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不動産売却時に値引き交渉された!値引き額の相場や対応策を徹底解説

不動産を売却する際、売却活動の過程で多くの人が値引き交渉に直面することになります。

購入希望者から提示された金額が想定より低く、「どこまで応じるべきか」「断っても問題ないのか」と悩むケースは少なくありません。

値引き交渉は不動産取引で一般的に行われるものですが、相場や判断基準を知らないまま対応すると、必要以上に低い価格で売却してしまうリスクもあります。

この記事では、不動産売却における値引き交渉の相場やタイミング、具体的な対応策を解説します。値引き交渉に振り回されず、納得のいく条件で売却するためのポイントを押さえておきましょう。

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もくじ

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不動産売却では値引き交渉があることを想定しよう

不動産売却では、購入希望者から値引き交渉を受けることは珍しくありません。むしろ、売買は当事者同士の合意で成立するため、多少の値引き交渉はあるものと考えておいた方が良いでしょう。

実際、数十万円から数百万円単位の値引き交渉が行われるケースもあり、あらかじめ知識や判断基準を持っていないと、必要以上に不安になったり、不利な条件で合意してしまったりする可能性があります。

不動産の値引き交渉で後悔しないためには、相場やタイミング、応じるべきかどうかの判断軸を事前に理解しておくことが重要です。

ここでは、値引き交渉の基本となる以下のポイントを整理して解説します。

  • 値引き交渉時の相場
  • 値引き交渉は必ず応じるべきか
  • 値引き交渉を受けるタイミング

値引き交渉時の相場

不動産の値引き交渉には一定の相場があり、一般的には売り出し価格の5〜10%以内が目安とされています。たとえば、5,000万円で売り出している場合であれば、250万〜500万円程度の値引き交渉が現実的な範囲といえるでしょう。また、実務上は端数調整として100万円程度の値引きで着地するケースも少なくありません。

なお、物件価格の20〜30%といった交渉はマナー違反といえます。購入希望者も一定の相場を踏まえて交渉していることが多いため、相場とかけ離れた要求には冷静に対応することが重要です。

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値引き交渉は必ず応じるべきか

不動産の値引き交渉には、必ずしも応じる必要はありません。最終的な売却価格を決めるのは売主であり、提示された条件に納得できなければ断ることも可能です。

特に、売り出し直後の段階では、値引き交渉に安易に応じないほうがよいケースが多くなります。なぜなら、販売開始直後は市場の反応を見極める段階であり、まだ適正価格で購入したいと考える購入希望者が現れる可能性があるためです。

売り出し直後のタイミングで値引きに応じてしまうと、さらに値引きできる物件と見なされ、後続の交渉でも不利になる可能性があります。

一方、交渉には柔軟に対応することも重要です。たとえば、100万円の値引き交渉に対して、50万円だけ応じるなど、条件を調整することで双方が納得できる形に落とし込むこともできます。

なお、実務では不動産会社を通じて購入希望者とのやり取りが行われるのが一般的です。担当者を介して交渉を進めることで、感情的な対立を避けつつ、冷静かつ適切に条件調整を行いやすくなります。

値引き交渉を受けるタイミング

不動産売却における値引き交渉のタイミングは、主に2つあると考えられます。

1つ目は、物件の内覧時です。

物件を内覧する過程で、購入検討者が「もう少し価格が下がれば検討したい」といった要望を伝えてくるケースがあります。こうした値引きの要望を購入検討者から直接伝えられることがないように、事前に不動産会社の担当者に相談しておきましょう。

相談していたにも関わらず、内覧者から値引きの要望を伝えられた場合は、直接回答せずに「担当営業マンと相談してご検討ください」と返しておくと良いでしょう。こうした点においても、不動産会社・担当者選びは非常に重要といえます。

