マグニチュード9.0。日本国内観測史上最大規模の東日本大震災
2011年3月11日に発生した東日本大震災。
三陸沖の宮城県牡鹿半島の東南東130km付近で、深さ約24kmを震源とする地震で、地震の規模を示すマグニチュードは9.0。日本国内観測史上最大規模であり、1900年以降、世界でも4番目の規模の地震であった。
地震直後だけでなく、その後も、気象庁によると「4月7日に宮城県沖を震源として発生した震度6強の余震をはじめ、5月31日までに発生した余震は、最大震度6強が2回、最大震度6弱が2回、最大震度5強が6回、最大震度5弱が23回、最大震度4が135回観測」という多くの余震があったという。
東日本大震災は、その地震による津波で、多くの地域で多数の犠牲者を出してしまっている。各地を襲った津波の高さは「福島県相馬では9.3m 以上、岩手県宮古で8.5m 以上、大船渡で8.0m以上、宮城県石巻市鮎川で7.6m以上などが観測(※気象庁検潮所)されたほか、宮城県女川漁港で14.8mの津波痕跡も確認(※港湾空港技術研究所)されている。また、遡上高(陸地の斜面を駆け上がった津波の高さ)では、全国津波合同調査グループによると、国内観測史上最大となる40.5mを観測」(※内閣府「防災情報のページ」)であったとされる。
被害地域のみならず、震度5強とあった首都圏では多くの交通機関が不通となり、帰宅困難者が発生した。また、関東圏では広い範囲で液状化現象が発生したことにより、水道、電気、ガスといったライフラインが一時ストップする被害が生じている。
3月11日は、「いのちの日」(※「災害時医療を考える会」(Team Esteem)が制定)。「命の尊さを思い、命の大切さを考え、震災で学んだことを風化させることなく災害に備えることが目的」ということだ。
地震や津波だけではなく、近年では大雨による被害なども多くみられる。
改めて、命を守るために災害に備える記事を特集したい。
■参考:内閣府「防災情報のページ」
http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h23/63/special_01.html
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