お気に入りアイテムのメンテナンスで楽しい夏を!

梅雨に入り、雨と湿気、蒸し暑さを憂鬱に感じる人も多いかもしれない。だが、梅雨が明ければ本格的な夏がやってくる。夏が待ち遠しく感じるこの時期には、夏物を準備したり、レジャーや旅行の計画を立てたりして気持ちを上げていきたいところである。

夏といえば、海水浴やプールを楽しみにする人も多い季節。水着などはこだわりを持って選ぶ人も多いのではないだろうか?しかし、せっかくお気に入りの水着も使用後のお手入れを間違うと台無しになってしまう。
そこで、夏のアイテムである水着・浴衣・帽子・サンダルについて、使用後の正しいメンテナンスや保管方法について知っておこう。

色あせ注意!水着のお手入れと上手な収納の仕方

一年の中でも特に着用する期間が限定される水着。来年も綺麗な状態で利用できるよう、しっかりメンテナンスをして収納しておきたい一年の中でも特に着用する期間が限定される水着。来年も綺麗な状態で利用できるよう、しっかりメンテナンスをして収納しておきたい

最初に、注意しておきたい水着のお手入れ方法から見ていこう。

■水着の素材
水着で使われている素材はポリウレタン繊維。これは、熱、湿気、塩素漂白剤などに弱いということをまずは理解しておこう。

■水着の干し方としまい方
海水浴で水着を持ち帰るときには、タオルに包み、熱や湿気のこもりにくい状態で持ち帰ること。車のトランクなどは温度が上がり、ポリウレタン繊維に影響がでるので、なるべく涼しい場所に置いておこう。
また、プールには塩素漂白剤が使われているので、シャワーを浴びるときに水でさっと落としてから持ち帰ろう。その際に水を切ろうと、雑巾のように水着を絞ってしまうと生地が傷む。タオルなどで水気を吸い取り、そのまま包んで持ち帰るのがよいだろう。
帰宅後は、洗濯用の中性洗剤を利用して手洗いで”押し洗い”したのち、軽く30秒ほど脱水してから日陰干しに。日なたに干すと、水着の繊維であるナイロンを傷めることになり、色あせの原因になる。また、忙しくても乾燥にドライヤーを使うことはやめておこう。
干す時には、紐の部分を引っかけて型崩れさせてしまわないよう、注意を払いたい。

■水着のシーズンオフ時の収納方法
湿気の少ないところにたたんで保管する。パットが入っているものや、胸部に丸みがあるものは押しつぶさないように、ゆったりと収納するのがポイント。

夏のイベントに欠かせない浴衣のお手入れと収納

浴衣は夏の花火大会やお祭りに欠かせないアイテムだ。着るのに手間はかかるが、いつもと違った雰囲気で女子力をアップできるのは浴衣だからこそ。来年も浴衣を楽しむためには、着た後のメンテナンスが重要である。

■浴衣のメンテナンス
使用後の浴衣は裾や袖が汚れているケースが多いので確認しよう。汚れのひどい部分は手洗いで”つまみ洗い”などをしてから洗濯機にかける。
浴衣は必ずネットに入れ、手洗いコースやウール洗いコースを選び、弱い水流で洗濯すること。脱水は30秒程度と軽めでいいだろう。
干し方は、袖の部分がまっすぐになるように、物干し竿に袖の部分を通すのが良い。物干し竿がないときには、「袖畳み※」 にし、ハンガーの底辺に二つ折りにしてかけて干す。重なっているため乾きにくいが、形はきれいに整うだろう。
最後にアイロンをかけてから収納する。


■浴衣のシーズンオフ時の収納方法
浴衣を畳むときには「本畳み※」 にすること、その際には襟が折れないように注意しよう。
衣類に湿気は大敵なので、オフシーズンでも時々空気を入れ替え、防虫剤も必ず入れておくこと。ビニール袋に入れての保管は通気性が悪いため、避けたほうがよい。

※袖畳み
洗濯の際や、広げて畳むスペースがない時などの、一時的な畳み方。衿の部分で半分に折り、袖と袖を背中側で合わせ、袖部分と衿を重ねて3等分に折りたたむ。

※本畳み
長期間保管するときの畳み方。図解は下の画像を参照。
【1】肩山を左側にして広げ、下前のおくみをおくみ付けの縫い目から手前に折り返す。
【2】えりを内側に折り、下前身頃のおくみとえりを合わせる。
【3】下前身頃のわき線に上前身頃のわき縫いを重ね、右袖の上に左袖を重ねる。
【4】左袖を後ろ身頃の上に重ねる。
【5】すそを肩山の方に折り返す。(この時、ものさしなどを使うとキレイに折れる)右袖を身頃の下に折りたたむ。
【6】丈を二つ折りにして納める。(納まらない時は折り山の方を少し折る)

