ネットワークカメラは5,000円から2万円程度で購入可能

街中で防犯カメラを見ることが多くなった。また、観光地などの様子をリアルタイムで届けてくれるライブカメラで現地の様子を確認したことがある人もいるだろう。私たちの生活のなかでビデオカメラの存在は当たり前になりつつある。

そんなビデオカメラをより身近にしているのがネットワークカメラだ。これはカメラをインターネットを経由してスマートフォンやパソコンと接続し、外出先から家のなかの様子などを確認できるもの。中心の価格帯が5,000円から2万円程度と比較的安価で、ほとんどの機種がスマートフォンやパソコンにアプリをダウンロードしてからカメラの電源を接続するだけの簡単な設置方法なので、一般家庭への普及が進んでいる。

その主な用途には次のようなことが考えられる。

・子どもやペットの見守り
・高齢者の安否確認
・自宅周辺のいたずら対策

従来ネットワークカメラは、外出先から家のなかの様子を確認するだけの機能だったが、最近は様々なニーズに合わせた機能を持つ機種が発売されている。その具体例などを紹介しよう。

動きや音声を検知しスマートフォンへ通知

サンワサプライ株式会社の「400-CAM051」は、専用アプリによってカメラ周辺の動きや音声を検知し、スマートフォンへ通知する。

子どもやペットの泣き声のほか、不審者の侵入などを常に画面を見ていなくても把握することができる。また、赤外線撮影対応なので暗い部屋で、すやすやと眠る赤ちゃんなどの様子も鮮明な画像で見ることが可能だ。

カメラ本体はマイクとスピーカーを搭載しており、スマートフォンとカメラで通話ができる。学校から帰ってきた子どもとのコミュニケーションなどに役立つだろう。

「400-CAM051」。専用アプリによってカメラ周辺の動きや音声を検知し、スマートフォンへ通知する(引用:PR TIMES)「400-CAM051」。専用アプリによってカメラ周辺の動きや音声を検知し、スマートフォンへ通知する(引用:PR TIMES)

顔認識技術を搭載し、誰が入ってきたかを通知

防犯用にネットワークカメラを設置する場合、映った人が誰なのか特定できれば非常に大きなメリットとなるだろう。

フランスのNetatmo(ネタトモ)社の「Welcome(TM)(ウェルカム)は、顔認識技術を搭載したネットワークカメラだ。カメラが認識した顔と事前に登録した名前を結び付け、ユーザーのスマートフォンに通知する。また、知らない顔が検知された場合もそのことが通知される。画像はフルHD画質で、自宅のドアを出入りする人を随時把握することが可能。「○○ちゃんを確認しました」といった通知で子どもの帰宅を知ることもできる。

さらに室内のアラーム音も検知可能。たとえば、煙探知機や一酸化炭素警報機のアラームを検知し、通知・録画するので防犯だけでなく防災にも役立つ。

「Welcome(TM)(ウェルカム)」。カメラが認識した顔と事前に登録した名前を結び付け、</BR>ユーザーのスマートフォンへ通知する(引用:PR TIMES)
「Welcome(TM)(ウェルカム)」。カメラが認識した顔と事前に登録した名前を結び付け、
ユーザーのスマートフォンへ通知する(引用:PR TIMES)

ペットの異常を感知しスタッフが駆けつけるサービス

最近はペットブームで、一人暮らしや共働きの家庭でも犬や猫を飼うケースが増えている。そこでネットワークカメラの出番となるわけだが、たとえ異常をリアルタイムで確認してもすぐに駆けつけられる状況や距離にいるとは限らない。株式会社ペチカはそのような緊急時に駆けつけるペット見守りサービス「わんにゃんコール」を提供している。

24時間365日、ネットワークカメラが動きや鳴き声を感知し通知。また、カメラに内蔵された温度センサーによりエアコンの故障などによる室温の上昇下降を感知し通知する機能もある。

ユーザーは、これらの情報から異常事態と判断すればコールセンターへ電話することで、ペット救命救急の講習を受けたスタッフが駆けつけ、動物病院への搬送などの対応を行う。

なお、ネットワークカメラはレンタルのほか、自分で用意するプランもある。
*同サービスはペットの大きさや対応エリアなどに制限あり。

ペット見守りサービス「わんにゃんコール」は、ネットワークカメラが動きや鳴き声を感知し通知し、ユーザーがコールセンターへ電話することで、スタッフが駆けつける(引用:PR TIMES)
ペット見守りサービス「わんにゃんコール」は、ネットワークカメラが動きや鳴き声を感知し通知し、ユーザーがコールセンターへ電話することで、スタッフが駆けつける(引用:PR TIMES)

自分のニーズに最適な機種・サービス選びを

現在の日本は核家族化が進み、家庭内でお互いを見守れる状況ではないケースが増えている。また、高齢化にともない子ども世帯と離れて暮らすシルバー世代も増加していくだろう。さらに核家族化と比例するようにペットを飼う世帯も増加傾向にある。ネットワークカメラのニーズは、今後ますます高まっていくと思われる。

そのような状況では、カメラ本体が高性能・高機能になるだけでなく、上記のような駆けつけなどプラスαのサービスも求められていくだろう。

手軽に購入できるようになったネットワークカメラだが、それぞれに特徴がある。自分のニーズをしっかり把握し、それに最適な機種やサービスを選んでほしい。

核家族化が進む日本では、子どもやペットの見守り、高齢者の安否確認が難しいケースが増えてくる。</BR>今後はますますネットワークカメラのニーズが高まっていくだろう核家族化が進む日本では、子どもやペットの見守り、高齢者の安否確認が難しいケースが増えてくる。
今後はますますネットワークカメラのニーズが高まっていくだろう

2016年 10月24日 11時07分