女性社長の比率が一番大きい業界は、実は「不動産業」
政府は経済政策のひとつとして、「一億総活躍社会」の実現を掲げている。特に女性が活躍する社会の創出『すべての女性が輝く社会づくり』は、アベノミクスの重要なテーマのひとつでもある。安倍内閣は2015年8月に女性活躍推進法を成立させ、2016年4月1日からは労働者301名以上の大企業で女性の活躍推進に向けた行動計画の策定などを義務付けた。
女性が活躍する業界のイメージとして、不動産業は少し遠いように思われる。しかし、2016年4月の帝国データバンクの調査によると、東京都の中で女性社長が一番多い業種は「不動産業」(15.4%)であり、実は活躍の場が他の業界より広いことがわかる。
欧米では不動産業は女性の仕事としてポピュラーであり、営業の約8割が女性であるとも言われている。生活者として暮らしの豊かさを求める女性は、スーパーや保育園、近所の様子や住まいの周辺環境について、男性とは違う視点で、住まい選びのアドバイスができるからであろう。また、物件のリノベーションや地域課題の解決なども女性ならではの細やかな配慮が十分活用されて成功をおさめている例もみられる。
日本でも輝いている女性が核となって、不動産や地域再生のさまざまな課題を解決していく例が多くみられるようになってきた。
HOME'S PRESSでも記事として紹介してきた"輝く女性たちの活躍"を改めて紹介したい。
公開日:


