
川崎市は、横浜市と並ぶ神奈川県を代表する都市として知られている街です。人口約150万人を擁する政令指定都市であり、増加率も年々上昇していることから、将来的にさらなる発展を期待できるでしょう。
また、川崎駅周辺では大規模施設の開発事業が多く進められており、暮らしやすい街として生活利便性が高いのも良い点です。
この記事では、川崎市のマンション売却相場や、早く・高く売るコツを詳しく解説していきます。
※参考:川崎市の世帯数・人口、区別人口動態、区別市外移動人口(令和6年10月1日現在)|川崎市公式ホームページ
この記事で分かること
- 川崎市のマンション売却相場【エリア・条件別】
- 川崎市のマンション売却相場における今後の推移予測
- 川崎市のマンション売却相場を自分で調べる方法
- 川崎市でマンションを早く・高く売るコツ
- 川崎市でマンション売却を依頼する不動産会社の選び方
- 川崎市などの首都圏でマンションを売却した人の体験談
- マンション売却ならホームズの一括査定がおすすめ
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もくじ
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【エリア別】川崎市のマンション売却相場

同じ川崎市内でも、エリアによってマンションの売却相場は異なります。2023年度における、川崎市のエリア別マンションの売却相場は以下のとおりです。
【川崎市内のマンション売却相場(2023年度)】
| エリア | 件数(件) | ㎡単価(万円) | 価格(万円) |
| 川崎区 | 359 | 61.18 | 3,732 |
| 幸区 | 266 | 76.71 | 5,097 |
| 中原区 | 435 | 98.67 | 6,283 |
| 高津区 | 293 | 66.39 | 4,571 |
| 多摩区 | 179 | 46.55 | 3,166 |
| 宮前区 | 291 | 60.32 | 4,252 |
| 麻生区 | 180 | 54.21 | 4,038 |
※参考:表24 中古マンションの区市町村別成約状況[2023年度](P3)|東日本不動産流通機構
川崎市内の上記エリアでは2,003件の中古マンションが売買され、最も多く取引されたのは中原区(435件)です。 中原区は平米単価も最も高く、1㎡あたり98.67万円で取引されており、売却相場も川崎市で一番高い6,283万円となっています。
そのうち、平米単価が高い地区の上位3つは以下のとおりです。
| 順位 | 地区 | 平米単価 | 成約価格 |
| 1位 | 中原区 | 98.67万円/1㎡ | 5,747万円 |
| 2位 | 幸区 | 76.71万円/1㎡ | 5,097万円 |
| 3位 | 高津区 | 66.39万円/1㎡ | 4,571万円 |
【条件別】川崎市のマンション売却相場

