投稿日:2022/11/18
荷物が少ない引越しの場合、「これなら引っ越し業者に依頼しなくても宅急便や宅配便で荷物を送付するだけで済むのでは?」と感じることもあるでしょう。
特に単身引越しで、大型の家具や家電を新しく購入し新居に直接運んでもらう場合など、旧居から運ぶ荷物が意外に少ないということがあります。
ここでは宅急便などの宅配業者や郵便局のゆうパックを使って荷物を送るとどのくらい安く済むかという点や引越し荷物を宅配便などで送るときの注意点、家電や家具を送りたいときにはどうすればいいか?といった点についてまとめてみました。荷物の少ない引っ越しを控えている方、是非参考にしてみてくださいね。
引越し業者に依頼せず荷物を送るだけでできる引越しにはいくつか条件があります。
単身引越しであること
荷物が少ないこと
家具など大型の荷物がないこと
以上の条件に当てはまれば「関東地方から北海道」のような距離の引越しであっても荷物を送るだけで対応することが可能です。
●費用が安く済む
荷物の量によっては単身パックやミニ引っ越しなどの荷物が少ない単身引越し用のプランを利用するより安く済むことがあります。
特に遠方への引越しの場合、検討する価値はアリです。同じダンボール10個の引越しなら、引越し業者に頼むより宅急便やゆうパックを利用する方が安くなることがほとんどです。
●繁忙期はナシ!通年同じ料金で送れる
宅配便などの料金は季節を通じて同じ。引越し業者に依頼するときのように繁忙期だから高くなるということはありません。週末や月末が込んでいるということもないので、自分の好きなタイミングで引越し作業ができます。
●見積もりの必要がない
見積もりしてもらう必要がないため、価格交渉の必要もなし。手間や時間がかかりません。
●ダンボールは自分で用意する
宅急便やゆうパックを利用する時はダンボールを自分で用意しなければなりません。後ほどヤマト運輸の宅急便の箱とゆうパックの箱の料金も紹介しますが、箱の価格に関してはヤマト運輸の方が安くなっています。
●荷物は当日に届かない
近距離の引っ越しであっても宅急便やゆうパックを使う場合、荷物が到着するのは翌日以降になります。引越し業者のように当日の家に荷物が届くということはありません。
●日時指定をする
自分で送った荷物を自分で受け取ることになるので、新居に確実にいられるタイミングで荷物が届くようにしなければなりません。日時指定をするのがベストでしょう。
●高額なものは送らない
宅急便もゆうパックも、荷物が壊れたり、紛失した場合、原則として最高30万円までの実損額を賠償してもらえます。極端に高額なものや壊れやすいものは送らないようにするか、別途保険をかけて送るようにしましょう。
引っ越しの荷物を入れるためのダンボールのサイズはやや大きめの100から120、140、160くらいまでが適しています。なお、宅急便のダンボールの最大サイズは160。それ以上はヤマト便となり、別の価格設定になっています。ゆうパックの最大サイズは170です。
引き続き、ヤマト運輸の宅急便とゆうパックの送料や割引などを見ていきましょう。(2019年3月現在)全体的に同じサイズのダンボールの場合、送料そのものはゆうパックの方が10~数十円安くなっています。
●関東地方から関東地方(山梨県を含む)への料金
サイズ | 料金 |
---|---|
100 | 1,361 円 |
120サイズ | 1,577 円 |
140サイズ | 1,814 円 |
160サイズ | 2,030 円 |
●関東地方から関西地方への料金
サイズ | 料金 |
---|---|
100 | 1,469 円 |
120サイズ | 1,685 円 |
140サイズ | 1,922 円 |
160サイズ | 2,138 円 |
170サイズ | 2,480 円 |
宅急便にはそれぞれのサイズに重さの制限があります。100サイズは10キロ、120サイズは15キロ、140サイズは20キロ、160サイズは25キロ。この上限を超えると、ひとつ大きいサイズの料金になってしまいます。 例えば、120サイズの重さ上限は15キロ。これを超えると15.1キロであっても140サイズの価格になってしまうので注意が必要です。
● 宅急便ダンボールの価格
ヤマト運輸のダンボールの価格は以下の通りです。
・100サイズ クロネコボックス(10) 184 円
・120サイズ クロネコボックス(12) 227 円
・140サイズ クロネコボックス(14) 324 円
● 宅急便の割引サービス
・持ち込み割
ヤマト運輸直営店・取扱店・コンビニエンスストアへ直接荷物を持ち込んだ場合、荷物1個につき100円引き
・デジタル割
ヤマト運輸直営店の店頭端末「ネコピット」または自宅のパソコンから送り状を作成するサービス「送り状発行システムC2」で発行したデジタル送り状をヤマト直営店または集荷で送る場合、荷物1個につき50円割引。」ネコピットを利用する場合、必然的に持ち込み割りも適用されるのでさらにお得です。 大量にある引越しの荷物を持ち込みするというのは難しいかもしれませんが、ヤマト運輸のデジタル割りは自宅まで取りに来てもらっても適用されるので是非、利用したいですね。
●関東地方から関東地方(山梨県を含む)への料金
サイズ | 料金 |
