結婚してからずっと都内の賃貸アパートに住んでいた

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2009年に「マンガはじめて家を建てました!」(ダイヤモンド社)という、自分の体験談+家づくり情報を盛り込んだ本を描きました。
私の実家を二世帯住宅にしたときの、家づくりの基本的な知識と、すったもんだの体験を面白おかしく描いたマンガ書籍です。
そこでこのコラムでは、今家づくりを考えているみなさんの役に立ったり立たなかったりする情報を、楽しくお伝えしていきたいと思います。

さて、改めてここでもう一度状況を説明しよう。
私たち夫婦は、私の実家(築35年くらい)を
「二世帯住宅に建て直していいよ」と両親に言ってもらえたので
住宅展示場めぐりをしている。

家づくりには、
・住宅メーカーに頼む場合
・建築士さんに頼む場合
・地元の工務店さんに頼む場合
大きく分けて3種類ある。

なぜ私たちが住宅メーカーに頼もうと思ったのかというと、
当時住んでいたアパートの近くに大きい住宅展示場があったから。

そして、そもそも私たちがなぜ家を建てたいと思ったのか?
きっと、今家を建てたいと思っている人の中にも
同じ思いの人は多いと思うのだ。
それは…家賃!!

私たち夫婦は結婚してから12年くらい
都内の賃貸アパートに住んでいた。
都内だから賃料は高い。そして住居スペースは狭い。
でも、それほど気にしていなかった。
なんとなくそういうものかな~と思っていた。

ある時、アパートの近所にとても敷地の大きいマンションができた。
もともと、そこの地主さんのお屋敷のあった場所で、
神社のご神木のような立派な木がたくさん生えていた。
その立派な木や自然を生かしてつくったマンションで
テレビでも紹介されていたくらい、ステキなところだった。

当然お値段は億ション。(一番安くても4000万円くらい)
もちろん私たち夫婦のようなショボ庶民(ショボイ庶民のこと。造語です)
には招待されることのない舞踏会のような存在だ。
でも、見るだけならタダ!!
面白そうだから見に行ってみよう!ということになった。

いままでに賃貸アパートに払った金額は…?

ひと財産!?ひと財産!?

広ーい、緑がいっぱいの敷地に、モデルハウスが建っているのかな?と思いきやぜんぜん違った。
駅に近い空き地にマンション販売用のモデルルームが建っていてそこを見学するのだ。
マンションも模型しかなくて、この状態で出来上がりを想像してマンションを購入するというのは、イマジネーションをフル活用しなくてはならないな、と思った。

スタッフの人が、
「マンションをお探しですか?」
と聞くので
「いえ、見学だけなんですよー」
というと
「お支払の試算だけでもしてみませんか?」
という。

今の家賃と、賃貸に住んでいる年数を伝える。
計算機をたたくお姉さんがなにやらびっくりしている。
「……いままでずいぶん賃貸にお金を払いましたねー…」
「そ、そうですか?」
とこわごわ聞くと
「少し離れた郊外でしたら土地付き一戸建てが買えますよ」
「……えええ!?」

ほんとうにびっくりした。
高い家賃を払っていはいたけど、
それがもし、貯金になっていたら、とか
資産になっていたら、なんてまるで考えたことがなかったのだ。
この金額は明らかにひと財産じゃないか!

いや、人によって価値はいろいろだけど、
賃貸のほうがいいっていう人もいるだろうけど、
そんな、家が買える(実際は郊外でも小さめの家だろうけど)ような金額を
自分のものにならない賃貸アパートに払い続けていたってことが
なんだかすごーーーいもったいない!!と思ってしまったのだ。

そしてまた別の住宅展示場を見学に行った

M田くんM田くん

その後、そのマンションの購入シュミレーションをしてもらって、やっぱり舞踏会の招待状はこない、ってことがわかった。
北側の日の当たらない1階のワンルームなら、無理やり購入枠には入ったけど。
今のアパートより狭い場所を、今より高い金額を出して買う人はいないかも。

アパートにお金を払うのはもったいないけど、
マンションは買えるわけないし、
このまま払い続けるしかないんだな…と思ったのだった。

その後、実家に帰った時に、高級マンション見学の話を母にしたら
「それならこの家建て替えたらいいじゃない?」
「え!?いいんですか!?」
と、考えてもいない、そんな展開になったのだ。

そして、今回のコラムの最初に戻るけど、
住宅展示場めぐりをしているのだ。
でも結局どのメーカーもなんだかぴったりこなくて
すべてお断りしてしまった。

そんなかんじだったので
「家、つくれなくてもいいかもね」と
いったん休止、みたいな雰囲気に。

でも住宅展示場めぐりはしたい。
車で行ける範囲の場所で展示場を見つけて
見に行ってみることにした。

その住宅展示場は高級住宅街にあった。
芸能人が住んでいることで有名な地域だったような気がする。
するとなんだかモデルハウスのグレードが…違う。
明らかに違うぞ…。

モデルハウスは実際にその家が建つわけではなく、
訪れた人をうっとりした気分にさせるための演出なのだ!
とはわかっているつもりでも、
「いや、これは住まい感覚が違い過ぎる!」
とびびったのであった。

ビビる私たちに声をかける人がいた。
「どうぞ、まだ建築中なんですが、ご覧になりませんか~?」
じゃがバタホームのM田くんだった。

次回、あれ、なんだかこの人、
今まで会った営業さんと違う?