2つ目は、購入を決断する直前です。

購入の意思が固まると、購入希望者は買付証明書を提出しますが、この際に値引き後の希望価格が記載されていることがあります。

このタイミングは成約に直結しやすいため、交渉の重要度が高い局面といえます。

なお、物件を売り出してから6ヶ月以上経過するなど売却活動が長期化した場合、不動産会社からそもそもの価格の値下げを提案されることもあります。

不動産売却で値引き交渉されやすいケース

不動産売却では、すべての物件で同じように値引き交渉が発生するわけではなく、条件によって交渉されやすさに差があります。ここでは、不動産売却で値引き交渉されやすい代表的なケースを紹介します。

  • 周辺相場よりも売り出し価格が高い
  • 長期間売れ残っている
  • 訳あり物件に該当する

周辺相場よりも売り出し価格が高い

売り出し価格が周辺相場よりも高い場合、値引き交渉が発生しやすくなります。購入希望者は複数の物件を比較しながら検討するため、条件が似ているにもかかわらず価格だけが高い場合、値引きされる前提で交渉を持ちかけてくるケースが多くなります。

特に中古不動産の売買では、多少の交渉は可能という認識を持つ人も少なくありません。

このような状況では、立地や設備などに明確な強みがない限り、価格の高さがネックとなり、交渉に応じなければ成約に至らない可能性もあります。

そのため、値引き交渉の一般的な相場を踏まえたうえで、売り出し価格が市場に対して適正かどうかを事前に見極めておくことが重要です。

長期間売れ残っている

売却活動が長期化している場合も、値引き交渉がされやすくなります。一般的に、売り出してから3〜6ヶ月以上経過しても成約に至っていない場合、購入希望者からは価格が市場にあっていないのではないかと判断されやすくなるため、最初から値引き交渉を前提とした問合せが増える傾向があります。

また、長期間売れ残っている物件は「何か理由があるのでは」と不安を持たれやすく、交渉時にも強気に値引きを求められるケースが少なくありません。売り出し価格と市場とのミスマッチがないかどうかを定期的に見直し、周辺の相場と比較して妥当性の高い価格まで調整できれば、大幅な値引き交渉を避けやすくなるでしょう。

訳あり物件に該当する

訳あり物件に該当する場合も、値引き交渉を受けやすくなります。訳あり物件とは、何らかの問題や特殊な事情を抱えていて、一般的な不動産と比べて購入時のハードルが高い物件のことです。そのため、購入希望者が限られやすく、リスクを考慮したうえで値引きを前提に検討されるケースが多くなります。

また、このようなケースでは交渉の進め方も重要です。値引き交渉における言い方によって相手の受取り方は大きく変わるため、無理に条件を押し通すのではなく、背景や事情を整理したうえで丁寧に説明することが大切です。

不動産売却時の値引き交渉への対応策

不動産売却における値引き交渉は避けられないケースも多いため、事前に対応策を整理しておきましょう。感覚だけで判断してしまうと、本来必要のない値引きに応じてしまったり、逆に好条件の購入希望者を逃してしまったりする可能性もあります。

適切に対応するためには、判断基準を持ちながら冷静に交渉を進めることがポイントです。

  • 自身の妥協ラインを事前に決めておく
  • 購入希望者の意図を適切に把握する
  • 売却理由をはっきりと伝える
  • 値引きに相当する他の条件を提示する
  • 物件の魅力や強みをしっかりとアピールする
  • 不動産会社のアドバイスを受けながら進める

自身の妥協ラインを事前に決めておく

値引き交渉に対応するうえで最も重要なのが、妥協ラインを事前に決めておくことです。売り出し価格は自由に決められるものの、実際にはさまざまな条件を踏まえて現実的な下限が決まります。主な判断基準は以下のとおりです。

  • 住宅ローン残債や諸費用を踏まえた最低売却価格
  • 周辺相場と比較したときの価格の妥当性
  • 売却期間(売り出し直後か、長期化しているか)のタイミング
  • 内覧数や問合せ状況といった需要の強さ

たとえば、売却価格からローン返済や諸費用を差し引いた結果、一定の金額を下回ると手出しが発生する場合、そのラインが実質的な下限になります。このように複数の要素をもとに判断基準を整理しておくことで、値引き交渉に対してブレのない対応が可能になります。

