睡眠4時間未満の人は、「肥満傾向」にアリ!? 

▲全国5カ所にあるASLEEPショールームでは、「快眠ナビゲーター」の資格を持つスタッフが常駐し、寝具選びや空間づくりなどの睡眠ライフをサポートしてくれる▲全国5カ所にあるASLEEPショールームでは、「快眠ナビゲーター」の資格を持つスタッフが常駐し、寝具選びや空間づくりなどの睡眠ライフをサポートしてくれる

仕事や家事に慌ただしい毎日。「寝足りない」と思いながら、何とか起床している人が大半ではないだろうか?

アイシン精機の寝具ブランド「ASLEEP」の調査によると、平日の睡眠時間は「5~7時間」の人が68%。一般的に成人は7~9時間の睡眠が必要と言われているため、多くの人が“睡眠不足”の状態だ。

また、ドキリとする調査結果も! ASLEEPの調査によると、寝不足が肥満に影響するという傾向も分かるのだとか。

「平日の睡眠時間が4時間未満の方で『肥満』と自覚している方は、4時間以上睡眠している方の約2.8倍と突出しています。睡眠専門クリニックの先生によると『睡眠時間が短いと、食欲を抑えるホルモンが出にくくなり、肥満や糖尿病、高血圧が増えることが分かっている』そうです」(アイシン精機 住空間営業部 竹内愛嘉さん)

睡眠が健康維持に大切なのは重々承知しているけれど…でも時間が取れない。そんな心身ともに忙しい現代人が、より効率よく睡眠を取るコツは? ASLEEPショールームで眠りの最新事情を伺ってきた。

※ASLEEP睡眠に関する調査より(2014年6月24日~26日、18~69歳の男女1206人)

その1「夜中に意外と起きている?」 まずは真の睡眠時間を知ることから

▲『ねむりモニター』は32,400円(税込み)。ベッドの脚にセンサーと解析装置を設置すればOK。あとはWi-Fiとアプリをダウンロードできる端末があれば気軽に利用できる▲『ねむりモニター』は32,400円(税込み)。ベッドの脚にセンサーと解析装置を設置すればOK。あとはWi-Fiとアプリをダウンロードできる端末があれば気軽に利用できる

ASLEEPでは2014年7月に、睡眠計『ねむりモニター』を発売した。こちらは、ベッドの上で覚醒している時間や、眠りの浅い深いをチェックできるほか、毎日の眠りを総合的に点数化してくれるのが特徴。

「ベッドに早めに入っているつもりでも、寝つきが悪かったり夜中に何度も目覚めていれば、睡眠不足になりがちです。『ねむりモニター』では、目覚めていた時間をのぞいた睡眠時間が分かりますし、5つの指標で毎日の眠りを点数化して、眠りの弱い部分は『睡眠アドバイス』をお知らせします」(竹内さん)

また1日単位に加え、1週間・1カ月の履歴を見ることができるので、「土日に寝だめが多くて、月曜に眠れていないな」といった眠りのリズム力もチェックすることができる。

「ダイエットは体重を意識することから、というのと同じで、眠りを改善するには、自分の眠りを測定して現実を直視することが大切です。私自身、測定してみて『こんなに生活リズムがバラバラで、実際の睡眠時間が少なかったのか』と驚きました。モニター参加者からも『まず意識が変わった』という声が多いですね」

睡眠計の市場は右上がりに成長し、2014年には33億円が見込まれているという。体重計と同じく、いずれは睡眠計もわが家の定番アイテムになるかもしれない。

その2「ういろうみたいなマットレスも!」 自分に合った寝具を選ぼう

▲千鳥配列になったFINE REVO。実際の寝心地は適度に硬さがあり動きやすい。「FINE REVOの下に『リバーシブルベース』という硬め・柔らかめが選べるベースマットを入れることで、ご購入後も好みの硬さに調整していただけるマットレスや、 カバーを水洗いできるマットレスもあります」▲千鳥配列になったFINE REVO。実際の寝心地は適度に硬さがあり動きやすい。「FINE REVOの下に『リバーシブルベース』という硬め・柔らかめが選べるベースマットを入れることで、ご購入後も好みの硬さに調整していただけるマットレスや、 カバーを水洗いできるマットレスもあります」

