧さなどは異なります。また、安易な依頼がトラブルにつながるケースもあるため、基本的な仕組みや注意点の把握が欠かせません。

この記事では空き家の無料査定が可能なのか、無料査定の依頼方法や流れ、起こり得る注意点について解説します。

この記事で分かること

  • そもそも空き家は無料で査定依頼できるの?
  • 空き家の無料査定はどこに頼む?
  • 空き家を無料査定する方法
  • 空き家の無料査定から売却までの流れ
  • 空き家の無料査定を依頼するときの注意点

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▶︎空き家を売却する際の注意点は?流れや費用・税金についても解説

もくじ

そもそも空き家は無料で査定依頼できるの?

空き家の査定は、基本的に無料で依頼することが可能です。不動産会社が提供する机上査定や訪問査定はほとんどの場合、費用が発生しません。

ただし、正式な評価を必要とする不動産鑑定とは異なるため、目的に応じて使い分けが重要です。以下で、その理由や違いについて解説します。

  • 空き家の査定が無料でできる理由
  • 不動産鑑定との違い

空き家の査定が無料でできる理由

空き家に限らず不動産の査定が無料でできる理由は、不動産会社にとって将来的な媒介契約につながる可能性があるからです。

不動産会社は空き家の売却を検討している人から査定依頼を受けることで媒介契約を結び、実際の売却時に仲介手数料という報酬を得ることができます。

仲介手数料は「売買価格 × 3% + 6万円(税別)」という計算式(※速算式)で上限が決められており、3,000万円で売却できれば最大で約96万円の売上となります。

仲介手数料はあくまで売却を正式に依頼し契約が成立してから発生するもので、査定だけでは費用はかかりません。不動産会社としては自社のサービスや対応力を知ってもらい、将来的な契約につなげることが目的です。

そのため多くの場合、無料査定は営業活動の一環として活用されています。

不動産鑑定との違い

空き家の査定と不動産鑑定は、目的と根拠などに大きな違いがあります。無料の空き家査定は、主に市場価格の目安を知るために行われます。

一方、不動産鑑定は鑑定士の国家資格を持つ専門家が法律に基づいて不動産の価値を評価するもので、原則として有料です。たとえば、遺産分割や訴訟、税務申告などの法的効力が求められる場面では、不動産鑑定が必要になります。

概算の価格を知りたい場合は査定、公的に証明できる評価が必要な場合は不動産鑑定と使い分けるのがポイントです。

以下では、無料査定と不動産鑑定の違いをまとめました。

無料査定 不動産鑑定
実施者 不動産会社の営業担当者 不動産鑑定士
目的 市場価格の目安を知るため 法的・公的に不動産の価値を証明するため
法的効力 なし あり(裁判・相続・税務などで利用される)

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▶︎不動産鑑定と不動産査定の違いとは?必要なケースや方法も解説

空き家の無料査定はどこに頼む?

空き家査定の依頼先は、主に不動産会社です。

不動産会社は地域の相場や過去の取引事例に基づき、空き家の査定価格を算出してくれます。特に、地元に強い会社は周辺事情に詳しく、より現実的な査定が期待できるでしょう。

また、最近では不動産一括査定サイトを活用する人も増えています。

インターネット上で複数の不動産会社に一度に査定依頼ができるサービスであり、査定価格を比較することで相場の把握や信頼できる会社選びの際に便利です。

空き家を無料査定する方法

空き家の無料査定には主に机上査定・AI査定・訪問査定の3つがあります。

以下のように、それぞれにメリット・デメリットがあり、目的に応じて使い分けるのがポイントです。

査定方法 特徴 メリット デメリット
机上査定 書類や情報のみで価格を算出 おおまかな価格を3日程度で把握できる 現地状況が反映されにくい
AI査定 AIが自動で価格を計算 24時間対応、即時に結果が分かる 査定精度に限界がある
訪問査定 実際に現地を確認して価格を算出 精度が高い 日程調整や立ち会いが必要

