「引越し」の時に一番大変なことって何?

引越し時だからこそ整理をしよう引越し時だからこそ整理をしよう

「引越し」はある意味で全ての物を整理収納しなければならず、言葉を聞くだけで億劫に感じてしまう方もいるはず。本来は新居へ移るのだから楽しみな事も多いと思う。しかし、その気持ちを打ち消すほど「引越し」=「面倒」という考えが頭をよぎってしまう人は多いようだ。実際、筆者も収納アドバイザーとして活動しているが、引越し時の相談をよくされる。

相談を受ける中で感じたのが、「モノを移動させる」ということが一番ハードルのようだ。移動させるにはまず荷物そのものを「整理」をする必要がある。従来の住宅でおさまっているモノを出して、またやり直す。まるで完成したパズルを一旦壊してまたイチから作り直すような感覚と似ている気がする。

引越しの際に苦労しないためにも、日ごろから整理習慣と整理のフローについて意識することが大切だ。今回、筆者が最近オススメしている日常からでも役立つ荷物の整理の仕方や収納グッズ選びについて紹介する。

自分の所有しているモノの「場所」と「アル・ナシ」を把握する

引越しはまずは「荷物の整理」からスタートする。そして、この整理が重要なポイントだ。時間がないからといって引越し直前に、大量に届いた段ボール箱に無理やり荷物を詰め込むことはもちろんNG。

せっかくの新居の引越しのだから、持っていく必要のない従来の荷物はサヨナラするべき。新居に本来手放せるモノを置くのはとても無駄なことだ。

こうしたことが起こらない為「自分の所有しているモノの「場所」と「アル・ナシ」を把握する」事が大切だ。たとえば、シャンプーはどこにどのぐらい量があるのか?文房具はどこにあるのか?など、「場所」とモノの「アル・ナシ」は把握しておく事が重要である。

対象の物を収納する場所を思い浮かべ、「場所」と「アル」のなら持っていって正解。しかし、「場所」と「ナシ」の物は使用頻度が低い物が多い。もったいないと感じて手放せない気持ちもわかるが、モノも使用されてはじめて価値がうまれるはずだ。あまり使っていないものはこの機会にキレイに処理してしまおう。もったいないと思うと、自分の把握できる容量を超えた物の量になっている場合が多い。

●アル×場所
「適所に保管する場所が有り、頻繁に使用するモノ」

(例)
・毎日欠かせないミネラルウォーターなど飲食類
・一ヶ月使用分の生活雑貨(シャンプー、石鹸、歯磨き粉など)
・捨てられないモノはあえて使用してみて、アリナシの判断を早める


●ナシ×場所
「十分な保管スペースが無く、使用頻度の低いモノ」

(例)
・1年に1度も着なかった&年相応でないと感じる洋服
・使用途中のノートやインクの切れたペン類
・結局使用しない&重複している料理道具
・洗濯回数を考慮すれば不要な余分なタオル
・使い勝手の悪い家電製品
・「愛着」は最小限にとどめる
・季節外れのファッション雑誌

まずは、日頃から自分のモノを把握していくレッスンをすることで、自然とモノを整理する習慣を身につけてほしい。そうすれば、いざ引越しの時にでも、普段通りに対応できてスムーズにできるはずだ。

収納グッズは応用がききやすいものを揃えておく

サイズの違う収納グッズを使うとスペースの有効活用ができなくなる失敗例サイズの違う収納グッズを使うとスペースの有効活用ができなくなる失敗例

「引越し」をする際に役に立つグッズについてご紹介したい。最近筆者がおすすめしているのが、「日頃の収納グッズ」。ホームセンターなどで販売している服などをしまう一般的な収納ケースのことだ。

日頃から収納グッズをうまく利用すれば、引越しの際にモノの出し入れが減り、そのまま運べるモノも多いのでとても重宝する。収納グッズを購入する際にはその点を少し意識して選ぶと後々役立つ。

しかし注意したいポイントがある。クローゼットや押入れに利用する収納ケースなどは、買い足していくと様々なサイズや形状が混在し、統一感が無くなる事が多いはず。サイズも大小様々、収納ケースの形状も引き出しタイプやフタ付きタイプなど。こうした統一感のない収納ケースは引越しの移動には役には立つものの、新居の収納で悪戦苦闘する事が容易に想像できる。最終的に新居に合う収納ケースを新たに購入しなければなくなる事も少なくない。もしくは、使い勝手の悪いままでクローゼットに詰め込むケースも多いはずだ。

そのため、収納ケースを揃えるには、最初が肝心。「サイズ」はその中でも重要なポイントになる。以前の住みかに奥行のある例えば押入れのような収納場所があった場合、引越し先でも必ずあるとは限らない。一般的な住宅によくあるクローゼットサイズを意識した収納ケースを考慮すべきだ。また、サイズもピラミッドのようにならないように、統一させる事が大切だ。

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各収納ケースの要チェック点
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(1) 引き出し式収納ケース
・開け閉めが頻繁になるので、スムーズに開閉できるか要チェック
・やわらかいプラスチックや幅が広いタイプ、奥行があるタイプは中心が沈むケースが
 あるので注意が必要

(2) フタ付き収納ケース
・フタがフックできちんと閉められるタイプなら移動も安心
・フタがついていると重ねて使用するケースが多い為、強度が大切

(3) キャスター付き収納ケース
・取り付け、取り外し可能なキャスターであれば、使用する場所によって使いまわせる
・キャスターが取り付けられている収納ケースは、設置する場所の高さに要注意
・キャスターは一方向に動くだけでなく二方向(前後左右)に動くタイプで使用可能方法も
 場所もアップ
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日頃からの整理習慣と今回ご紹介したポイントをおさえた収納グッズを活用して、引越しを面倒と思わず、楽しみながらしてほしい。

荷物を片付けた後に「あッ!!!しまった…」とならない為に

引越しの荷造りが完了すると、何とも言えない満足感。そんな満足感に浸ったまま新居へ到着。
新居に到着した膨大な荷物に先ほどの満足感も消える。
そしてそんな中、必要な荷物がバラバラすぎて大変なことを思い出してしまう事もある。

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引っ越し時の荷物のまとめ方
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(1)段ボールに番号を振り分けて、箱に番号と中身を記入
例えば、
 ・パパ=1グループ
    1-1:パパのバッグ類
    1-2:パパの仕事関連
 ・ママ=2グループ
    2-1:ママの洋服(夏物)
    2-2:ママの洋服(冬物)
 ・キッチン=3グループ
    3-1:鍋類
    3-2:調理器具類   などなど

(2)段ボールの番号を一覧表
 振り分けた番号が何の荷物か一覧でわかるように、番号順に紙に書き出す。
 荷造りした段ボールを部屋や収納場所ごとにどこに運ぶか決める。

(3)新居に到着して、引っ越し屋さんにスムーズに指示を出し
 どの段ボールがどの部屋の物かを仕分けする事で、どれだけの荷物の量を
 その場所に収納しないといけないかわかる。
 次々に荷物を移動させると全体感がわからず、収まらない場合がある。

【最後にポイント】
「あッ!しまった…」にならない為に、初日に必要な荷物は別の箱に分けておく。

(例)
・タオル 
・石鹸、シャンプー類、歯ブラシ、ドライヤー 
・着替え1日分
・最小限のお箸、お皿、コップ 
・ミネラルウォーター
・携帯充電器
・お掃除グッズ
などなど

少しでもストレスなく引っ越し後の新居を楽しみたいものだ。

2013年 10月03日 12時22分