これから春にかけて飛来する様々な有害物質

ブルーエア日本総代理店のセールス・オンデマンドに取材してみたブルーエア日本総代理店のセールス・オンデマンドに取材してみた

まもなく春の訪れとともに、花粉も飛来して悩ましい季節に。気象庁が発表した2014年春の「スギ花粉前線」の予測データによると、関東地方は2月中旬頃から飛来してくるようだ。花粉量で言えば、2013年よりは全体的に30~90%少ない予報で、少しホッとできる結果だ。そうはいっても2013年が多かったため、すごく少ないというよりも例年より少し少ない程度の量だ。

しかし、最近は花粉だけでなくもう一つの脅威がある。ご存じの通り、PM2.5の存在だ。
これからの時期、PM2.5が脅威となる環境条件が2つ発生する。
①東アジアからの大陸風がくる
②大気汚染物質が冬から春の気流の変化により地表付近に溜まりやすく、スモッグなどになりやすい

こうした理由から中国大陸で発生したPM2.5は日本に飛来してそのまま地表に溜まり、そして汚染濃度が強まるという結果になる。PM2.5の影響で、自分の住む地域がどのくらい汚染されているのかは環境省が運営する環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」を参照にしてほしい。

花粉やPM2.5などが増え空気環境はカオスになっていく。埼玉大学の研究では、花粉とPM2.5が結びつくとさらに人体に悪影響を与える物質になるとのレポートもある。その上、建物内部においてホコリやダニ、カビなど様々なハウスダストが漂っている。

今回、そうした環境を改善するため、今話題になっている空気清浄機「ブルーエア」の日本総代理店であるセールス・オンデマンドの広報の坂井奈央氏に“住まいと空気環境”をテーマに話を聞いてみた。

キレイな空気を吸うために正しく使いたい空気清浄機の使用法

住まいの空気をキレイにするためにする施策として、まず思いつくのは「空気清浄機」の導入だろう。

既にお持ちの方は、どのように使っているのだろうか。一般的な使い方としては、帰宅して一時期的に使用しているとか、就寝する際にはタイマーで数時間だけかけているとか、ではないだろうか。連載第1回目で1日の空気の摂取量について書かせていただいたが、1日15~20kgもの量を人は摂取する。計算すると1時間でも実に0.5~1kgもの空気を吸っているのだ。帰宅して、空気清浄機をすぐつけたとしても、既にあった汚い空気を吸っていることになる。瞬間的にキレイにしてくれるものならともかく、浄化中にも私たちは汚れた空気を吸っているのだ。

「目には見えませんが汚い空気は部屋に絶えず流入してきます。“人が吸い込む前にキレイにしないといけない”というのが空気清浄機を使用するにあたっての、本来の考え方だと思います。そのため、空気清浄機を使うのなら365日つけっぱなしの方がいいのです。そのため、就寝時にも空気清浄機をつけて寝ることをオススメします」(坂井氏談)

加湿機能と空気清浄機能は一緒?それとも別の方がいい?

空気清浄機「ブルーエア」空気清浄機「ブルーエア」

日本国内のメーカーも数多く空気清浄機は出ているが、今回取材した「ブルーエア」についてここで簡単に概要をまとめよう。

スウェーデンで生まれた「ブルーエア」。一見スウェーデン生まれというと、何故?という疑問が浮かぶ。何となく「スウェーデン=空気の美味しいところ」と勝手思っていたが坂井氏に尋ねてみると、実は市街地はとても空気が悪いとのこと。一歩、郊外に出ると美味しい空気が広がっているが、そうした郊外のいい環境を市街地でも実現したいとの思いで開発されたのがブルーエアだという。

大きな特徴としては、2つ。まず加湿機能がなく空気清浄の機能のみというところだ。
「日本では当たり前のように加湿機能と空気清浄機能を一緒にしていますが、ちょっと考えてみてください。そのすぐ近くで水分ためて加湿するんです。そうして菌の温床を加湿して室内に送り込む恐れがあります。加湿と清浄のセットのものが全部こうしたものではないのですが、正直そうしたものもあります。そう考えると怖くなりますよね。さらに国内のメーカーさんは加湿、除湿、空気清浄機能など、なんでも一台にまとめようとしますが、全てフルスペックで発揮できるわけがありません。何でも1つの製品にのせると、能力自体が中途半端になるのではないでしょうか?」

では、加湿したい場合どうすればいいのか?

「加湿したい時はなるべく空気清浄機を遠い場所に置き、自分のそばでは小さい加湿器をまわすのがオススメです。空気清浄よりも実は加湿はとても難しいことなんです。本当に加湿しようとしたら、自分の近くに加湿器を置くのが一番効果的です。また空気の温度でも水分含有量が異なりますしね。人がいる場所に加湿しないと意味がないと思います」

特に冬場は間違った加湿の方法をすると部屋の温度と外の温度の差によって、結露が生まれる可能性もある。加湿器の使用方法には注意したいところだ。

空気中の細かい粒子でも、帯電してフィルターに集塵する

もう一つの大きな特徴は、機器内部に入れているフィルターだ。
世界的に一般的なヘパフィルターではなく、会社独自で開発したフィルターを使用している。

一般的なヘパフィルターはフィルターの目がこまかく、空気を吸引して0.3μm(マイクロメートル)までのものをフィルターに“ザル”のように通して、とる形式だ。しかし、PM2.5などは、名前に数字が入っているが0.25μmのものであり、規定より小さいものは通してしまうこともある。また、フィルターをザルと考えた場合、こまめな手入れをしないと花粉のような大きな粒子が集まると目詰まりを起こしかねない。

一方、ブルーエアのフィルターは、ハウスダストやウイルスなどマイナス帯電させて、フィルターをプラス帯電させてくっつけてとる“磁石”のようにとる形式だ。そのため、細かいものまでとれるという。財団法人北里環境科学センターで行われたブルーエアの実験によると、運転時間10分でウイルス、カビは99%以上の除去できるデータも出ている。また、新日本空間による試験ではPM2.5に含まれる0.1μmの微粒子に関しては、20分で90%以上の除去効果があるという。

また、通気するためにファンは大きなものを採用。ゆっくりまわしても大風量があるような仕様にしている。そのため、ブルーエア自体はスチール製のため、がっしりした印象があるが、そうしたファンの工夫もあり駆動音もほぼせず、取材の時にはむしろ空調の音が大きかった。

世界基準No.1と掲げているのが、それも伊達ではないのだなと感じた。No.1の根拠としては、米国家電製品協会(AHAM(エイハム))のテストで、世界の空気清浄機が同条件でテストに参加してその中で最高数値を出したことによる。

(左)一般的なヘパフィルターはザルのようにハウスダストをとる</br>
(右)ブルーエアのフィルターはハウスダストを帯電させてフィルターに磁石のようにくっつけてとる(左)一般的なヘパフィルターはザルのようにハウスダストをとる
(右)ブルーエアのフィルターはハウスダストを帯電させてフィルターに磁石のようにくっつけてとる

健康に住める空気環境の住まいとは?

住まいの空気環境を保つためには、こうした機能と能力をもつ空気清浄機を使用することもひとつ。これから春にかけて、まだ肺機能が弱い赤ちゃんやお子さんがいる家庭は前向きに空気環境について考えたいところだ。現在既に空気清浄機をもっている家庭も、効果的な使用方法について改めて考えるのもいいかもしれない。

ただ、住まい自体に不備がある場合には、なかなか難しいところもある。その場合には、住まい自体が「健康に住める住まい」の必要がある。

次回は健康に住める“空気環境を実現させた住まい”について注目してみたい。

2014年 02月27日 09時50分