
不動産売却を行う場合、まず不動産会社に売却を検討している物件の査定を依頼するのが一般的です。
査定を依頼する際には、一括査定サービスを利用すると便利ですが、「しつこい営業電話が来る」といったネットの口コミなどを見て、不安に感じている人もいるでしょう
結論から言えば、不動産の一括査定サービスを利用することで、「しつこい営業電話がかかってくる」ということは、基本的にありません。
この記事では、そうした口コミが生まれる理由を含めて、不動産一括査定サービスの仕組みや利用法を解説していきます。
この記事で分かること
- 一括査定申込後にかかってくる電話は必ずしも「営業電話」ではない
- 不動産一括査定サービスのメリット・デメリット
- とにかく「ざっくり価格を知りたい」という場合の選択肢
- 不動産一括査定ならホームズがおすすめ
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もくじ
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不動産売却査定サービスは、地域密着の不動産会社から大手まで
充実の会社情報を比べ、連絡が欲しい複数の会社に一括で査定依頼できます。
依頼後、即日~3日以内に不動産会社から連絡がきます。
不動産一括査定とはどのようなサービス?

まずは不動産一括査定サービスの具体的な内容を把握しておきましょう。
- 複数の会社にまとめて査定を依頼できる
- 査定方法は大きく2種類に分けられる
複数の会社にまとめて査定を依頼できる
不動産一括査定サービスは名前のとおり、複数の会社に一括して査定を依頼することができるサービスです。
本来であれば、不動産会社を個々に訪ねたり、問合せをする必要がありますが、一括査定サービスを利用すれば、そうした手間を省くことができます。忙しい方でも手間をかけずに、複数社の査定価格を把握することができるのです。
また、「どの不動産会社に依頼すればいいか分からない」と、感じている方にもおすすめのサービスと言えるでしょう。
査定方法は大きく2種類に分けられる
一般的に不動産の査定方法は、机上査定(簡易査定)と訪問査定の2つに分けられます。それぞれの違いは以下のとおりです。
| 査定方法 | メリット | デメリット | |
| 机上査定 | ・不動産の情報と過去の取引事例をもとに机上で査定価格を算出する | ・不動産会社の担当者に会う必要がない ・短時間で査定価格が分かる |
・訪問と比較して、査定額の精度が低くなってしまう |
| 訪問査定 | ・実際に現地を確認して、土地や建物の状況を加味した査定価格を算出する | ・机上査定よりも精度の高い査定ができる | ・現地の確認をしてからでなければ査定価格が分からない ・不動産会社の担当者と日程を調整する必要がある |
一般的に、机上査定で算出された価格を元に、より精度を高めるために行われるのが訪問査定です。
訪問査定では、日当たりや周辺環境、建物の劣化具合など実際に確認しないとわからない要素を踏まえて査定を行うため、机上査定よりも精度の高い査定価格を算出することができます。
不動産一括査定サービスを利用すると「しつこい営業電話が来る」は本当?

一括査定を依頼したあとに不動産会社から電話がかかってくると、「営業電話か?」と思い、身構えてしまう方もいるでしょう。しかし、その電話は必ずしもいわゆる「営業電話」とは限りません。
多くの場合は査定を行う上での必要事項を確認するための電話です。電話で確認されることが多いのは、以下のような内容です。
● 室内の状況
● 売却理由や売却希望時期
● リフォームの有無
● 住宅ローンの有無
● 賃料(投資物件の場合)
不動産の正確な査定を行うためには物件の概要情報だけでは不十分です。また、「いつまでに売却したいのか」「どのような売却方法を希望しているのか」によって査定価格も異なってきます。
したがって、査定依頼をしたユーザーの状況に合わせた査定価格を提示するために、依頼された不動産会社は電話やメールなどで追加でヒアリングを行う必要があります。不動産会社からの電話は、こうした意図に基づくものがほとんどだと考えられます。
「しつこい」と感じる人がいる理由

