シングルにありがちなNG購入

マンションを買って、あなたはどのような暮らしをしたい?マンションを買って、あなたはどのような暮らしをしたい?

あなたは今まさにマンション購入を検討中であろうか。住替え希望時期はいつ頃を予定しているのであろうか。そして、何のためにマンションを購入するのであろうか。以下の購入理由ではいかがであろうか。

(1)買えそうだから買う
(2)周囲の人が買っているから買う
(3)価格が上がりそうなので今のうちに買う

上記はシングルにありがちな購入理由である。
まず、(1)はノープラン。買えるのだから買えばよいのだが、現在の収入と支出、収支からのみ「買える」と判断してしまっては将来が不安だ。現役の今は、住宅ローンも十分に返済可能であろうが、定年退職後も返済が継続するような長期の住宅ローンをノープランで組んでしまっては、自分らしい豊かなシニアライフの資金は心もとない。

(2)は、主体性に欠ける。購入のきっかけとしては「知人や同僚がマンションを買ったから」ということはあるだろう。だが、「知人が車を買ったから」と車を買い、「同僚が海外旅行に行ったから」と海外旅行に行っていては大変だ。ありがちなのは、「知人がマンションを買った」ことに触発されてマンションを探し始め、モデルルームを見て回るうちに動機がいつか「買わねばならない」との強迫観念に変わり、高額の頭金を払っていざ契約という段になって目が覚め、契約を思いとどまったというケースだ。「自分はどうしたいか」が明確でなければ、マンションの絞り込みはできず、契約には踏み切れないものだ。あなたが今、どのマンションを見ても決めきれないという状況であれば、今一度購入の目的を自分に問いかけることをお勧めする。「何のためのマンション購入?」と。

さて、(3)もまた自分不在のマンション購入である。買い時を見極めるのは、自分の条件と世間の条件が整っていることがポイントとなる。が、肝心なのは自分の条件。すなわち、住みたい場所に住みたいマンションが在ること、そして無理のない資金計画が成り立っていることである。金利が低い、価格が安い、税制優遇がある、など世間の条件は、購入好機を見極める要素の一つではあるが、優先すべきは当然「自分の条件」である。住宅価格の先高観に煽られ「今のうちに」という理由での購入もまた破たんする。

あなたは何のためにマンションを購入するのであろうか。

マンションを買って、どのような暮らしをしたいか

購入のきっかけは、前項の(2)でも(3)でもかまわない。きっかけをもとに自分はどうしたいのか、新しいマンションでどのような暮らしをし、どのような人生を送りたいのか。中長期でのプランニングが肝心だ。自分らしい豊かな人生のために住空間を整えるのである。どう暮らしたいか、どう生きたいかが明確でなければ、最適なマンションを選ぶことはできない。今の住まいは駅が遠く不便なので駅近に、手狭になったから広く、など目の前の希望条件のみを満たすマンションでは、将来のライフスタイルの変化に対応できず、買換えや住み替えの資金が必要となるかもしれない。

可処分所得の高いシングルほど要注意

(1)のような「買えてしまう」シングルは多い。手元の預貯金に大小の差はあるものの扶養家族のないシングルは可処分所得が高く、現在の家賃が住宅ローンに変わるだけだと考えれば購入のハードルは非常に低くなる。同じお金を使うならば、自分の人生が豊かになるために使いたい。何千万もマンション購入につぎこんでよいのだろうか。もう、1000万円購入予算を下げ、その分で趣味を持ち、経験を深め、老後の資金を確保しつつ、社会貢献にも資金を振り向けることができるかもしれない。

自分らしい豊かな人生のためには、何が必要かを考えて欲しい。そして、自分が何を大切にしているのか、ということに気付いて欲しい。その結果、やはり自分には都心のタワーマンションが必要であると明確になれば、自分の豊かな暮らしの実現を目的に、その手段としてのマンション購入を進めればよいのだ。目的が明確であれば、希望条件も明確になり、マンション選びも早くなる。希望に合わないモデルルームをいくつも回る必要がなくなって時間を有効に使える。

自分の人生において価値ある時間の使い方、そして価値あるお金の使い方が大切なのだ。

2014年 07月25日 11時57分