ここ最近、さまざまな機能性マットレスが登場している。快眠のためには、やはりマットレスが一つのカギになりそうだ。快眠ナビゲーター・睡眠改善インストラクターの資格を持つ竹内さんに選ぶコツを尋ねてみた。

「マットレス選びで大切なのは、寝返りをしやすいこと、体圧を分散させて睡眠中に正しい姿勢をたもてることですね。それぞれ体型が違いますので、万人に合うマットレスはありません。そこで実際にマットレスに横になり、寝姿勢や腰の浮き具合をプロに見てもらうのがおすすめです」(竹内さん)

この寝返りの良さや体圧分散性に着目し、2003年に同社が独自開発したのが「FINE REVO(ファインレボ)」。これはなんと、スプリングを使わないマットレスというのだが、一体どんなものだろうか?

「FINE REVOはぷにょぷにょとした樹脂素材でできています。タテ・ヨコ・ナナメという3次元の動きを面で受け止めてくれるので、体の微妙な動きにフィットし、寝返りもしやすいです。『冬でも硬さが変わらない』『ヘタリに強い』という実用性もしっかり備えています」

さっそくFINE REVOに触ってみると、柔らかめのういろうのような触感! ぎゅっと握りつぶしても形がすぐ戻るので、ずっと触っていたくなる(余談だが、FINE REVOを使ったストレス発散グッズもあるほど)。

ショールームには、このFINE REVOやスプリングなど約20種類のマットレスが並ぶ「マットレススタジオ」があり、長年の睡眠研究をもとに、自分にぴったりの寝心地を探すサポートが受けられる。新築や結婚などを機にベッドを新調する際には、賢く活用してほしい。

その3「未来は全自動の寝室に!?」 深い眠りに導く寝室づくり

▲ASLEEPショールームにあるコンセプトルーム。自慢のベッドや寝具に包まれ、本格的に眠ってしまいそうな心地よさ!

▲ASLEEPショールームにあるコンセプトルーム。自慢のベッドや寝具に包まれ、本格的に眠ってしまいそうな心地よさ!

トヨタグループのアイシン精機は、48年前からトヨタベッドを展開。2000年に独自の寝具ブランドとして「ASLEEP」を立ち上げた。

「長年睡眠を研究しており、約10年前には睡眠専門の研究棟をつくり、研究成果を睡眠学会へ発表しています。また、電動シャッターなどの住宅設備を生産・販売しているというノウハウを生かして、『ねむりモニター』やシャッター、照明などを最適に組み合わせた寝室づくりの研究も進めています」(竹内さん)

この先進の研究の一部を体験できるのが、ASLEEPショールーム内にあるコンセプトルーム「ASLEEP ROOM」。実際にベッドに入って体験させていただいた。

まず電動シャッターが閉まり、寝室が暗くなる。すると足元がぶるぶると振動。これは1/fゆらぎという、眠りに誘うための仕掛けの一つ。また枕元のライトは、読書灯になったり、トイレに起きる際の足元灯になったりと、用途に応じて光の強さや色調が変化する。

やがて起床の時間。枕元のライトが太陽光のような明るさを放ち、目をつぶっていられなくなってきた。次に電動シャッターが開き、室内に光が差し込んだ。このように朝日を浴びることで、体内時計を正常に戻す効果も期待できるそうだ。

「こちらは商品化されたものではないのですが、いずれは『ねむりモニター』と連動させて、自分の眠りに応じて環境が自動で変化する“眠りのトータルソリューション”を提案していきたいと思います」

このほかにもショールームでは、手軽な寝室づくりの提案として、壁紙やカーテンを選ぶコツを教えてくれたり、ヒーリング音楽やアロマの販売も行っている。快眠のためのアイデアを探すべく、気軽にのぞいてみてはいかがだろう。


□取材協力
アイシン精機ASLEEPショールーム
http://www.aisin-asleep.com/showroom/

2014年 09月07日 10時29分