不動産を売却するまでの流れを知ろう

不動産を売却する際の手続きをスムーズに進めるためには、事前におおよその流れを掴んでおくことが重要です。すべてを不動産会社任せにせず、基本的な部分はしっかり押さえておきましょう。

ステップ1:相場を知る

不動産を売却するにあたり、最初にやるべきことは売却価格を決めることです。その際、いきなり不動産会社に査定を依頼するのではなく、まずは一定の相場知識をつけてから査定を依頼するのがポイントです。

相場を知るために一番効果的なのが、近隣の地域で売りに出ている物件の情報を調べることです。近隣の物件で、築年数・間取り・面積・立地(駅徒歩分)などの条件が近い物件がいくらで売りに出ているかを見ることで、周辺相場を知ることができます。

LIFULL HOME'Sならでは!
不動産売却査定サービスでは、各市町村ページで「LIFULL HOME'Sで売出し中の物件相場情報」をまとめて確認できます。

ステップ2:査定を依頼する

ある程度の相場を調べたら、今度はプロに査定を依頼してみましょう。ここでのポイントは、必ず複数の不動産会社に対して査定を依頼するということです。不動産会社にはそれぞれ得意とする物件と、苦手とする物件があるため、1社のみの査定では本当に妥当な価格なのか判断ができません。また、不動産会社により、その対応に大きく違いがあることもあります。そのため、査定については最低でも3~5社程度依頼して「価格」と「不動産会社の対応」を「比較する」ということが重要です。

土地の売却の場合、査定価格に大きな差が出ることは少ない傾向にありますが、売却には「不動産会社との相性」も非常に大切なので、まずは複数の会社に査定を依頼し、その後の対応を比較することをおすすめします。

LIFULL HOME'Sならでは!
マンションの売却希望で「今はまず価格を知りたいだけ」という場合、
プライスマップ」ならオンラインで物件の参考価格を確認できます。
LIFULL HOME'Sならでは!
不動産会社からメールや電話がたくさん来るのでは…、と不安な場合は、
匿名で査定」も可能です。個人情報は不要、物件情報のみの登録で、LIFULL HOME'Sを通して複数の不動産会社から概算価格を受け取れます。

ステップ3:不動産会社による調査・査定

査定には大きく分けて次の2つの方法があります。

1:机上査定

不動産会社が立地・築年数・床面積・構造・間取りなどの基本情報をもとに、査定額を算出する方法です。

2:訪問査定

不動産会社が実際に現地の物件まで足を運び、目視で隅々まで確認した上で査定額を算出する方法です。

机上査定は、早ければメールの返信や電話での連絡時に教えてくれますので、ある程度の相場を知りたいという段階であればとても便利です。ただ、物件個別の特長まで反映させた、より正確な査定額を知りたい場合は訪問査定の方が確実です。 査定を依頼した不動産会社から連絡が来たら、ご自身の都合や依頼物件の状況などから、どの方法で価格を算出してもらうかをまず相談すると良いでしょう。

なお、一戸建ての売却の場合、別途調査会社による「ホームインスペクション(住宅診断)」が必要となることもあります。築10年以上経過している一戸建ては、不動産会社にその旨も確認してください。
また、土地の売却の際、「境界線」や「地積」が正確にわからない場合は、別途、土地家屋調査士に依頼をして測量をしてもらう必要性が出てくることもありますので注意しましょう。

ステップ4:価格の決定

査定の結果と事前に自分で調べていた相場情報を踏まえて、自分自身で納得のいく価格にしましょう。なお、この際の価格はあくまで「募集価格」という点に注意が必要です。最近は、買付申込みが入ってから指値を入れられることも多いため、募集価格に若干の余裕を持たせておくと良いでしょう。

ステップ5:媒介契約を結ぶ

募集を担当してもらう不動産会社と媒介契約を結びます。この際、1社のみに任せたい場合は、「専任媒介契約」または「専属専任媒介契約」を結びましょう。反対に複数の不動産会社に重ねて依頼したい場合は、「一般媒介契約」で依頼するようにしましょう。

ステップ6:売却活動

実際に募集を開始すると、ネットなどに物件の広告が掲載されます。なお、専任媒介契約の場合は「2週間に1回以上」、専属専任媒介契約の場合は「1週間に1回以上」の報告が不動産会社側に義務付けられています。
問合せ件数・引き合い件数など細かく確認し、反響が少ないようであれば必要に応じて募集価格を変更することも必要になります。

ステップ7:買付申込と売買契約

購入希望者が現れたら不動産会社から「買付申込書」を受け取ります。その書面に、買付金額や契約条件の希望などが細かく書かれています。ここでのチェックポイントは「手付金」と「引渡し希望日」です。

1:手付金の額について

売主が個人の場合は手付金に制限はありませんが、最近では100万円とするのが一般的です。もしも100万円以下の手付金だった場合は、キャンセルになる要素が隠れている可能性もありますので、買主にそのあたりの事情を細かく聞きましょう。

2:引渡し希望日について

引渡し希望日は買主側の事情によって、早いこともあれば遅いこともあります。場合によっては契約締結後、3ヶ月以上先の引渡し日を希望してくることもありますが、あまり長すぎるとトラブルの原因になりますので、不動産会社と話し合いながら調整しましょう。

条件が整ったらできる限り早めに「売買契約」を結びましょう。

ステップ8:決済引渡し

売買契約が終わったら、売主としては引渡しの日を待つのみですが、忘れてはならないのが引越しの手配です。特に春先のシーズンですと引越し会社の手配がしづらいこともあります。引渡しに余裕をもって間に合うよう、早めに引越しを済ませておきましょう。

流れを把握して、スムーズな手続きとトラブル防止

不動産売却の主な流れは以上の通りです。買主が見つかってからの所要期間は、早くて1ヶ月、遅くて3ヶ月程度で決済完了となります。基本的には不動産会社が進めてくれますが、それに任せっきりになってしまうと思うような価格で売れなくなってしまう可能性もあります。不動産を売却する際には、最低限これらの流れについては売主として事前に把握しておきましょう。