購入希望者の意図を適切に把握する

値引き交渉に対応する際は、提示された金額だけで判断するのではなく、購入希望者の意図を適切に把握することが大切です。

不動産の値引き交渉は、「できれば安く買いたい」という軽い打診から「この価格なら購入したい」という具体的な意思表示まで、さまざまなケースがあります。特に、買付証明書を提出している場合は購入の意思が高いと考えられるため、単に断るのではなく、いくらまでなら出せるのかを丁寧に確認しましょう。

たとえば、100万円の値引き交渉に対しても、実際には50万円程度であれば合意できるケースもあります。相手の条件を引き出すことができれば、双方が納得できる着地点を見つけやすくなるでしょう。

売却理由をはっきりと伝える

値引き交渉では、売却理由の伝え方も重要なポイントになります。たとえば、住み替えなど計画的な売却である場合は「売り急いでいるわけではない」ことを伝えることで、過度な値引き交渉を抑制しやすくなります。

逆に、早期売却を強く希望していることが伝わると、購入希望者に主導権を握られやすくなるため注意が必要です。状況に応じて適切に情報を開示することで、交渉の主導権を保ちやすくなります。

値引きに相当する他の条件を提示する

不動産売却時の値引き交渉に対しては、価格以外の条件で調整する方法も有効です。たとえば、引渡し時期を柔軟に対応したり、設備や家具をそのまま引渡したりするなどの条件を提示することで、実質的なメリットを感じてもらいやすくなります。

単純に価格を下げるのではなく、別の条件でバランスを取ることができれば、売却価格を維持しながら合意できる可能性があります。

物件の魅力や強みをしっかりとアピールする

値引き交渉を抑えるためには、物件の価値を正しく伝えることも重要です。購入希望者が値引きを求める背景には「価格に対して価値が見合っていない」と感じているケースもあるため、立地や管理状況、周辺環境などの強みを改めて整理し、適切にアピールすることをおすすめします。

特に内覧時や問合せ対応の段階で魅力を伝えられていれば、「この価格でも納得できる」と判断されやすくなり、大幅な値引き交渉を防ぎやすくなるでしょう。

不動産会社のアドバイスを受けながら進める

値引き交渉に迷った場合は、不動産会社の担当者に相談しながら進めることが重要です。

不動産会社は、近隣の成約事例や市場動向をもとに提示された交渉条件が妥当かどうかを客観的に判断できるほか、どの程度の値引きであれば適切か、具体的なアドバイスも受けられます。特に判断に迷う場面では、自己判断だけで結論を出すのではなく、専門的な意見を取り入れましょう。

不動産売却時に大幅な値引き交渉を避けるポイント

不動産売却では、値引き交渉そのものを完全に避けることは難しいものの、事前の準備次第で大幅な値引きを防ぐことは可能です。

特に、売り出し前の戦略や見せ方を工夫することで、購入希望者に適正価格と認識されやすくなり、交渉の主導権を保ちやすくなります。ここでは、大幅な値引き交渉を避けるために押さえておきたいポイントを紹介します。

  • 余裕のあるスケジュールを立てる
  • 自分でも価格相場を把握しておく
  • 売却タイミングを繁忙期に設定する
  • 内覧前に少しでも室内を清掃しておく
  • 複数の不動産会社に査定を依頼する

余裕のあるスケジュールを立てる

売却スケジュールに余裕がない場合、値引き交渉に応じざるを得ない状況になりがちです。たとえば相続や離婚、転勤など、早期に売却しなければならない事情がある場合、購入希望者に足元を見られやすく、強気の値引き交渉を受ける可能性が高まります。

実際、不動産売却にかかる平均期間に関するデータ(住まいの売却データファイル・ホームズ)では「6ヶ月以上〜9ヶ月未満」が約19.7%と最も多く、売却には一定の期間がかかるのが一般的とされています。

また、「3ヶ月以上〜6ヶ月未満」も約18.5%と多く、短期間での売却が必ずしも主流ではないことが分かるでしょう。

一方で、十分な時間的余裕があれば、複数の購入希望者を比較しながら条件を見極めることができるため、無理な値引きに応じる必要はありません。売り出し直後は市場の反応を確認する重要なタイミングでもあり、焦って価格を下げるのではなく、一定期間は様子を見る姿勢も大切です。