本畳み図解。画像:株式会社鈴乃屋提供 ※文責はHOME'S PRESSにあり株式会社鈴乃屋にはありません本畳み図解。画像:株式会社鈴乃屋提供 ※文責はHOME'S PRESSにあり株式会社鈴乃屋にはありません

すぐに取り出しやすい帽子の収納方法

日差しの強い夏に重宝する帽子だが、布の帽子や麦わら帽子、キャップなど形もさまざまで、コンパクトに収納するのはなかなか難しい。また、外出時に使用したい帽子はただ片づけておくだけでなく、すぐに取り出せるようにしておくのがポイントになる。
そのためには帽子専用のフックを準備したり、収納スペースをあけたり、出し入れにストレスの無い収納方法を探してみよう。
写真はいくつかの収納例であるが、左は画びょうに麻ひもをひっかけ、そこにクリップ付きのS字フックをかけただけである。
つるすときはツバにフックをかけたり挟むと痛む為、中のタグや紐を利用してかける。
必要時にストレスなく使用できる状態にあるのが上手な収納である。

■帽子を使った後は
外出後の帽子は衣類用ブラシなどでホコリをよく払うこと。汗が付着した部分は水で絞ったタオルでふき取る。その後は風を通してよく乾かすこと。
キャップなどの帽子は裏返しにして、洗剤をつけた歯ブラシなどで汚れを落して水洗いする。干すときにはザルなどを使用し、形を整えた状態で乾かすとよい。

■帽子のシーズンオフ時の収納方法
シーズンオフの収納には、変形しない程度に帽子を重ね、ふくらみ部分には新聞紙などを詰めておく。長期間つりさげたり、引っかけたりという収納方法では型崩れを起こしてしまうので、余裕のある収納スペースを準備したい。通気性のよい場所で不織布や紙袋などに入れて保管しよう。

壁に簡単にかける、クローゼット扉のフックベルトにかける、クローゼットスペース内に収納場所を確保する壁に簡単にかける、クローゼット扉のフックベルトにかける、クローゼットスペース内に収納場所を確保する

夏に大活躍するサンダルのお手入れと収納

夏に大活躍するサンダル。使用する前の準備と、履いた後の手入れを忘れずに夏に大活躍するサンダル。使用する前の準備と、履いた後の手入れを忘れずに

サンダルは夏の登場回数が特に多いアイテム。基本となるメンテナンスをしっかり行い、いつも清潔で綺麗な足元にしておきたい。

■サンダルを使った後は
一日履いたサンダルは汚れだけでなく、汗もたくさん付着している。きちんとふき取ることが基本であり一番大切だ。その後も下足入れにはすぐにしまわずに、通気性のよいところでいったん保管すること。
また、毎日履いていると汚れが溜まりやすくなるため、何足かを履きまわすとよい。
皮製品のサンダルは防水スプレーをかけて、まずは汚れを防ぐところから始めよう。こちらも履き終えたら汚れをふきとり、乾燥していたらクリームをつけてメンテナンスをする。

■サンダルのシーズンオフ時の収納方法
シーズンオフになったら収納前に、念入りに汚れをブラシや布でふき取り、清潔な状態にしよう。メンテナンスを怠るとカビが発生する可能性もある。また、サンダルは型崩れが起きやすいため、シューズキーパーや新聞紙を使用し、通気性のよい状態で保管しておきたい。

どのアイテムも汚れをしっかり落とし、通気性のよいところに保管するのがコツである。
夏はシーズンならではのアイテムがたくさん登場する。海やプール、花火大会やお祭りなど、イベントだけでなくファッションも楽しめるこの季節だからこそ、お手入れには力を入れたい。お気に入りの物はいつまでも長く大切に使えるように、今年の夏は正しいメンテナンスと収納を行い、また来年も素敵な夏を迎えたいものだ。

・一部参考 「洗濯の名人になる!」阿部絢子著
・ゆかたのたたみ方、画像提供協力:株式会社 鈴乃屋
http://www.suzunoya.com/index.html

2016年 07月09日 11時00分