机上査定(簡易査定)

机上査定(簡易査定)は、空き家のおおよその価格を知るのに適しています。

土地面積・建物の築年数・所在地などの基本情報をもとに、不動産会社が過去の取引事例や相場から査定価格を算出する方法で、現地の確認は行わないため当日〜3日程度でスピーディに対応してもらえる点が特徴です。

ただし、空き家の劣化状態や内装の傷み、隣地との関係といった現場特有の事情は加味されません。とりあえず概算価格を知りたい場合や、売却を急いでいない場合に、机上査定から始めるのがよいでしょう。

メリット デメリット 向いている人
● 当日~3日程度で査定結果が出る
● ネットや電話で完結
● 複数社に依頼しやすい
● 現地の状態が反映されない
● 実際の売却価格と差が出ることもある
● 売却を急いでいない人
● まずは目安価格を知りたい人
● 時間をかけたくない人

AI査定

AI査定は、人工知能を活用して空き家の価格を自動で算出する査定方法です。

過去の取引事例やエリア情報、建物データなどをもとに自動で価格を提示する仕組みのため、パソコンやスマートフォンから24時間いつでも利用でき、最短数十秒で結果が表示されます。

ただし、AI査定も現地の状況までは判断できません。建物の傷みが激しい場合や土地の形状が特殊な場合でも、正確に反映するのは難しくなるでしょう。

スピード重視でざっくりした目安を知りたい人に向いており、机上査定よりもさらに手軽な選択肢と言えます。

メリット デメリット 向いている人
● 24時間いつでも査定可能
● 結果が非常に早い
● 現地の詳細は加味されない
● 対応エリアや物件タイプに制限あり
● とにかく早く価格を知りたい人
● 隙間時間に査定したい人
● ネット操作に慣れている人

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▶︎AIによる不動産査定の正確性は?メリット・デメリットや利用手順も解説

訪問査定

訪問査定は実際に不動産会社の担当者が現地を訪れ、空き家の状態を確認したうえで価格を算出する方法で、最も精度の高い査定結果を得ることができます。

たとえば、室内の床が傷んでいる場合や敷地内に越境している樹木がある場合など、机上査定では見逃されがちなポイントも加味されるため、売却価格とのズレが生じにくくなるのが特徴です。

一方、査定結果が出るまでに1週間程度かかることに加え、日時の調整や立ち会いが必要になる点が手間といえます。複数社に訪問査定を依頼する場合は、何度も現地確認が必要になることも覚えておきましょう。

正確な売却価格を知りたい、近いうちに売却を検討しているという人には、訪問査定がおすすめです。

メリット デメリット 向いている人
● 正確な査定結果が得られる
● 建物の状態も反映される
● 立ち会いが必要
● 査定に時間がかかる
● すぐに売却を検討している人
● 状態の良し悪しが価格に影響しそうな空き家を所有している人
● 売却後の戦略も相談したい人

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空き家の無料査定から売却までの流れ

空き家を売却する場合、まず無料査定でおおよその価格を把握することが第一歩です。

ここでは、一括査定サイトを活用した「査定から売却完了」までの一般的な流れを5ステップで解説します。

  • STEP1.不動産一括査定サイトを選ぶ
  • STEP2.物件情報を入力・送信する
  • STEP3.不動産会社から査定結果を受け取る
  • STEP4.依頼する不動産会社を決める
  • STEP5.売却活動を開始する

STEP1.不動産一括査定サイトを選ぶ

空き家の査定を効率的に進めるには、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。

不動産一括査定サイトは、1回の情報入力で複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスです。複数の不動産会社の査定結果を比較できるため、相場から大きく外れた価格で売ってしまうリスクを減らすことができるでしょう。

