
不動産を売却する際には、売却相場や不動産売却に関する知識など、様々な情報を集めながら進めることが重要です。不動産ポータルサイトは、こうした情報収集の際に便利な存在と言えるでしょう。
多数あるポータルサイトの中でもマンションマーケットでは、全国のマンション情報をデータベース化し、豊富な相場、取引情報を掲載しているサイトです。
この記事では、マンションに特化した不動産情報やサービスを提供する「マンションマーケット」の評判や口コミを紹介します。
この記事で分かること
- マンションマーケットのサービス概要
- マンションマーケットの良い・悪い評判・口コミ
- マンションマーケットを利用するメリット・デメリット
- 家・マンションの売却ならホームズの一括査定がおすすめ
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もくじ
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マンションマーケットとは?

マンションマーケットは、首都圏を中心にネット上でマンションの購入や売却をサポートする不動産サイトです。
- マンションマーケットの会社概要
- マンションマーケットのサービス内容
マンションマーケットの会社概要
| サイト名称 | マンションマーケット |
| 運営会社 | 株式会社マンションマーケット |
| 利用者数 | 月間50万人 |
| 累計査定数 | 非公開 |
| 設立 | 2014年5月 |
| 対象エリア | 全国(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県中心) |
| 対象種別 | マンション |
2020年9月より不動産売却一括査定サイト「イエウール」「すまいステップ」を運営する株式会社Speeeと業務提携しています。
マンションマーケットのサービス内容
マンションマーケットの主なサービスは以下の3つです。
- マンション売却査定
- マンション購入
- マンションサプリ(不動産に関する情報)
マンションマーケットの特徴的な点は、マンションに特化して独自のアルゴリズムで算出した全国の約11万5,000棟以上のデータベースを構築している点です(2024年5月時点)。
会員登録なしで、以下のような情報を確認できます。
- 相場価格
- 売買履歴の件数 ※会員登録すると売買履歴情報を閲覧できる
- 家賃相場
- 表面利回り
- マンションの基本情報
- 周辺情報 など
これらの情報を踏まえたうえで売却依頼あるいは購入相談を進めることが可能です。
マンションの売却査定に進むと、提携している「すまいステップ」の入力画面、購入相談に進むと「イエウール」が提供する会員登録制の提案型サービス「Housii(ハウシー)」の画面に進みます。つまり、入力する個人情報は提携する株式会社Speeeと共同利用される点に同意する必要があります。
マンションマーケットの良い評判・口コミ

ここではマンションマーケットの良い評判・口コミを紹介します。
- マンションの相場データが分かりやすい
- 不動産取引の初心者でも分かりやすい
- すっきりとしたレイアウトで検索しやすい
マンションの相場データが分かりやすい
マンションの購入を検討していて利用しました。
マンションごとの過去の売却事例や相場が載っていて勉強になりました。残念なことに、私の地域の現在売り出し中の物件情報は、ほとんど載っていませんでした。
都心など、物件情報が多い地域では使いやすいサイトだと思います。
不動産は仲介手数料が通常は手数料が「3%+6万円」かかるところが一律の「49.8万円」という定額の手数料なので、分かりやすいしお得だなと思いました。
数字のデータがとても参考になりました。
※引用元:マンションマーケットの口コミ・評判1ページ目|みん評
マンションの相場や、過去取引事例など豊富なデータが掲載されていて分かりやすいといった口コミです。定額制の仲介手数料にもお得感を感じているのが分かります。
なお、LIFULL HOME'Sでも、住所や駅名、マンション名などで検索し、地図上でマンションの参考価格を一覧でチェックできる「プライスマップ」を提供しています。
不動産取引の初心者でも分かりやすい
できるだけ高い値段で売りたいということでいろいろなサイトを利用しましたが、他のサイトに比べて100万円近く高い査定額を出していただくことができました。
また、サイト中には不動産取引のノウハウも書かれており、不動産取引に疎い私にはとてもありがたかったです。リフォーム相談もできるなどサービスも様々であり、これからも活用していきたいサイトです。
数字のデータがとても参考になりました。
※引用元:マンションマーケットの口コミ・評判2ページ目|みん評
他のサイトより、査定金額が100万円近く高かったことで満足した様子がわかる口コミです。
また、不動産取引にまつわる情報が掲載されている点や、リフォーム相談ができるサービスを高く評価しています。
なお、LIFULL HOME'Sでも、不動産売却の基礎知識が掲載された「よく分かる!不動産売却」を通じて、ノウハウやデータなどを提供しています。
すっきりとしたレイアウトで検索しやすい
サイト名のとおりマンションに特化した不動産サイトです。不動産サイトは価格や間取り、マンション内の設備についてなど、様々な情報を掲載するので詰め込み感がある場合もありますが、こちらのサイトはとてもすっきりとしたレイアウトで掲載されていて、検索しやすかったです。
また、マンションの検索だけではなく、購入や売却の基礎知識を学べることもできるので、勉強になりました。
※引用元:マンションマーケットの口コミ・評判2ページ目|みん評
サイトが見やすく、検索しやすいといった口コミです。マンション情報に特化し、分かりやすいレイアウトとなっている点が高評価につながっています。
マンションマーケットの悪い評判・口コミ

