夏のレジャーを楽しむために留守対策は万全に

レジャーを楽しむため、留守対策は万全にしておきたいレジャーを楽しむため、留守対策は万全にしておきたい

お盆休みや夏休みを利用して旅行に出かける機会が多い夏。海水浴やキャンプなど、海や山のレジャーも楽しいし、里帰りをするご家族も多いだろう。

しかし留守の間のことを考えると、少し心配になる。目的地についてから、あるいは出かける途中で「玄関の鍵は閉めてきたっけ?」と気になり、旅行の間中気が気でなかったという経験は、誰にでもあるのではなかろうか。杞憂であればまだよいのだが、家に帰ってみたら家が空き巣に荒らされていた!……などという事態になったら、楽しい思い出が台無しだ。
それに夏はカビや害虫のシーズンでもある。火事も心配だろう。そこで、留守の前にしておきたい対策について考えてみることにしよう。万全の対策をとれば、旅行を存分に楽しめるはずだ。

高温多湿な夏のお留守は湿気と害虫対策が重要

まず気になるのは湿気対策だろう。窓や扉を長期間閉めっぱなしにしていると、湿気が籠って結露しやすくなる。カビの発生を防ぐためには、できればお風呂などに設置された換気扇をかけ、家じゅうの扉を開放した状態で扇風機をつけるなどして、家の中の空気が循環するようにしておきたい。このとき、換気口の前は何もおかないように。また、湿気の籠りやすい押入れやタンスの扉も、忘れず開けておこう。結露しやすい場所に、吸湿剤を置くのも有効な対策だ。

害虫対策も忘れずに。最近の排水管は、水がたまって害虫の侵入を防止してくれる「トラップ」のついているものが多いが、長期間水を流さずにいると水が蒸発し、害虫を通してしまう可能性がある。そうならないために、水を多目に流しておくようにしよう。その上で、排水口は蓋をきっちり閉めておく。蓋がない場合は、漬物石や水の入った洗面器など、重量のあるもので入口を塞いでおこう。もし可能なら、燻蒸・燻煙式の殺虫剤を焚いてから外出すれば、さらに安心だろう。
そしてもちろん、生ごみはゴミの日に出しておくこと。ゴミの日から出かける日までに時間が空いてしまう場合は、ゴミの日以降はなるべくゴミを出さないように生活をし、腐りそうなゴミは近所の友人に頼んで処分してもらうなど、工夫をしよう。

火事や泥棒にも気を付けて

放火されないよう、家の周りに新聞紙などを置かないこと放火されないよう、家の周りに新聞紙などを置かないこと

短期の留守番でも同じだが、火の元の用心は不可欠だ。ガスの元栓はすべて閉じ、タバコの吸い殻など、火気が残っている可能性のあるものは処分しておく。
また、自分自身の火の始末が完璧でも、留守中に放火されては困る。古新聞やダンボールなど、燃えやすいゴミを家周辺に置かないように気を付けよう。

空き巣対策としては、まず戸締りを完璧に。ついつい忘れがちな上層階の窓や、トイレ、浴室の窓も、きっちり閉めておく。
郵便物や新聞が溜まっていると、「この家は留守ですよ」と空き巣に知らせているようなものだ。郵便局に不在届けを出せば配達を止めてくれるので、最寄りの郵便局に提出しておこう。その際には、本人確認のできる免許証などの資料が必要になるので、忘れないように。郵便物の保管期間は最長30日なので、もしそれより長くなる場合は、滞在場所への転送サービスを利用するのも一つの方法だ。新聞も、配達店に連絡して、留守中は止めてもらうようにしよう。
また、留守番電話のメッセージにも一工夫を。「ただ今留守にしております」ではなく、「ただ今手が離せません」「ただ今電話を受けられる場所におりません」など、家のどこかにいるのかもしれないと感じさせるような内容にしておく方が良いだろう。
また、脚立など侵入の際の踏み台になるようなものは、家の周りに絶対置かないようにしておきたい。

しかし、最大のセキュリティはご近所の目だ。不審者にとってもっとも怖いのは人だから、さりげなく目配りしてもらうだけでも防犯効果は大きい。また、郵便物や新聞は止められても、ポスティングのちらしなどは止められない。1週間以上の留守をすれば、かなりの量のちらしが溜まるだろう。近所の人に預かってもらうよう頼めれば、その心配もなくなるわけだ。
長期の留守をする可能性があるなら、空き巣に留守を悟らせてしまわないためにも、日ごろからの近所づきあいを大切にしよう。

節電対策と植物の手入れも忘れずに

植物への給水対策も忘れずに植物への給水対策も忘れずに

留守中にエアコンは使わないし、テレビを見る必要もない。コンセントを抜いて、節電をしよう。ただし、換気扇や、家中の空気を循環させるための扇風機、冷蔵庫のコンセントは抜かないように。
また、冷蔵庫の中身も整理しておこう。卵や牛乳など消費期限の短いものは、出かける前に食べきってしまうよう、計画的な買い物と消費を心がけたい。1週間以内の留守なら、冷凍庫の中まで気にする必要はないが、もしそれより長期間になるなら、空にする方が良い。ものにもよるが、冷凍庫でも、安全に保管できるのは1ヶ月程度だと考た方が無難だ。一週間以上のお出かけなら、氷も捨てておく。自動的に製氷してくれる冷蔵庫なら、タンクの水も空にしておこう。
また、ペットを飼っているご家庭では、友人や実家に預かってもらうのも一つの方法だが、ペットホテルやペットシッターを利用しても良いだろう。鳥やネコなど、半日~1日程度の留守番ならしてくれる動物もいるが、それ以上長くなると、餌や水が腐ってしまう心配があるし、害虫が湧く原因になる。
魚を飼っているなら、フードタイマーやエアーポンプのセットをしっかり忘れずに。

最後に、意外と忘れやすいのが植物だ。鉢植えなら、日の当たらない場所に移動しておけば、土中の水分が蒸発するのを遅らせてくれるだろう。ビニールなどで覆う方法もある。
ホームセンターに行けば、高価な自動潅水装置が市販されているが、ペットボトルに取り付ける自動水やり器などの安価な商品もあるので、重要度に合わせて選ぼう。
しかしここでも、近所の協力を得られるに越したことはない。夕方か朝の一日に一度、水やりをお願いできれば心配不要だ。

うれしい家族そろってのお出かけ。帰ってきてびっくりすることのないよう、対策を万全にし、存分に楽しみたいものだ。

2015年 07月24日 11時08分