2021年、コロナ禍で2年目を迎えた年。LIFULL HOME'S PRESSで一番読まれた記事とは?
2021年、コロナ禍の中、1年遅れでの東京五輪の年を迎えた。
年末恒例で、1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表されたが、今年の漢字は「金」。東京五輪で日本人が多くの金メダルを獲得したこと、大リーグでの大谷選手の活躍や、藤井聡太さんの史上最年少の四冠達成など「金字塔」が打ち立てられたことや、新型コロナウイルス対策の給付金支給などお金にまつわる話題が多かったことが理由としてあげられている。
社会情勢では、緊急事態宣言も発令される中、デルタ株の蔓延もあり、一時は医療ひっ迫の状況となるなど、闘いが続いた一年であった。ワクチン開発や接種もすすみ希望の光も見え始めたが、現在でも、新しいオミクロン株の影響が懸念されており、未だ新型コロナウイルスの影響が残る1年となった。人類とウイルスとの闘い、そして感染症の歴史は繰り返される。
2020年の新型コロナウイルス蔓延当初は、「市場回復のペースが本格化するには時間がかかるか」と大きな不動産市況への影響が懸念されたが、住宅関連での影響というのは大きなマイナスはみられず、首都圏の不動産価格は高止まりとなっている。とはいえ、未来が予測不能な要素を多く含むため、市況のゆくえは絶えず注目を集めている。
ユーザーの不動産動向では、リモートワークが続く中、2021年2月に発表された『2021 年 LIFULL HOME'S 住みたい街ランキング』で、住み替えのしやすい賃貸ユーザーは「低家賃」「都内へのアクセスのしやすさ」「ターミナル駅で生活利便性が担保できる」などの理由から郊外化の傾向。一方、購入ユーザーは、利便性や資産価値重視の都心派とテレワークの影響で資産性が大きく下がらない程度に通勤・通学可能な準近郊のベッドタウンへの関心も高まった郊外派との二極化の傾向がみられた。
2021年の住まいに影響する動きでいえば、木材価格の高騰である「ウッドショック」があげられる。日本銀行の企業物価指数をみると、木材・木製品・林産物全体の輸入価格は、2021年9月で前年末比で約70%もの上昇がみられた。その動向は、注目度も高く、ランキング記事内にも入ってきている。
コロナ禍2年目の2021年、どんな記事が読まれていたのか。
2020年12月1日~2021年11月30日までの間にLIFULL HOME'S PRESSでアップされた記事の中で、カテゴリー別のPV(ページビュー)数をもとに15位までのランキング結果と8位までの記事を紹介したい。
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