「場所に縛られずに仕事ができる」。場所の選択肢・役割はどう変化するか

「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(働き方改革関連法)」は2018年6月29日に成立し、2019年4月から施行されている。いわゆる「働き方改革」であるが、この法律は「長時間労働の是正」「正規・非正規の不合理な処遇差の解消」「多様な働き方の実現」という3つが柱となっている。
特に「多様な働き方」については、勤務場所と労働時間を限定することだとなかなか解決にはつながらず、子育て・介護も含めて退職を余儀なくされる場合もあった。そのような働き方の不自由さの解決策としてテレワーク推進を続けてきていたが、それが新型コロナという要因で一気に進んだといえる。

その中でライフスタイルも同時に豊かにできないか、という動きがでてきている。ワーケーション・アドレスホッパーという、自由に移動しつつ仕事とライフスタイルを両立していくというスタイル。
「アドレスホッパー」は、特定の拠点を持たずに、国内外を移動しながらAirbnbで見つけた部屋やホテル、ホステル、旅館などで暮らしつつ仕事をするライフスタイル。「ワーケーション」は2000年ごろにアメリカで生まれた言葉のようで、「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語。休暇の一部を仕事にあて、バカンスを過ごしながら働くことだ。

場所に縛られなくなったとき、場所の選択肢・役割はどう変わってくるのだろうか。動き始めた「職 × 住の新しい形」を今までとり上げた記事の中から紹介する。

働き方、住まい方はどこまで自由になるだろうか働き方、住まい方はどこまで自由になるだろうか

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