不動産一括査定サービスを利用した人のなかには、以下のような理由から不動産会社からの電話を「しつこい」と感じてしまう人もいます。そうした方々の声が、「しつこい営業電話がかかってきた」という口コミなどにつながっていると考えられます。
- 一斉に電話がかかってくるから
- 売却への調査段階もしくはスケジュールが具体的ではないから
- タイミング悪く電話がかかってくるから
ここからは、上記3つの理由を詳しく解説していきます。
一斉に電話がかかってくるから
一括査定を依頼した後にかかってくる電話が「しつこい」と感じてしまう理由の一つとして、複数の不動産会社から一斉に電話がかかってくることが挙げられます。たとえば、5社の不動産会社に査定を依頼した場合、各社から1回ずつ合計5回電話対応する必要があります。
それぞれ違う会社からの電話であったとしても、同じような内容を説明することになるため、「しつこい」と認識してしまうこともあるでしょう。
サイト上で査定を依頼する際に記載した以外の情報で、不動産会社がヒアリングする内容については後述します。こうした情報を事前に整理しておくことで、不動産会社からのヒアリングの電話にもスムーズに対応できるでしょう。
売却への調査段階もしくはスケジュールが具体的ではないから
不動産の一括査定を依頼したものの、まだ売却への調査段階であったり、スケジュールが決まっていないという状態であれば、「電話がしつこい」と感じてしまう可能性もあるでしょう。
そうした状態で不動産会社から状況確認の電話がかかってくると、急かされているように感じ、マイナスの印象を抱きやすくなります。
不動産会社からの連絡方法は、査定依頼時に選択することができるため、頻繁に電話がかかってくるのがストレスに感じる方は、メールでのやり取りを希望しておくと良いでしょう。
タイミング悪く電話がかかってくるから
仕事中や家族と過ごしているときなどにタイミング悪く電話がかかってくると、電話の数が多くなくとも「しつこい」と感じてしまうものです。
不動産会社は平日休みで土日に稼働している会社も多いため、電話のタイミングが合わないこともあるでしょう。
自分にとって都合の悪いタイミングで電話がかかってくるのを避けたい方は、希望の時間帯を事前に伝えておきましょう。その時間帯にしか電話がかかってこないと分かれば、仕事や家族との時間に集中できます。
不動産会社からの電話を「しつこい」と感じないための対策

不動産会社からの電話をなるべく効率的に対応するためには、査定に必要な内容をまとめておく必要があります。
一括査定後のヒアリング目的の電話で曖昧な部分があると、改めて確認の電話がかかってくる可能性もあります。一度の電話のやりとりで不動産会社が確認したい点を明確にしておくと良いでしょう。
ヒアリングされる内容は、一括査定依頼時にフォームで入力した内容の詳細と考えておけば問題ありません。具体的には下記のような点が挙げられます。
【ヒアリングされる内容】
● 正確な部屋の広さ、土地の面積
● 所有者の名義
● 詳細な売却理由
● 売却希望時期
● 売却希望価格
● 売却後の住まい(購入か賃貸か)
● 住宅ローン残高
● リフォームをした時期、内容
● 賃料や契約条件(投資物件の場合)
上記のような内容を確認するにあたって、以下のような書類が手元にあると便利でしょう。これらは必ずしも必須ではなく、不動産会社で取得できるものもあるため、すべて揃える必要はありません。
手元にある場合は用意しておき、それらを見ながら不動産会社の質問に答えましょう。
【手元にあると望ましい書類】
● 購入時の売買契約書
● 住宅ローン残高証明書
● 土地の測量図
● 建物図面
● 設計図書
● 境界確認書
● 住宅性能評価書
● 耐震診断報告書
● リフォームの契約書
● 重要事項調査報告書(マンション)
● 管理規約(マンション)
● 賃貸借契約書(投資物件の場合)
● アスベスト使用調査報告書
一括査定サービスの利用にデメリットはある?

これまで、不動産一括査定サービス利用後に不動産会社からかかってくる電話について、いわゆる「営業電話」ではないことと、「しつこい」と感じてしまう理由について解説してきました。
しかし、一括査定サービスを利用したことがない方の中には、「そもそも利用することで何らかのデメリットがあるのではないか」と、不安を感じる人もいるでしょう。一括査定サービスを利用した場合のデメリットには以下の2つが挙げられます。
- 問合せがまとめてくるため対応が煩雑と感じる場合もある
- 依頼先が利用サイトが提携している不動産会社に限定される
以下で、それぞれについて解説していきます。
問合せがまとめてくるため対応が煩雑と感じる場合もある
不動産一括査定を依頼すると、不動産会社から一斉に電話がかかってくるケースがあるため、対応に追われてしまう可能性があります。
5社に査定を依頼して1社あたり5〜10分ほど話すとしたら、それだけで1時間程度の時間が必要という計算になります。一括査定はスマートフォンからでもできますが、仕事の合間などに依頼すると、仕事中に電話がかかってくる可能性もあるため注意が必要です。
また、訪問査定を依頼する場合は、各不動産会社と日程を調整しなければいけません。複数社に依頼する場合は、1日だけで対応が終わらないことも考えられます。
対応の工数を削減するために、情報を整理したり、訪問査定の日程を調整するなど工夫した方が良いでしょう。
依頼先が利用サイトが提携している不動産会社に限定される
不動産一括査定サービスで、査定を依頼できる不動産会社は、利用したサイトと提携している会社に限定されます。そのため、自分が依頼したい不動産会社が見つからない可能性もあります。
そのため、提携している不動産会社の数が多い一括査定サイトを利用したほうが、より多くの選択肢から選べます。一括査定サイトを比較する際には、提携している不動産会社の数をチェックしてみましょう。
なお、ホームズの一括査定サービスは全国4900社(2026年5月時点)以上の不動産会社の中から希望する企業を選択することができます。
一括査定サービスを利用するメリット