次に、以下の条件別に川崎市のマンション売却相場を見ていきましょう。
- 間取り別のマンション売却相場
- 築年数別のマンション売却相場
- 専有面積別のマンション売却相場
- 最寄駅からの交通条件別のマンション売却相場
なお、東日本不動産流通機構のデータにもとづき、各数値は横浜・川崎市の合計・平均を用いています。
間取り別のマンション売却相場
東日本不動産流通機構の資料(2023年度)によると、川崎市における間取り別のマンション売却相場は以下のとおりです。
【2023年度:横浜市・川崎市 間取り別のマンション売却相場】
| 間取り | 取引件数(※) | ㎡単価(万円) | 価格(万円) |
| ワンルーム | 249(4.0%) | 48.20 | 1,078 |
| 1DK・LDK | 709(11.5%) | 72.46 | 2,967 |
| 2DK・LDK | 1,549(25.2%) | 67.00 | 4,212 |
| 3DK・LDK | 3,155(51.3%) | 61.98 | 4,543 |
| 4DK・LDK | 485(7.9%) | 50.43 | 4,727 |
| 5DK・LDK以上 | 7 (0.1%) | 33.45 | 4,010 |
| 平均 | 1,025(16.6%) | 62.39 | 4,152 |
※カッコ内は全体における割合
※参考:年報マーケットウォッチ2023年度 2. 物件属性 間取り 表17-②|東日本不動産流通機構
平米単価の相場が最も高いのは1DK・LDKで、1㎡あたり72.46万円となりました。売却価格相場が一番高い間取りは4DK・LDKで4,727万円です。
3DK・LDKは間取りの中で最も多い3,155件の取引となり、全体の約半分を占めています。
築年数別のマンション売却相場
横浜・川崎市における築年数別のマンション売却相場は以下のとおりです。
【2023年度:横浜市・川崎市 築年数別のマンション売却相場】
| 築年数 | 取引件数(※) | ㎡単価(万円) | 価格(万円) |
| ~築5年 | 653(10.8%) | 93.68 | 6,191 |
| 築6~10年 | 769(12.8%) | 79.09 | 5,484 |
| 築11~15年 | 757(12.6%) | 76.34 | 5,507 |
| 築16~20年 | 881(14.6%) | 64.63 | 4,804 |
| 築21~25年 | 678(11.3%) | 57.27 | 4,162 |
| 築26~30年 | 432(7.2%) | 47.89 | 3,009 |
| 築31~35年 | 1,855(30.8%) | 35.28 | 2,072 |
| 平均 | 860(14.3%) | 61.27 | 4,087 |
※カッコ内は全体における割合
※参考:年報マーケットウォッチ2023年度 2. 物件属性 築年帯 表15-⑧(P6)|東日本不動産流通機構
平米単価の相場が最も高いのは築年数5年までで、1㎡あたり93.68万円となりました。売却価格の相場においても最も高く6,191万円です。その後、築年数が経過するほど価格は下落しています。
最も多く取引されたのは31〜35年(1,855件) で、全体の約3割を占めている状況です。
専有面積別のマンション売却相場
専有面積別に見た、横浜市・川崎市のマンション売却相場は以下のとおりです。
【2023年度:横浜市・川崎市における専有面積別のマンション売却相場】
| 専有面積 | 取引件数(※) | ㎡単価(万円) | 価格(万円) |
| ~20㎡ | 220(3.6%) | 49.90 | 852 |
| ~40㎡ | 399(6.5%) | 60.68 | 1,760 |
| ~50㎡ | 344(5.6%) | 47.46 | 2,147 |
| ~60㎡ | 804(13.1%) | 54.78 | 3,030 |
| ~70㎡ | 1,278(20.8%) | 62.91 | 4,095 |
| ~80㎡ | 1,898(30.8%) | 69.25 | 5,129 |
| ~100㎡ | 1,001(16.3%) | 61.57 | 5,324 |
| ~120㎡ | 166(2.7%) | 51.17 | 5,443 |
| 〜140㎡ | 31(0.5%) | 44.45 | 5,736 |
| 141㎡~ | 13(0.2%) | 49.92 | 8,281 |
| 平均 | 615(10.0%) | 62.39 | 4,152 |
※カッコ内は全体における割合
※参考:年報マーケットウォッチ2023年度 2. 物件属性 表13-⑧(P4)|東日本不動産流通機構
参照すると、平米単価の相場が最も高いのは専有面積が70㎡ ~80㎡で、1㎡あたり69.25万円となりました。売却価格の平均価格は4,152万円です。
取引件数も70㎡〜80㎡が最も多く(1,898件)、全体の約3割近くを占めています。
最寄駅からの交通条件別のマンション売却相場
最寄駅からのアクセスもマンション売却相場に影響を与えます。
不動産情報ライブラリのデータによれば、2024年7〜9月に取引された川崎市川崎区における3LDKのマンションの場合、駅からの距離別の価格事例は以下のようになりました。
【川崎区の駅からの距離と成約価格】
| 最寄駅からの距離 | 価格(万円) | 建築年 |
| 港町駅より1分 | 6,700 | 2012年 |
| 鈴木町駅より5分 | 4,800 | 2015年 |
| 川崎大師駅より8分 | 3,900 | 2013年 |
マンションのグレードや最寄駅によって価格は異なりますが、建築年や間取りなどの条件が同じようであっても、最寄駅からの距離が近いほど価格が高い傾向があります。
川崎市のマンション売却相場における今後の推移予測

次に、横浜・川崎市のマンション売却相場の推移を見ていきましょう。
東日本不動産流通機構の資料によれば、過去5年間における横浜市・川崎市のマンション価格推移は以下のようになりました。
【横浜市・川崎市のマンション価格推移】
| 対象年 | 平均㎡単価(万円) | 平均価格(万円) | 平均専有面積(㎡) |
| 2019年 | 47.85 | 3,212 | 67.11 |
| 2020年 | 50.00 | 3,392 | 67.85 |
| 2021年 | 53.76 | 3,614 | 67.22 |
| 2022年 | 58.86 | 3,871 | 65.76 |
| 2023年 | 62.39 | 4,152 | 66.55 |
※参考:年報マーケットウォッチ2023年度 1. 基本指標 表1-⑧(P22)|東日本不動産流通機構
参照すると、2019年から2023年の5年間にかけて、横浜市・川崎市の中古マンションの平均㎡単価と平均価格は、年々上昇していることが読み取れます。平均価格はこの5年間で940万円高くなりました。
一方、平均専有面積は約0.6㎡減少していることから、マンション価格が上昇しても専有面積は狭くなっている状況です。
川崎市の人口数(2025年1月1日現在)は約150万人で、昭和30年から右肩上がりに増え続けています。人口増加が今後も見込まれるため、マンションなど住宅の需要が増えることを期待できます。
川崎市では「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」が2021年にJR川崎駅西口エリアにオープンするなどの再開発が活発に行われ、今後も街が発展していく可能性があります。
※参考:川崎市の世帯数・人口、区別人口動態、区別市外移動人口(令和7年1月1日現在)|川崎市公式ホームページ
川崎市のマンション売却相場を自分で調べる方法