不動産会社に直接査定を依頼する方法もありますが、1社ずつ連絡し、対応のばらつきを比較するのは手間がかかります。

まずは大手の不動産一括査定サイトを活用し、複数社から客観的な査定結果を集めることが空き家売却を成功させるための第一歩と言えるでしょう。

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STEP2.物件情報を入力・送信する

査定を依頼するにはまず物件情報を入力し、送信する必要があります。入力項目は主に以下のとおりで、基本的には5〜10分程度で完了する簡単な作業です。

  • 利用者の氏名、電話番号
  • 物件の所在地
  • 建物の名称
  • 間取り
  • 床面積
  • 築年数
  • 構造
  • 方角
  • 室内の状態
  • 希望価格
  • 売却予定時期 など

また、一部の一括査定サイトでは匿名で簡易査定ができる機能もあり、個人情報を明かす前に概算価格を知ることも可能です。

「とりあえず相場感を知りたい」という段階で活用できる便利な機能になります。

STEP3.不動産会社から査定結果を受け取る

空き家の査定依頼後、数日以内に不動産会社から査定結果が届きます。

机上査定やAI査定の場合は早ければ即日、訪問査定を依頼した場合でも通常1週間以内には結果を受け取ることが可能です。

査定書の内容は、想定売却価格や売却期間の目安、物件の評価ポイントなどが記載されており、不動産会社によって書式や説明の丁寧さに差があります。

複数社の査定結果とともに担当者の人柄なども総合的に比較検討し、空き家売却の方向性をイメージすることが重要です。

STEP4.依頼する不動産会社を決める

査定結果と対応の丁寧さをもとに、空き家売却を任せる不動産会社を1社に絞ります。不動産会社は価格だけでなく、以下のポイントにも注目して比較することが大切です。

  • 空き家の仲介実績が豊富か
  • 査定価格の根拠を分かりやすく説明してくれたか
  • 担当者に知識と提案力があるか
  • アフターサポートは充実しているか

空き家がある地域に強い営業網を持つ会社を選べば見込み客を抱えている場合もあるため、早期売却や条件交渉がスムーズに進む可能性が高まるでしょう。

信頼できる会社と担当者に出会えることが、スムーズな売却へのカギです。

STEP5.売却活動を開始する

不動産会社を決定したら、いよいよ売却活動が始まります。主に、以下のような流れで手続きが進みます。

  • 媒介契約の締結(専任・専属専任・一般媒介のいずれか)
  • 売出価格の決定
  • 不動産ポータルサイトやチラシなどでの広告活動
  • 内覧対応
  • 購入希望者との条件交渉
  • 売買契約の締結
  • 決済・引き渡し

売却活動は空き家の状態や立地により長期化することもあるため、担当者と連絡を密に取りながら進めることが大切です。

空き家の無料査定を依頼するときの注意点

ここでは、空き家の無料査定を依頼するときの注意点を解説します。

  • 自分でも価格相場を調べておく
  • 余裕のあるスケジュールを立てておく
  • 査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない
  • 複数社の査定結果を比較検討する
  • 物件の強み・弱みを具体的に伝える

自分でも価格相場を調べておく

空き家の無料査定を依頼する前に自分でも相場を把握しておけば、不動産会社から提示される査定価格の妥当性を判断しやすくなります。

また、売出価格を適切に設定できればスムーズに売却することも可能です。価格相場を調べる際は、次のようなサイトを活用しましょう。

なお、LIFULL HOME'Sが首都圏の売却経験者に対して独自に調査したアンケート「不動産売却で困ったことは?」では、「売却金額の相場感が分からなかった」が2位にランクインしています。

順位 一戸建て売却者が困ったことトップ10 割合
1 何から始めればよいか分からなかった 19.4%
2 売却金額の相場感が分からなかった 19.1%
3 買い手がなかなか見つからなかった 17.9%
4 何をすればよいか分からなかった 16.9%
5 法律に関する知識が足りなかった 15.6%

※6位以降は省略
※参考:首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介|LIFULL HOME'S