自分でも価格相場を把握しておく

大幅な値引き交渉を避けるためには、事前に価格相場を把握しておくことが欠かせません。相場を理解していないと、提示された値引きが妥当かどうか判断できず、不利な条件で合意してしまう可能性があります。価格相場は、以下のような公的な情報やサイトから確認可能です。

また、不動産売買では値引き交渉が行われることが一般的で、あらかじめ交渉を見越した価格設定も重要です。具体的には、「希望に対して5〜10%程度上乗せした価格」で売り出すことで、値引き交渉が入った場合でも最終的に希望に近い価格で成約しやすくなります。

ただし、相場から大きく乖離した価格設定は問合せの減少につながるため、不動産会社と相談しながら市場とのバランスを意識することが大切です。

売却タイミングを繁忙期に設定する

売却のタイミングも、値引き交渉に大きく影響します。一般的に、不動産市場は新生活が始まる前の1〜3月や、転勤が増える9月前後に需要が高まる傾向があります。このような繁忙期は購入希望者が増えやすく、競争環境が生まれるため、値引き交渉が抑えられやすくなります。

売却時期を意識することで、より有利な条件で取引を進めやすくなるため、事前に市場動向を確認しておきましょう。

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内覧前に少しでも室内を清掃しておく

内覧時の印象は、値引き交渉の有無や金額に大きく影響します。室内が整理整頓されておらず、清掃が行き届いていない場合、購入希望者に手入れが必要な物件という印象を与えてしまい、その分を値引きで補おうと考えられることがほとんどです。

一方、清潔感のある状態を保てていれば、「このまま住める」という安心感を与えられ、価格に対する納得感も高まりやすくなります。特別なリフォームを行う必要はありませんが、簡単な清掃や整理だけでも印象は大きく変わるため、内覧前の準備はしっかり行いましょう。

複数の不動産会社に査定を依頼する

大幅な値引き交渉を避けるためには、複数の不動産会社に査定を依頼することが有効です。1社のみの査定では、その価格が適正かどうか判断しにくく、結果的に相場より高すぎる価格で売り出してしまい、値引き交渉を招く可能性があります。また、複数社の提案を比較することで販売戦略や担当者の質も見極められるため、より有利な条件で売却を進めやすくなります。

効率よく複数の不動産会社に査定を依頼する方法としては、一括査定サービスの活用がおすすめです。ホームズの一括査定であれば、全国にある約4,900社(2026年4月時点)と提携しており、査定価格や提案内容を比較しながら、自分にあった会社を選ぶことができます。

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不動産売却時の値引き交渉に応じるかを適切に判断しよう

不動産売却における値引き交渉は一般的に行われるものであり、重要なのは応じるかどうかではなく、状況に応じて適切に判断することです。

相場や売却状況を踏まえずに対応してしまうと、本来より不利な条件で売却してしまう可能性があるため、事前に妥協ラインを明確にし、購入希望者の意図や交渉のタイミングを見極めながら対応しましょう。

また、売り出し価格やスケジュール、物件の見せ方を工夫することで、大幅な値引き交渉を避けやすくなります。判断に迷った場合は自己判断に頼るのではなく、不動産会社のアドバイスを受けながら進めることが売却成功のコツです。

複数の会社に査定を依頼しておくことで、相場や販売戦略を比較しやすくなり、より納得のいく売却につながります。効率よく複数社を比較したい場合は、ホームズの一括査定の活用をご検討ください。複数社にまとめて依頼できるため、査定価格の根拠や売却戦略の違いを比較しながら、値引き交渉に強い会社を見極めやすくなります。

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初回公開日:2023年1月10日

記事執筆・監修

新川 優香(あらかわ ゆうか)

大学卒業後、不動産仲介業務に従事し売買を経験。現在は不動産賃貸の事務職に従事。不動産売買仲介から賃貸仲介、物件管理に関わる執筆経験もあり。宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、FP2級の資格を保有。