川崎市のマンション売却相場を自分で調べる方法として、主に以下の3つが挙げられます。
- 不動産情報ライブラリ
- レインズマーケットインフォメーション
- 不動産ポータルサイト
不動産情報ライブラリ
不動産情報ライブラリとは、不動産に関する情報を閲覧できるサイトです。国土交通省が運営しており、不動産の取引価格や地価公示などの価格情報を確認できます。
中古マンションの場合、成約価格や最寄駅からの距離、専有面積、間取り、建築年などが表示されるため、同じエリアにある似たような条件の市場価格を把握することが可能です。
主に、マンションの市場価格を知りたい場合に参考にすると良いでしょう。不動産情報ライブラリの特徴や使い方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
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▶【国土交通省】不動産情報ライブラリとは?特徴や使い方を徹底解説
レインズマーケットインフォメーション
レインズマーケットインフォメーションも、インターネットで簡単に取引価格を確認できるサイトです。国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理しており、マンションと一戸建ての取引価格を調べられます。
売りたいマンションと似たような条件の物件を探すと取引価格が表示され、自分が所有する物件の資産価値を大まかに把握できます。
市場で通用する価格をつかめるため、適正価格を設定することが可能です。
レインズマーケットインフォメーションの特徴や使い方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
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▶レインズマーケットインフォメーションとは?不動産情報や使い方を紹介
不動産ポータルサイト
不動産ポータルサイトとは、複数の物件情報を掲載しているサイトです。
複数の物件情報がWeb上に公開され、誰でも無料で売り出されている不動産の売り出し価格や現場の写真など物件に関する情報を得られます。
売りたいマンションの周辺にある類似物件の売り出し価格を確認することで、自分が所有する不動産の市場価格を把握できます。
なお、ホームズでは、マンションの参考価格が地図上で分かるプライスマップを提供しています。蓄積されている膨大な物件情報をもとにしたデータにより、約620万戸に及ぶマンションの参考価格が地図上に浮かび上がる便利なサービスです。
売りたいマンションの周辺にある物件の価格情報を手軽に確認できるので、売却価格を決める際にぜひご利用ください。
川崎市でマンションを早く・高く売るコツ

川崎市にあるマンションを早く・高く売るためには、以下のコツを押さえておきましょう。
- 余裕のあるスケジュールを立てる
- 値下げ交渉を見込んで価格を設定する
- 売却にかかる費用と税金を知っておく
- 複数の不動産会社に査定依頼する
余裕のあるスケジュールを立てる
マンション売却に臨むなら、余裕のあるスケジュールを立てることが重要です。
不動産会社に査定を依頼してから、実際に買主との売買契約が完了するまでには最低でも約6ヶ月かかると見込んでおきましょう。ただし、事前の情報収集や必要書類などの準備が想定されるため、スケジュールとしては1年以上前から計画することをおすすめします。
また、住み替えで現在のマンションを売却する場合は、仮住まい費用などが別途必要になるため、売却期間が長引くと支出が増えてしまうでしょう。
焦って安値で売ってしまうことを避けるためにも、売却期間には余裕を持たせて臨むようにしてください。
値下げ交渉を見込んで価格を設定する
不動産売買では、買主が値下げ交渉をするケースが多い傾向にあります。そのため、値下げ交渉を想定し、売り出し価格を少し高めの価格にして設定することをおすすめします。
上乗せする金額として、希望する売却価格の10〜15%が一般的です。たとえば、3,000万円でマンションを売却したい場合は3,300万円〜3,450万円の間で売り出し価格を設定します。
売り出し当初に10〜15%程度上乗せしておけば、最終的に希望した通りの価格で売却できる可能性があります。