マンションマーケットの良い評判・口コミがある一方、マイナスなものもあります。
サイトをみましたが、何をもって査定してるのか信用できない。所有者に理解してもらうように、査定の仕方を考えるべき!
数字のデータがとても参考になりました。
※引用元:マンションマーケットの口コミ・評判1ページ目|みん評
公式サイトではマンションの売却相場が掲載されていますが、マンションを所有していると思われる利用者から、何をもって算出しているのか信用できないといった声がありました。
不動産の場合、算出方法によって査定価格に違いが生じることはやむを得ない面もあります。そのため、複数の不動産会社に査定を依頼し、その内容を比較検討することが重要と言えます。
マンションマーケットを利用するメリット

マンションマーケットを利用するメリットは、以下のとおりです。
- 仲介手数料が定額である
- 不動産エージェントに相談できる
- マンションの価格相場をチェックできる
- 無料で売買履歴を閲覧できる
仲介手数料が定額制である
マンションマーケットでは、仲介手数料が定額制だとされています。
公式サイト上では、明確な金額は確認できませんが、2020年9月のプレスリリース(※)によると、マンション売却時の仲介手数料は一律「定額49.8万円」となっています。
また、口コミにも仲介手数料が定額制という書き込みが見られます。仲介手数料が定額制の不動産会社は一般的に少ないといえるでしょう。
ほとんどの不動産会社は、仲介手数料を「売買価格×3%+6万円+消費税(売買価格400万円超えの場合)」としています。そのため、定額制の仲介手数料で売却時の諸費用を抑えられる可能性がある点はメリットと考えられます。
※参考:不動産売却一括査定サイト「イエウール」「すまいステップ」を提供するSpeee、マンションマーケットと業務提携|PR TIMES
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▶︎不動産売買でかかる仲介手数料とは? 相場や計算方法、支払うタイミングについて紹介
不動産エージェントに相談できる
マンションマーケットは、不動産エージェント制度を採用しているため、不動産会社単位ではなく、専任のエージェントに相談しながら売却を進めることができます。
データベースとして掲載されるマンションのなかには、そのマンションの取扱い実績がある不動産エージェントが紹介されている場合があります。
詳細情報は一般に公開されていませんが、査定依頼する不動産情報や個人情報(名前やメールアドレスなど)を入力すると、不動産エージェントに相談できるようです。
一般的な一括査定サイトでは、不動産会社を選び担当者が決まる流れですが、マンションマーケットの場合、担当者の実績なども踏まえて検討できる点はメリットだといえます。
マンションの価格相場をチェックできる
マンションマーケットでは、豊富なマンションデータベースから価格相場をチェックできます。登録不要で参考相場単価(1㎡あたりの価格)が分かるので、所有するマンションの専有面積などの情報があれば、一定程度の相場を把握しながら売却を進めることが可能です。
なお、LIFULL HOME'Sが提供するプライスマップでも、地域や駅別にマンションの参考価格を確認できます。
無料で売買履歴を閲覧できる
マンションマーケットでは、無料で売買履歴を閲覧できます。一部の情報は会員登録不要で見ることができ、登録するとサイト上の売買履歴情報をすべて閲覧可能です。
直近の数年間のマンション価格の推移を知ることで、相場だけでなく売却するタイミングを判断するうえで参考になるでしょう。
また、専有面積別、所在階別の平均販売価格や過去に募集された賃貸情報が掲載されているので、売却か賃貸かの判断にも活用できる余地があります。
マンションマーケットを利用するデメリット・注意点