実際に空き家売却を始めたときに困らないよう、相場は調べておくことが大切です。

余裕のあるスケジュールを立てておく

空き家に限らず売却活動には時間がかかるため、余裕のあるスケジュールを立てることが重要です。

LIFULL HOME'Sの同調査によると、不動産の売却完了までの期間は約5人に2人が半年以内に成約していることが分かりました。

※出典:首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介|LIFULL HOME'S

また、物件種別ごとの売却にかかった期間は以下のとおりです。

物件の種類 売却にかかった期間(平均)
全体 7.36ヶ月
マンション 6.34ヶ月
一戸建て 7.67ヶ月

※参考:首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介|LIFULL HOME'S

上記を見ると、マンションよりも一戸建てのほうが売却にかかる期間が長いことが分かります。空き家は以下の理由によって、さらに長期化するリスクが高いといえます。

  • 立地条件が悪い
  • 建物の状態が悪い
  • 再建築不可物件である
  • 境界が明確でない

空き家の売却を検討するのであれば、余裕のあるスケジュールを立てておきましょう。

査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない

査定価格の高さだけで不動産会社を選ぶのは、なるべく避けるべきです。

なぜなら、査定価格はあくまでも不動産会社が売却を開始して3ヶ月程度で成約に至ると予想した価格であり、必ずしもその価格で売却できる保証はないからです。

査定価格の高さではなく、その根拠に関する説明が明確であることや、担当者の誠実さなどを総合的に判断して選ぶことをおすすめします。

なお、LIFULL HOME'Sの同調査「売却の際に気をつけるべき点」として、7位に「査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない」がランクインしています。

順位 一戸建ての売却の際に気をつけるべき点 割合
1 余裕のあるスケジュールを立てる 32.6%
2 売れないからといって安易に価格を下げない 30.7%
3 不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する 30.4%
4 価格や担当者を、複数の不動産会社でしっかり比較する 28.8%
5 不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする 26.2%

※6位以降は省略
※参考:首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介|LIFULL HOME'S

複数社の査定結果を比較検討する

査定価格には国が定めた明確な基準がないため、不動産会社によって査定価格に差が出ることがあります。そのため、1社のみに査定を依頼してしまうと提示された価格が適正かどうか判断しづらくなります。

納得のいく空き家売却を目指すには最低でも3〜5社に査定を依頼し、それぞれの提示価格や売却方針、提案内容を比較することが重要です。自分にあった信頼できる不動産会社を見極めるためには、複数社を比較することが欠かせません。

実際にLIFULL HOME'Sの同調査「売却依頼した不動産会社に決めた理由は?」では、「会社が信頼できたから」が2位、「担当者が良かったから」が3位にランクインしています。

順位 理由 割合
1 査定価格が納得のいくものだったから 32.6%
2 会社が信頼できたから 29.0%
3 担当者が良かったから 28.7%
4 地元の不動産事情に詳しかったから 22.9%
5 物件の販売力がありそうだったから 21.6%

※6位以降は省略
※参考:首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介|LIFULL HOME'S

価格だけでなく会社や担当者の対応も大切な判断基準です。複数社の査定結果を比較し、信頼できるパートナーを見つけましょう。

物件の強み・弱みを具体的に伝える

不動産会社は、物件の詳細な情報をもとに査定を行います。そのため、空き家の持つ強みや弱みを具体的かつ正確に伝えることが、査定価格の精度向上や売却戦略の立案に大きく役立ちます。

物件の状態を一番よく把握しているのは、空き家を所有していた売主自身です。リフォーム歴や修繕記録、耐震補強の有無などプラスの情報は、評価アップの材料になる可能性があるため積極的に伝えましょう。

一方、マイナス面も後のトラブルを避けるために正直に伝えることが大切です。雨漏りやシロアリ被害、設備の故障などを故意に隠して売却すると、たとえ引渡し後であっても契約不適合責任を問われ、修繕や損害賠償請求、契約解除などを求められるおそれがあります。