売却にかかる費用と税金を知っておく
マンション売却には、仲介手数料などの費用・税金がかかります。売却価格から差し引いた金額が利益になるため、売却にかかる費用と税金を知っておくことが重要です。
主な費用と税金として、以下のものが挙げられます。
- 仲介手数料
- 登記費用・抵当権抹消費用
- 住宅ローン関連費用
- 引越し代・仮住まい費用
- 譲渡所得税
- 印紙代 など
譲渡所得税は所有期間5年以下で売却すると、5年以上で売った場合の約2倍の税率がかかるため、売却するタイミングには注意しましょう。
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複数の不動産会社に査定依頼する
マンション売却では、複数の不動産会社に査定依頼することが重要です。なぜなら、1社だけでは提示された査定価格が市場価格と見合っているか判断がつきにくいからです。
複数社に依頼すれば比較できるため、一般的な市場価格を把握できます。適正価格を設定すると早めに売ることも期待でき、資産価値に応じた取引が実現できるでしょう。
なお、ホームズでは無料で利用できる不動産一括査定サービスを提供しています。
独自の掲載基準を設け、厳正な審査をクリアした不動産会社のみ参加しているため、安心して利用できます。

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川崎市でマンション売却を依頼する不動産会社の選び方

川崎市でマンション売却を検討する際は、以下のポイントに注視して不動産会社を選びましょう。
- 査定価格の根拠が明確かどうか
- マンション売却が得意かどうか
- エリアでの売却実績が豊富かどうか
- 沿線の私鉄系不動産会社かどうか
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査定価格の根拠が明確かどうか
不動産会社が提示した、査定価格の根拠が明確かどうかも重要です。査定方法は不動産会社によって基準が異なるため、同じ物件でも査定価格に違いがあるものです。
仮に、とある不動産会社が他社よりも著しく高い査定価格を提示したとしても、それが市場価格に見合っていなければ買い手は見つかりにくいでしょう。
たとえば、査定価格の根拠として主に以下の要素が挙げられます。
- 立地条件(最寄駅からの距離、周辺施設、周辺環境など)
- 築年数
- 位置関係(階数・方角など)
マンション売却を依頼する際は、査定価格に対して上記のような根拠を説明できる不動産会社を選ぶことが非常に重要です。
マンション売却が得意かどうか
不動産会社にはそれぞれ得意とする分野があるため、マンション売却が得意かどうかも見極めることが重要です。
物件の種類によって売り方や買主の見つけ方などが異なるため、マンションを売るならば実績が豊富な不動産会社に依頼したほうが早めに売れる可能性があるでしょう。
エリアでの売却実績が豊富かどうか
依頼する不動産会社が、所在するエリアで売却実績が豊富かどうかもチェックしておきたいポイントです。大手不動産会社は全国規模で営業活動を行っていますが、会社によって特に強みとするエリアは存在します。
地域密着型の不動産会社は地元の情報に詳しいため、治安や子育てのしやすさなどの特色をアピールできます。エリアでの売却実績については、問合せやWeb上で確認しましょう。
沿線の私鉄系不動産会社かどうか
川崎市には、大手私鉄の1つである京浜急行が乗り入れています。
京急川崎駅・港町駅・鈴木町駅(京急大師線沿線)などが川崎市に設置されているため、依頼先が沿線の私鉄系不動産会社かどうかでも検討してみると良いでしょう。
私鉄系不動産会社は沿線の不動産情報に詳しく、取扱い実績も多いため、早めに売却できる可能性があります。
京急線関連の不動産会社としては、京急グループの総合不動産会社として事業展開している京急不動産株式会社が挙げられます。
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川崎市などの首都圏でマンションを売却した人の体験談

マンション売却を検討する際には、実際に成功した人の体験談も参考になります。
- 売却を検討開始したタイミング
- 売却において困ったこと
- 売却の際に注意すべきポイント
- 査定依頼するサイト選びの基準
ここでは、川崎市など首都圏で実際にマンションを売却した人の体験談を紹介します。
売却を検討開始したタイミング
川崎市など首都圏で実際にマンションの売却・査定を依頼した人のきっかけ・理由の上位3つは、以下のとおりです。