一括査定サービスのデメリットが分かったところで、メリットについて確認しておきましょう。一括査定サービスを利用する主なメリットは以下の3つです。
- インターネットから無料で利用できる
- 個別に問合せる手間を削減できる
- 複数の不動産会社を比較検討して、自分に合った会社を選べる
インターネットから無料で利用できる
一括査定サービスは、インターネットから無料で利用できます。
不動産仲介会社の報酬である仲介手数料は成功報酬であるため、売買契約が成立するまでは発生しません。査定のみで有料になるのは、国家資格である不動産鑑定士が行う不動産鑑定です。
通常の不動産仲介会社に依頼する不動産査定に費用はかからないため、安心して利用できます。
個別に問合せる手間を削減できる
不動産一括査定サービスを利用しない場合、複数の不動産会社に個別で相談しなければいけません。店舗に訪れたり電話をしたりと方法はさまざまですが、いずれにせよ多くの時間がかかってしまうでしょう。
普段、家事や仕事で忙しい方にとって、いくつもの不動産会社に自力で相談するのは困難でしょう。不動産一括査定サービスであれば、そのような手間を削減できます。
なるべく手間をかけずに査定価格を知りたいという方には、一括査定サービスの利用がおすすめと言えるでしょう。
複数社を比較検討して自分に合った会社を選べる
不動産を売却する際には、複数の不動産会社を比較検討したうえで媒介契約を結ぶ会社を選ぶのがおすすめです。
不動産会社によって売却する物件の査定価格は異なります。そのため、複数社に相談しなければ、適切な価格を判断するのは難しいでしょう。
また、不動産会社によってサービスの充実度も大きく異なります。不動産会社によっては、ハウスクリーニングを無料で提供するなどのサービスを行っている場合もあります。これらのサービスを活用することで、よりスムーズに不動産売却を進められるでしょう。
不動産売却が成功するかどうかは、不動産会社選びに左右されます。一括査定サイトを利用することで複数の不動産会社を比較検討することで、自分に合った会社を選ぶことができるでしょう。
「ざっくり価格だけ知りたい」という場合の選択肢

不動産売却を検討している方のなかには、まだ売却意思が明確ではなく、現在の物件価格だけざっくりと知りたいという人もいるでしょう。 ここでは、そのような方向けの選択肢を紹介します。
AI査定や近辺の建物の価格を調べるなら「プライスマップ」
おおよその価格相場を知りたい方は、プライスマップの利用をおすすめします。
プライスマップとは、LIFULL HOME'Sが提供しているサービスで、住所や駅名、マンション名のいずれかを入力するだけで、日本全国600万戸以上ものマンションの参考価格を確認できます。
プライスマップの特徴は、これまで一般消費者が得られなかった情報を開示していることです。過去にLIFULL HOME'Sで掲載した物件情報も簡単に確認できるので、不動産会社へ行かずともマンションの販売履歴を調べることができます。
売却意思が明確になったら一括査定を依頼しよう

「プライスマップ」は、情報収集に適していますが、実際に売却を開始する際には、正確な価格を知るために一括査定を利用するのが良いでしょう。
正確な価格を把握せずに売却を開始すると、売出し価格と相場価格と乖離が生じるおそれがあります。相場よりも明らかに高い価格で売出してしまうと、売却が長期化するリスクがあります。一方、相場価格よりも安い場合は、高値成約の機会を逃すことになってしまいます。
大切な資産である不動産の売却を成功させるためにも、一括査定を有効活用し、最新の適正価格を知るようにしましょう。
ホームズの不動産一括査定では、全国にある4,900社以上(2026年5月時点)の提携不動産会社から査定を依頼する会社を選ぶことができます。物件情報の入力後、不動産会社の社員画像や店舗画像、強みなど、詳細情報を一覧で見て選べるのが大きな特徴です。
不動産一括査定サービスを上手に活用しよう

本記事では、不動産一括査定サービスの内容やメリット・デメリット、利用法などを解説しました。
一括査定サービスを利用すると、「しつこい営業電話がかかってくる」という情報もありますが、それは誤解であることが多いことを、ご理解いただけたでしょうか。
実態は、査定を依頼した複数社から一斉に電話がかかってきたり、タイミングの悪いときに電話が来たといった印象から「しつこい」と感じてしまいやすいと考えられます。
それでも不安という場合は、まず「匿名査定」を利用するという選択肢もあります。通常の一括査定では必要に応じて不動産会社から連絡がありますが、LIFULL HOME'Sの匿名査定では、利用者が連絡を希望しない限り、電話番号やメールアドレスが不動産会社に伝わることがないので安心して利用できます。
ホームズの売却査定では、4,900社以上(2026年5月時点)の不動産会社と提携しています。不動産会社の情報など掲載情報も充実しているため、比較検討したうえで不動産会社を選べます。
ホームズで良い不動産会社と出会い、不動産売却を成功させましょう。
初回公開日:2023年2月10日
記事監修
岡﨑 渉(おかざき わたる)
国立大学卒業後新卒で大手不動産仲介会社に入社。約3年間勤務した後に独立。現在はフリーランスのWebライターとして活動中。不動産営業時代は、実需・投資用の幅広い物件を扱っていた経験から、Webライターとして主に不動産・投資系の記事を扱う。さまざまなメディアにて多数の執筆実績あり。宅地建物取引士の資格を保有。