お宅の冷蔵庫、中はどうなってる??

かたづけ・収納のプロによると、このように“ギューギュー詰め”の冷蔵庫になっているお宅が多いのだとか。筆者宅の冷蔵庫もピーク時(?)はこんなカンジ・・・かも!?かたづけ・収納のプロによると、このように“ギューギュー詰め”の冷蔵庫になっているお宅が多いのだとか。筆者宅の冷蔵庫もピーク時(?)はこんなカンジ・・・かも!?

「あ、また賞味期限が切れてる・・・」
冷蔵庫の奥から出した(出てきた?)食材を見てモッタイナイことしちゃったなぁ・・・と罪悪感を覚えること、今までどれだけ繰り返してきただろうか。
もっと整理整頓をしていれば、もっと中身を把握できていれば、こんなムダは避けられると分かっていても、空いているところにポンポンとモノが詰め込まれていくばかりの我が家の冷蔵庫。
特に、食材が傷みやすく冷たいものが恋しい夏の冷蔵庫はフル稼動する。子どもの夏休み中は家での食事回数が増えることもあって、食品で塞がれて庫内灯の明かりがしっかり見えない時もあった。

そんな“冷蔵庫フル稼動”の夏も過ぎて、季節は秋。
美味しい食材がたくさん出回るこの時季、本格的な食欲の秋がはじまる前に『スッキリ使いやすい冷蔵庫』で食品ロスもなくしていこう!と、一般社団法人ライフクリエイティブ協会代表理事の上田伸美さんに、冷蔵庫収納のコツを教えて頂くことにした。

ポイント① 種類ごとに分けて収納!

グループ分けされ、スッキリと収納された冷蔵庫内。</br>「例に出した『携帯調味料』ですが、お弁当に使うかも・・・と取っておく方が多いですよね?でも、そう長持ちするモノでもありませんし、お弁当に添えるモノとしてだけ考えず、なるべく早めに普段使いしてくださいね」と上田さん。</br>あるものを無駄なく使い切る、その気持ちを大事にしたいグループ分けされ、スッキリと収納された冷蔵庫内。
「例に出した『携帯調味料』ですが、お弁当に使うかも・・・と取っておく方が多いですよね?でも、そう長持ちするモノでもありませんし、お弁当に添えるモノとしてだけ考えず、なるべく早めに普段使いしてくださいね」と上田さん。
あるものを無駄なく使い切る、その気持ちを大事にしたい

上田さんによると、冷蔵庫に収めるモノは収納量の8割程度が理想的なのだとか。
冷蔵庫収納を見直す手始めとして、まずは冷蔵庫の中身の確認から行うという。

「全てのモノを冷蔵庫から出して何が入っているかを把握し、賞味期限をチェックしてください。それを同じ種類・仲間ごとに分けてまとめます。
肉類・魚類・乳製品などで分けるのはもちろん、例えば、納豆や佃煮などをまとめた『朝食セット(和)』、マーガリンやジャムなどの『朝食セット(洋)』、お弁当を買った時などに付いてくる小袋の醤油やマヨネーズを集めた『携帯調味料』、早く食べなくてはいけない『賞味期限の近いもの』などのカテゴリー分けもしてみてください。
そのように分けたモノ達をトレーやケースに入れてまとめれば、モノがバラバラと収納されることもなく庫内が整然となりますし、どこに何があるのか一目瞭然なので、まだあるのに同じモノを買ってしまうなどの無駄買いもなくせますよ。」(上田さん)

さらに頂いたアドバイスも興味深い。

「スーパーでお買い物をした際、仲間ごとに分けて袋に詰めると良いですよ。
私はエコバッグを冷蔵と冷凍用の2つを持っていきますが、買い物の時点で分別しておくと冷蔵庫に入れる際にスムーズにしまえます。
そして、買ったモノのレシートを冷蔵庫の扉に貼って中身を管理するのもお勧めです。使ったモノは線を引いて消していけば、いま何が入っているのかが冷蔵庫を開けなくても把握できますから。それを分かった上で、ある程度の献立を決めてからお買い物に行けば、必要以上のモノを買うことは減るはずです。」(上田さん)

・・・“デキる主婦”に近づけそうな気がしてきた。

ポイント② 取り出しやすいように収納!