以下の表に、空き家物件の強み・弱みの具体例をまとめているので参考にしてください。

強み 弱み
立地 ● 駅から徒歩10分以内
● 商業施設が近い
● バス便しかない
● 周辺に空き地や空き家が多い
日照・通風 ● 南向きで日当たり良好
● 角地で風通しが良い
● 北向き
● 隣接建物が密集していて暗い
建物の状態 ● 定期的にメンテナンス済
● リフォーム済
● 築年数が古い
● 雨漏り、シロアリ被害がある
周辺環境 ● 公園、学校が近く住環境が良好 ● 近隣に騒音源(工場、幹線道路など)がある
法的条件 ● 再建築可能な整形地 ● 接道義務を満たさない(再建築不可
● セットバックが必要
土地の形状・広さ ● 整形地で使いやすい ● 旗竿地や変形地、狭小地

空き家の無料査定に関するよくある質問

ここでは、空き家の無料査定に関するよくある質問を紹介します。

  • 空き家の無料査定で起こりうるトラブルは?
  • 空き家の無料査定で電話が来ることはない?
  • 空き家の一括査定を依頼するメリット・デメリットは?

空き家の無料査定で起こりうるトラブルは?

無料査定では金銭的負担はありませんが、営業や情報トラブルには注意が必要です。

不動産会社の査定自体は無料ですが、依頼後に強引な営業を受けたり、相場よりも高すぎる査定価格を提示されたりする場合もあります。相場より高い価格で売り出しても、実際の売却時には価格が下がったり、売却期間が長期化するリスクもあります。

高額査定に惑わされず、複数社を比較することで正しい相場感をつかみましょう。

空き家の無料査定で電話が来ることはない?

空き家の無料査定を依頼すると、原則として電話連絡はあります。売主にしか分からない物件の状況確認や訪問査定の日程調整など、正確な査定を行うことが目的の電話です。

本格的に空き家の売却を検討している場合は、なるべく電話に出ることをおすすめします。

ただし、なかには営業目的で頻繁に電話がかかってくることもあるでしょう。もし売却の予定がない場合は、「今回は売却を見送ることにしたので、今後のご連絡は不要です」と明確に意思を伝えることが大切です。

【あわせて読みたい】
▶︎「しつこい営業電話が来る」は本当?不動産一括査定サービスの利用法を解説

空き家の一括査定を依頼するメリット・デメリットは?

空き家の一括査定を利用するメリット・デメリットとして、以下が挙げられます。

メリット デメリット
● 一度の入力で複数社にまとめて依頼でき、手間が少ない
● 各社の査定価格を比較でき、相場感がつかみやすい
● 会社の対応・提案の違いを見比べて、信頼できる会社を選びやすい
● すぐに複数の査定結果が手に入り、売却の検討が進みやすい
● 多くの会社に依頼すると連絡が一気に来ることがある
● 査定価格にバラつきがあるため、判断が難しくなることもある
● 情報が多すぎると整理が追いつかず、かえって判断に時間がかかることもある

空き家の一括査定は効率的な方法ですが、活用の仕方によっては混乱やストレスの原因にもなるので注意が必要です。

空き家の無料査定は不動産一括査定サイトの利用がおすすめ

空き家の売却を検討する際、正確な市場価格を把握するには無料査定の活用が有効です。

査定の依頼先としては不動産会社に直接相談する方法もありますが、複数社の査定価格や提案を比較するには不動産一括査定サイトの利用が効率的といえます。

特に、担当者の対応や会社の信頼性を判断するには複数社の比較が欠かせません。

比較検討の手段として、厳選された不動産会社に一括で査定を依頼できるホームズの一括査定の活用をご検討ください。全国で約4,500社(2025年5月時点)と提携しており、不動産会社の強みや査定価格の根拠なども掲載されています。

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記事執筆・監修

新川 優香(あらかわ ゆうか)

大学卒業後、不動産仲介業務に従事し売買を経験。現在は不動産賃貸の事務職に従事。不動産売買仲介から賃貸仲介、物件管理に関わる執筆経験もあり。宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、FP2級の資格を保有。