---|---|
100 | 1,310 円 |
120サイズ | 1,560 円 |
140サイズ | 1,800 円 |
160サイズ | 2,020 円 |
170サイズ | 2,370 円 |
●関東地方から関西地方への料金
サイズ | 料金 |
---|---|
100 | 1,410 円 |
120サイズ | 1,660 円 |
140サイズ | 1,910 円 |
160サイズ | 2,138 円 |
170サイズ | 2,480 円 |
● 大量の本など、重い荷物がある引越しはゆうパックがお得
ゆうパックはダンボールのサイズを問わず、梱包後の重さが25 kg であれば基本運賃で送ることができます。例えば120サイズのダンボールだと、ヤマト運輸では15キロまでしか入れられませんが、ゆうパックなら25キロまで詰めてOKです。
ゆうパックでは、仮に25キロを超えても、30キロまでは追加料金500円を払うことで「重量ゆうパック」として送ることが可能です。本が大量にあるなど重い荷物が多い方はゆうパックを利用することをおすすめします。
●ゆうパックの箱の価格
郵便局で購入できる引っ越し向けの大きめのサイズの箱は以下の2種類です。
・ゆうぱっく大(935mm・100サイズ) 210円
・ゆうパック特大(1130mm・120サイズ) 370円
●ゆうパックの割引サービス
・持込割引
郵便窓口に、荷物を持ち込むことで1個につき120円割引
・複数口割引
同じ宛先に2個以上の荷物を送る場合、1個につき60円割引
単身引っ越しをする方によく選ばれているのが日通の単身パックです。
単身パックS
高さ155cm 横幅108cm 奥行き74cm 16,000円~
単身パックL
18,000円~
この価格は最低料金となっており、実際の金額は見積もりを依頼しないと算出することができません。
宅急便や宅配便に比べると単身パックは高いのでしょうか。日通のサイトを見ると、東京ー大阪間の引越しの場合、単身パックSの価格は26,000円となっています。この金額を参考に比較してみましょう。
単身パックSのコンテナには、120サイズのダンボールと同等の大きさである日通ダンボールMサイズ(517mm×343mm×343mm)が16個入ると考えることができそうです。
ゆうパックの場合
東京大阪間の引越し 120サイズ×16個=26,560円-(複数口割引60×16)=25,600円
宅配便の場合
東京大阪間の引越し 120サイズ×16個=26,960円-(デジタル割50×16)=26,160円
こうして見ると単身パック S と比べて、ゆうパックは若干安くなり、宅急便は160円高い計算になります。
単身パックとそれほど料金が変わらないなら、作業員の方に集荷に来てもらえる単身パックの方がお得かも?と考えがちですが、実は単身パックには割り増し料金が加算される条件があります。
・夜間配達(18~21時):1ボックス +2,000円
・土・日・祝日配達:1ボックス +2,000円
・土・日・祝日の夜間配達:1ボックス +4,000円
・繁忙期(3月22日~4月5日までの期間):1ボックス +5,000円
繁忙期の割増料金は集荷配達の両方またはどちらか一方が期間内の場合、適用となります。繁忙期の利用は5,000円高くなるので、ダンボール15,6個程度の引越しなら宅急便やゆうパックを使用した方が安く済むことに。
●単身パックは集荷日と配達日が違う!
単身パックは異なる顧客の荷物を同じトラックで運ぶため、集荷日と配達日が異なり当日中に荷物が届くわけではありません。
近距離の引っ越しで荷物を当日に届けてもらいたいという場合は単身パック当日便という別料金が発生するサービスを利用することになります。
●単身パックのメリット
単身パックは引っ越し専用のサービス。ゆうパックや宅急便のように客先から、旧居近くの集荷センター、新居近くの集荷センター、配達担当というように積み替えがないため、荷物の損傷が最小限で済みます。
また、単身パックなら家具や家電を積むことができ、梱包はスタッフが実施してくれるので安心です。
宅急便やゆうパックで引っ越しをするとき、冷蔵庫やテレビのような大型家電、大型の家具などを旧居から持って行きたい場合どうすればいいでしょうか。
●ヤマトホームコンビニエンス らくらく家財便
おすすめはホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」です。これはテレビや冷蔵庫、ベッドやソファー、テレビなど、家具や家電をひとつから運んでもらえるサービス。
電話で依頼するだけで梱包、集荷から開梱、設置まで依頼できます。(※設置はオプション料金が発生するものもあり)
こちらも単身パックと同じように集荷日と配達日は異なり、当日中に運んでもらうことはできませんが、便利なサービスです。使い慣れた家具や家電を一人暮らしする新居でも使用したいという方は検討してみてはいかがでしょうか。
(出典:ヤマトホームコンビニエンス http://www.008008.jp/transport/kazai/attention/ )
投稿日:2022/11/18
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