起業や副業の拡大で、変わりつつある利用目的
これまで、コワーキングスペースというと、個人事業主やフリーランスで働く人が使用するイメージ。シェアハウスというと、一人暮らしよりも住居費を抑えられ、住人同士の交流もできるというイメージがあったのではないだろうか。しかし近年、コワーキングスペースやシェアハウスを利用する場面や目的に変化が起きている。
以前よりも、入居者とのつながりを重視するコワーキングスペースや、共通の目的を持った入居者が集まるシェアハウスが注目を集めている。
特に近年は、起業を志す学生や会社員も増えている。大学の研究成果の事業化や、学生が独自のアイデアで起業する大学発ベンチャーは増加を続け、会社員においても、副業・複業を行う人が増えている。在宅勤務などで移動時間がなくなったことから、時間に余裕ができたことなどが要因と考えられる。
これらを背景に、「起業までワンストップで支援してくれる」「学生と企業の偶発的なつながりを生み出す」「地方発のベンチャー支援」「起業家の研究に重きを置いている」など、コワーキングスペースやシェアハウスでも、特色あるコンセプトが並んでいる。
今回は、起業や副業・複業にフォーカスしたコワーキングスペース・シェアハウスを過去記事から特集する。起業を志す人にとって、新たな活動の場が今後も増えていきそうだ。
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