この土地に眠る数々の…。キャー――ッ!!(叫び声)

なにか埋まっている土地?なにか埋まっている土地?

2009年に「マンガはじめて家を建てました!」(ダイヤモンド社)という、自分の体験談+家づくり情報を盛り込んだ本を描きました。
私の実家を二世帯住宅にしたときの、家づくりの基本的な知識と、すったもんだの体験を面白おかしく描いたマンガ書籍です。
そこでこのコラムでは、今家づくりを考えているみなさんの役に立ったり立たなかったりする情報を、楽しくお伝えしていきたいと思います。

グラグラ揺れていた実家の解体が終わった。
庭の木もすっかり片付けられた。
木の根っこや花壇用のブロックなども掘って廃棄する。
でも、この時私には心配なことがあったのだ。

土をほっくり返していろいろ出てきたらどうしよう…。

なにが出てくるかって、小判とかならいいんだけどそうじゃない。
遺体だ。遺骨なのだ。キャ~~~~!!(悲鳴)
ウチは歴代、犬や猫、鳥などペットを飼ってきた。
その子らが眠っているのは何を隠そうこの庭なのだ。
思い出せるだけでも、犬3匹、猫5匹、セキセイインコ、オカメインコ、金魚も入れたら数知れず。
まあ、魚や鳥なら小さいからすぐ土に分解されるだろうけど、
犬や猫は…土に還るにはどれくらいかかるのかな。
今ではペットの葬儀屋さんが近所にできたので、火葬してから灰を庭に撒いたりするけれど、ちょっと前はそんなことはしていなかった。
死んでしまったら庭に埋葬したのだ。好きだったおやつやお花と一緒に。

というわけで、庭をほっくり返すとあっちでゴロリ、(犬骨)
こっちでコロコロリ(猫骨)ということになるのではないかとヒヤヒヤしていた。

結果…。発掘された遺体はありませんでした!
みんな土に還ったようでよかったよかった。

※今回調べてみたところ、土に還る時間は大きな体の犬なら数年。
猫は小さいのでもっと早いようです。
(土壌や日当たりによってもいろいろなので、なんとも言えないらしいです。)
もし、骨が分かる形ででてきたら、また庭の隅に埋めなおしてあげるといいかもしれませんね。

地縄を張る!それが「地縄張り」だ!

こういうのが地縄張りこういうのが地縄張り

さて、敷地がキレ~イに平らになったら、次は地縄張りだ。
地縄張りとは、敷地に対してどのように家が建つのか、
その位置を確認するための工程。
杭と板とナイロンの糸でできている。
一見、仮ごしらえみたいに見えるけど、建物の正確な位置や高さを出すものなので、いじったり寄りかかったり、動かしてしまうのは絶対にやめよう。
これから建つ家がゆがんでしまうかもしれないからね。

地縄が張られると家のイメージがわいてくる。
「ここが玄関…廊下、和室…」
すると、「あれ…?こんなに小さかったかな…」と思えてくる。
じゃがバタホームの担当さんM田くんによると、この段階が一番小さく思えるのだそうだ。
ウチの旦那さんも
「こんなに小さいんだったら、もっと大きくすればよかった!」
なんて言っていた。
なに言ってんだ。敷地がないのでこれ以上大きい家はつくれません!

そして「地鎮祭」へと続く!

こういうのが地鎮祭こういうのが地鎮祭

次に「地鎮祭」だ。
その土地を守っている神様に、
工事の無事をお祈りし、土地のお清めをするお祭りである。
すべての土地には神様が住んでいるので、建物を建て替えたり、新しく建てる時にはご報告する必要があるのだそうだ。

建築現場に祭壇をつくり、昆布やスルメや果物などのお供え(地域によって違う)をし、
神主さんに来ていただいてお祈りをしてもらう。

ウチではこれ…やろうかどうしようかかなり迷った。
調べてみたら料金(玉串料、初穂料という)は、だいたい5万円前後。(地域によって違う)
5万円…結構な費用だ。

じゃがバタホームのM田くんによると、地鎮祭はきちんとした形式ではなく、簡易で自分たちでやってもOKなのだそうだ。
その方法はとっても簡単。

用意するもの
・日本酒(4合瓶720mlくらい)
・塩
・米

「工事が無事に進みますように」とお祈りしながら
これを敷地の四隅にまく。

最後に敷地の真ん中につくってある祭壇※に向かって
「よろしくお願いいたします」とお願いをする。
※(笹の枝を地面に四角く刺したものに綱を張り、御幣(白い紙を段々に折って作ったもの)を飾る。これはハウスメーカーがやってくれる。)

それで終わり!
簡単だし、費用もかからないので、この方法にした。
ずっと住んでいた場所なので、呪いなどはかかってないだろうし大丈夫だろ!と思ってのことだ。

「はじめて家を建てました!」の監修をしていただいた小野信一さんによると、
地鎮祭はできればしたほうがいい、とのことです。
お祓いとか呪いとか、そういうことではなくて
工事が始まる節目の行事なので、施主さんが「自分のプロジェクトが始まるぞ!」という自覚を持つ、いい機会だなのだそう。

確かに、ハウスメーカーで家づくりをする方は、メーカーにお任せで済むことが多いので
自分で調べて地鎮祭をすることは、いい経験になると思う。
ご参考にしてくださいね。

さて次回はいよいよ始まる家づくり。
最初に知っておきたい心構えとは?

2015年 01月04日 12時37分