マンションマーケットを利用するデメリットは、以下が考えられます。
- 一括査定は外部サイトに誘導される
- スマート売却は一部のエリアでしか対応していない
- 提携不動産会社の数が不明瞭である
一括査定は外部サイトに誘導される
マンションマーケットの一括査定は、「すまいステップ」や「イエウール」のサイトに誘導されます。これは、マンションマーケットが、運営元の株式会社Speeeと業務提携し、同サイトへ送客する役割を担っているためです。
マンションマーケット独自のサービスとして完結しておらず、個人情報を提携会社と共有しなければならない点は、デメリットの1つといえます。
なお、LIFULL HOME'Sではすべての査定サービスはHOME'Sの領域で完結します。さらに、掲載情報の信頼性を高めるため、さまざまな取り組みを実施しています。
スマート売却は一部のエリアでしか対応していない
マンション売却サービス「スマート売却」は、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の一部のエリアでしか対応していません。
また、首都圏においても郊外のエリアでは対応していない可能性もあります。
首都圏以外のエリアのマンション売却では、地域の不動産会社を含めて数多く提携しているサイトを活用することがおすすめです。
なお、LIFULL HOME'Sの一括査定は、基本的に全国エリアに対応しています。
提携不動産会社の数が不明瞭である
不動産売却時に利用する一括査定サイトを選ぶ基準の一つとして、提携する不動産会社の数が挙げられます。マンションマーケットが提携する不動産会社の数は公表されておらず、不明瞭な点はデメリットといえるでしょう。
不動産売却を成功させるためには、より多くの選択肢から信頼できる不動産会社に依頼することが必要です。地域によってはなかなか不動産会社が見つからない場合もありますので、提携する不動産会社の数はサイトを選ぶうえで重要な要素になります。
なお、LIFULL HOME'Sでは、一括査定サイトのなかでも最大級となる約4,500社(2024年5月時点)の不動産会社と提携しています。
マンションマーケットに関するよくある質問

最後に、マンションマーケットに関するよくある質問を紹介します。
- マンションマーケットで一戸建て・土地の売却はできない?
- マンションマーケットでは無料で不動産エージェントに相談できる?
- マンションマーケットでは会員登録しないと査定を依頼できない?
マンションマーケットで一戸建て・土地の売却はできない?
マンションマーケットは、マンションに特化して購入や売却をサポートするサイトです。そのため、一戸建てや土地の査定及び売却は依頼できません。
スマート売却の対象エリアが首都圏に限られている点からも、マンションの物件数が多い地域を中心にサービス展開しているサイトといえます。
そのため、マンション以外の一戸建てや土地、首都圏以外のエリアでは、他の不動産一括査定サイトを活用することが必要です。
マンションマーケットでは無料で不動産エージェントに相談できる?
マンションマーケットでは、無料で不動産エージェントに相談が可能です。
マンションマーケットのサイトには、マンション相場情報が掲載されています。そのなかには、そのマンションの取扱い実績がある不動産エージェントが表示されるものもあります。
一般の不動産査定サイトのように選んだ不動産会社によって担当者が決まる流れではなく、不動産エージェントに相談しながら売却を進めることが可能です。
マンションマーケットは会員登録しないと査定を依頼できない?
マンションマーケットでは、マンションごとに簡易査定ができます。簡易査定では、会員登録のため「氏名」「ふりがな」「メールアドレス」「パスワード」の情報が求められます。
また、売却査定においても、提携する「すまいステップ」の入力画面において、物件情報を含む個人情報の登録が必要です。
マンションマーケットの評判・口コミで自分に合っているかを見極めよう

マンションマーケットは、マンションに特化して不動産売買をサポートするサービスを提供するサイトです。豊富なマンションデータベースや不動産エージェントを活用できるサービスを提供しています。
一方で、スマート売却のサービスは首都圏中心に展開しており、一括査定は外部サイトへ誘導されるなど、他のサイトとの違いもあります。そのため、売却エリアやサイトの利用方法に注意して活用しなければなりません。
マンションに限らず、より多くの物件種別から売却を依頼する不動産会社を選びたいという方はLIFULL HOME'Sがおすすめです。
LIFULL HOME'Sでは、各不動産会社の特色や強みなどの情報が提供されているので、自分に合った不動産会社を判断しやすくなっています。
記事執筆・監修
監修者:吉満 博(よしみつ ひろし)
大学卒業後、ゼネコンやハウスメーカーで建築設計に携わる。その後、自身の住宅購入をきっかけに不動産事業を開業。不動産の購入から売却まで、出口戦略、資産性を踏まえた長期の視点で不動産コンサルティング・売買仲介サービスを提供。2016年から不動産事業とあわせて、不動産・金融メディアを中心に記事執筆・監修を行う。同時に、不動産売買に関するお役立ち情報を自社サイトにて発信。2023年よりライターとして活動中。