高い位置にあるモノなどは取っ手付き容器などを利用して取り出しやすく。中身が透けて見えるケースやトレーがお勧め高い位置にあるモノなどは取っ手付き容器などを利用して取り出しやすく。中身が透けて見えるケースやトレーがお勧め

「カテゴリー分けができたら、グループごとでまとめた容器に何が入っているのか“ラベル表示”をします。マスキングテープを貼ってそこに記入するのも後に剥がしやすいのでお勧めです。
そして、それらの容器を置く場所ですが、目線が届きやすい下段には『よく使うモノや一時置きのモノ』を。上段には『ストック品』などを収めます。
目線より高いところに置くモノに関しては、取り出しやすいように、取っ手付きの容器などを利用すると良いでしょう。
また、賞味期限の近いモノは、一番目線の届く下段の手前に置いて目立つようにしてください。わかりやすく賞味期限を記しておくと更に良いと思いますよ。」(上田さん)

先にご紹介したポイント①の写真を見ると、空の半透明トレーが置いてあるのが分かるかと思うが、ここを『とりあえずスペース』として確保しておいて、早く食べなくてはいけない賞味期限の迫ったモノ置き場にしておくと良いのだとか。
一見すると「このスペースもったいなくない?!」とも思われがちな“冷蔵庫の特等席”も、必要なモノ以外で溢れない整然とした冷蔵庫ならば余裕で確保でき、いかにこのスペースが大切なのかも痛感できそうだ。

ポイント③ 重ねずに立てて収納!

野菜室や冷凍庫は「立てて収納」がポイント。夏場にペットボトルや瓶の飲料などが多くある時なども、深さのある野菜室ならば背の高い容器を立ててスッキリと収められる野菜室や冷凍庫は「立てて収納」がポイント。夏場にペットボトルや瓶の飲料などが多くある時なども、深さのある野菜室ならば背の高い容器を立ててスッキリと収められる

分別してグループ化した容器を収めたら、野菜室や冷凍庫もキレイに使いやすく整えたい。

「モノを重ねたり積み上げて収納するのは止めましょう。
野菜室ならば、小松菜などの葉物は立てて保管した方が長持ちもします。収まりの良いように縦長の容器に立てて入れたり、ペットボトルを上下で切って底の方を葉物ケースとして使ってはどうでしょうか?
野菜だけに限らず、冷たくし過ぎる必要のない調味料も野菜室の保管で良いと思います。また、開封後の小麦粉や片栗粉などは常温保管だとダニが繁殖することもありますので、粉類も野菜室に入れるようにしましょう。

冷凍庫についても立てて入れる工夫を。お弁当用の冷凍食品ならば、まず、小分けトレーから出してフリーザーバッグに入れ替え、立てて収納します。その際、フリーザーバッグに直接中身を記入するのではなく、ダブルクリップにシールやテープを貼って中身を記し、フリーザーバッグを挟むのです。そうすると、ダブルクリップがインデックス代わりになって、いちいち取り出さなくても中身がすぐに分かります。これは下ごしらえ済の野菜などを保管する場合も同じこと。ぜひ試してみて下さいね。」(上田さん)

家族の必要量を考え、庫内スペース&食品ロスの『ムダがない』冷蔵庫収納を

「家族に必要なモノ(食材)の量を考え、しまえる場所はあるか?使い切れるか?を問いながら、スペースもモノも無駄をなくしていけると良いですね」/一般社団法人ライフクリエイティブ協会代表理事・上田伸美さん「家族に必要なモノ(食材)の量を考え、しまえる場所はあるか?使い切れるか?を問いながら、スペースもモノも無駄をなくしていけると良いですね」/一般社団法人ライフクリエイティブ協会代表理事・上田伸美さん

冷蔵庫のかたづけは『収納時の判断』を身につけるレッスンになる、と上田さんは話す。
なぜなら、冷蔵庫は1つの収納スペースであり、そこで「要るモノ・要らないモノを分別する」「種類別にまとめる」「見やすく・取り出しやすく収める」のステップを踏むからだ。しかも、1時間もあれば完了できる容量なのが良いのだと。

筆者も然り、かたづけが苦手な者にとって、短時間でかたづけが完了できることは実に魅力的だ。
そして、「かたづけられた!」「キレイに収納できた!」という成功体験を得ることが、その先に続くであろうクローゼットや部屋をかたづける際の“自信”にもなってくれそうな気がする。

冷蔵庫のかたづけ術を身につければ、収納上手になれるかも?!
---そんな期待も込めて、まずは理想的な冷蔵庫を目指してみたい。


■取材協力/一般社団法人ライフクリエイティブ協会
http://life-creative.jp/

2016年 10月11日 11時05分