※出典:首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介
マンション売却を検討開始したタイミングで最も多いのは「次の住まいの契約をしてから」で約3割を占めました。たとえば、住み替え先の住まいの購入契約をした後などです。
次に多いのは「次の住まいを決めてから(25.3%)」で、契約までは至っていないものの、ある程度次の住まいを決めてから検討開始したケースです。
3位には「次の住まいの情報収集を始める前(19.3%)」がランクインしており、次の住まいを決める前に売却を検討する人も約2割存在します。
売却において困ったこと
川崎市など、首都圏のマンション売却で困ったことの上位3つは以下のとおりです。
【売却において困ったこと】
| 順位 | 困ったこと | 割合(%) |
| 1位 | 売却金額の相場感が分からなかった | 20.4 |
| 2位 | 買い手がなかなか見つからなかった | 18.4 |
| 3位 | 法律に関する知識が足りなかった | 17.4 |
※参考:首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介
参照すると、マンション売却において困ったことで最も多いのは「売却金額の相場感が分からなかった」で、全体の2割程度を占めました。売れたものの、適正価格で売却できたのかよく分からなかったケースが多く見受けられます。
2位は「買い手がなかなか見つからなかった(18.4%)」で、スムーズに売れなかった様子が伺えます。
3位にランクインしたのは「法律に関する知識が足りなかった(17.4)」です。マンション売却には民法(契約関連)や不動産登記法(不動産の所有権移転)など、さまざまな法律が絡み、専門用語なども飛び交います。
初心者には分からないことが多く、法律に関する知識がないと不動産会社の担当者が話す内容を正確に理解するのが難しい場合があるでしょう。
売却の際に注意すべきポイント
マンション売却の際に注意すべきポイントの上位3つは、以下の結果です。
【マンション売却の際に注意すべきポイント】
| 順位 | 注意すべきポイント | 割合(%) |
| 1位 | 余裕のあるスケジュールを立てる | 35.3 |
| 2位 | 不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する | 31.6 |
| 3位 | 不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする | 31.2 |
※参考:首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介 - よくわかる!不動産売却(LIFULL HOME'S)
1位は「余裕のあるスケジュールを立てる」で35.3%です。マンション売却は少なくとも6ヶ月程度かかるので、資金を調達する際などは早めに売却活動を始める必要があります。
2位は「不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する(31.6%)」です。査定価格が適正であるかどうかを、売主自身も把握しやすいほうが納得できる取引を実現できます。 近年はインターネットで実際にあった取引価格を検索できるので、周辺にある似たような物件の取引状況をチェックすると良いでしょう。
3位には「不動産会社の言うことが正しいかどうか判断できるようにする(31.2%)」がランクインしました。担当者が言うことをそのまま鵜呑みにするのではなく、ニュースやインターネット、不動産情報誌などで市況の状況をリサーチして、マンション売却に関する知識や情報をアップデートすることをおすすめします。
査定依頼するサイト選びの基準
マンションの査定を依頼するために利用するサイト選びの基準は、以下の結果となりました。
【査定依頼するサイト選びの基準】
| 順位 | 基準 | 割合(%) |
| 1位 | 会社・サービスが信頼できそうだったから | 33.1 |
| 2位 | 有名/規模の大きい不動産会社だったから | 29.7 |
| 3位 | 有名/規模の大きい一括査定サイト(サービス)だったから | 25.9 |
※参考:首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介 - よくわかる!不動産売却(LIFULL HOME'S)
1位は「会社・サービスが信頼できそうだったから(33.1%)」でした。大切な資産であるマンションの売却を依頼するからには、信頼できるかどうかが第一といえるでしょう。
2位は「有名/規模の大きい不動産会社だったから(29.7%)」でした。全国展開しているなど会社の規模が大きい不動産会社は実績・信頼性ともに優れ、安心して依頼できます。
3位は「有名/規模の大きい一括査定サイト(サービス)だったから(25.9%)」がランクインしました。規模の大きな一括査定サイトを信用し、そこに掲載されている不動産会社に依頼する人も一定数存在します。
川崎市のマンション売却経験者からのアドバイス
ここでは、2025年にホームズが実施したアンケートの中から、川崎市のマンション売却経験者の検討者へのアドバイスを紹介します。
40代男性
今が売り時ではないか
50代女性
可能な限りは焦らずにタイミングを待つ。
60代以上女性
一社だけでなく、複数を比べたほうがよさそう。
川崎市のマンション売却相場を知った上で売却活動を始めよう

川崎市は横浜市と並ぶ神奈川県の政令指定都市であり、人口約150万人の大きな街です。首都圏のターミナル駅へのアクセスの良さや羽田空港に近いなど交通の利便性も高く、再開発も多く行われており活気にあふれています。
人口増加率も増えているので、マンションを売却する際も一定の需要を見込めるでしょう。
川崎市にあるマンションを少しでも早く・高く売却したい人は、ホームズの不動産一括査定がおすすめです。
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※一部のエリアや条件によっては査定対象外の不動産会社があります
記事執筆・監修
矢口 美加子(やぐち みかこ)
宅地建物取引士、整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級の資格を保有。建築・不動産会社で事務をしながら、家族が所有する賃貸物件の契約や更新業務を担当。不動産ライターとしてハウスメーカー、不動産会社など一部上場企業の案件を中心に活動中。