靴のニオイが気になる・・・

玄関まわりはなかなか風通しが悪いが、そんなところにあるシューズクローゼットは湿気の多いこの時期、特に注意が必要だ。環境的に風通しが悪い上に、靴の汚れでカビが湧いたり、そのカビのせいでニオイが発生したりと…、“家の顔”とも言える場所が台無しになる可能性がある。今回は、シューズクローゼットの対策について説明する。

シーズンオンの靴の環境づくり

本来、湿気の多い時期、靴はカビなどから守る事を考えると、箱に入れておかずに箱から出して収納しておくのが一番である。ただ、だからといって冬に履くブーツなど「シーズンオフのもの」まで出して並べていると、非常に場所もとるので見た目的な観点でひと工夫が必要になる。シーズンオフのものの対策は後ほど説明する。

靴の大敵は「高温多湿」と「汚れ」。特に日本の環境では「高温多湿」への対策が大切になる。しっかり対策をしておくことが必要だ。

【高温多湿 対策】

①週に1~2回はシューズクローゼットの扉を開けて換気をする
 風通しをよくするのは一番大切、定期的に扉を開けて換気する事は必須。お掃除のついでやお出かけのときには開けておく。
 
②除湿、防カビ剤を入れておく
 除湿剤を置いておく。近頃の除湿材は箱が大きくてしっかりと除湿はしてくれるが、除湿したもの自体に水が溜まっていく仕組みが一般的だ。その水で湿気がかえって発生する場合もある。シューズクローゼット内は特に場所も狭いので小さめの除湿剤を利用して、頻繁に入れ替える方法のが良い。防カビは除湿で対策できるものの、あわせて対策しておいた方がいい。コンパクトに板に貼れる防カビ剤もあるので、それを利用すると無駄なスペースは生まれない。

③靴を詰め込みすぎない
 シューズクローゼットに多くの靴を収納する為のグッズはたくさん売られているが、たくさん収納できた結果、靴を詰め込みすぎて息苦しい環境にするのはよくない。また詰め込みすぎると出し入れが面倒になる可能性もあるので、その点は考慮したゆとりをもった収納方法を考えるべき。

④使用した靴をすぐにシューズクローゼットに片付けない
 あまりにも整理を意識しすぎて、使用した靴をすぐに片付けてしまうと、汗や臭いもそのまま収納している事になる。そのため、一晩は玄関に出したままでお休みさせてあげるのが良い。「片付け」を意識しすぎて、せっかくの靴が傷む原因になると「整理収納」としては本末転倒だ。

⑤防水スプレー
 梅雨などの時期には靴自体が雨を吸収してしまう。少しでも乾燥を早める為にも、スプレー可能な靴には防水スプレーをふって水を含みにくくする対策は必要だ。


【汚れ対策】

①ブラッシング
汚れは目に見えないことも多いので、靴の素材にあったグッズを使用して汚れをさっととるだけで良い。やりすぎはNGだ。

②から拭きする
気になる汚れは靴を傷めない布を使用して早めに汚れをとっておき、シミになったり傷になるのを防ぐ。

[ 除湿・防カビ材はサイズをよく吟味して設置 ][ 除湿・防カビ材はサイズをよく吟味して設置 ]

靴の収納方法

靴を詰め込みすぎないとは言っても、気付いたら靴が多くなってしまいどれも捨てられない事態ということはよくある。シューズクローゼットが小さい場合にはどうしても詰め込む事になってしまうが、詰め込むと靴にとっては良い環境ではないので痛む原因になり、結果的に大切な靴も台無しになる可能性がある。

収納方法を工夫したり、外にスマートに並べる方法を検討すべきだが、意識してもぐちゃぐちゃになりがちだ。ただ整理するだけでなく、収納する前にまずは本当に必要な靴かどうか確認して、必要な分だけ収納する事が大前提だ。その上で、下記の収納テクニックをお伝えする。

収納例

①ポールを使って奥行を狭める(写真)
 100円均一で棒と台を購入して、棒をかけるだけ、そこにヒールをかけると奥行が小さくなり収納できる。パンプス関係だと毎朝選ぶときも一目瞭然なのでコーディネートもしやすい。

②ネットを使用して出し入れをしやすくする(写真)
 奥行のあるシューズクローゼットだと奥に置いた靴はなかなか取り出すのに手間がかかる上、目に付きにくいので必然的に履く回数が減ってしまう。さっと取り出せる工夫が必要だ。

[ とても簡単な靴の収納方法を紹介 ][ とても簡単な靴の収納方法を紹介 ]

オフシーズンのシューズ収納と対策

シーズンオフの靴は購入したときの紙箱に収納しているケースが多いと思うが、実はこの「紙箱」は要注意だ。「紙」は特にカビの温床になりやすく、湿気を吸収してしまうのでできるだけ「紙箱」は使用しない方が良い。その他にも収納方法をいくつか紹介する。

①紙箱を使う際は穴をあける(写真)
 どうしても紙箱に入れて収納しておきたいときには、数箇所穴をあけて靴が呼吸できるようにしてあげる。別途箱を購入する場合も、紙は避けて、穴があいているものを選ぶ。

②靴購入時についてくる薄い紙を利用する(写真)
 靴を購入すると薄い紙でくるくる巻きにされているが、その紙も実は重要だ。紙で巻くことで収納しているときの汚れを防止できるし、靴に巻くことで湿気対策になり、靴を守ることができる。紙箱に入れず、紙にくるくる巻いた状態で保管するのも良い。

③布のケースを利用する(写真)
 靴を購入する際についてくる場合がある布ケースは通気性も良く、見た目もまとまって見えるのでシューズクローゼットも整頓されて見える。

上記の収納を取り入れた上で、シーズンオンのところに記載した「除湿、防カビ」や「換気」に注意をして収納するとよい。

これから夏にかけて高温多湿の日本。靴や洋服などにとって悪い環境だ。そんな中でも、玄関まわりをキレイに保ち、そして少しでも大切な靴を長い期間履けるように快適な環境をつくりたい。

[ シーズンオフの靴もしっかり保管状態を考えて、次の季節に備える ][ シーズンオフの靴もしっかり保管状態を考えて、次の季節に備える ]

2014年 07月02日 12時59分